聖夜前 サンタが駆ける 泥祭り [関西シクロクロス第6戦くろんど池]
三連休の中日である今日は、歳末のバタバタを放ったらかして、関西シクロクロス第6戦くろんど池の観戦に出かけた。実家にほど近く、独身時代にはよくこの辺りも走り回っていた。勝手知ったる場所で開催とあれば、行かねばなるまい。
10:30頃くろんど池に到着すると、すでにCM1(40歳以上上級)とCL1(上級者女性)は終了し、C2(カテゴリー2・中級男性)クラスの佳境。昨年も観戦したくろんど池ステージだが、昨日の雨で今年はコースのあちこちがヌタヌタのドロドロ。出場者は大変だ。
本部近くにくると、なんとせんとくんも応援に来ていた。しかもなぜか2人も(^_^;)。
選手受付を見るとU15(小学校5年~1999年)の受付ボックスにはお菓子が山盛り。受付の時にお土産で渡すのだろう。
そうこうするうちに、C2クラス終了。そして表彰式。せんとくんもお祝い。
クリスマス直前とあって、今年もサンタがたくさんいて、お祭りムード。
早速、八幡在住でこの辺りも詳しいサイクルベースあさひの北村さんに声を掛けられ、近辺のトレイル談義に。
走行するうちに、CC(初心者)、CL3(超初級女性)、U15(小学校5年~1999年)がスタート。
この3クラスは、わずか15分ですぐに終了。そして各クラスの表彰式。CL3はサンタが2人も表彰台に(^_^;)。
続いてCK2(小学校3、4年)。小学生とはいえ、なかなか熱い戦い。
ゴール後、サンタさんからプレゼント(お菓子?)をもらって笑顔のCK2選手。心温まる微笑ましい光景だ。
続いてCK1(小学校1,2年)。中には半袖の元気なお子さんも・・・見ている方が寒い(^_^;)。
そして、文句なしに一番微笑ましかったのが、CK1の後ろからスタートしたストライダー(ペダル無し自転車)クラス。正式なものでないエキシビジョンのようで、わずか100メートルほどの直線コース。
実況アナウンサーのDJがらぱさんが、関西シクロクロスのマスコットキャラクター「カンクロー」にちなんで「カンクローカップ」と銘打っていました。
1位でゴールしたサンタルックの男の子にはお菓子が手渡され、「やった」と大喜び。何とも可愛らしい。
親子で楽しめる微笑ましいイベントの後は、昼の試走時間を挟んで、今度は見応えのあるトップ選手の激闘。C1(上級者男子)とCJ(ジュニア)がスタート。これまでと違うレベルのスピードで、次々と難所をクリアしていく選手たち。
ロードレースの有名選手も多数参加しており、ヴェルタ・ア・エスパーニャに出場した土井雪広選手も昨年に続き出場。アルゴス・シマノチームを離れるまでは、同じ町内のシマノの寮に住んでいたので、勝手に親近感を持っている。チームUKYOに移籍して、これまた応援している辻善光選手の同僚になった。辻選手はリハビリ中でもあり今年は残念ながら出場していないが、いずれシクロクロスにも復帰してほしいものだ。
土井選手は序盤後方にいたが、どんどん順位を上げていく。キレイなフォームでセクションをスムーズに通過。とはいえなかなか上位陣には追いつけない。
土井選手は、ずいぶん順位を上げ、最終的に9位。昨年はこのステージのC2クラスで優勝していたが、C1クラスに参戦の今年は表彰台まで届かなかった。
恐らく序盤で何かしらトラブルがあったのだろうが、出遅れたのが残念。
CJとC1の表彰式。C1は結局、小坂正則、小坂光の親子でワンツーフィニッシュ。子持ちとしては全くうらやましい。3位は沢田時選手。
続いて、知人が何人か出場しているC3A(初心者男子A)、CM2A(40歳以上初級A)、CL2(初級者女性)。スタート地点でサイクルショップスマイルの布施店長を発見。
時差スタートで各クラスがスタートし、私もコースを巡りながら観戦。
C1とは違って順位を競うだけでなく、参加すること自体を楽しんでいる選手も多いのだろう。クリスマス直前のこのステージは昨年に続き、仮装の参加者も多い。シクロクロスに詳しくない観戦者も楽しめるだろう。「トナカイがんばれー」と、子供の声援も飛んでいた。
ちなみに、このアフロ&ヒゲは女性選手です。やっぱり関西では、女性も捨て身のギャグを放ってくる(^_^;)。
階段セクションの頂上で待ち受けていると、なぜか多くの選手が笑顔で上がってくる。
ひときわ苦しいセクションで思わずこぼれる苦笑いなのだろうが、端から見ているとヒイヒイ言いながら笑っている姿はマゾヒストの集団にしか見えない(^_^;)。
さすがはサイクルスポーツの全日本最速店長選手権にも出場したハイレベルのアスリート。そこいらのアマチュアとは、勝負に対する意気込みが違います。
C1カテゴリーの選手連にもほとんど笑顔はなかったので、この辺が上位に上る方と多くのアマチュアとの違いなんでしょうか。
私の新フレーム、猛虎四號を作っていただいた自転車工房エコーの唯店長が回って来ました。
こちらも笑顔はなく真剣な顔立ち。「唯さんガンバ!」と声を掛けると、すかさず「ムリです!」と返って来ました(^_^;)。
真剣というより、苦しすぎたのでしょうか? どちらの店長さんも、お客さんの手前手を抜けないのかもしれませんねえ。
ゴール後は表彰式の撮影もそこそこに、お二人の姿をさがしてみたが、唯さんには会えないまま。
あきらめて引き上げかけたところで、布施さんに遭遇。レース中とは違って、笑顔で記念撮影。
まだ、C3B(初心者男子B)+CM2B(40歳以上初級B)+U17(1998~1997年生)とC3C(初心者男子C)+CM2C(40歳以上初級C)の2レースが残っていたが、天気も悪化して小雨が降ってきたので、ここで失礼した。
帰路には会場に近い富雄駅前のサイクルショップTRANSITさんに立ち寄り、オーナーの向井さんにご挨拶した。お店をのぞいた途端に「そう、今日だったんですよね」との一言。twitterなどでだろうか、その時点ではすでに今日がくろんど池ステージだとわかっておられたが、早く気づいていれば開店前に観戦することもできたのに、と残念がられていた。
そんなこんなで、多くの自転車関係者とお会いできた今日のくろんど池遠征。午後からは雨も一時パラついたが、気温もそれほど低くなく、観戦しやすかった。スピードが遅いのでコースのすぐわきまで近寄ることができ、選手との距離が近いのがシクロクロスの良いところ。初心者からプロまで、幼児からシニアまで楽しめるクラス分けもあって、家族で楽しめるイベントになっている。一時的なブームに終わらずに普及していって欲しいものだ。次は年明け1/20の堺ステージを観戦に行こうかと思っている。
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