2019ノリクラ直前最終練習 [千早峠(金剛トンネル)往復]
夏季休暇中にもう一度くらい走りたかったが、親族行事や台風で結局出走できず、峠トレーニングは初日の1回だけに終わった。金土は仕事だったので、今日がノリクラ本番前のラストチャンス。とはいえ、一週間前に激しいトレーニングをしても、もはや手遅れなのは多くの専門家が語る通り。これまでのトレーニングでめぼしい成果が出ていない中では焦りもあるが、決戦仕様のチェックと、疲れを溜めない程度のシミュレーションライドに留めることにした。
手短かに済ませるつもりとはいえ、今日も最高気温34度の予報。少し早めの6時に近所のコンビニでH本師匠と待ち合わせ、決戦仕様に組み換えたTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)で出走した。台風で外出できなかったので、木曜にバーテープも新調した。
体調はまずまずで、決戦仕様で軽量化したTORACLE-COZも軽快。低レシオでのフロントシングル化で35km/h程度までしか踏めないが、巡航する分には平地でもさほど不自由は感じない。少し上げたハンドルポジションも快適だ。気持ちよく河内長野駅までアプローチし、石川を渡る諸越橋から軽めのアタック開始。
ついつい踏み込んでしまいそうになるが、今日は心拍数が170bpmを超えない程度に抑えることを目標にした。観心寺前の温度計は23度を表示。薄曇りで日差しが弱いこともあって、これで涼しく感じるくらい、最近の大阪は暑い。
TORACLE-COZはいつにも増して気持ちよく坂を上れる。普段はギアを落としてペースダウンする区間も、ダンシングの勢いで乗り切れる場面が多かった。昨年より落としたギアレシオについては、トップ側もロー側ももう少しワイドであれば言うことはないが、充分に緩斜面から急傾斜までカバーできることを確認できた。フロントシングル化によってFDの変速タイミングを考える必要がなくなり、RDのハイ&ロー2択になるので、ギア選びがシンプルになるのも利点だ。これはノリクラのゴール前に酸欠で思考力が落ちたときに、実はかなり楽になる。
岩見川の集落を過ぎると道は傾斜を増し、しばしば心拍数が目標値を上回る。慌ててペースダウンをする展開が続き、後ろを走っているH本師匠にギクシャクした走りで迷惑を掛けてしまった。
ロードバイクを2台抜きながらも、最後まで余裕を持って千早峠(金剛トンネル)にゴール。抑えめのペースのつもりだったが、タイムは44分58秒と前回の45分43秒を上回る今年の最短記録だった。体感的にはそれほど追い込んだつもりはなかったので驚いた。TORACLE-COZの軽量化の効果も多少はあるかもしれないが、恐らくは前半からセーブしたことが後半のペースダウンを防いだと思われる。アタックの序盤にパワーを出しすぎて、中盤以降はどんどんパワーが落ちる私の欠点については、H本師匠に以前から指摘されていたが、今回ははっきりと序盤に抑えた方が速いという結果が出た。
出しきらずに終わるのは最悪だし、血中ヘモグロビン量の少ない私はノリクラ終盤で高度が上がるとかなり低酸素の影響を受ける。そんな訳でついつい前半に飛ばしてしまうのだが、ここ数年イーブンペースを意識して良い結果が出ているのも事実だ。怖い賭けではあるのだが、序盤の負荷をもっと下げてみるか? 最後まで悩ましい。
H本師匠によると経験的に中間地点でラップを取ると、後半は前半より約10分タイムが増えるとのこと。私の昨年の記録を確認したところ、(ラップを取っていないので概算だが)前半約39分、後半約50分とタイム差は11分だった。一昨年は前半約38分、後半約51.5分で13.5分差だった。昨年は意外と前半と後半の差が少なく、一昨年と比較すると中間地点到着が約1分遅いにも関わらず、最終的に約30秒早かった。二日酔いで前半に飛ばせなかったことが、結果として体力の温存に繋がったのかもしれない。終盤の強風がなければ、もっとタイム差は縮んだかもしれない。
もっとも、出場マシンがCARACLE-SからCARACLE-COZに変わったにも関わらず30秒しか縮められなかったのは、不甲斐ないといか言いようがない。今年はなんとか雪辱を果たしたいのだが、仮に1時間25分(85分)を目標にした場合、前半は37.5分、後半は47.5分で走れば10分差になる。ログアプリCyclemeterの実測距離が概ね19.6kmなので、半分なら9.8km。前半は1kmを3分50秒、後半は4分51秒で走るペースということになる。
これを目安に、前半、特に序盤の飛ばし過ぎを抑えてみるか? それでも昨年の前半が1kmを約3分59秒のペースなので、それよりはペースアップの必要がある。最後は当日の天候や体調(?)にも影響されるので、計算通りには行かないかもしれないが、理想値として把握しておこう。
H本師匠によると、より一層のタイム短縮を狙うためには、持久力だけでなく最大出力を上げる必要があるとのこと。最大出力が上がれば、同じペースを余裕をもって走れるので、終盤にスパートできる余力が残る。私は100%の出力を維持する時間を長くするトレーニングばかりを行っているが、最大出力が2倍になれば半分の出力で同じペースを維持できるということだ。そのためには短い距離の全力アタックを繰り返す方が効果的とのことだが、いやはや想像するだけで苦しい(^_^;)。もちろん、今年のノリクラには、もう遅い。
峠でそんな理論的指導を頂きながら小休止。今日も千早峠(金剛トンネル)には次々自転車が上がってくる。何人かは、来週乗鞍にいるかもしれない。
反対(奈良)側に下る? との問いかけもあったが、今日は早々に引き返した。観心寺の駐車場でトイレを借りたが、サイクルラックが設置されていた。よくチームの待ち合わせ場所に使われているこの駐車場だが、ほとんど参拝もしない自転車乗りのための心遣いに頭が下がる。
早出したこともあって、10時前には帰宅。暑さが本格化する前に帰れてよかった。アウター53Tの設定のままのチェーン長はやはり長過ぎるようで、少し変速レスポンスが遅いように感じる。かと言って大きな問題はないので余計に悩むのだが、ミッシングリンクが入手できたらノリクラだけのために短くカットするか? 最後まで悩みは尽きない。
身体の面では、これにてノリクラ前の峠トレーニングは終了(だろう)。あとは平常の通勤ライドで疲れが溜まらない程度に暖機運転しておくつもり。
ここまで来たらジタバタしても仕方ないのだが、一週間前からナッツ類を食べるようにするなど、コンディションを整える努力はしていくつもり。
後は当日の天候が良いことを願うばかりだが、とにかく今年は二日酔いは避ける!
■RouteHub
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■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2019/08/18 5:40:27
自転車完了: 2019/08/18 9:48:25
バイクタイム: 2:29:34
停止時間: 0:56.79
距離: 56.79 km
平均スピード: 時速 22.78 km/h
登り: 596 m
カロリー: 1772 kcal
平均心拍数: 132 bpm
最大心拍数: 178 bpm
平均ペダルペース: 65 rpm
最高ペダルペース: 139 rpm
今月の走行距離: 440 km
今年の走行距離: 5848 km
先月の走行距離: 713 km
昨年の走行距離: 7965 km
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