TORACLE決戦仕様解除

新通勤車(CARACLE-S 2015試作車)のメンテに続いて、CARACLE-S 2016試作車のTORACLE(虎来る號)いじり。

ほぼ乗鞍決戦仕様のままだったTORACLEだが、御堂筋サイクルピクニックでの展示が終わったので平常仕様に戻すことにした。11/12にはスズカ8時間エンデューロが迫っているので悩むところだったが、やはり決戦仕様のままでは普段使いに不便だ。

161002_151721まずはカセットスプロケットをRECON製アルミ一体型(11-25T)から、シマノ製CS-6700(11-28T)に交換。これで、安心して激坂に挑める。

161002_152226161002_153356続いてマッドガードの装着。雨男が遠出するには必需品(^_^;)。

リアガードはサス後部の「コ」の字パーツを後フォークに固定するボルトを決戦用のチタン製から、ロングサイズのステンレス製に交換してフレームから突出させ、ワンタッチガードの台座を装着する。

161002_153348ちょっと手間が掛かるがリアガードの装着完了。

161002_154449フロント用はクラウン後の貫通穴にボルト・ナットで台座を装着するだけなので、まだ簡単。

このワンタッチガードでも身体に水がかからないが、新通勤車に純正のフルガードを付けてその効果を見直している。身体だけでなく、車体やパーツ類も水がかかりにくく、汚れを防ぐことができる。すぐ外せるワンタッチガードも良いが、普段のトレーニングやツーリングにはフルガードの方がいいかなとも思う。

純正ガードは元々が1.5サイズのタイヤ用なので太すぎるかと思っていたが、新通勤車に装着してみると1.25サイズのタイヤでもクリアランスを調整すればそれほど違和感はない。純正ガードの仕様を決めた上司も「折りたたみ時にできるだけコンパクトにするために、細めのものを選んでいる」とのことで、幅は48mm。一般的にマッドガードはタイヤ幅+10mmが適正幅と言われるが、1.25サイズ(32mm)のタイヤなら42mm程度が適正なのでちょっとだけ太めだが、TORACLEにも装着するか?

161002_155432ボトルケージも決戦用のカーボン製から、横抜き可能なプラスチック製に交換。スライド台座を併用することで、ロングサイズのボトルでも使用できるようになる。

161002_160216バックミラーも再装着。振り返らなくて良いバックミラーは、公道走行ではやっぱり便利だ。

それにしてもバーテープ表面の剥がれがひどい。走行距離はまだ550km程度なのに、もうこの有様だ。レース会場で500円で売られていたのは、表面の弱さが理由だろう。

半分しか使っていないので残りと交換しようかとも思ったが、コマンドシフターを装着したハンドルバーは巻くのが結構大変。どうせなら長持ちしそうなバーテープを入手してからにしよう。

161002_160423リフレクターも再装着。CARACLE-SはVブレーキ台座にL字型のプレートを装着し、そこにリフレクターを装着する。

161002_160548リアフォークが角パイプなのでバンドで装着はできないし、折りたたむ際にじゃまにならない場所も限られる。この方法なら余計な台座を作らずに済み、レース参加時には跡を残さず外せるので、美観上も優れている。

後はリクセンカウル用アタッチメントをヘッドパイプの台座に装着すればほぼ普段使いの装備が回復する。ただ、会社で別の検証に使用するので装着は先送り。自分で買わずに社有品を使っているので、こんなこともある。自分で購入しようかとも思っているが、どうせなら他のタイプを入手して違いを確かめて見たい気持ちもある。ただ、他のタイプは高価なのが難点。

161002_161651ペダルは猛虎四號から移植したシマノ製PD-A600をそのまま使用している。PD-A530もクリートが拾いやすく、拾うのに失敗しても裏面はフラットペダルなので滑らないという利点があるが、PD-A600は軽量なことが魅力。

これで作業を終了しようと思ったが、何気なく左ペダルを回すと、回転がやや渋く、引っかかる箇所がある。長らくメンテしていないので、念のため再調整することにした。シャフトを抜いてみると、中のグリスはキレイなもので水や汚れが浸入した様子はない。

161002_161850玉当たり調整だけして戻そうかと思ったが、ワンの状態を確認しておいた方が良いかと思ったので、ばらしてグリスを拭き取った。先端のナットが7mm幅の珍しいサイズだったが、マファックのツールセットの中にこんなサイズもあったりする。大昔の骨董品だが、まだちょくちょく出番がある。

161002_163442グリスを落としていくと小さなベアリングがバラバラになって、気を使う。磁石に吸着させて紛失を防ぎ、つつクリーニング。

キレイにしたワンの状態を確認すると、幸いなことに虫食いはなかった。

161002_164058新しいグリスを塗布しつつ、再組立て。ワンにグリスを塗布してバラ玉のベアリングを貼り付けて並べていくが、シャフトを通す際に接触するとベアリングの位置がずれてしまうので、何度かやり直し。

161002_165655161002_165416ようやくベアリングの配置を崩さないように組み立て直し、玉当たり調整。ベアリングが小さいだけに、調整もシビアで、引っかかるがなく、ガタも生じない程度にするのに結構時間がかかった。

ペダルひとつに1時間かかってようやくグリスアップと調整完了。かなり大変な作業だし、スムースな回転でガタも無かったので、右ペダルは今回そのまま。

10/2の作業はこれで終了。これで遠出ができる態勢がほぼ回復した。

ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。

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