2018年走り初め [南紀白浜ゆるポタ?]
正月三が日は夫婦双方の両親(や親族)と会って飲んだくれるのが通例になっているが、今年は元日にヨメさんの実家に挨拶に行き、やはり飲んだくれた。2~3日は私の両親や妹夫婦と一緒に、(南紀)白浜で一泊することになった。
白浜となれば飲んだくれているだけではもったいないので、自転車を持っていくことにした。とは言え、親族を放ったらかして長時間走れるわけでもなく、ちょい乗り程度だろう。ドロップハンドル仕様にカスタマイズしたTORACLE(虎来る號)は折りたたみに少し時間がかかるので、今回はフラットハンドルのままの娘のCARACLE-Sを輪行袋に収めて持参した。
料金が安くなる「車種不問」で申し込んだレンタカーは、カローラアクシオ。世界最小の20インチ折りたたみ車であるCARACLE-Sは、夏に借りたヴィッツHVのトランクでも2台は余裕で載りそうだったが、セダンのカローラなら、横長に立てた状態で3台はトランクスペースに楽々収まるだろう。横倒しにして重ねたら4台載るかもしれない。
これなら家族から他の荷物が載らない、汚れると文句を言われることもないし、CARACLE-Sなら5ナンバーセダンに4人乗って4台載せるなんてこともできるだろう。
ホテルに着いて娘のCARACLE-S(に延長シートポストやビンディングペダル等を装着したもの)を組み立て、走行可能状態にしておいた。すぐに走り出したいところだったが、すでにお酒も入っているし、親族を待たせているので準備のみ。この時点ではキレイな青空で、本当にいい天気だった。ホテル前の海には海底観光に使用されるグラスボート、りんかい号が停泊していた。
走行状態で部屋に持ち込みことも考えたが、入り口から遠いし、和室なので、すぐに展開できる程度に折りたたんで再度トランクに収めておいた。その後は親族との交流をしつつ飲んだくれ、正月の暴飲暴食を楽しんだ。
翌朝3日は朝食前にひとっ走りしようと5:30に起床したが、当然真っ暗。日の出の30分ほど前の6:30ごろ出走する予定で、着替えてストレッチ。さて、CARACLE-Sを組み立てようと、ホテルの玄関を出たら暗い空から顔にポツリと冷たいものが・・・雨だ。
朝は一時的に曇り予報ではあったが、降水確率は10%でまさか雨が降るとは思っていなかった。確かに私は強力な雨男だが、正月早々これかい?
とは言え、降りはごく弱いもので、雨雲レーダーでも小さな弱い雨雲がいくつか流れている程度のようだ。そうこうしているうちに雨は止み、東の空が薄明るくなってきたので、CARACLE-Sを組み立てて6:45頃出走した。
古賀浦のホテルから、ライトを点灯して海岸沿いの県道31号線を走り出すと、風がかなり強い。それでも半島の風下側にいるうちはまだましだったが、府道34号線に入って阪田公園を越えて半島の北側に来ると状況は一変。
黒雲の下で暴風が吹き付け、荒波も打ち寄せ、おまけにまた雨が降ってきた。そろそろ日の出の時間だが、日差しの兆しすら感じられない荒涼とした冬の海に気分も滅入り、ちょっと雨宿り。
じっとしていても仕方ないし、雨は数分で止んだので走行を再開。風と波しぶきに苦しめられながらも先に進んでいると黒雲が抜け、少しづつ空が明るくなってきた。
番所山公園のある尾根を乗り越えて半島の西側に来ると、風と波は少し落ち着いた。
そこにあるのが白浜名所、円月島だ。この島が防波堤になってくれているせいもあるだろうが、先ほどまでの修羅場を思うとずいぶん落ち着いた。
この臨海地区がグラスボート乗り場になっており、ホテル前の海に停泊していたのとよく似た船が浮かんでいた。こちらはたぶん「せと」号。実はまだ乗船したことがないが、子供が小さいうちに乗っておくべきだった。
近道してきた県道31号線と再会し、ホテルの林立する白浜の中心地へ。
海岸へ出ると白良浜。夏場は海水浴客で賑わうが、真冬の早朝とあって人影はほとんど無い。名前の通り真っ白でサラサラな砂浜が美しい。
県道34号線に戻るとすぐに坂道になるが、CARACLE-COZはフラットハンドルでもエンドバーをつけていれば、さほど不自由はなく上っていける。しかも強い追い風で上りも楽ちん。
せっかく上ったが、千畳敷への案内看板を見つけて分岐を下っていく。
駐車場の先には波に侵食された岩盤に荒波が打ち寄せる、千畳敷の壮大な風景が広がっている。
空はだんだん明るくなってきたが、風は非常に強く、撮影中も何度か突風に煽られてCARACLE-Sが転んでしまった。気温はさほど低くもないと思うが、強風で体感温度が低く、落ち着いて景色も見られない。
坂を上って県道34号線まで引き返し、もうひと上りすると三段壁への入り口。こちらは高台から断崖絶壁を見下ろす絶景だが、風は少しマシで落ち着いて太平洋を眺められた。
天気も徐々に回復して空に青みが増してきていたが、ちょうど南側の岬の向こう側が太陽に照らされて明るくなってきた。
視線を海の方に向けると、朝日が岸壁を照らし、黄金色に輝いていた。
ここまで海沿いを走ってきたが、最後に展望台がある高台に上ってみることにした。三段壁交差点から上方に直登する道はゴルフ場や別荘地の中をグイグイ高度を上げていくが、激坂というほどでもなく気持ちよく上っていける。
10分もかからずにピーク付近の平草原展望台に到着。標高は120m程度だが、白浜の中心地を見下ろす絶景が拝めた。とは言え、ここも風が強く、突風が吹くとCARACLE-Sが転んでしまうので、撮影には苦労した。
平草原から反対側に下っていくと、ホテルにほど近い大浦交差点で県道31号線に当たり、8:12にホテルに帰ってきた。
2018年の走り初めは、距離はわずか13km、時間も1時間半足らずの軽いポタリングのようだが、寒さと強風でなかなか大変だった。後半天気が回復したのは幸い。すっかりお腹が空いて、この後の朝食バイキングを食べすぎてしまったのは言うまでもない。
■コースマップ
■#relive
Relive ‘西牟婁郡白浜町 – 自転車 – Cyclemeter’
■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録 http://cyclemeter.com/6c620a8a4e57b04a/Cycle-20180103-0646
スタート: 2018/01/03 6:46:44
自転車完了: 2018/01/03 8:12:05
バイクタイム: 0:39:15
停止時間: 0:46:02
距離: 13.41 km
平均スピード: 時速 20.50 km/h
登り: 141 m
カロリー: 411 kcal
平均心拍数: 123 bpm
最大心拍数: 166 bpm
平均ペダルペース: —rpm
最高ペダルペース: —rpm
今月の走行距離: 13 km
今年の走行距離: 13 km
先月の走行距離: 732 km
昨年の走行距離: 8853 km
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