峠トレからの帰省ライド [ぶどう坂-十三峠-枚方]
20mm長いステムに交換したTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)を上りで試してみたかったが、先々週はヤボ用で堺浜で平地ライドをするのがやっと。先週末はヨコハマ・サイクルスタイルに出展していた(日曜は台風接近で中止になったが)ので、自転車に乗れず終い。
今日も実家に行く用事があったので、行き掛けの駄賃にぶどう坂と十三峠を上っていくことにした。途中まで近所の友人と一緒に走ることにして、コンビニで6:30に待ち合わせ。
走る前にDi2ワイヤレスユニットを友人から借用して装着。Di2デュアルコントローレバーのシフトスイッチを逆シフトしてしまうことが多々あるので、シフトアップとシフトダウンを入れ替えてしまおうというという目論見だった。
が、電波状態が悪かったせいかファームウェアのアップデートに失敗して、システムフリーズ。現場での対処は限界があるので、友人宅に移動し、復旧させついでにシフトスイッチのシフトアップとダウンを入れ替え、ブラケット頭頂部の隠しスイッチにリアのシフト機能をセットして再出走したのは7:40ごろ(Di2セッティングについては後ほど「TORACLE-COZ組立て」でレポート予定)。
今日は意外と人の少ない大和川の土手上を、ぶどう坂に向かう。シフトスイッチの設定を入れ替えたのでしばらくは戸惑ったが、慣れればやっぱりこちらの方が直感的に操作できそうだ。
珍しく友人が私の後について走り、TORACLE-COZの挙動を観察していた。TORACLE-S(CARACLE-S 2016 試作車)より、加速が素早く、なおかつ巡航速度も上がって安定しているとのこと。
ぶどう坂のふもとのコンビニに到着したのが8:40ごろ。ひと息入れていると、チームCARACLEのF永さんがCARACLE-COZ1次試作車(私は3次試作車)で下ってきた。
昨日のうちにチームCARACLEのF永さんとT田さんにも、今日はぶどう坂と十三峠に行くつもりだと伝えていた。きちんと約束した訳ではなかったが、F永さんはぶどう坂、T田さんが十三峠に向かってくれていた。ちょっと出遅れたので会えないかと思っていたが、途中まで上って時間調整してくれたようだ。
9:00ちょっと前に、3人でぶどう狩りに出発。ポジション変更の効果を確かめるべく、序盤からダンシングでペースを上げた。・・・が、すぐに失速し、後からスタートした2人に抜かれた(^_^;)。
それでも新ポジションは良好。ステムを伸ばし、iPhoneホルダーをステム前装着に変更したことで、ストレスになっていたヒザへの接触がほとんどなくなった。まだフォークコラム上端(やステム後部)がヒザに当たることがあるが、これは防ぎようがないし、ダンシングではさほどじゃまにならない。
むしろシッティングでヒザがぶつかってしまうのは、トップチューブが530mmと私にはやや短めで、なおかつシートポストを前後逆にセットしてまでサドルを前に出しているから。これの解決方法は思いつかない。せいぜいヒザがぶつかってもダメージが少ないように、パッドを当てるくらいだろうか?
現時点ではまだ脚だけでCARACLE-COZをコントロールできず、腕力主体のダンシングになってしまうので、すぐに疲れて失速してしまう。これは、これからのトレーニングで慣れるしかない。
不慣れでペースの変動が激しい状態でも超軽量のTORACLE-COZはやはりペースが上がる。普段からぶどう坂をよく上っているF永さんを追走していくと、16分30秒ほどで第一ヒートの変電所に到着した(ラップボタンを押すタイミングがずれたので概算)。恐らく記録を約2分縮めた過去最短タイムだ。
変電所前で小休止して、第二ヒート突入。とは言え、もはや全力アタックをする気力と体力が残っていない。
ダラダラと上って7分08秒で信貴山のどか村に到着。たくさんの自転車乗りがひと息入れていた。上りでは汗がダラダラ流れたが、山の上は気温もまだ低く、湿度が低いので爽やかだ。
ここでF永さんとはお別れ。T田さんからは、先に1本十三峠を上ったがあまり調子が良くないので帰宅する旨の連絡が入った。せっかく出てきてくれたのに、我々が遅れてしまい、申し訳ないことだった。
そんなこともあって、私と友人は奈良側からて十三峠へ向かうことにした。信貴山朝護孫子寺前を通過し、信貴フラワーロードを辿って山腹を北上していく。調子が良ければアップダウンの繰り返しをペースよく越えて行くのだが、今日は力でCOZを抑え込んでいた上半身が疲れて、ちょっとした上り返しが苦しい。シフトチェンジ時の抜重のタイミングが合わず、「ギャリッ」と無理やり変速する事が多々あり、Di2の使いこなしもまだまだ。それでも逆シフトは格段に減り、ブラケット上端を握ったポジションを変えずに変速できる隠しスイッチは非常にありがたい。
ヨロヨロと十三峠にたどり着いたのは10:20ごろ。晴天下の大阪平野を見下ろし、大阪を囲む六甲から北摂の山並みも美しい。大阪平野は手頃な大きさで、自走可能な山々がたくさんあるのは自転車乗りにとっては良い環境、などと話をしながら一服。
次々登ってくる自転車乗りとすれ違いながら大阪側に下っていき、麓で友人とお別れ。ここから私は国道170号線旧道を北上して枚方の実家に向かった。疲れてはいたが、予定より遅れているので急ぎ足。
旧道は瓢箪山駅付近で歩行者専用道路の商店街になるので、国道170号線バイパスに横滑りしたが、こちらは渋滞気味でペースが上がらない。仕方ないのでまた旧道に戻って・・・と、もどかしいルート取りが疲れた身体に堪える。それでもペースが結構早いのはさすがCOZ。
枚方以前には四條畷に住んでいたことがあるが、通っていた小学校の前を通ったので、一枚だけ記念写真。じっくり観察することもできなかったが、約40年を経過して様変わりしている。
星田駅近くで袋小路にハマッて行きつ戻りつ遠回りしたが、なんとか正午直前に実家に到着。両親と昼食を一緒に摂った。なかなか顔を出せていないので、たまにはこんな機会を作らなければ。
少し話した後で実家を後にしたのは、13:20ごろ。帰路はできるだけ最短距離で、とGoogleマップの案内に従って走ったら結構細い道をジグザグと走らされた。かなり暑くなって水分をがぶ飲みしながら大阪平野の南下を続け、自宅に到着したのは15:40ごろ。
あと3km走ればきりの良い100kmだったが、もう足を伸ばす元気もなかった。へばってもそれなりのペースで走れるCOZには助けられたが、軽いのでついつい踏み込みすぎて消耗してしまう。もっと軽い自転車の扱い方を身に着けなければならないと痛感させられた。前傾がキツくなったポジションのせいで肩がこったが、予想したほどひどくはない。力をかけやすいし、ダンシングで足が当たらなくなったことは、大きな改善だ。
難点は110mmステムとロングリーチハンドルバーで、ブラケットポジションとステアリング軸がかなり離れたこと。ダンシング時などにステア感が掴みづらく、ふらつきやすい。
サドルもこのくらいの距離ならなんとかこなせるが、理想を言えば(軽くて)もっとフィットするモデルがあればなあというところ。
Di2スイッチをシフトアップ&ダウンを入れ替えたが、慣れれば慣れるほどこちらの方が直感的に操作できるようになった。
マイナス面が皆無ではないが、総じてTORACLE-COZのポジションは大きく改善した。あとは慣れによって改善するものかどうか、しばらく試してみよう。
■コースマップ
■#relive
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■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2018/06/16 6:20:04
自転車完了: 2018/06/16 15:40:56
バイクタイム: 4:00:57
停止時間: 5:18:56
距離: 96.85 km
平均スピード: 時速 24.12 km/h
登り: 647 m
カロリー: 2835 kcal
平均心拍数: 131 bpm
最大心拍数: 181 bpm
平均ペダルペース: — rpm
最高ペダルペース: — rpm
今月の走行距離: 342 km
今年の走行距離: 3934 km
先月の走行距離: 682 km
昨年の走行距離: 8853 km
[…] 昨日の走りで有用性を確認できた。 […]