久々のチームCARACLEトレ [堺浜周回]
CARACLEシリーズ製造元のテック・ワンのスタッフで構成されたチームCARACLEは、スズカエンデューロで一昨年の春大会に優勝、秋大会に3位(私はソロで7位)という成績でCARACLEシリーズの走行性能を示した。残念ながら春大会は一昨年で終了し、昨年の秋大会はサイクルモード東京と重なったため、出場できなかった。
充分過ぎる成果を上げたことと、チーム員の結婚やお子さん誕生なども重なり、このところチーム活動がツーリングイベントへの参加程度で落ち着いていた。ところが、この秋の大会はチームエースT田さんが「トロッフェ・バラッキに出場したい」との意思を表明し、F永さんを口説き落としてペアを組むことになった。2名1組でコースを10周回するこの種目は、15秒毎に2チームずつスタートということで、他の参加者を追走して体力を温存することは期待できない。2名のうち1名は先頭を引き続けることになるので、ほとんどの参加者がTT仕様のロードバイクで出場する。小径折りたたみ車のCARACLEシリーズにとっては、鬼門とも言える種目だ。あえて困難に挑戦するT田さんの意気込みには、感心させられた。
私も「前回4時間だったので、今度は8時間ソロですよね」と誘われた(^_^;)が、今年はノリクラにすべてを掛けていたことや、秋は例年以上に(本来の)仕事が忙しくなりそうだし、前週にサイクルモード東京が開催される。充分なトレーニングをできないことが予想されたので、出場を断念した。歳を取ると、コンディションを保つのが大変なのだ。
ノリクラも終わってひと息ついているタイミングで、二人が堺浜で練習をすると聞き、今日は様子を見に行くことにした。
ところが、娘が早朝に体調を崩してしばらく様子を見ていたので、出遅れてしまった。幸い、娘の容態は落ち着いたので、遅ればせながら昨日ノリクラ決戦仕様を解除したTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で堺浜に向かった。予定より1時間半近く遅れて堺浜に到着したのは、8時前。トイレとカフェイン注入(コーヒー)のためにコンビニに寄り、コーヒーを飲みながら周回コースを伺っているとT田さんとF永さんが通過していくのが見えた。
追いかけても健脚の二人に追いつけるとは思えない。5分程度で周回してくるだろうとコース端で待機。今日は朝から暑く、夏がぶり返している。台風はそれる予報で晴れているが、風はやや強めの東風。
しばらく待機していると2人が帰ってきたが、ちょうど小休止を入れるタイミングだった。私は来たばかりなので、2人が休憩している間に周回しておくことにした。
走り初めの北側道路は追い風で気持ちよく走り出し、後半の南側は向かい風で辛い展開。気がつけば堺浜を走るのは昨年8月以来、実に一年以上ぶり。コースに大きな変化はないようだが、9/28から二輪車の通行規制が行われる旨の表示があった。残念ながら自転車の事故も少なくないと思われ、「自転車通行禁止」なんてことにならないことを願っている。こればかりは各人が自覚を持って、安全走行と事故防止に努めるしかない。
走り始めは抑え気味に2周回。アップは済んだ、というか、すでに結構疲れた。本格的にペースを上げる前に小休止を入れようかとも思ったが、コースからコンビニの様子を伺うと「そろそろ、そっち行きます」とのこと。
仕方ないので、二人の後について再度周回開始。毎日往復40km以上の通勤ライドに加え、ローラー台にもしょっちゅう乗って鍛えているだけあってT田さんの引きは安定感があり、余裕綽々。
このところ自転車より筋トレにハマってフィジーク(ボディービルと同様の筋肉美を競う競技だが、逆三角形の体型が重視され、顔や髪型も審査対象になり、下半身はほとんど審査されない)の大会出場を目指しているF永さんは、有酸素運動を控えていたため、ちょっと大変そう。それでも私よりはかなり心拍数も低く、さすがは平地の雄だ。
私は2人のジャマをしないように、一番後ろについて周回を重ねた。と言うか、T田さんの引く列車から振り落とされないようにしがみついているのが精一杯で、前を引ける気がしない。2人の先頭交代の間に少し後方に下がると、列車に復帰するのが大変。ダッシュ力に優れたCOZだから何とかなっているが、Sだったら振り落とされているだろう。
TT仕様のCARACLE-COZに不慣れで戸惑っていたF永さんも、次第に調子を掴んできたようで段々ペースが上がっていく。追い風の北側道路では40km/hに達するペースで、普通のドロップハンドルの私は(賓客の私は、か?)、もう必死。お二人は小休止後5周目をラストとして、F永さんも積極的に交代して前を引き、最後の追い込み。
最後のカーブからは全力ダッシュ。T田さんはあっという間にはるか前方に。私も自分なりに必死にダッシュしたが、スズカエンデューロに向けてトレーニングを重ねていた頃に比べると、スプリントの速度も持続力も落ちている。心拍センサーの調子が悪かったのでどこまで追い込めたのかはわからなかったが、ノリクラでも途中から検知しなくなった心拍センサーは、その後の通勤ライドでは復活していた。長丁場になると保たないようなので、やはりバッテリーを交換しておこう。
お二人は約50km走ったとのことで、トレーニングを終了してコンビニへ。私はわずか7周回(34km)だったが、とてもこれ以上周回する余力が残っておらず、9:30を過ぎて車も増えて来たのでここで終了することにした。
こちらはT田さんのTT仕様COZ。ホイールまで黒を基調に統一し、TTハンドルにバーテープだけオレンジを巻いたスタイルは単体で見てもなかなか格好良い。エースT田さんが走っていると、往年のファニーバイクを思わせる迫力がある。
こちらはF永さんのマシン。よく似たスタイルだが、アルテグラクランクを使用しているT田さんに対して、105クランクを装着している。デュラエース9000クランクも使用しているF永さんだが、剛性が高すぎるデュラよりこちらの方が踏みやすいとのこと。バーテープやボトルケージはピンクだ。
先に引き上げるお二人を、お見送り。まずはT田さん。今日はほぼ本気は出していないと思うが、それでも着いていくのが精一杯。一段とパワーアップしているようだ。
そしてF永さん。このところの筋トレで鍛え抜いた上半身の筋肉が、自転車にはあまり活かせないのが残念。フィジークと方向性は違いますが、スズカエンデューロまでは有酸素運動も頑張ってください。
お二人は今日の練習でいくつかの課題が見つかったようなので、それを改善していけばまたレベルががるだろう。私が口を出したのはギア比。大きめのギア(55T?)を付けたT田さんでも、トップから3~4段目を使う事が多く、53TのF永さんは、セカンドギア(2段目)を使っていることが多かった。ほぼフラットな堺浜周回でこうだから、鈴鹿サーキットの下りで踏み込むことを考えると、ハイ側のギア比が心もとない。CARACLE-COZは20インチ車なので、700Cロードバイク用コンポは相対的に低レシオになる。ツーリングなら50km/hで踏み込める場面は稀だし、そこまでして一秒を急ぐ必要もない。一方、スズカ下りでは50km/h超になることも珍しくなく、踏み負けると単純に数秒を失うどころか、集団からの脱落による大幅なタイムダウンの可能性もある。トロッフェ・バラッキでどれほど追走の機会があるのかは正直わからないが、懸念材料だ。
お二人を見送ってから、私も帰り支度。距離は短かったが久々の平地の全力走と暑さにすっかり消耗して、ダラダラと帰路についた。途中で心拍センサー用のバッテリーを購入して、自転車に戻ると後輪がペシャンコ。炎天下で気が滅入るが、チューブを交換して再出発し、帰宅したのは11:20頃。往復を合わせて約60kmの平坦ライドだがぐったり。2週間経っても、身体はまだノリクラのダメージから回復していないようだが、ひとまずブルベに向けて再始動。
■RouteHub
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■STRAVA
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■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2019/09/08 8:17:51
自転車完了: 2019/09/08 9:33:55
バイクタイム: 1:04:57
停止時間: 0:08:15
距離: 34.15 km
平均スピード: 時速 31.54 km/h
登り: 0 m
カロリー: 518 kcal (心拍計不調により不正確)
平均心拍数: 106 bpm (心拍計不調により不正確)
最大心拍数: 172 bpm (心拍計不調により不正確)
平均ペダルペース: 93 rpm
最高ペダルペース: 115 rpm
今月の走行距離: 193 km
今年の走行距離: 6307 km
先月の走行距離: 706 km
昨年の走行距離: 7965 km
[…] だが、今年は消費税引き上げ前の受注集中も加わった。週末にトレーニングができたのは9/8の堺浜くらいで、後は御堂筋サイクルピクニック(仕事)の往復で9/16に44km走ったくらい。出張中 […]