容赦なき 陽射しの中に 赤とんぼ [和泉葛城山牛滝ルート]

先週の淡路島でも暑さに苦しめられたが、その後も最高気温35度以上の日が続いている。今年は本当に厳しい夏だが、天に文句を言っても仕方がない。少しでも涼しいうちにと30分早起きしようとしたが、寝床でダラダラ、準備もダラダラで、出走は平常と大差ない6:23になってしまった。ともあれ、TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)でカラクリング(CARACLE+サイクリング)に出発。

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今日は先週よりさらに厳しい最高気温37~38度が予報されており、やはり府外脱出は断念。和泉葛城山1本で速やかに帰宅するつもりで南に向かった。泉北2号線から行く手の和泉山脈方面を見ると、今日はやや霞んでいて空も薄雲の比率が高いようだったが、この雲はどんどん消えていった。

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いつもの府道208号線の延長線で尾根をひとつ越えていくが、暑さに意気が揚がらず、ダラダラペース。信号に引っかかったのをきっかけに、黒石町交差点のコンビニに立ち寄ってカフェイン(コーヒー)注入。

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カフェインのお陰か少しは脚に力が入るようになり、松尾寺の前の間道を抜けて府道226号線-国道170号線旧道と辿る通い慣れたルート。神於山が目の前に現れる内畑町で府道40号線に入って、和泉葛城山に向けて南下していく。

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山沿いに来ても暑さはどんどん増してくるが、こんな日でも自転車が沢山走っている。アタックとは行かないまでもそれなりに踏み込んでいるのに、「おはようございます」と声を掛けられながらロードにスッと抜かれてしまった。追いすがれる速度ではないので見送るが、気合が入って少しペースは上がった。暑い中ではあるが、山麓には赤トンボがたくさん飛んでおり、季節が進んでいることは確かだ。秋が早くやってくることを願う。

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7:59に和泉葛城山の上り口、牛滝温泉前に到達。

 

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序盤からコンクリート舗装の激坂が立ちはだかるが、ギアレシオの低いTORACLE-COZ2ならなんとか上っていける。暑さにアタックを掛ける気も起きずダラダラ上っていたら、後ろから荒い息使い。道を譲るとロードがかなりのペースで追い抜いていった。今日は抜かれてばかりだが、昔は私もあんな感じで上れていたのだろうか?

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長らく通行止めになっていた崩落地点に通りかかる。

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下から見上げると崖一面が広く補強されているのがわかる。その上空には見事な青空。

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崩落地点を過ぎると少し傾斜が落ち着くが、暑さは厳しく汗がポタポタ落ちる。iPhoneの防滴処置をしていなかったので、上りながら時々拭き取る。

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塔原ルートには岸和田市の設置したと思われる終点までの距離表示があったが、それ以前から牛滝ルートにはロータリークラブのマークの入った距離計が設置されている。自転車向け専用というわけではないだろうが、こうした気遣いはありがたい。

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8:50に和泉葛城山山頂に到着。タイムは48分9秒と前回よりさらに遅いのんびりペース。それでも汗はやばいほど吹き出していた。すでに何人も山頂に自転車乗りがゴールしており、岸和田ツーリングクラブの掲示板に記入している。私も続いて記入。

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展望デッキから紀の川方面を見下ろしながら、携行食と水分補給。ちょっと霞んでいるが、よく見晴らせた。

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最短距離で牛滝ルートを往復するつもりだったが、のんびり上ったせいでまだ体力に余裕があり、ついつい塔原ルートを下ってしまった。途中で上ってくる女性から「猛虎さんですよね? 私、憶えてます」と、声を掛けられた。以前も山頂でお会いした女性と再会。「今日は上が賑やかでしたよ。もう2本上ったという方もいましたし」「私も2本めです。猛虎さんも上られます?」「無理無理。1本で精一杯です」いやはやこの暑さの中で、スゴい方だ。

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和泉葛城山の7本のヒルクライムルートは急傾斜が多いだけでなく、荒れていたり、苔むしているところも多い。1日に何本も上る方々はスゴいなあと感心させられる。

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塔原まで降りて自販機で飲料を補給していると、TREKに乗った方がどちらからですか? と声を掛けてきた。「堺からです。そちらは?」「私は市内です」と会話を交わして先行。ここから帰路につくはずが、先ほどの女性に煽られたというか、せめてもうちょっと走ろうと府道40号線を蕎原方面に向かってしまった。それなら蕎原ルートで降りればよかったのだが……。府道から離れて近木川を渡る橋付近は時代を遡ったような家屋が並んでいる。

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近木川の対岸は府道と並走する田舎道が田畑の間に伸びている。府道40号線で近木川沿いに下っても、秬谷川沿いまで西進しても、結局木積で合流するので、もう少し足を伸ばす。

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蕎原小学校跡地を利用したレジャー施設「ほの字の里」が2019年いっぱいで閉館した後、2年ほど閉鎖されていたが現在は「かいづか いぶき温泉」として運営されている。オートキャンプ場、グランピングが整備されたのが今風だ。子供が小さい頃には家族で訪れたこともあるので、再生されたことは喜ばしい。止まって撮影していると先ほどのTREKの方が挨拶をして通過していった。

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2つほど尾根を越えて秬谷川沿いまで西進し、川沿いに下るルートは冬場によく利用してきたが、このところご無沙汰だった。馬場集落の手前にあった農業庭園 奥貝塚・彩の谷「たわわ」も子どもたちと訪れたことのある施設。2021年に閉園になりその後が心配だったが、先ほどのかいづか いぶき温泉と同じ事業者が農業公園とグランピングを中心に「かいづか いぶきヴィレッジ」として運営している。入口の大木を横倒しにしたモニュメントは、たわわの時と同じのようだ。

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木積で国道170号線旧道に入り、今度こそ帰路につく。山中でも暑いと思っていたが、ここまで下るとさらに暑くちょっとした上りが辛い。前方に見えたロードを追い抜くと、先ほどのTREKの方と三度目の出会い。「同じようなコースですね」と声を掛けて先行した。

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毎度のことながら、神於山の肩を越える峠は国道170号線旧道の難路だ。暑さと傾斜に喘ぎながら乗り越えて、内畑町からは往路とほぼ同じルート。

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小腹が空いてきたので松尾寺の前に停車して、携行食をかじった。塩タブレットと干し梅も補給。途中で飲料を補給したりしながら帰宅したのは11:21。結構遅くなってしまったので暑さがヤバかった。無事に生還してホッとした。赤とんぼが飛んでいても、秋の気配は全く感じられないのが辛いところだ。

■STRAVA

 


容赦なき 陽射しの中に 赤とんぼ [和泉葛城山牛滝ルート] | ライド | Strava

■Ride with GPS

容赦なき 陽射しの中に 赤とんぼ [和泉葛城山牛滝ルート]・Ride with GPS

■CyclemeterGPS

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CyclemeterGPSの記録
スタート: 2024/08/03 6:23:14
自転車完了: 2024/08/03 11:21:07
バイクタイム: 3:46:03
停止時間: 1:11:50
距離: 76.93 km
平均スピード: 20.42 km/h
登り: 932 m
カロリー: 2727 kcal
平均心拍数: 132 bpm
最大心拍数: 169 bpm
平均ペダルペース:  58 rpm
最高ペダルペース: 146 rpm
今月の走行距離:  123 km
今年の走行距離: 4585 km
先月の走行距離:  810 km
昨年の走行距離: 7747 km

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