接待ヒルクライム? [ぶどう坂-十三峠]
2月末に足の指を強打して、医者には「内出血の仕方からすると、ヒビが入っている可能性がある。その場合は痛みが引くのに5週間」と宣告され、3月はまともにペダリングができない状態でスタート。立ち漕ぎができず、通勤ライドでも追い込めない状態に加え、第1週からサイクルモードライド大阪、第2週は販売店さんの試乗会と週末が仕事で塞がった。
幸い、足の痛みはかなり楽になり、今週末はようやくトレーニングライドに出ることができた。とは言え来週末はまたも仕事で、台北サイクルショーに行くことになっている。今週末が3月唯一のトレーニングのチャンスだが、出張準備やら、子供の入学準備やらで、今日の午前中に時間を確保するので精一杯。
今回はチームCARACLEのリーダーF永さんが、得意先との合同トレーニングを企画してくれた。得意先と言っても自転車事業とは直接関係のないテック・ワンのメイン事業(精密鈑金)のお客さんなのだが、社内に何人か自転車愛好家がいらっしゃるのだ。
落ち合う時間が10時だったので、その前にチームCARACLEメンバーで、ウォーミングアップ(?)にぶどう坂に上ることになった。
7時に自宅を出走し、勤務先には40分ほどで到着。集合の8:20ごろ今日参加の4人で再出走朝は少し気温が低かったが見事な晴天。毎度、F永さんの晴れ男パワー全開だ。
もちろん、全員CARACLEシリーズにまたがり、大和川沿いの自転車道を東進。土手上を気持ちよく走って、安堂駅付近で国道170号線旧道に入る。
ほどなく、通称「ぶどう坂」アタックのスタート地点である大県南交差点のコンビニに到着。「柏原ぶどう」の看板を見上げながら小休止。
ちょうど9時にチームCARACLE4名は本日の一発目、「ぶどう狩り」にスタート。
いきなり山肌にジグザグと切られたルートを上る急斜面が立ちはだかる。この後の十三峠に備えて、私自身のペースは抑えめだったが、それでも三週間ぶりのヒルクライムはとても苦しい。花粉や黄砂の影響もあるのか、のどが痛く息が苦しい。
グイグイ標高を上げる序盤に、N岡さんがペースを上げて抜いていく。前方でロードバイクの方とデッドヒートをしながら結構いいペースで上っていく。2/4のブルベで転倒して脛の骨を骨折したが、もうかなり復活したようだ。この調子なら5月のスズカエンデューロ出場は問題ないだろう。
後半でさすがにN岡さんのペースが落ちてきて、車が行き違いで道を塞いでいた場面で、新投入のビンディングペダルから足が外れず立ちごけしてしまったのはご愛嬌(^_^)。
私は三番手で18′33″で変電所前に到達。ずいぶんかかってしまったなあ、と言うところ。トレーニングができないと、あっと言う間にパフォーマンスが落ちるのがツラいところだ。
全員揃ったところで、すでに9:20過ぎ。10時集合まであまり余裕が無いので、とっとと下る
ぶどう坂は急傾斜なだけに、景色は良いルート。大阪平野を見下ろしながらの下りはあっという間。
大県南交差点を右折して、国道170号線旧道を北上。十三峠登り口近くの国道170号線バイパス沿いの集合地に何とか10時前に到着。
無事に得意先の自転車愛好家と合流し、お互いに自己紹介。当然と言うか、先方は3人共700C車輪。折りたたみ自転車のCARACLEシリーズとの対決となった。
十三峠アタックのスタート地点である大竹7丁目交差点で出走準備(一服?)。
10:23、三々五々にアタック開始。私は真っ先に飛び出したが、すぐに得意先のEさんに抜かれた。
Eさんは新調されたばかりのBMCのカーボンロードで、トレーニングも重ねてかなりのパフォーマンスを発揮している。私はパフォーマンスがすっかり落ちているだけに無理して追走はせずに、心拍数を170~175bpmにキープすることを意識してマイペースを保つ。
後からスタートしたT田さん、F永さん、N岡さんに次々抜かれるが、これまた無理に追走はしない。徐々に心拍域を上げてはいくが、170bpm台後半に維持し、180bpmを越えないように心がける。
終盤でN岡さんに追いついたので、「ゴールが見えた! ラストスパート!」と叫んで一緒にダッシュ。とは言え、さすがに骨折から間もないN岡さんは痛みが出たようで、すぐにペースを抑えた。
私はリミッターを外して全力走。駐車場を越えて数十メートル先のピーク(生駒信貴山スカイラインの高架下)まで到達した時には、心拍数が196bpmまで上がった。
久々にここまで心拍数を上げられたのは好材料だが、タイムは24′18″と情けないものだった。フラフラになって皆が待機している駐車場に戻ったら、少しもやっているがなかなかなの景観。十三峠はこのご褒美があるので、達成感が高い。
何とかT田さんはトップを取り、チームCARACLEの面目を果たしたとのこと。Eさんは2位でゴールしたが、20分を切れなかったと悔しがっていた。
陽が高くなってかなり暖かくなり、終盤は汗が滴り落ちるほどだった。ゴール後も峠の上ながら、上着がいらないほど。
得意先のお二人はまだ経験が浅いこともあって、途中から押して上ってこられた。苦しい思いをしただろうが、せめてこの景色が慰めになって欲しいところだ。是非またリベンジを。
峠に全員揃って小休止。この後も一緒に奈良側に下り、大和川方面に向かうことにした。
ルートを知っている私が先頭を走り、奈良側に下る途中で、山腹を走る信貴フラワーロードに入った。
アップダウンを繰り返すルートは脚が残っていれば楽しいルートだが、十三峠で売り切れた身にはなかなかハード。
それでもみんなワイワイと進み、県道236号線に突き当たる。信貴山方面に上るか、ちょっと話し合いになったが、初心者もいるので下る方向に進んだ。
三郷駅付近に降りてきたが、そのまま国道25号線で大阪に戻るのは味気ない。先頭走者の権限で、国道対岸の柏原市道に突入。
もう上りはないと思っていた参加者には申し訳ないが、いきなり細道になり、短いながらも急坂が立ちはだかる。ひとのぼりすると、ピークに到達し文字通りの峠八幡神社で小休止。
私の行動に慣れたチームCARACLEメンバーは「こういう道、好きですねえ」と呆れ顔(^_^;)。
最近はそれほどでもないが、以前はルート探しであちこちの細道に突入していた。そろそろ速さを追求する年齢でもないので、そんな走り方も復活して行きたいところだ。
その後も大和川右岸(北側)を辿り、河内堅上駅を過ぎたところでは畑の間を通るシングルトラックに突入。一応ほとんどコンクリート舗装されており、周囲のルートに比べて平坦なので、初心者向き?
まともな二車線道路に戻り、朝も走った大和川沿いの自転車道を西進。私は明治橋で皆さんとお別れした。接待というより、得意先を引きずり回しただけだったが、自転車好き同士、またご一緒できる日が楽しみだ。
その後は単独走で自宅に向かい、13時過ぎに帰宅した。峠2発に、距離も77kmと意外と走っていいトレーニングになった。また週末トレーニングの間が開いてしまうのが残念だが、通勤ライドなどでできるだけカバーしていこう。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2017/03/18 7:00:00
自転車完了: 2017/03/18 13:18:40
バイクタイム: 3:41:04
停止時間: 2:36:56
距離: 77.22 km
平均スピード: 時速 20.96 km/h
登り: 790 m
カロリー: 2744 kcal
平均心拍数: 136 bpm
最大心拍数: 196 bpm
平均ペダルペース: 65 rpm
最高ペダルペース: 144 rpm
今月の走行距離: 438 km
今年の走行距離: 1810 km
先月の走行距離: 625 km
昨年の走行距離: 8860 km
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