涼しげに 清水の飛沫 峠道 [千早峠-水越峠]
天気予報は「晴れ / 降水確率0% / 最高気温34度」という容赦の無いものだったが、ノリクラ本番の近づくこの時期に手は抜けない。少しでも涼しいうちに走っておこうと、6時に待ち合わせて近所の友人と出走した。
今日はドロップハンドル化したCARACLE-Sで、初の遠出。その実力が楽しみなところ。
オーバーサイズ(31.8mm径)化したので、リキセンカウルのアタッチメントが装着できなくなっていたが、急遽オーバーサイズ用のクランプを入手して、フロントバッグを装着できるようにした。
まずは国道310号線を河内長野駅方面に向かう。例によって、平地では友人についていくので精一杯。
早朝出発にも関わらず、太陽が昇った途端にすでに暑さを感じる。先々週のトレーニングで、高温下の長距離走行ができるほど身体が仕上がっていないことを実感していたので、今日は少し距離は短め。それでも上りをしっかり入れた千早峠(金剛トンネル)-水越峠のルートを辿ることにした。
河内長野駅には7時頃到着。小休止してからそのまま国道310号線を進み、駅の裏手の石川を越える諸越橋からアタック開始。千早峠(金剛トンネル)に向かって上り始める。
観心寺手前の川上駐在所前交差点の温度計は、23度を表示。まだ山の中は涼しいが、それでも汗は噴き出してくる。観心寺の駐車場が集合場所になっているようで、Bicycle Land Sakataniのチームの方が集まっていた。
エアコンが不調だったりで昨夜はぐっすり眠れなかったが、体調はまずまずで脚はよく回る。CARACLE-Sもドロップハンドル化したことでさらに走りやすくなった。しかも、10速化してアルテグラのリアディレイラーとカセットスプロケット+デュラエースのチェーンに交換したことで、驚くほど変速がスムーズで走りやすい。お陰で非常に気持ちよく上り続けることができた。
シマノのHG系リア変速はトルクが掛かった状況でもシフトダウンがスムーズであることは承知していたが、これまでの9速デオーレとも次元の違うスムーズさで、抵抗もなくヌルっと変速していく。これまでは傾斜の変化があっても短距離であれば変速せずに勢いで乗り越えることがあったが、このレベルならシフトダウンをためらう必要は全くない。非常に快適ではあるのだが、他の手持ちの自転車が見劣りしてしまうのが難点。
自分なりには調子よく上っていたが、終盤で別次元のスピードで3人のロードバイクにぶち抜かれた。先ほどSakataniさんのチームの方らしい。4人目には追いつかれることなく千早峠(金剛トンネル)に到着。競う相手がいたことで最後まで追い込むことができた。その後も次々とチームの方が上がってきた。
自分の中では千早峠は50分を切れば絶好調という目安があるのだが、今日のタイムは何と48′51″。過去4年間の最高は2013年07月20日に記録した49′01″。とすれば、今日は初めての48秒台にして、過去4年間の最高記録?
カスタマイズしているとはいえ、折りたたみ自転車のCARACLE-Sでこんな記録を出したことは正直信じがたい。性能をアピールできる機会なのだが、何かの間違いではないだろうかと不安になる(^_^;)。
友人も3分と開けずに上がってきた。峠で小休止した後に奈良側に下り始める。腕や足を露出して、全身で風を受け止めて下る爽快さは夏場しか味わえない。
今日は空気が澄んで、遠くの山々までくっきり見える絶景。雲も筋のような薄いもので、夏場のモコモコした雲ではない。空や遠景だけ見ていると、砂漠の中のラスベガスの風景を思い出すほど日本離れしている。でも、湿度が高くムシムシしているのはしっかり日本。
長いダウンヒルを楽しんだ後は、五條から五條道路(京奈和自動車道)に沿って北上。JR北宇智駅付近を経由して県道120号線に入る。
JR和歌山線に沿ったこのルートは、県道30号線や国道24号線を進むよりかなり遠回りだが、交通量が少なく快適に走れるルートだ。
薬水駅付近からは近鉄吉野線も並走し、運が良ければ両側に列車が通る風景が拝める。レンガ造りの橋梁や、歴史的な街並みも点在する見どころの多いルートでもある。
葛駅付近から国道309号線に入り、大口峠を越える。峠といっても、標高差はわずかで、丘といったところ。
大口峠を下ったところでコンビニに立ち寄り。出走時に携行したドリンク1Lをほぼ飲みきり、ここで1L追加。身体を内側から冷やすべく、ガリガリ君投入。夏場の必需品だ。
大阪への復路は水越峠。できるだけ交通量の多い国道309号線を避けて、旧道を上っていく。
千早峠で力を使い切り、今回は友人をペーサーにして後からタラタラと上っていく。それでも水越峠はギア比が苦しい。10時を過ぎて、暑さも厳しさを増してきた。
リア最大スプロケットを30Tから28Tに落としているが、フロントギアはまだ52Tのまま。できるだけ早く、フロントギアの歯数も落とさなくては。
やっとのことで水越峠に到着したのは10:45頃。この炎天下でも、相変わらず登山客の車がたくさん並んでいる。まあ、向こうも酔狂な奴らだと思っているだろう。
友人ともども峠の清水を頭からかぶってクールダウン。夏でもしばらく触っていると手がしびれるほど冷たい水で、今日のような日には非常にありがたい。
後は再び気持ちのいいロングダウンヒル。下りではさすがにロードバイクとスピードが合わないので、友人に先に下ってもらった。
ところが、私のコース指示がいい加減だったせいで、友人とはぐれてしまった。しかも走行中は携帯電話が鳴っても気づきにくいので、なかなか連絡がつかない。友人は暑い中を元来た道を戻ったり、苦労を掛けてしまった。
結局、道の駅河南で再開したのは12時過ぎ。帰宅は13時ごろになってしまった。離れて行動するときには、きちんとルートや集合場所を決めておくべきだった。今後の反省点だ。
そんなトラブルもあったが、CARACLE-Sの走行性能の向上は予想以上で、収穫の多い一日だった。あと少し手を入れて、さらにヒルクライムに適した仕上げに仕上げていこう。
■コースマップ
・ルートラボ http://yahoo.jp/jvpBRx
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2015/07/26 6:13:55
自転車完了: 2015/07/26 13:00:25
バイクタイム: 3:42:18
停止時間: 3:04:09
距離: 82.07 km
平均スピード: 時速 22.15 km/h
登り: 1119 m
カロリー: 2806 kcal
平均心拍数: 138 bpm
最大心拍数: 186 bpm
平均ペダルペース: rpm
最高ペダルペース: rpm
今月の走行距離: 661 km
今年の走行距離: 3636 km
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