150816の自転車いじり [続・CARACLE-S軽量化]
昨日一昨日はお盆恒例の親族の集まりで、2日連続のプール遊びやら、夜の飲食で疲れきった。今日はちょっとでも走っておきたかったが、疲れが抜けず、天気も怪しい。明日から仕事でもあり、無茶せずトレーニングはお休みすることにした。
そんな訳で、午前中にちょっとCARACLE-Sいじり。まずは、先送りしていたVブレーキ用リードパイプの角度変更作業。アジャスターの付いたフレシキブルリードパイプに交換したら、ワイヤーが外側に膨らんでクランクと干渉するようになった。そこで、ソリッドリードパイプを入手したが購入状態の90度のパイプでは、やはりかなり外側に張り出してしまうので、より鋭角に曲げようという目論見。
つぶれ防止の芯材がなかなか見つからなかったが、やっと見つけたのがこの屋内配線用電線。ギリギリ収まる太さで、固すぎず柔らかすぎずでちょうど良さそうだ。
とは言え、リードパイプはかなり頑丈で、少々力を入れたぐらいではなかなか変形しない。卓上バイス(万力)に固定して丸材をあてがいながら力を加えていくが、なかなか望ましい位置で望ましい角度に曲がらない。
悪戦苦闘の末、出来上がったのがこれ。芯材のお陰で通路は確保されていると思うが、細かい凸凹ができて、カーブも滑らかでなく、ブサイクな仕上がりになってしまった。
いずれもうひとつ購入して再挑戦しようと思うが、ひとまず機能的には使用可能だろうと思われるので、装着してみた。
これまでのフレキシブルリードパイプに比べると2cmほど長いので、その分アウターワイヤーを短くカット。
幸いリードパイプの角度は適正だったようで、これまでのフレキシブルタイプのようにタイラップで膨らみを抑える必要もなくなった。ブレーキング時のたわみも微妙に減ったような気がする。
続いて、ステムのボルトのチタン化。軽量化効果はほんのわずかだが、サビ防止の効果も期待できる。特に私の場合は、リキセンカウルのアダプターがかぶさってケアしづらいので、有用だ。
リキセンカウルアダプターの留めボルトをゆるめて角度を変え、付属のボルトをチタンボルトに交換していく。
その際に、グリスをたっぷり塗布しておく。個人的には、経験的にチタンボルトのかじりつき防止はこれで充分だと思っている。
交換完了。トルクレンチがないので、少し弱めに締め付けた。これでズレが生じるようなら、もう少しトルクを上げよう。重量計測を忘れていたが、恐らくはせいぜい数グラムの軽量化だろう。
お次は先日ヘッドキャップに移したTOPEAKのiPhoneホルダーにもう少し手を加えた。先日走った結果、やはり固定力不足でズレが生じやすいことが分かった。アンカーナットの位置がコラムパイプの中心でなく、キャップの前が少し浮くのも気になっていた。
原因は、コラム内のリブ。このせいで、「逃げ」の凹みを設けた専用のコラムキャップ以外では、具合が悪い。
そこで、ヒラメのマルチプレッシャーアンカーを加工してみることにした。分解して上下の丸いパーツをヤスリで削っていくと、アルミ製なので、思ったより簡単に削れていく。
再組み立てするとこんな感じ。この状態では上下にしか凹みがないようだが、三分割された押し子が広がるとすき間ができるので、そこもリブから逃げられる。
実際にセットするとこんな感じ。アンカーナットがほぼ中心に来て、キャップのズレもなくなり、固定力も増したようだ。
かなり力を入れて締め付けてもアンカーはズレない・・・にも関わらず、iPhoneホルダーは相変わらず角度がズレやすいorz。手間を掛けた割には益が少なかった。取りあえず、滑り止めのゴム片でも挟むか?
次の作業はバーエンドキャップ交換。今年はタイガース装備までなかなか手が回っていないが、そろそろホンキで取り組まねば(^_^)。ひとまず、例年のごとく清酒タイガースの一升瓶の蓋をインストール。
今日はこれで終わるつもりだったが、最後に折りたたんだ状態でのハンドルの置き場所を検討。走行性能を高めつつも、CARACLE-Sの折りたたみ機能はできるだけ損なわないように意識している。
ハンドルをどこに置くのが収まりがいいか試行錯誤しているうちに、「ハンドルコラムのステム側のパイプがもっと短ければ、収まりが良くなるなあ」と思えてきた。
テレスコピック(二段式)のハンドルコラムは、高さを調整できる代わりに重量が重い。そのくせ、私はステム下1cmくらいしか上げていないので、その長さをほとんど活かしていない。
ポジションが固まったら余分な長さをカットしようと思いつつ、余分が二重になっているからこそヘッド周りの剛性が高い可能性がある。カットすると二度と戻せないので慎重になっていた。
今回のことで踏ん切りがつき、急遽追加作業。軽量化の一環として、余分をカットすることにした。
加工前は最大突き出し時で、67mm挿入されている。現状より2cmほど高く上げられる余裕を確保しつつ、ステム下95mmにカット位置を決定。
最初はパイプカッターを当ててみたが、凹みの部分で外れてしまう。粉が散らないので、できればパイプカッターのほうが始末が楽なのだが・・・。
仕方がないので、ソーガイドを卓上バイスに固定して、金ノコで切断する。
ちょっとだけ歯ごたえのあるアルミ材だったが、無事に切断終了。
目論見通り折りたたみ時の収まりが良くなったことに加えて、ステム側コラムが短くなったことで、フレーム側コラムを倒さなくてもハンドル側が着脱できるようになった。
カットした部分の重量は約35g。固定力や剛性が落ちないかという懸念もあるが、わずかながえら軽量化だ。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品として発売する可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
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