TORACLE-COZ組立て その17 [まとめ]
[TORACLE-COZ組立て その16]からの続き
4ヶ月に渡って組立てやカスタマイズを続けてきたTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)は、ノリクラ決戦仕様の完成によってひとつの区切りを迎えた。
元々、そこいらのロードバイクに負けない走行性能を備えているCOZのコンポにデュラエースDi2を採用し、カーボンパーツの多用と、最終的にはフロントシングル化にまで踏み込んだ機能の絞り込みによって、ペダルレスなら6.4kgを切るところまで重量を削った。
前記事でも述べたが、「上りで一番速い(=ヒルクライムレースで結果を出せる)」という基準なら、恐らくこれ以上軽い折りたたみ車は他にないだろう。実際、私が体験したことのないレベルでスイスイと上れることに、感動を覚えた。
そこまで性能を追求しながら、最後にタイガース応援旗を追加したのは傍から見ればバカの極みだし、派手なカラーリングも自転車の性能には関係ない。とは言え、自転車のエンジンはあくまで人間で、人間はモチベーション次第で大きくパフォーマンスが変化する。私というエンジンがパフォーマンスを発揮するためには、たとえ重量増でも派手な自転車と装束で出場し、多くの参加者や観戦者、スタッフから「ガンバレ」と声を掛けてもらうことが大いに有効だ。
今回は自己管理に失敗してわずかな記録更新にとどまったが、体調万全なら大幅にタイムを短縮できただろう。COZの(折りたたみ自転車としては)飛び抜けた性能を、次回こそは証明したい。まだまだカスタマイズしたいところもあるし、ヒルクライム以外での活用方法も追求していくつもりだ。これからもCOZいじりは続いていくだろう。
- TORACLE-COZ組立て その1 [ワイヤー内蔵作業]
- TORACLE-COZ組立て その2 [後ダイレクトマウントブレーキ装着等]
- TORACLE-COZ組立て その3 [コンポ組み付け]
- TORACLE-COZ組立て その4 [プレシェイクダウン]
- TORACLE-COZ組立て その5 [カーボン製ハンドルバー入手]
- TORACLE-COZ組立て その6 [バーテープ、サドル交換]
- TORACLE-COZ組立て その7 [ステム交換等]
- TORACLE-COZ組立て その8 [黄色成分追加・SPD-SL化・バッテリーホルダー作成等]
- TORACLE-COZ組立て その9 [ステム上下入れ替え等]
- TORACLE-COZ組立て その10 [サドル借用、ハンドル周り諸々変更]
- TORACLE-COZ組立て その11 [フォークコラムカット]
- TORACLE-COZ組立て その12 [ハンドル周り諸々]
- TORACLE-COZ組立て その13 [黄色成分追加、プチ軽量化]
- TORACLE-COZ組立て その14 [2018ノリクラ決戦仕様1]
- TORACLE-COZ組立て その15 [2018ノリクラ決戦仕様2]
- TORACLE-COZ組立て その16 [2018ノリクラ決戦仕様3]
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
[…] ノリクラ決戦仕様のTORACLE-COZ完全型は、これが初お披露目。軽量化を積み重ねてペダルレスで6.4kg未満まで持ち込んだが、ペダルを付けて約6.6kg。そこに阪神タイガース応援旗140gという、軽量化を無駄にするバカげた装備。ボトルやiPhone、モバイルバッテリーを加えた、実走状態で約7.3kg。昨年のTORACLE-Sと比較すると3kg以上の大幅な軽量車になった。これならアラフイフおやじにも大幅な記録更新が可能だろう。 […]
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[…] ジン(私)には難がありますが、純粋に自転車の性能で言えば、「上り(=ノリクラ)で一番速い折りたたみ自転車」というテーマを達成できたと思います。 → 個人ブログのカスタマイズ記事 […]