TORACLE(虎来る號)組立て その4
「TORACLE(虎来る號)組立て その3」からの続き
前回の作業で2種類のブレーキアウターケーシングを繋ぐことで、軽量化と屈曲への対処のメドは立ったが、まだ「アウタージョイント」を入手できずにいる。友人が大型店で探してくれたりもしたが、なかなか店頭在庫を置いているサイクルショップはないようだ。
そこで、間に合わせのアウタージョイントを自作することにした。用意したのはブレーキ用キャップ2個。
これを瞬間接着剤で繋いで、プラスチックテープで巻いただけ(^_^;)。内径6mmくらいのパイプの中に納めれば完璧だろうが、手近には見当たらないし、間に合わせの品に費用を掛けるのもバカバカしい。
これをアウターケーシングのつなぎ目に挿入してセッティング。こんなものでも、ちゃんとしたアウターケーシングが入手できるまで、つなぎ目の損傷を防ぐことはできるだろう。
やりたいことは他にも色々あるが、今週末は時間がないので簡単な作業だけ。
まずはすでに装着していたRIXEN KAULのヘッドチューブブラケット(KR801)だが、CARACLE-S側の台座との間に空間があることが気になっていた。
このままでもかなりの重量に耐えられそうだが、間を埋めればもっと安心。
そこで、市販の外形13mm/厚さ4mmのスペーサーを入手していたのだが、内径が5.5mmでM6ボルトが通らなかった。
これで、隙間を埋めることができ、強度的な安心感が高まった。
お次はエアサスペンションの空気圧調整。何度か注入とサスポンプの付け外しを繰り返して検証してみたが、サスポンプを外す際に2気圧くらい抜けるようなので、ちょっと高めの9気圧くらいまで注入してみた。これで恐らくは7気圧程度にセットされているだろう。ひとまずはこれで様子を見てみる。
細かいことだがコラムの引き上げボルトを、チタン製に交換し、わずか数グラムだが、軽量化。
限定発売のスポーツパッケージ同様の仕様だ。
ようやくまともに走れる状態になったので近所を少し試走してみたが、やや前傾が強過ぎるように感じる。やはりステムを短い物に交換する必要があるのかと思ったが、ハンドル高を少し上げてみたらかなり楽になった。
これでようやくTORACLE(虎来る號)で本格的な試走に出られる。時間はあまり確保できないが、明朝近くの峠を上ってみるつもりだ。
ポジションが固まれば、ライトシステムの検討やサドルの見直しも行いたいところだが、緊急性がないので先送り。
時間がないと書いたが、8/4に自転車安全整備士、自転車技士の試験を受けることになった。
何度か練習してみたが、実技はホイール組みが難関で、制限時間内に組み立てを終えるのがかなり厳しい。そこで、今年はせめて学科だけでも合格しておいて、来年は実技に集中しようと久しぶりのお勉強に取り組んでいる。ところが、これまた50が近い記憶力の衰えた頭には、なかなか・・・。睡眠時間を削って勉強しているとすぐ居眠りしてしまうし、子供らを叱れんなあ(^_^;)。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
コメントを残す