鍋谷峠-奥貝塚 その2
【mixi日記 及び 旧ブログ から転載したものです】
その1より続く
このまま帰宅するとさすがに距離が短すぎるので、西に向かって足を延ばすことにした。ここからはコースガイド。
まず、父鬼から府道226号線に入り小さな峠を越え、春木川町の集落から大沢町へ抜ける細い峠道に入る。この道への入り口は分かりにくいが、春木川町のバス停より少し峠よりの三叉路を入ると写真の看板があるので、従って右折する。林間の細道だが舗装されており、細タイヤでも問題ない。春木川からはそれほどキツい傾斜ではないが、鍋谷峠アタックで消耗した身体にはコタえる。
お地蔵さんの祠がある峠を越え、急坂を下ると大沢町の集落に出る。府道40号線少し下り(北上)、大沢神社を越えた所で西に向かう細道に入ると、相川町方面に抜ける峠道になる。少し進むと、道幅の広い道路に合流した。秋口に車で通ったときに工事をしていたが、府道40号線をもう少し下った所から車で入りやすい新道が作られたらしい。
峠近くに写真の射撃場があるが、少し前まで山奥の細道の先にある隔離された施設という印象だったが、峠道が全て改修されて車が通りやすくなったので、まるでゴルフ練習場並みに開けた雰囲気だ。
相川町に出て、府道39号線を少し上り(南下)、府道40号線に折れさらに西進。写真のように「ほの字の里」の看板が出ているので従って曲がるといい。ホントは100メートルほど手前で曲がると近道できるが、初めてではわからないだろう。
小さい峠を2つ越えると蕎原の集落に出る。道なりに下って行くと、写真のように「農業庭園たわわ」や「少年自然の家」への案内標識が出ているので、これに従って左折する。
曲がってすぐの所にある「ほの字の里」は、廃校になった小学校の跡地を林業・農業体験・温泉施設として利用している。車で何度か来たが、何をやっても金のかかる遊戯施設と違い、公共施設なのでそれ程費用が要らない。小学校の施設を流用したりと、正直あか抜けないところもあるが、それだけに観光シーズンでも人が溢れるようなことはない。刺激は少ないが、子供たちとのんびり過ごすことができるのがいいところだ。
階段を上った高台の上にあるので、自転車で疲れた身体ではちょっとしんどいが、600円で天然温泉につかることができるお勧めの施設だ。和泉葛城山麓にはここに限らず、大阪側だけでも牛滝、奥水間、犬鳴山と温泉がいくつもある。のんびりしたツーリングなら温泉巡りもいいだろう。私は時間に追われるトレーニングなので、なかなか自転車で立ち寄れないが・・・。
坂をひとつ越えると少年自然の家、続いて小さな峠を2つ越える。少し前まで長いこと工事をしていた大川と秬谷と間もようやくキレイな道になっていた。後はゆるい下り坂が続くが、この道は道幅も広く歩道もある整備された新しい道。交通量から考えると過剰すぎる良い道で、通る度に税金の無駄遣いだなあと感じる。
この道ではたくさんの自転車と出合った。以前、泉大津のサニーサイド松谷サイクルさんがチームの練習コースとしてサイクルスポーツで紹介していたが、交通量が少なく適度な傾斜の広い道なので、自転車のトレーニングには格好のルート。今日もそのサニーサイドさんのチームウェアを着た人や、集団で街道練習している競輪選手(岸和田競輪所属?)に行き会った。
新しい秬谷トンネルの手前で川沿いの旧道に入り、途中で見かけた観光案内板に記載されていた「遊女の墓」に行ってみた。墓のそばの案内板によると「貝塚の遊女であった千代が病気にかかり、郷里の紀州へ帰る途中、この地で川面に写る哀れな自分の姿に落胆し、断食の末、命果てたという。これを哀れんだ村人達が墓を建て供養した」とのこと。案内板にも書いてあったが、紀州との交通路としてこの道がよく利用されていたらしい。往時にはここからどの道で紀泉山系を越えたのだろうか?
阪和自動車道を越える手前に「農業庭園たわわ」がある。ここにも子供たちとイモ掘りや、ぶどう狩りに何度か訪れている。ここも公営なので、料金が安くて自然と親しめる穴場だ。
この後はR170旧道を通って、自宅に向かった。今日通ったルートはR170旧道よりさらに山寄りの尾根を次々と越えるルートで、交通量が少なく自転車で楽しく走れるルート。どちらかというと逆ルートがお勧めだ。秬谷からもうひと峠越えれば、さらに西側の永楽ダム方面に抜けることもできる。
■本日の走行記録(自転車)
平均心拍数:140
最大心拍数:184
心拍数ターゲットゾーン:131-165
ターゲットゾーン内時間:2:21:02
ターゲットゾーン以上時間:0:24:50
ターゲットゾーン以下時間:1:05:21
消費カロリー:2449kcal
走行距離:74.2km
平均速度:19.3km/h
最高速度:52.9km/h
平均ケイデンス: 79
最大ケイデンス:126
走行時間:3:50:42
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