峠トレ再開 [十三峠-信貴山]
先週のロングライドで痛めた背中の回復が確認できたので、今週は峠トレーニングを再開することにした。とは言え、まともに峠に上るのはほぼ一ヶ月ぶりだし、天気も下り坂。南方の和泉山脈にはすでに時折薄い雨雲が流れているようだし、今日は北東の生駒山系に向かうことにした。
TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)で7時前に自宅を出走し、近所の友人とコンビニで待ち合わせた。ところがが昨日遅かったらしく、今日はDNSとの連絡が入った。独り旅となったが、天候不順なのである意味ホッとした。私だけなら、雨になっても輪行で脱出しやすい。コーヒーでカフェインを注入して再出走した。
走りながら、まず十三峠に上ることに決めた。いつも同じルートだと面白くないので、Googleマップの徒歩モードに従って走ってみると、細い間道を交えてジグザクと北東方向に進んでいく。効率が良いとは言えないが、これはこれで面白い。
ちょうど8時頃に国道170号線バイパスで大和川を渡る。曇り空だが、まだしばらく雨は降らずに済みそうだ。
しばらく国道170号線バイパスを北上し、平田川交差点を右折して国道170号線旧道に横滑り。近鉄信貴線をくぐってからジグザグと北東に進みながら坂を上っていく。体調不良の続くこのところの体たらくではタイムアタックをする気もないし、十三峠のアタック開始地でとしてメジャーな大竹七丁目交差点には向かわなかった。
トイレのある水越公園で小休止してから、再び集落の中を上っていく。Googleマップに田畑の間のあぜ道のようなところにも案内されながら進んでいくと、見覚えのあるルートに出た。恐らく、大阪経済法科大学の前を通る現在メインの峠道は近年できたバイパスで、一本南側にあるこの道は旧道にあたるのだろう。寺社や祠などが散在する風情があるが、ほぼ直登で傾斜はかなり急。少し上るだけで一気に大阪部屋を見下ろす高さに上ってくる。
集落の一番上で2車線のバイパスに合流し、旧道に比べれば傾斜はずいぶん楽になる。
旧道と比べれば楽と言っても、ヘアピンで一気に高度を上げるこの辺りは、大阪平野を一望できる絶景。タイムアタックをしているときにはじっくり見る余裕もないが、今日はのんびり撮影。これで晴れていればなあ。
撮影中にも次々自転車と車が行き交う。結構交通量が多いので、注意が必要だ。
汗をかくと下りで冷えるので、心拍数が170bpmを越えない程度に抑えて上り、9:15頃に十三峠に到着。どんよりとはしているが、六甲山方面まで見通せる。
今シーズンは冬場の峠にまだ慣れていないので、用心して冷えないうちに急いで奈良側に下山開始。いつもと違う方向に分岐を曲がってしまい、停車して地図を確認する間に1台のロードバイクに抜かれた。先ほど十三峠にいた自転車乗りだろう。そのルートでも大きな問題はないのでそのまま下り、信貴フラワーロードに入って南進。アップダウンを繰り返すルートの前方を、先ほど抜かれたロード乗りが進んでいたようだ。私はのんびり進んだので、やがて前方に消えていった。
県道236号線に突き当たって、今度は信貴山に向かって上る。県道からそれて参道の方を上っていくと、信貴山朝護孫子寺の仁王門に到達。門前には食事処や土産物屋が並ぶ参道らしい風情。
仁王門の前には千体地蔵。赤い前掛けを付けた地蔵が無数に並んでいる。
信貴山朝護孫子寺といえば虎に縁が深い。この地を訪れた聖徳太子の前に毘沙門天王が出現し、その日が寅年、寅日、寅の刻だったいうのだ。タイガースファンとしてはおろそかにできない。開運橋上の虎とTORACLE-COZ(虎来る號)の2ショット。ホントは境内の大寅と撮りたかったが、そろそろ天気も心配だし、ビンディングシューズで歩くのは億劫だった。
信貴山のどか村の裏手を上って、ぶどう坂を下っていく。今日も大阪平野を見下ろす絶景の中をたくさんの自転車が上ってきていた。大阪中心部からすぐアクセスできて、景色が良いのでトレーニングに上る自転車乗りは多いが、交通量がやや多いのは難点。
「ぶどう坂」の名は正式名称ではなく、自転車乗りの間の通称。沿道にぶどう畑が多いことと、平地からも目立つこの巨大な看板が由来だろう。
下界に降りて、またGoogleマップに従って帰路についた。ジグザグと南西に進んでいき、中央環状線に出ればあとは通勤ルート。11過ぎには最寄り駅近くまで帰ってきた。出走しなかった友人宅に立ち寄り、1時間ほど話してから帰宅した。
半分ツーリングののんびりペースだったが、ゆっくりでも峠を支障なく上れたのはホッとした。これからの厳冬期は関節痛だらけの冷え性に厳しい季節だが、無理せずできる範囲で走り続けよう。
昨年は大腿骨のチタンボルト除去手術以降を行った11月以降にほとんど遠出しなかったこともあって、8,000kmにすら届かなかったが、今年は年間走行距離が9,000kmを越えた。一昨年とその前年は約8,800kmだったが、すでにその水準は越えた。iPhoneでほとんどのライドを記録するようになった2013年以降、最長距離に達したことになる。週末トレーニングで100kmを超えたことは数回しか無く、ブルベも1回だけで途中リタイヤ。それもここまで距離が伸びたことは意外だが、天候に恵まれて出走回数が多かったのかもしれない。ここまで来ると10,000kmに挑戦したいところだが、さすがに今年中にあと900km近く走るのは不可能だ。恐らくは通勤ライドであと100kmちょい加算するのと、年末のバタバタの合間に何とかあと1回遠出できば上々だろう。
■STRAVA
峠トレ再開 [十三峠-信貴山] | ライド | Strava
■本日の走行記録(自転車)
スタート: 2019/12/22 6:53:52
自転車完了: 2019/12/22 12:23:38
バイクタイム: 3:02:44
停止時間: 2:26:42
距離: 62.73 km
平均スピード: 時速 20.60 km/h
登り: 570 m
カロリー: 2222 kcal
平均心拍数: 134 bpm
最大心拍数: 176 bpm
平均ペダルペース: 57 rpm
最高ペダルペース: 135 rpm
今月の走行距離: 638 km
今年の走行距離: 9136 km
先月の走行距離: 834 km
昨年の走行距離: 7965 km
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