150823の自転車いじり [最後のCARACLE-S軽量化]
途中から表題を変え、CARACLE-S軽量化、続・CARACLE-S軽量化、新・CARACLE-S軽量化、CARACLE-S軽量化・征服と続いてきたCARACLE-Sいじりも、いよいよ今回がノリクラ前の最後・・・かな?。まあ、またやることが出てきたら、「創世記」「新世紀」と続ける手もあるか(意味がわからない人はここを見て下さい)。
閑話休題。早朝の最終トレーニングから帰って、午後から最終決戦仕様への組み換え作業を開始。
まずはサドルをカーボンレールのシマノプロ製TURNIXに交換。お尻に合わないが上りオンリーのノリクラ本番くらいは耐えられるだろう(下山は?)。 これで約170gの軽量化達成。
続いて、大会本番に必要のない(?)装備を外していく。
右のハンドルバーエンドに装着したバックミラーを外し、こちらにもタイガースエンブレム入りエンドキャップを装着。
ベルや、リキセンカウルアタッチメントも外していく。ハンドル周りがスッキリした。
手持ちのカンチブレーキ、ダイアコンペ987チタン仕様から、流用できそうなチタンボルトを物色。
カンチ台座への装着ボルトと、ワイヤーの止めボルトを抜き取り、ブレーキに装着。ついでにリフレクターも取り外す。
これにて軽量化のネタはほぼ尽きた。もうひとつノリクラ前にやっておきたかったのはリムテープ交換。
高圧タイヤを使うようになってから、パナレーサーのポリライトに続いてタイオガの17mm幅のリムテープを装着していた。ところが、油断をすると横ずれしてニップルホールが露出しそうになる。理想を言えばもう少し幅の広いものが理想だが、20インチ(406)サイズ用の20~22mm幅の高圧対応品が見当たらない。
そこで今回入手したのが接着式のゼファル製コットンリムテープ。これならリム径に関わらず調整できるし、横ずれも起きにくいだろう。22mm幅を選べばリムの内側をしっかり覆えるだろうが、今回選択したのは17mm幅。
これまでのリムテープが、タイヤの端に触れることで横ずれが生じていたのでできるだけ触れないようにしたかった、という理由・・・もあるが少しでも軽くしたかったという理由の方が大きい。実際に貼り付けてみると、ちょうど収まり良く中央の凹みをはまり、ニップルホールもしっかりカバーするので機能的には問題なさそうだ。
使用前のロール(20g)と使用後のロール(10g)の重量を測って差を計算すると、片輪で約10g使用したことになる。
タイオガのリムテープも10gだったので、ほぼ同じような重量。ただ、この秤の最小計測単位が5gなので、5g以内の誤差がある。いずれにしても、自転車全体からすれば0.05%程度のわずかな差だ。こんなことにこだわっても仕方がないのだが、やめられない(^_^;)。
タイヤを外した時に気が付いたのがタイヤの切れ目。おろしたてのパナレーサー製エリートライトが、もう傷物になってしまった(涙)。今日の鍋谷峠の下りでガラスの散乱が避けられず、突っ切ってしまったので、その時かもしれない。
幸い、切れ目は内側にまでは達していないので、内側から布製ガムテープを貼り付けて補強しておいた。最大推奨気圧は7気圧とさほど高圧ではないし、しばらくはこれでしのげるだろう。
最初の装着時にパンクしたチューブ(パナレーサーR-Air)を念のため新品に交換。
今回はパンクするようなこともなく、軽量化を含めた整備はほぼ完了。
さて、いよいよ最後の最後までお楽しみにしていた重量計測。秤の表示は・・・10.08kg。
当初目標の10kg台前半には充分すぎるが、あと80gで10kg切りとなると、何とかして達成したくなる。とは言え、ここまでくるとあと80gというのが非常に難しい。
しばらく考えたが、もはやお金も時間も尽きた状況で妙案はない。折りたたみ機能を犠牲にはしたくなかったが、やむを得ず、折りたたみ時に前後輪を固定するパーツを外すことにした、これなら折りたたみ時の収まりが悪いだけで、折りたためないわけではない。
そして、重量の再計測の結果は・・・9.980kg。ついに10kg切りを達成し、ヒトケタに突入した!
軽くなったのはわずか100gだが、心理的には大きく違う。最近のロードバイクと比較すればまだまだ重いが、折りたたみ自転車としてはかなりの高水準。これで気持よくノリクラを上ることができる。
さて、せっかく9kg台に突入したCARACLE-Sだが、私が駆ってノリクラに出場する以上、空身というわけにはいかない。毎年のごとく、タイガース仕様化の開始。
幸か不幸か分からないが、今年の大会から大音量を発する機器の使用が禁止された。残念ながら、今年はスピーカーで六甲颪を流しながら走るのは難しそうだ。目立つためには重要な道具だったので、ホントに残念。
従って大物はタイガース応援記のみ。後は着衣で猛虎魂を表現しよう。
これで再計測すると10.27kg。苦労した軽量化作業を無にするのは、毎年のお約束だが、今年はまだマシ。
各部のQRをやめてボルト留めにすれば、もう少し軽量化できただろうが、今回は折りたたみ機能を維持することにこだわってみた。
前後輪固定パーツがないので押し歩きは困難だが、折りたたみ自体は可能なので、運搬は楽だ。折りたたみ機能はCARACLE-Sの肝であり、せっかくなら大会の行き帰りにそれを活用したい。
今回はトヨタシエンタに3人乗りで乗鞍に向かう予定。しかも出場者の自転車以外に娘が使用していたジュニアロードを引き渡すために持っていくので、合計4台。ロードやMTBを4台積むのはちょっと大変だが、うち1台がCARACLE-Sなのでだいぶ楽だ。この気楽さは結構癖になる。
まだまだやりたいことはあったが、ひとまずノリクラ前に納得行くところまで作業を進めることができた。過去2年は連続でコース短縮だったので、今年こそは天候に恵まれて畳平まで上れることを祈るばかりだ。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品として発売する可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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