久々の28分切り [鍋谷峠往復]
体調も天候もパッとしない6月だったが、7月に入って少しは改善してきたのか、先週末の勝尾寺はまずまずの追い込みができた。
今週末はWilier等の代理店として著名な服部産業のH本さんにお誘いいただき、ご一緒することになった。H本さんが自転車小売店に勤務されていた頃からお世話になっており、ノリクラでは毎年のように顔を合わせているが、一緒に走るのは実は初めて。
朝6時に近所で待ち合わせたが、自宅からわずかな距離ですでに身体がだるい。少し早く家を出たので、H本さんを待つ間にカフェインドーピング。
ちょっと涼しい朝だったのでホットコーヒーを購入したが、H本さんも結構早めに登場。熱いコーヒーを一気飲みできず、いきなりお待たせしてしまった。
6時ちょっと前に再出走。当然のごとくお互いに自転車は自社製品で、私はCARACLE-S、ヒルクライマーとしても有名なH本さんは超軽量モデルのWilier ゼロセッテ。
いくらCARACLE-Sの走行性能が高いと言っても、フレーム単体で50万円を越えるゼロセッテの戦闘力に敵わない。なおかつ、脚力も段違いとあって、H本さんの足を引っ張りつつ、鍋谷峠に向かった。
昨日が雨だったこともあって、今日は早朝から自転車乗りが非常に多い。顔の広いH本さんは、追い抜く自転車乗りに次々声を掛けられていた。私に合わせてペースを抑えて頂いているのが申し訳ない。
自転車談義を交わしながらアプローチ走は進んだが、ふと気が付くとH本さんは全く変速をしていない。
聞くと「あまり変速はしないんですよ。上りに入ったらフロントはインナーに落としますけど」とのこと。いつもこんなもんです、といった口調だったが、鵜呑みにはできない。これもトレーニングの一貫なのだろう。
フロントをアウターに固定したままなのはもちろん、リアも真ん中よりややローよりで固定して、決して平坦ではない道のりをクリアしていく。昨年足を骨折されたというのが、信じられないパワフルさだ。
それじゃあ行きますか、と鍋谷峠アタック開始。
私はいつもの調子で、勢い良くスタート。一瞬遅れたH本さんだが、すぐに傾斜が増して速度が落ちた私の後ろにつく。
目上の方が後ろにいるとなると恥ずかしい走りはできないと、ついペースが上がる。気がつけば心拍数がちょくちょく180超え、これは行き過ぎだと少しペースを落とす展開を繰り返した。
概ね心拍数175前後のペースで、非常に苦しいが比較的脚はよく回る。後半はさすがにちょくちょくタレそうになったが、心拍数が170を切らないように意識して走り続ける。すでに限界だったのでラストスパートでペースを上げることはほとんど出来なかったが、心拍数188まで追い込んでゴール。
もう本当にしんどくて自転車を降りる元気もなく、しばらくは片足を着いて荒い息を整えた。
H本さんは本気でアタックすることもなく、私の後ろに付いたまま余裕しゃくしゃく。「28分切ったんと違う?」というの声に、「まさか」と思いつつタイムを確認してみると27分51秒。CARACLE-Sではもちろん、ここ数年は700Cバイクでも鍋谷峠で28分を切った事がなかったので、自分ながら驚いた。
とは言え、これはH本さんが後からプレッシャーを掛けてくれたお陰で、独りではとてもこの苦しさに耐えられそうにない。H本さんによると、「これで28分を切る走り方を身体が憶えたので、次回もできる」とのことだが・・・。
H本さんからは、「無酸素運動になるスタート直後はもっとペースを抑えたほうがよいかも」との助言も頂いた。心拍を一定にしようとするあまり、序盤にペースを上げすぎている自覚もあったので、次回はゆるやかにスタートすることを意識してみるつもりだ。
ともあれ、今日の記録は喜ばしいことだった。鍋谷峠からは来た道を引き返し、自宅近くでH本さんとお別れし、9時前には帰宅した。短距離の割には満足度の高いトレーニングだった。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
CyclemeterGPSの記録
スタート: 2016/07/10 5:39:08
自転車完了: 2016/07/10 8:54:48
バイクタイム: 2:40:38
停止時間: 0:34:33
距離: 53.43 km
平均スピード: 時速 19.96 km/h
登り: 650 m
カロリー: 1809 kcal
平均心拍数: 129 bpm
最大心拍数: 188 bpm
平均ペダルペース: 59 rpm
最高ペダルペース: 118 rpm
今月の走行距離: 284 km
今年の走行距離: 4734 km
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