20,000km到達 [通勤用CARACLE-S]
CARACLE-Sの初代(2015)モデル試作車の走行距離が、先日20,000kmに到達した。
約4年半で20,000kmというのはiPhoneアプリCyclemeterの記録があるものだけであり、未記録のライドもある。私が専属的に乗り始める前には試乗車として使用されていたので、実際にはもっと走っているだろう。
この個体はテック・ワン入社前の2015年初めから乗り始めた。CARACLE営業担当として、折りたたみ機能を活かした輪行ツーリングはもちろん、ロードバイクと遜色のない走行性能を活かして、毎週のトレーニングライドから、ノリクラ(マウンテンサイクリングin乗鞍)、ブルベ、スズカエンデューロといった競技活動まで、折りたたみ自転車の範疇を超えてフル活用した。
2016年夏からは主力機の座をTORACLE-S(2016モデル試作フレーム)に譲ったが、通勤用に使用を続け走行距離を伸ばしていった。CARACLE-COZに乗り始めたこともあって、保管場所の確保のために15,000km到達の時点で引退させようと思っていた。とはいえ、まだまだ元気に走る様子に惜しくなり、キリのいい20,000kmまで先送りした。
消耗品はタイヤ、チェーン、ブレーキシュー、ワイヤーなどの消耗品は15,000kmの時点で交換しているが、さすがにフレームやそれ以外のパーツ類もくたびれてきているので、今度は本当に引退させるつもりだ。継続使用はCARACLE-Sの耐久性のテストという意味合いも強かったが、20,000kmという走行距離は毎週末に20km走っても20年使えるということで、アルミ製折りたたみ自転車としては充分過ぎる実績と言えるだろう。
元々ブレーキレバーやシフトレバーには手持ちのサンツアー製シュパーブプロを使用していたが、シマノパーツの多くをTORACLE-Sに移したため、クランクやリアディレーラーまでシュパーブプロという骨董品仕様にしていた。
骨董品と言ってもかつての最高級ロードコンポ、キビキビと走る力になってくれた。ハブやブレーキ本体もサンツアー化を模索したこともあったが、さすがに大仕事になりそうなので、いつ寿命が来るかわからないマシンに手をかけるのに躊躇していた。結果としてはこれほど長期間使用することになったので、とっとやっておけばよかった。
長らく走りを共にした相棒の引退は寂しいが、物も人もいつか寿命はやってくる。君のお陰で小ささだけでなく、走行性能も耐久性も自信を持ってCARACLE-Sを売ることができるようになった。4年半の活躍に感謝。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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