2022ノリクラ決戦仕様解除 [TORACLE-COZ 2]

2022ノリクラ決戦仕様その3(軽量化2) [TORACLE-COZ 2]」からの続き

ノリクラに向けてパーツの取り外しや交換、そしてコンポをデュラエースR9200に載せ替えたTORACLE-COZ 2(CARACLE-COZ DB)はカタログ値(ペダルレス)ほぼ7kgまで軽量化。せっかくヒルクライム能力を高めながら、最後にタイガース応援機を装着して重量と空気抵抗を増やす毎度の愚行。加えて、雨が降りそうだったので現地で急遽マッドガードを装着したりもした。そもそもリムブレーキ+Mサイズで参加した前回より約750g重たいし、端からタイム更新は諦めているので、本番での重量増もあまり気にしていなかった。

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それでも普段のトレーニングやツーリング時に比べると遥かに軽量な車体であり、新コンポは使用感が向上して、気持ち良く走ることができた。出走前は写真を撮りながらゆっくり上るつもりだったが、雨上がりで景色がパッとせず、撮影のために停車したのは2回のみ。加えて、「阪神頑張れ!」の声援についついマジメに走ってしまい、1時間40分で乗鞍岳畳平に上った。同じCARACLE-COZでも、窮屈さを感じていたリムブレーキ時代のMサイズと比べて、体型に合ったLサイズはストレスなく上ることができた。

当然のことながら下りは引きが軽く強力な油圧ディスクブレーキで、非常に楽だった。あえて旧車や癖のある自転車を乗りこなすのも面白いものだが、ストレス無く思うがままに操れる自転車との一体感も非常に気持ちが良く、どこまでも走って行けそうな気持ちになる。

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組んだばかりのR9200が雨上がりの走行でそれなりに汚れてしまったが、当日は軽く水拭きしただけでトレバッグCOZ(専用輪行袋)に収めて持ち帰った。9月に入った翌土曜日に、袋から取り出した。

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まずはチェーンクリーニング。シェイクダウン(試走)とノリクラ本番の2回走行しただけだが、雨上がりの走行で汚れてしまったので、機械式チェーンクリーナーを使ってしっかり汚れを落とす。

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改めて各部を水拭きしてゴミや飲料や汗などの水溶性の汚れを落とし、パーツクリーナーで油汚れも除去。ディレイラーやフレームの折りたたみ関節などに注油していく。

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カセットスプロケットやディスクローターを、一旦外してクリーニング。スプロケットはパーツクリーナーを用いたが、ローターに油分は禁物なので、きれいな布で水拭きするだけ。


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タイヤは20×1-1/8サイズに付け替え、チューブもR-AIRからレギュラーチューブに戻す。7/8より重量は若干増えるので上りでは不利だが、平地や下りは安定感が増してギャップに強くなるし、トレーニングやツーリングではこちらの方が気を遣わずに済む。

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決戦仕様ではナローワイドチェーンリングをインナー位置に装着して、フロントシングル化していた。純正54x40Tチェーンリングにはクランク形状に合わせたチェーンリングナットが付属しているが、アウターチェーンリング無しでそのまま装着すると段差ができるので、暑さ4.7mmのチェーンリングの代わりに、3.5+1.5=5mm分のスペーサーを挟んで段差を少なくしていた。チェーンリングをアウター位置に装着するならこんな工夫は不要だが、ノリクラではリアスプロケットのロー側を多用することが予想されたので、効率の良いチェーンラインにしたかった。結果として、予想以上にロー34Tを多用したので正解だった。

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ナローワイドチェーンリングを外し、取り外していたFD台座を仮止めし、FD用エレクトリックケーブルをシートチューブに通していく。「ヒゲ」付きの内蔵用ケーブルなので簡単には通らず、インナーブレーキワイヤーをガイドとして通してからテープ止めして引張り出した。12速Di2ではジャンクションBが廃止されて前後ディレイラーとバッテリーを直結するので、BBを開ける必要はない。

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54x40Tの純正チェーンリングを装着してFDを台座に仮装着。チェーンリングとFDの羽ができるだけ等間隔になるよう、FD台座とFDの角度と調整し、ネジ止め剤を用いてしっかり固定する。固定力が不足すると、折りたたみ時にチェーンに引っ張られてFDがずれる。COZならではの注意点だ。

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シートチューブ後方に、ELITEのバンド式台座でボトルケージを装着する。CARACLE-COZには元々ダウンチューブの上下に2つのボトル台座があるが、下側は前輪を固定するプレートを装着するので、折りたたむならボトル装着用にはひとつしか使用できないことになる。そのため、台座を増設してダブルボトルの使用ができるようにしているが、最近はここにツール缶を入れて使用し、サイクルボトルは1個で運用する事が多い。飲料不足が予想される場合は、サドルバッグのメッシュポケットにペットボトルを入れて携行する。

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折りたたみコネクター「Quick-t」はサスペンション機能を備えているが、決戦用に装着していたハード(赤色)から、ソフト(緑色)に交換。マッドガード用台座は一度外してクリーニングしてから再装着。

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サドルは革サドル(ブルックス製スイフト)に戻さず、当面fi’zi:k製アンタレスR1のまま使用するつもり。これにてTORACLE-COZ2は、ほぼ平常仕様へ復帰。

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と思ったが、ヘッド周りに2つ付け忘れ。モバイルバッテリーホルダーに用いているGoPro台座をヘッドコラムの間に挟み、油圧ホースに昇り虎を装着。

これで来週から、平常のトレーニングライドを再開できる(今週はお休み)。

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