鍋谷峠上り初め→WAKAYAMA800

宿泊旅行の予定はないが、せっかくのゴールデンウィークなので、たまには午後まで走る機会を持つことにした。一昨日は出社、昨日は雨天と走れない事情が続いたが、今日は晴れ予報。久々に友人と一緒に7時前にTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で出走した。

前回のトレーニング鍋谷峠が5/2まで通行止めという情報を記述したところ、予定より早くの通行止めが解除されたと、複数の知人から教えてもらった。鍋谷峠は最も多く通う、私の「ものさし」。タイムを測れば現状を把握できる。手術後の養生で冬場は峠通いを避けていたし、春先からは通行止めが続いていた。通行止めが解けたなら真っ先に上っておきたい峠だ。

190502_071240走り出してからしばらくはまだ雲が多く、日差しも少ない。それでも最低気温13度の予報とあって、前回のような寒さはない。友人も私も上半身はロングスリーブだが、下半身はひざ丈のレーパン。それでもさほど寒さは感じない。羽織っていたウィンドブレークベストもしばらくして脱いだ。長袖のウィンドブレーカーも持ってきたのは過剰な備えだったか?

190502_072958何百回と通った道のりを本日もたどって、紀泉山脈に向かう。コーヒーでカフェインを注入しようと思って立ち寄ったいつものコンビニはなんと改装工事で休店中。

しょうがないのでと近190502_073310くの自販機で缶コーヒーを飲んでいると、カワハラダの剛さんが現れた。鍋谷峠に向かうとちょくちょくお会いするが、今日もWilierゼロセッテで先行していかれた。連休とは言え自転車店は今日も通常営業。10時開店に間に合うように戻らなければならないので、のんびりしてはいられないそうだ。

190502_080822我々は大休止してから再出走。逢野トンネルを抜けると目前に鍋谷峠の東にある三国山の山頂にある航空レーダーがよく見える。この頃には、少しずつ晴れ間が増えてきた。

190502_081354父鬼集落下の定点観測地点の温度計は14度を表示。先ほど大休止したので、写真撮影だけで先を急ぐ。

毎度のごとく、製材所前の鍋谷橋からアタック開始。久々でもあり、心拍数は明確な目標は設けず、タレていないか時々確認する程度にした。頭に入ったルートなので、ピークまでペースを保てることを優先して体感を重視。やや抑えめで入り、中盤もそれを維持。

それほど気温が高くないのでiPhoneに防水カバーを被せるのを失念していたが、汗が顔からポタポタ落ちる。落ちる前に拭う動作を繰り返すのが煩わしい。できるだけシッティングで上ることに努めたが、やはり腰が痛い。耐えかねて腰を上げ、痛みをいなしてまた座るの繰り返し。

190502_084822終盤は徐々にペースを上げたが、カーブの出口などでシッティングで「踏める」力が残っているのは、このところのトレーニングの成果か? 残り数百メートルでラストスパートを掛け、ダンシングで最高心拍数を185bpmまで上げてピークに到達したのが8:45頃。28分ジャストというタイムは、ベストタイム25分43秒と比較すればまだまだだが、今シーズン初めてとしてはまずまずか?

表題で「上り初め」と記したのは令和元年初という意味ではなく、平成31年を含めた1月からも最初の機会だった。乗鞍出場を初めて以来20年近く、何百回と上った鍋谷峠だが、実は昨年の8/19以来8ヶ月以上のご無沙汰。秋の激務と天候不順、そして大腿骨のチタンボルト除去手術とその後の養生で、峠通いを封印していた。

190502_085712ほどなく友人もゴールしたが、いつもよりちょっと時間がかかった。友人は4/27に400kmブルベを完走したところで、まだ回復しきっていないようだ。次々と自転車乘りが上がってくる峠でしばらく大休止したが、友人はここで引き返し、私は和歌山側に下ることにした。

気温10度の峠でのんびりして身体が冷えてしまい、過剰に思ったウィンドブレーカーが役立った。前回、峠の反対側でフラフラになった事もあって、私の方も体力的な不安があったが、このところ輪行袋を持参している。COZの専用輪行袋は超小型なのでジャージのポケットやサドルバッグの片隅に入れておける。いざという時の逃げ道を確保して、府外脱出。

190502_094040春らしく少し霞んでいるが、さらに晴れ間が増えてきた。鍋谷峠の和歌山側は展望が開ける場所がところどころにあって、高野山方面まで見渡せる。

昨日から、和歌山側に降りてどう走るか考えていたが、昨秋不参加に終わったモバイルスタンプラリーWAKAYAMA800の2nd seasonが開催されているので、スタンプポイントを回ってみることにした。

190502_095352ずは国道480号線を下る途中の道の駅くしがきの里に立ち寄ったのが10時前。2年前にオープンしたこの道の駅にはサイクルラックが設けられ、自転車でも立ち寄りやすい。

190502_095509このサイクルラックと建物の入口にQRコードが設置されており、スマホでスキャンするとスタンプが獲得できる仕組み。

事前にユーザー登録しておく方がよいが、その場でもIDとパスワードの設定だけで開始できる。

190502_095847まずはスタンプ1個目ゲット。スマホのGPS機能と連動させているので、その場所以外でバーコードだけスキャンしても有効にならないらしい。

190502_101416190502_101615県道125号線に入ってめのこ峠をひょいと越え、さらに下って国道24号線に当たるとすぐに道の駅 紀の川万葉の里。10:15ごろ到着。

こちらもサイクルラックにQRコードが掲示さている。無事に2個目のスタンプをゲット。

190502_103342紀の川のサイクリングロードに面したこの道の駅は、自転車乗りが次々と立ち寄っていた。ここから走り出す家族連れもいて、微笑ましい。

さて、お次をどうするか? 先週の体たらくを思うと、さらに南の高野山方面に入るのは不安がある。避難経路の確保された鉄道沿いに、追い風に乗って東の橋本方向に向かえば途中に3~4のスタンプポイントがある。西に向かえば岩出近辺に3つのスタンプポイント。さらにその先の和歌山市付近に4つのスタンプポイント。

とは言え、和歌山市付近のポイントを回るのは距離的に厳しいと判断。橋本方面は自宅から比較的アクセスしやすいので後日に回し、岩出近辺の3箇所を回ることにした。北西からの斜め向かい風だが風速は1~2mの弱風だし、次第に西風に変わっていくので帰路に追い風になる期待もあった。

190502_104702ほとんど向かい風の影響を感じることなく30km/h超で西進し、龍門橋で紀の川南岸に渡る。

190502_111612紀の川支流の貴志川東岸をしばらく遡り、貴志川町付近で西岸に渡ってさらに遡る。

晴れ間の多くなった空に湿度の低い爽やかな風は、まさに自転車日和。ただ、長袖ジャージが暑くなってきた。先ほどは寒さに凍えていたのに、気温差が大きいと調整が難しい。

190502_112422和歌山電鉄貴志川線の貴志駅が近づいてきたところで川沿いを離れたが、この辺りでiPhoneのログアプリ(Cyclemeter)が落ちてしまったのに気付くのが遅れた。しばらくログが途切れているが、駅前にやってきたのは12:20過ぎ。

駅前に一瞬たりとも自転車を置かせない警備員がいるのは以前と同じで、(二代目)たま駅長の見学はもちろん、記念撮影すら難しいので遠くから自転車を手に持ったままパチリ。鉄道を利用しない自転車乗りは、業務の妨げでしか無いのはわかるが・・・。

190502_112548190502_112532駅の真正面から少しずれたところでスタンプポイント自然食品の店しおんがあり、こちらにはサイクルラックも設けられている。お店に隣接して、レンタサイクルも運営している。こちらで、3個めのスタンプゲット。


190502_112850そう言えば前もここから撮影したなあと思いながら、終点駅のさらに先にある踏切から、入線車両を撮影。和歌山名産の南高梅をモチーフにしたうめ星電車だそうだ。

190502_115702この後は大阪に向かいながら残り2個のスタンプポイントを回るつもりで北上。午後に備えてで腹ごしらえをしようと店を探しながら走っていたら、和歌山名物のラーメン屋加勢田商店を発見。

190502_114440メニュー筆頭の特選豚骨らーめんを頂いた。私は博多風のサラッとした豚骨スープが好きなので、関西で多数派の濃厚な豚骨スープ(熊本や鹿児島風?)は正直なところ好みではないが、味は充分に美味い。とろとろの分厚いチャーシューが私好み。今度は鶏ガラらーめんを頂ける機会を狙いたいところだ。限定のカレーらーめんもこの店の特徴のようだが、そちらはパスかな。

190502_120804紀の川にぶつかり少し西進して、真新しい岩出橋を渡って北岸へ。JR和歌山線の向こうの堰から流れ落ちる水が白く輝いて美しい。

190502_121344190502_121413川沿いに少し東進して12:15頃、いわで御殿が4個目のスタンプゲット。貸し会議室や浴場、デイサービスなどの施設だそうだが、かつてここにあった紀州藩の藩主別荘から名前を取ったとのこと。

今も堰があって目の前の紀の川は湖の様相だが、かつては奇岩や小山のある風光明媚の地だったとのこと。水害防止のために取り崩したとのことだが、往時の風景はどんなだったのだろう。

190502_123700190502_123736さらに北上していくと、次第に紀泉山脈への上りになってくる。ひと上りすると12:30過ぎに道の駅ねごろ歴史の丘に到着。こちらで本日最後にして、5個目のスタンプをゲット。真新しいこの道の駅はロードバイクのレンタルなども用意されていたが、初心者がここで自転車を借りて平地まで降りたら戻るのに苦労するだろう。

今日は小手調べで交通の便利のいい平坦なポイントが多かったが、各スタンプポイントの間が結構離れているし、スポーツ自転車に乗り慣れているひとでないと回るのは大変だろう。山中にあるポイントも多いし、本気で数を回ろうと思ったら、それなりの脚力が必要だ。難易度がかなり高いイベントだが、第二弾が実施されたということは、初回にそれなりの反響があったのだろうか? まあ、一番簡単な応募基準はスタンプ10個ゲットなので、紀北のアクセスしやすい地域だけでも何とかなるだろう。個人的には紀中、紀南を回るのはとても無理。機会を見つけて締切までにあと5箇所回り、10個集めて応募を目指そう。あわよくば紀北コンプリートだが、それもかなり難しそうだ。

190502_124844ここまで来たならと、ちょっと根来寺の前まで行ってみた。拝観料も必要だし、ビンディングシューズで境内を歩き回るの厳しいので入境はしなかった。一度じっくり見学したいものだ。

190502_130832帰路は風吹峠を越えて帰阪した。標高もそれほど高くないし、新風吹トンネルは和歌山側からだと中が下りなので13時過ぎに一気に突破。

その上にある(旧)風吹トンネルは1999年に閉鎖されて通行できないとのことだが、和歌山側にも大阪側にも岩出クリーンセンターへの看板が設置された分岐があった。と言うことは、車で越えられるルートがあるんじゃないかと後で地図を見たら、トンネルを通らない峠道が存在するようだ。自転車が通れるのかわからないが、いずれ探求してみたい。

一気に山を下って佐田交差点から府道30号線に入って北上、というか北東に進む。久々のロングライドにいいかげん疲れも溜まってきているが、読みが当たって次第に追い風になってきた。交通量が多ければ国道26号線バイパスに横滑りすることも考えていたが、普段の週末より少ない交通量で走りやすく、ほぼ30km/h超で巡行できた。

190502_140020まだ空腹は感じていないが、14時頃に貝塚市和泉橋本駅付近で二度目の昼食。気温もかなり上がっているし、ハンガーノックを防ぐために意識的にエネルギーと水分を摂る。気がつけば梅系ばかりなのは、疲れた身体が求めているのか、単に和歌山に影響されたか?

その後もまずまずのペースで進み、15:10頃帰宅した。意識的に補給を早めに摂ったおかげか、前回のような途中での体調不良はなく、今年初めて100km超のロングライドになった。

峠でのアタックを交えたロングライドは、心肺能力と回復力を高めるための私の基本的なトレーニング方法。秋冬のトレーニング不足のせいで不甲斐ない体たらくが続いたが、ようやくここに復帰できた。この調子で強度を上げていきたいところだが、若い頃のように一気に伸びないこともわかっている。地道にトレーニングを重ねるしかない。

■コースマップ

■#relive

relive190502
Relive ‘鍋谷峠上り初め→WAKAYAMA800’

■本日の走行記録(自転車)

cyclemeter190502CyclemeterGPSの記録
スタート: 2019/05/02 6:49:16
自転車完了: 2019/05/02 15:11:33
バイクタイム: 4:52:51
停止時間: 3:29:02
距離: 109.80 km (GPS未記録合せ110.2km)
平均スピード: 時速 22.50 km/h
登り: 827 m
カロリー: 3484 kcal
平均心拍数: 132 bpm
最大心拍数: 185 bpm
平均ペダルペース:  61
最高ペダルペース: 127 pm
今月の走行距離:  109 km
今年の走行距離: 3064 km
先月の走行距離:  760 km
昨年の走行距離: 7965 km

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