諸々自転車いじり [CARACLE-S、ママチャリ]
CARACLE-Sを通学用に使い始めた娘だが、大荷物を背負っていることもあるだろうが、お尻が痛いとのこと。ひとまずは以前私が使用していた少しパッドが厚めの男性用サドルを装着していたが、これは色合いも合わないので、元々「試し」のつもりだったが、「やはりそうなのか」というところ。
かと言って、純正のCARACLEスポーツサドルは男性用でさらにパッドも薄いレーシング仕様なので、荷物を背負った再入門の女の子には恐らく厳しい。かなり高価なモデルなので、ちょっとお試しというのもためらう。
そこで、女性用サドル(サンマルコ製エラ スタートアップ グラマー サドル)を調達して、交換してみた。ちょっと試しただけだが、娘いわく「今までよりは全然マシ」とのこと。
女性用だからといって合うとは限らないし、ポジションの微調整が必要だろう。ホントのところは距離を乗ってみないとわからないが、しばらくこれで様子を見てもらうことにした。
しばらく、通勤用のCARACLE-S 2015試作車にセライタリア製X1を装着していたが、お尻に合うとは言い難く、通勤程度なら我慢できるが、長距離は厳しい。
また、最近チームCARACLEで導入した、3本ローラーはダンシングができずひたすらシッティングだし、尻パッド無しで乗るケースが多いので、短時間でもお尻が痛くて仕方ない。
ブルックス製の革サドルなら確実にお尻に合うし、(品質のやや低下した最近の革でも)20年は使えるので、相対的なコストパフォーマンスは悪くない。とは言え、やはり(たとえチタンレールモデルでも)重いことがネック。TORACLE(虎来る號)用に使うことも考えて、お尻に合う軽量サドルを見つけておきたい。
そこで、今回はサンマルコ製アスピーデを調達。マンガンレールモデルなので、超軽量というわけではないが、お尻に合うならさらい軽いレール素材のモデルを再調達することも考えられる。
お尻に合う、合わないは試してみないとわからないので、いきなり高価なモデルは手を出しづらい。しばらく、こいつのポジションを微調整しつつ試してみよう。
娘のママチャリも修理。先週、後輪がスローパンクとのことで、確認してみるとタイヤはケーシングが覗くほど消耗してボロボロ。中のチューブも擦り切れて同じくボロボロ。タイヤ内部にゴムの粉がたまっていた。
これいはいかんと、ひとまずは手持ちのあったチューブを交換し、タイヤは前後輪を入れ替えておいた。
中学入学以来約3年間使用しているので、寿命がきても不思議はないが、この痛み方は低圧走行を繰り返したことによるものだ。
娘には定期的に空気を入れるように、改めて指導したが、恐らく聞きやしないだろう。私がやらなければならないのだろうが、マンションの1F駐輪場に置いている家族の自転車までこまめにチェックはしていられないなあ、というところ。
替タイヤを調達したので、今日は前輪タイヤ(元々は後輪タイヤ)を交換した。後輪もそう長くは保ちそうにないので、近いうちにこちらも交換しよう(備忘録その1)。
ベルもレバーが戻らなくなっていたので、交換。駐輪場で雨の当たりやすい前側のパーツは痛みやすい。
今日は時間がタイトなので先送りしたが、前輪を回したらグリス切れっぽい手応えだったので、近いうちに確認しよう(備忘録その2)。
私はiPhoneをサイクルコンピューターとして使用しており、TOPEAKのライドケースシステムで自転車に装着している。
これまではアヘッドステムのトップキャップに装着するマウントを使用していた。
これはこれで、満足して使用していたが、ずっと気になっていたのは、ステムのハンドルクランプボルトに装着する「ライドケースRX」。
iPhoneがより前方に位置するので視線移動が少なく見やすいことや、ダンシングの際に脚に当たりにくいという機能的な長所が期待できたし、スタイルも格好良く見える。
ところが、ハンドルバーをクランプするタイプが新型として発売され、どうやらステムボルト装着タイプは販売終了になるらしい。とは言え、スタイルとしてはこちらの方が格好良いので、今のうちに入手しておくことにした。
恐らくは様々なステムに対応する汎用性の確保が難しいことや、技術的に知識のないユーザーに取り付けを任せるとハンドルの固定力に影響して危険なことから装着方法を変更したのだろう。
これまでのマウントを外すと、HIRAME製マルチプレッシャーアンカーが顔を出す。
コラム側はとりあえず置いといて、ステムのハンドルクランプ上側のボルトをライドケースRX添付のものに交換する。
添付ボルトは前面内側に一回り小さい径のネジが切られている。
これを利用して台座を固定する。ボルトの長短や調整ワッシャ、幅も調整できるように作られている。ハンドル固定ボルトがM5×4本で固定するタイプなら多くのステムに装着可能なのだろうが、特殊な形状やM6ボルト2本で固定するタイプには装着できない。
TORACLE(虎来る號)に使用しているgrunge製レイザップステムには問題なく装着できた。
この台座にライドケースを装着するアームを装着するのだが、そのボルトがM5サイズだったので、これまでステムで使用していたチタンボルトに交換した。
その他のボルトは特殊な形状だったり、細い(M4?)ボルトだったりで、添付ボルトのまま。重量増はちょっと残念。
ともあれ、iPhoneを装着すると高さを抑えて前方に突き出し、これまでより見やすく、スポーティーな印象になった。
ライドケースRXの後期商品にはライドケースマウントだけでなく、下部にライトやアクションカメラなどの他のアクセサリーが装着できるマウントが付属している。これが付いたせいで価格が上がったことも、入手をためらっていた理由だったのだが・・・。
まあ、付いているものは有効活用できる方法を探ろうと、デジカメを装着してみた。振動が激しい自転車ライドでGoPro製やシマノ製アクションカメラのようにきれいに撮影できるかわからないが、そのうち動画撮影を試してみよう(iPhoneで走行中の動画を撮影したこともあるが、振動で画面が揺れて見づらい映像だった)。
他社ライトを装着できる変換アダプターも出回っているようなので、そんな使用法も検討してみよう。
旧マウントを取り外したハンドルコラム側の後処理だが、トップカバーを装着に当たり、今回はスターファングルナットを打ち込むことにした。
コラム内側を傷だらけにするし、鉄製でサビるし、一度打ち込んだら取り外しが困難でもあることから、スタファンはできるだけ避けていたが、マルチプレッシャーアンカーは金属の塊で重く、固定力が弱いことが難点だった。
TORACLE(虎来る號)のハンドルコラムの上部パイプは、内径の変化のない、ただの「筒」。いざとなれば下に下に押し込めば外すこともできるだろうという判断。
ただし、コラム内側は真円ではなく、ハンドルが回らないようにリブが付いている。マルチプレッシャーアンカーも一部を削って凹みを作っていたが、スタファンも爪の1つを折ることで逃げを作った。
スタファンは通常「セッター」を使って叩き込むが、使用頻度が低いのに専用工具は結構高い。そこで、ホームセンターでロングサイズのM6の全ねじボルトとワッシャを入手した。出費は200円以下(^_^;)。
スタファンをねじ込んで、ワッシャを嵌め、手近のM6ナットで両側を留めて締め込んでいく。
これなら、落ち着いて様子を見ながら作業を進めることができる。
誤算はワッシャが圧力に負けて変形してきたたこと。厚手なので大丈夫だと思ったが、甘かった。取りあえずは、携帯ペダル&ヘッドツールを挟んで作業続行。
これで無事に、セット完了。やっぱり傷がついてしまうが、キャップをすれば見えなくなる。・・・ので、納得しよう。
軽量化を狙ってスタファンにしたのだから、トップキャップも軽いものにしたいところだが、悩んだ末にやっぱりCARACLEロゴ入りトップキャップを装着した。
現在、CARACLE-S等の市販完成車に採用しているわけではないが、開発中に作製したトップキャップが社内に転がっていたのだ。
それをチタンボルトで固定し、プラキャップを被せた。チタンボルトなのでサビる心配はないので、キャップは付けなくてもよいのだが、デザインがスッキリするし、六角穴周辺の汚れを防げる。。
これで多少はハンドル周りがスッキリしたかな?
最後に給電システムをチェック。ハンドルコラム前面に装着したモバイルバッテリーから、最近採用した15cm長のケーブルで問題なく給電可能だった。これで、長時間のライドでも安心してiPhoneを使用できる。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
コメントを残す