春の日に ひねもす のらりくらりかな [猛虎参號&娘のロード(&他)いじり]
「新フレーム乗せ換え作業」は「その17」まで来ているが、あまりに長くなってきたので、すでに通勤や週末ライドでガンガン使用している猛虎参號は一応の完成と見て、連番から外すことにする。猛虎四號はまだ続きますが(^_^;)。
今日は、朝から自転車いじり。まずはヨメさんのママチャリの「さすべえ」のネジが脱落していたので、代わりのネジを補ったり、ブレーキを調整したり、タイヤの空気が抜けやすいと聞いていたので虫ゴムをチェックしたり・・・。
続いて、自分の猛虎参號。昨日のライドで装着していたナロータイヤの付いたホイールやビンディングペダルを元に戻したり、初期伸びが少し残っていたブレーキワイヤーを調整したり、軽く汚れを拭き取ったりといった作業の後、リフレクターをマッドガードに装着する作業を開始。
マッドガードを外し、盤面が真後ろを向く位置に穴を開け、先日イトーサイクルさんで入手していたメッキ仕上げのリフレクターをネジ止め。
まずまずうまく行ったと思ったが、マッドガードを自転車に戻してみると、少しだけ下向きになっている(涙)。
わずかな傾きだし、実用上は差し支えないだろうが、残念。それなりに気をつけて装着場所を決めたが、固定ネジがリフレクターの下部にあるため締め込むことでやや下に向くことまでは計算していなかった。
ちょっと不本意だが、これで堂々とテールライトを点滅させることができる(交通法規上はリフレクターか、点滅しない尾灯が必要だと思われる)。テールライトの電池切れや、故障の際にも最低限の安全が確保できるので、安心だ。
続いての作業。週末はビンディングペダルを装着したり、ウィークデーも底の厚さの違う靴を履いて乗ったりするので、シート高を調整する機会が結構多い。
そこで、10年以上使っていなかったシートクイックを復活させた。実はフレーム製作時に、シートピンでもシートクイックでも使えるようにしてもらっている。クイック側の当たり面にはボルト穴の隙間を埋めるアルミパーツをフレームと同時に削りだしで作ってもらい、塗装を痛めたりガタツキなしに、どちらでも使える。
クイックの反対側は、クイックナットを使用せず、シャフトを短くカットして、シートピン用のナットで受けている。ナットの角度を調整すれば、これでも任意の角度でクイックレバーを締めることができる。外観がスッキリするし、軽量化にもなる。
再塗装後の猛虎参號は重量を気にせずに、使い勝手の良くなるようにパーツを装着している。上りでは若干デメリットもあるが、効くブレーキやワイドレシオギアを装着していると、気を遣わずに走れてやはり便利だ。最後にブルプロにミンクオイルをくれてやって、午前の部は終了。
余談だが、3/24に猛虎参號のチェーンを交換済み。今まで使っていたサンツアー純正APチェーンは再塗装前から使用しており、最近ギアによってはチャラチャラ異音がするようになり、歯飛びも起きるようになった。
次をどうしようかと思っていたが、手元のサンツアー純正チェーンは残り4本。うち2本はノンインデックス時代のもので、以前試した時にはもうひとつの相性だった。1本ある中古のレジナのチェーンが使えるかもしれないが、アキューシフトで使用できる新品チェーンは残り2本のみということになる。予備が調達できるまでは、貴重なサンツアーチェーンは猛虎四號のためにキープしておきたい。
消耗の激しい通勤用途で使用するので、ほどほどの価格の現行品を探した。KMCやTAYAの7S対応チェーンも検討したが、結局今回調達したのは6~8S対応のシマノ製CN-HG91。
友人のストックに余裕があったので、安く譲ってもらったのだ。7S対応の現行品ながら、シルバープレートの入った高級感のあるタイプ。惜しむらくは、チェーンを繋ぐのに専用のコネクティングピンを用いる必要があること。実は、これが面倒でHGチェーンを敬遠していたのだ。
ビニール袋にガソリンとチェーンを入れてシェイクして脱脂。交換前のチェーンとコマ数を合わせて切断し、前後のギアをクリーニングしておいいた自転車にセット。そして、コネクティングピンで繋ぎ、注油して完了。
実際に乗ってみると、サンツアーコンポの中にシマノチェーンが入っても、実用上問題なく機能する。統一感と性能のことを考えると、変速系はできればサンツアーで統一したかったが、少なくとも伸びた低グレードのサンツアーチェーンよりは、はるかに変速性能は高い。
コネクティングピンを携行する手間はかかるが、実売2000円程度でこの高級感なら通勤用の消耗品には充分すぎるだろう。チェーンは最も交換の多い消耗品なので、現行品でマッチする商品が見つかったのは助かる。
余談は終わり。続いて昼食と後片付けの後は娘のロードバイク(というより、年代的にはロードレーサーか?)の作業にかかる。
昨秋の淡路島ツーリング以来、お蔵入りになっていた娘のロードバイクだが、今年もノリクラに向けてトレーニングも必要だ。チェーン洗浄を皮切りに各部の清掃や注油をざっと終えた所で、今回の新兵器登場。
友人から娘のためにといただいたシマノ105のブレーキアーチだ。子供が乗るだけにブレーキは良い物を装着しておきたいところなので、非常にありがたい。この自転車自体も近所の愛好家から借りているもので、周りの援助のお陰で娘を本格的なスポーツバイクに乗せてやれている。お父さんが20年以上同じ自転車に乗っているくらいだから、わが家の財務状況では成長期の子供に次々スポーツバイクを買い与えることはとてもできない(^_^;)。
これまでのRSXを外し、105を装着。
RSXも一昔前の入門グレードとは思えないしっかりした作りだったが、105と見比べると質感や細部の作りがやはり大きく違う。
ワイヤーを仮止めしてシューの高さとトーイン調整。そしてワイヤーを本決めして、センターリング調整。カンチに比べると、やっぱりサイドプル(キャリパー)は調整が簡単だ。
リアに続いてフロントも交換。RSXよりリターンスプリングが強いのか、RSXのスプリングがへたっていたのか、やや引きが重いように感じられるが、お陰で補助ブレーキの戻りが渋い問題が解消した。高価な低摩擦ワイヤーを使用することも検討していたが、これで済んだのならラッキー。
ひとまず完成したので、娘を連れ出し試走。久々なので娘の体感はアテにはならないが、ブレーキはやはりよく効くようだ。
成長した娘に合わせて、シートを1cmほど上げた。上体が立ちすぎるのではないかと懸念したが、走っている姿を見る限り、それなりに前傾姿勢。当面は、元々付いていた突き出しの長いステムに戻す必要もなさそうだ。
ノリクラへの出場は今年が最後と宣言している娘だが、乗っているとそれなりに楽しいらしく、しばらく近所を走り回っていた。帰宅後に微調整をして、今日の自転車いじり終了。気がつけば3台の自転車いじりに、ほぼ丸一日かかってしまった。要領が悪いので、のらりくらりで時間ばかりかかる。
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