今年初の3府県ライド [千早峠(金剛トンネル)-紀見峠]
手を傷めたり、腰痛の悪化で出遅れ、仕事の忙しさや天候不良もあって、例年のようなヒルクライムトレーニングができないうちに、7月も半ばとなってしまった。気が付くとノリクラまで1ヶ月半を切っている。タイム短縮からは卒業したとはいえ、このままでは完走さえ危ぶまれる(^_^;)。今日は酷暑が予想されるが、もはや身体を労っている場合ではない。峠ピストンだけでなく、距離を伸ばすことを考えた。
TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)で5:49に自宅を出走。今日は久々に近所の友人と同行だったが、暑さ対策でいつもより30分早く近所のコンビニで待ち合わせした。もっとも、その分スタート前に長話をしてしまい、効果はほぼなかった(笑)。
今日はできるだけ峠を超えて府外へ脱出して距離を伸ばそうと思っていたが、先週通行止めで、その後解除されたという情報も見当たらない鍋谷峠は除外。暑さや腰の具合という心配もあったので、いざという時に輪行脱出も可能なルートにしたい。そこで、まずは千早峠(金剛トンネル)を上って、体調次第で次の行動を決めることにした。奈良側の五條まで降りればJRがあるし、橋本か吉野口まで走れば1本で近所まで帰ってこられる私鉄もある。
まずは国道310号線を河内長野駅方面へ。途中でロードに抜かれたが、長丁場の予定なので、無理に追走はしなかった。最低気温28度の予報で7時過ぎから汗ばむ暑さ。見事な青空にわずかに筋雲が浮かび、行く手の山の稜線もくっきり。勝手に梅雨明けに宣言をしたくなる。
これまでしばしば立ち寄っていたコンビニが閉店(移転)してしまったので、河内長野駅前で小休止。いや、大休止。久々なので話題がたくさんあるし、暑さで走り出しが億劫。
7:53頃、河内長野駅裏手の石川を渡る諸越橋から千早峠(金剛トンネル)へ向けてアタック開始。序盤の急坂を上って観心寺前の温度計は28度。山に入ってもこの気温だ。暑さと府外脱出を考えて無茶になりすぎない程度を意識して、中盤までは前回よりややペースを上げた。終盤の強度を下げて全体の負荷を下げつつ、少しでも短い時間で上るための工夫だ。幸い、脚はまずまず調子良く回る。
とはいえ、暑さはやはりコタエ、中盤はややタレ気味。飲料もかなり消費したので少し不安、念のためマス釣場の前の自販機で水を購入。心置きなくガブ飲みしながら上れたが、2分ほどタイムロス。
石見川からの終盤は傾斜が増すが、追い込みすぎないよう心拍数175bpm未満を意識して淡々と上る。と言いながら最後はラストスパートを掛けてしまい、187bpmまで追い込んで千早峠(金剛トンネル)に8:47ゴール。タイムは51分20秒で、自己ベストの43分41秒には遠く及ばないし、前回の50分40秒も下回った。全力アタックでは無かったし、途中で飲料購入をしなければ恐らく50分を切ったとは思うが、ちょっと残念。
友人もゴール。峠の空はさらに青く。充分に暑いが、これでも平地よりはかなり涼しいのでだろう。暑さと今の体力に不安もあるが、奈良側に降りることにした。帰路をどうするか迷ったが、標高が低く輪行脱出しやすい紀見峠に向かうことにした。
三連休とあって暑くても次々自転車が上ってくる。ご夫婦らしきロードも過ぎていった。自転車以上に多かったのがオートバイ。ツーリングのグループがいくつも追い越していった。
我々も下り始める。五條方面や吉野山地の景色は最高。上ってきた甲斐があると思わせる絶景だ。
山麓まで降りると気温は一気に上がる。京奈和道の五條IC前のコンビニで小休止。ガリガリ君をかじって体内から冷却。
休憩していたロード乗り二人組が、水と氷の残りをいりませんか? と声を掛けてきたので、ありがたく頂戴した。国道310号線で追い抜いていった方だった。今日は前職で開発に関わったステンレス断熱ボトルクール&ホット500を持ってきていたので、氷はまだ残っていたが、ここで補給しておけば安心してがぶ飲みできる。
さらに下って五條駅付近の中心地を過ぎ、吉野川(紀の川)を渡る。
県道55号線に入って西向きに方向を変える。先ほど越えてきた金剛山だが、これほどくっきりと見えるのも珍しい。
県道55号線は交通量が少なく自転車で走るのが快適なルートだが、強い向かい風が吹き付けてなかなかタフな区間になった。北上して水越峠に向かった方が楽だったかも?
県境を越えて和歌山県に入ると吉野川は紀の川に名前を変える。恋野を過ぎると南海高野線の鉄橋をくぐって、対岸に橋本市の中心部が見えてくる。
橋本橋を渡って紀の川北岸に渡る。涼し気な水面だが、不思議と川遊びや釣りをする人が見当たらない。
国道371号線の旧道を紀見峠に向けて上り始める。脚が重く、千早峠(金剛トンネル)アタックでかなり消耗したことを思い知る。日陰がほとんどなく、照りつける陽射しが苦しい。友人からも遅れ気味になった。
バイパスと合流して、再び旧道に分岐すると日陰が増える。それでも暑さは厳しく、標高わずか400mの紀見峠がとても高く思えた。ようやくのことで11:04に紀見峠に到着。この暑さの中でも、2組の自転車乗りが上ってきており、峠で小休止していた。
苦しかったが、ここまで来ればもう峠はない。河内長野駅付近までの下りは天国だったが、平地に降りると暑さはさらに厳しい。渋滞紀見でペースが上がらないこともあって、体感的には35度くらいに感じた。暑さに苦しみながらも、12:11に何とか帰宅。標高の低い竹内峠と穴虫峠の組み合わせを除けば、今年に入ってから初めて峠2本を混じえた府外脱出ライドだった。かつて無いほど出遅れてしまったが、ノリクラまでに少しでも峠を上る機会を作ろう。
■STRAVA
今年初の3府県ライド [千早峠(金剛トンネル)-紀見峠] | ライド | Strava
■Ride with GPS
今年初の3府県ライド [千早峠(金剛トンネル)-紀見峠] – でのサイクリング 堺市, 近畿地方
■CyclemeterGPS
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2023/07/16 5:49:48
自転車完了: 2023/07/16 12:11:17
バイクタイム: 3:50:04
停止時間: 2:31:24
距離: 86.31 km
平均スピード: 22.51 km/h
登り: 875 m
カロリー: 3168 kcal
平均心拍数: 143 bpm
最大心拍数: 187 bpm
平均ペダルペース: 64 rpm
最高ペダルペース: 132 rpm
今月の走行距離: 412 km
今年の走行距離: 4260 km
先月の走行距離: 497 km
昨年の走行距離: 9256 km
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