2022ノリクラ決戦仕様その1(軽量化1) [TORACLE-COZ 2]
新型コロナで2大会連続で中止となったノリクラ(乗鞍ヒルクライム)。今年も安心できる状況ではないが、今のところ3年ぶりの開催の方向で準備が進んでいるようだ。今月末に本番が迫ってきたが、3年前の前回大会で競技志向は引退を宣言しており、今シーズンのトレーニングも完走を目的にしたほどほどのもの。自分と自転車の軽量化に取り組む意欲もそれほどなかったが、TORACLE-COZ 2(CARACLE-COZ DB)のコンポの載せ替えをすることになったので、作業のためにも不要なパーツを外して簡単にクリーニングしておくことにした。
まずはバッグやライトなどの携行品を外した。競技志向引退とコロナ禍でこの2年以上、ヒルクライムやエンデューロに取り組む機会が無く、ブルベ用に革サドルを装着したままになっていた。
この状態で約8.0kg。折りたたみ自転車としては充分に軽量だし、2×11スピード+ディスクブレーキという仕様を考えると、そこいらのロードバイクと比較してもそう悪くない数値だろう。
まずは革サドルを外す。ブルックス製スィフトはチタンレールで実測375gは革サドルとしてはかなり軽量だし、200kmブルベを走っても全くお尻が痛くならない乗り心地に、ついついつけっ放しになっていた。
TORACLE-S2に装着していたフィジーク製アンタレスR1に交換する。カーボンレールで実測155gなので、差し引き220gの軽量化。
次にマッドガードを台座ごと取り外す。私は基本的に全ての自転車にマッドガードを装着する主義。COZのマッドガードはワンタッチ着脱なので全く雨の心配がない場合は外すこともあるが、山中では清水が流れていることも多いので、普段のツーリングやトレーニングで基本的に装着したままだ。
シートチューブ後側に増設したボトルケージとバンド式ボトル台座も取り外す。普段はツールケースを収めている。
装着していたタイヤとチューブを外す。パナレーサー製ミニッツライト1-1/8インチ(28mm)幅と、パナレーサー製レギュラーチューブは前後合計で実測約505g。
これを同じミニッツライトの7/8(23mm)幅と、超軽量チューブR-Airに交換すると前後で実測約420g。差引き約85gの軽量化。
折りたたみ時に便利な前輪固定プレート(兼ダウンチューブプロテクター)も取り外す。
シートクランプは、アルミ製のQR式からカーボン製のボルト式に交換。
フォークコラムに通していたモバイルバッテリーホルダー用の台座と、電動変速Di2のジャンクションA固定ステーを取り外す。
この状態で重量を測ると約7.4kg。約0.6kgの軽量化を果たしたわけだ。ペダルやボトルケージを除いた所謂カタログ値で7.1kgぐらいだろうが、前回はRB(リムブレーキ)で6.3kgだったことを思うと、やはりDB(ディスクブレーキ)は重量的に不利なことは否めない。下り区間が全くないノリクラでは、競技中にディスクブレーキの優位性は全くない。以前のようにタイム短縮を目指しているなら、リムブレーキにこだわり続けていたかもしれない。
もっとも、ノリクラの競技後にスタート地点まで引き返す長い長い下りで、ディスクブレーキは楽だろう。7.4kgでも充分に軽量だし、もう充分な気もするが、やり始めるとさらに軽量化を突き詰めたくなる。コンポの載せ替えが終わったら、もう少し取り組んでみよう。
軽量化ではないが、折りたたみコネクターQuick-itに仕込まれたエラストマーを、ソフト(緑)からハード(赤)に交換した。
乗り心地はやや硬質になるが、できるだけパワーロスの少ない設定にしておく。
コンポ換装に備えてバーテープを剥がし、各部を軽くクリーニング。ノリクラで目立つために黄色のカッティングシートをシートポストや前フォークに追加し、ヘッドマークもシルバーの「カラカル」の上に黄色の「トラクル(頭が虎)」を重ね張り。
余計な装備品を外して、日頃の野暮ったさがなくなったTORACLE-COZ2は我ながらカッコいい。ノリクラまでCOZはさらにパワーアップする予定だ。一番重要なエンジン(私)の出力はさっぱりだが。
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