チームCARACLE峠練習 [千早峠-紀見峠]

 CARACLE-Sを製造する勤務先のテック・ワンには、自転車の面白さに目覚めた従業員の結成した「チームCARACLE」がある。もちろん、私もその一員であり、今日はチームとしては初めての峠練習を実施した。プランナーはもちろん坂バカの私。半ば無理やり引きずり出されたメンバーもいたような・・・(^_^)。

150912_072610 まずは朝7:30に荒山公園に集合。

150912_073316 荒山公園はウォーミングアップ走をしてから大阪府南方の峠を目指すにはちょうどよい距離にある。無料の駐車場がある(梅桜の時期は有料)ので車でやってくるメンバーとの集合地に便利だ。

 集まった4人の自転車は、当然全て小径折りたたみ車のCARACLEだが、うち2台はCARACLE-Sではなく、開発中の試作車。私はノリクラ決戦仕様から、日常仕様に戻したCARACLE-S改。

150912_074134 集合写真を取って出走。

150912_074442 晴れ男の同行者のお陰か、今朝は素晴らしい晴天に恵まれた。

ずっと雨や曇りに泣かされてきたので、青空の下を走るのは本当に久々な気がする。気温も涼しく、走りやすい。

150912_080234 まずは河内長野方面に向かう。西高野街道に入って、おわり坂の上は南方の山並みがくっきり見えるいい景色。下りなら気持ちのいい坂道だ。

150912_082822 8:30前に河内長野駅に到着してひと休憩。買い出しをしようと思ったら、駅構内のコンビニが閉店していた。

 ありゃ、途中で寄ればよかった。予定していた国道310号線で千早峠(金剛トンネル)に向かうと、いきなり峠道が始まりコンビニはない。そこで三日市方面に迂回してコンビニに立ち寄ることにした。

 ところが、以前寄ったことのあるコンビニは2軒も閉店しており、3軒目の三日市駅付近でようやく開いているコンビニを発見。栄枯盛衰の激しい業界とはいえ、何とも・・・。

150912_090338 三日市駅からは府道214号線に入って国道310号線に向かう。

 遠回りだが交通量が少なく、駅から少し離れるだけで、自然がいっぱいの自転車向きルートだ。

150912_091150 ここで早くもアタック合戦が始まり、ペースが上がった。反応した私の心拍数も、175超に跳ね上がる。千早峠は距離が長いので、こんなペースでは続かない。ヤバイヤバイ。

150912_091426 国道310号線との合流地点で一旦停止。時刻は9:15頃。

 ここまでで、随分脚を使ってしまった(^_^;)。


150912_092032 ここから千早峠までは各自のペースでフリー走行。先頭切って飛び出したものの、すぐに若手のTさんに追い抜かれる。追いすがろうかとも思ったが、見事なまでの加速に諦めて見送った。

 すでに心拍数は170前後。これ以上、負荷を上げると峠までもたない。こちらは一定の負荷で淡々と上る「大人の走り」で対抗だ。

 それでも、今回はいつもよりかなりペースは上げた。距離が長く傾斜が緩い千早峠大阪側はなかなか心拍数を上げられないが、今回は、ちょくちょく心拍数が170を越えた。それでも一度逃がしたTさんの姿はなかなか見えない。

 最後のつづら折りは非常に苦しかったが、必死で走り続ける。このルートでここまで追い込んだのは記憶に無いほどだったが、結局最後までTさんには追いつけなかった。9:45に峠の金剛トンネルに到着。Tさんは3分ほど前に到着していたそうだ。

 府道214号線と国道310号線の合流地点からのタイムは27′43″。普段は石川を渡る諸越橋から計測するので、比較するデータがないが、平均心拍数は166というのはそれなりに頑張った数字だろう。それでも経験の浅いTさんに全く刃が立たなかったのだから、若さの伸び代はすごい。

150912_094758 2分足らずでFさんもゴール。途中の工事区間で止められなければ、もっと間は詰まっていただろう。

150912_094838150912_095027 金剛トンネル前にはすでに先客もあり、その後も次々と自転車乗りが上がってくる。今日は気持ちのいいヒルクライム日和だろう。

 とは言え、私はすっかり売り切れ状態。へたり込んで、残るIさんを待つ。

150912_095138 淡々とマイペースで上ってきたIさんも、10分も立たずにゴール。

150912_095723 皆さん自転車に乗り出したのは1年未満で経験が浅いながらも、私と大差ないペースで650mを越える峠を上りきった。アラフィフオヤジが最後尾を走る日も近いかもしれない(^_^;)。

150912_100546 奈良側は下り始めると、空気も乾いていることもあるのか、結構冷える。

150912_100556 五條に下り始めると、眼下に絶景が広がる。今日は一段と見事だ。一時停止して見物。


150912_104138 五條に下りて紀の川を渡り、県道55号線に入る。吉野川(紀の川)南岸のこの道は、交通量が少なく、自転車向きのルートだ。

150912_104644 となれば、またアタック合戦が始まる。

 序盤は若手に付き合ったが、千早峠のダメージは大きく、すぐに失速。後からダラダラと西進した。

150912_110320 県境を越えて和歌山県へ入り、橋本橋を渡って紀の川北岸に渡る。

150912_110716 11時過ぎと時間は早いが、すっかりお腹も空いたのでここで昼食を摂ることにした。

 周辺の食事処を検索して、和歌山ラーメンを味わえるという「紀の川そば」に向かうことにした。橋を渡ってすぐに紀の川の土手に上がり、西に向かう。


150912_110736 青空の下の紀の川は、やや水量が多いが日の光にキラキラ輝いてキレイ。

150912_110710 土手上を少し走ると、「紀の川そば」の大きな看板が目に入った。


150912_111934 建物は結構新しいが、なんとなく昭和の雰囲気を漂わせる店内。私はぴりっ子ラーメンを頂いた。自家製麺は好みから言うと細すぎるし、正直印象が薄かった。しかしながら、スープは気に入った。オーソドックスな中華料理屋のラーメン(中華そば)のスープのようでありながら、深い旨味が感じられて、後味がすっきりしている。これはいい。

 食後すぐにヒルクライムなので控えめにしたが、串カツの付いたセットメニューも美味そうだった。次の機会には挑戦したいものだ。

 正午頃には再スタートし、上り返しの紀見峠に向かう。昼食直後にヒルクライムはツラく、気温も上がって汗が吹き出す。それでも、国道311号線の交通量はやや少なめ。お昼ご飯時のせいかもしれないが、少しは走りやすい。

150912_122840 旧道に入ると、紀見峠までフリー走行。今回もTさんが飛び出していき、Fさんも続く。私は千早峠で脚を使いきったので、のんびりペースで上った。

150912_124326150912_124314 峠近くの峠谷橋で撮影していると、Iさんがやってきた。

150912_124606 紀見峠には12:45頃到着。大きな峠はこれで終了。

 峠では先行した2人が記念撮影中だった。

150912_125629 高野街道の通る紀見峠の旧道には、古代からの要衝で、高野山六里道標石や、数学者「岡潔生誕の地」の碑など、いくつもの旧跡が残されている。ちょっと道は荒れているが、今も人家が残り、お茶屋さんもある。こちらも通って欲しいルートだ。

150912_125713 上りはかなり暑かったが、峠で休んでいると日陰は涼しい。聞こえる蝉の声もツクツクホウシのもので、飛び交うアキアカネの姿を見ていると、やはり秋だなと感じる。


150912_131126 大阪側への下りは国道311号線のバイパスに合流してすぐに、南海単線時代の軌道跡にある遊歩道(「トトロ道」とも)に入る。少し路面は荒れているが、車に追われることのない道は気楽だ。

150912_133224150912_133156 三日市駅付近からは朝と同じルートを逆走。行きには空いていなかった旧三日市交番に立ち寄った。

 現存する大阪府最古の木造交番とのことで、ボランティアの方が建物や高野街道の解説をしてくださる。トイレを借りて、ボランティアの方や散策中の方々とお話。歩くのもいいですが、自転車もいいですよ~と宣伝。

150912_135147 平地に戻ってくるとかなり暑い。飲料の補給と、ガリガリ君投入。今日はグレープフルーツ味があったので挑戦。これは当たりだ。暑い中で酸っぱい物をかじるとさっぱりする。

 さあ、あとひと踏ん張り、と荒山公園に向けてひと山越えようとしたら、後輪に違和感。・・・パンクだ。

150912_140614 がっくり来るが、とにかくパンク修理。このところパンクが多く、乗鞍本番を含めてこの3ヶ月間で3回目。

 過去2回は異物を踏んだことだったが、今回はリムテープがズレたことによる内側からのパンクだった。ズレを防ぐために接着式のテープを貼り付けたのだが、それでも横ずれが生じていたorz。リムの下処理が不完全だったのか、小径車で生じやすい下りのブレーキングによるリムの過熱のせいか・・・。

 ともあれ、リムテープの横ずれを直してチューブを交換して、とりあえず復旧。今後はリムテープを幅の広いサイズにするか、それとも別の製品に交換してみるか?

150912_145028 府道38号線でひと山越えて、荒山公園に戻ってきたのは15時前。集合地点までの自走を除くと距離は約80kmほど。府境の峠2つを越えるこの距離を経験の少ない3名も、小径折りたたみ車で無事に走り切った。

150912_145036 私にとって距離は大したことないが、アタック合戦が続く今回のライドはかなり消耗し、左ヒザに違和感も生じていた。私はそんな状態なのに、まだまだ余裕のあるメンバーもおり、末恐ろしい。全く、若さは力だ。

 今回のメンバーを中心にして、11月の鈴鹿のエンデューロにもチームCARACLEで出場することになっている。今後は平地練習もせねばならないが、得意分野の峠ライドでこれでは平地では完全に置いて行かれそうだ(^_^;)。戦々恐々。

 以下は余談。

 2012年5月から俳句(時々は川柳)を表題にしてきた。私は文章を短くまとめるのが苦手で、このブログもダラダラと長い文章を記載しているばかりだった。とてもではないが人に読ませるものではないことは自覚しており、俳句や川柳で17文字にまとめる訓練をすれば、ブログも短く要点をまとめられるのではないかと思ったからだ。

 ところが、3年以上続けても、ちゃんと勉強もしていない俳句はさっぱり上達せず駄句ばかり。毎回、句を考えるのも大変だし、ブログも相変わらずのダラダラ長文で文章作りの訓練にもなっていない(^_^;)。そこで、今回から毎回義務的に表題に句を入れることは止めることにした。

 とは言え、何年も続けてきたことだけに、走行中に不意に句が浮かぶこともある。そんな時は文中に記載するかもしれない。私の句を楽しみにしていた人もいないと思うが、念のためのお知らせ。

 

■コースマップ

・ルートラボ http://yahoo.jp/F7QamE

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2015/09/12 7:06:08
 自転車完了: 2015/09/12 15:22:47
 バイクタイム: 4:15:29
 停止時間: 4:00:52
 距離: 89.22 km
 平均スピード: 時速 20.95 km/h
 登り: 1015 m
 カロリー: 2893 kcal
 平均心拍数: 129 bpm
 最大心拍数: 180 bpm
 平均ペダルペース:    rpm
 最高ペダルペース:    rpm
 今月の走行距離:  282 km
 今年の走行距離: 4736 km


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