梅雨明けは 遠し峠の 雨宿り [紀見峠-千早峠(金剛トンネル)]
今日は夕方から雨が降り、明日まで雨が残る天気予報。今日のうちに走っておかねば、と6:30前に自宅を出走。南海上には梅雨前線が居座り、雨雲が流れてくる恐れもあるので、雨雲レーダーを見ながら慎重に進むことにした。
先週はCARACLE-Sでは初めて府外へ脱出し約65kmを走行。今回はもう少し距離と獲得標高を上げて、紀見峠を越えて千早峠(金剛トンネル)で戻るプラン。最初に標高の高い千早峠に上って、雨雲の様子次第で引き返すことも考えたが、最初にメインを持って来ると、後を考えて力をセーブしてしまう。やはりメインは最後に持ってきて、後顧の憂い無くアタックでくるほうが良い。
河内長野駅には7:00過ぎに到着。微妙な雨雲が和歌山側にあるが、徐々に消えていくようなので、最初のプラン通り紀見峠→千早峠(金剛トンネル)と辿ることに決定。今日は体調が今ひとつで、脚が回らないのでメインを後回しにして回復を期待するというのも理由。
今思えば、ここでもう少し慎重に行動していれば・・・。
紀見峠へは国道371号線を進むとわかりやすいが、交通量が多く、路肩も狭いので自転車には難路。いつものように高野街道を中心に裏道を通って進んでいき、三日市駅手前の古い町並みを通り過ぎる。
美加の台駅の手前から南海電鉄高野線の単線時代の軌道跡を利用した遊歩道に入る。雨が多いからなのか、紫陽花がきれいだった反面、今日は路面がやや荒れている箇所もあった。
下りでこの路面ではツラかっただろう。スピードの出ない上りでよかったと、この時点では自分の判断に満足していたのだが・・・
大して心拍数も上げられないまま紀見峠には8:15頃到着。やはり調子は上がらないが、引き返すほど不調なわけでもない。あとは雨雲だが、峠で雨雲レーダーを再確認しても、雲は消滅傾向。南方の雲が北上してくるのが気になるが、午前中は大丈夫だろう。
今思えば、ここで引き返せばまだ間に合ったのだ。
ところが、ここでポツポツと雨が降りだした。消滅傾向の薄雲の最後のあがきだろう、と思いながら念のため雨雲レーダーを再確認すると、確かにその通り。
ところが、その西方には先程まで(見えて)なかった雨雲が近づいてきていた。
四国上空にあった雨雲が当初の予想より北寄りに流れてきており、かなりスピードも速い。もはや、引き返しても間に合いそうにない。南方にばかり気を取られて、西方への配慮が欠けていた・・・。
しばし悩んだが、どうせ間に合わないなら先に進むことにした。うまくすれば、今上空にある雲のように勢力を弱めるかもしれないし、南寄りに進路を変えるかもしれない。
もっとも、こういう希望的観測は、十中八九当たらない。何より、自分が強力な雨男であることを考えれば、そもそもこんな日に走りだすべきではなかったのだ。
紀の川南岸の県道55号線を東進し、県境を越えて奈良県へ。ここから紀の川は吉野川と名前を変える。
南岸は北岸の国道24号線に比べて交通量が少なく、走りやすい。ここまでは、ごく弱い雨が降ったり止んだりで、まずまず快適に進んでこれた。
その運もここまで。国道168号線に入って五條市街が近づいたところで、バラバラッと強めの雨が降ってきた。ついに捕まったか、と思ったが雨雲には切れ間があり、コンビニでちょっと雨宿りしていたら小止みになった。
河原にはたくさんの車両が集まり、消防車や自衛隊車両も駐まっている。上空には先程からヘリコプターが飛んでいたが、整然とした駐車状況を見ると突発的な事件や事故ではなさそう。防災訓練か何かだろうか?
五條から国道370号線を上り始め、牧野小学校前交差点から千早峠(金剛トンネル)に向けてアタック開始。体調はやはりもうひとつで心拍数も上げにくいが、150以上をキープするよう努めて上り続ける。雨は降ったり止んだりだったが、次第に雨の比率が高くなってきた。
37′14″で小雨の千早峠(金剛トンネル)に到着。32分台で上れることもあったので、やはり調子が数字に現れている.。トンネルに入って雨宿りをしながら下り支度。
気が重いが意を決して大阪側に下り始める。路面が濡れているのでスピードを抑えて慎重に下るがそれでも序盤は結構寒い。レインウェアの上着を持ってきていたのが正解だった。
標高が下がるに連れて暖かくなってきたが、雨が次第に強くなってきた。河内長野駅付近に降りてきた頃には本降り。久々にマッドガードなしの自転車で雨中走行をすることになったが、タイヤから巻き上げる水で砂だらけになりながら12:30前に帰宅した。
今日は走行距離80km超を達成したが、雨中走行で身体が冷えたせいか骨折痕に軽い痛みが出た。雨男が無謀な掛けをするべきではなかったし、やっぱりマッドガードは欲しいところ。とはいえ、CARACLE-S純正のマッドガードは標準タイヤの1.5サイズ用なので太すぎる。実は、すでに細身のワンタッチ着脱ガードを入手しているのだが、CARACLE-Sへの装着にはひと工夫必要。早いところ、加工して装着しよう。
もう一つの対策は、輪行袋を携行すること。雨が近づいてきたら、とっとと鉄道で撤退するのも折りたたみ自転車らしい活用法だろう。
ドロドロになったのでシャワーを浴びたが、早いところケアしないと自転車が傷む。そこで、午後は雨の中で洗車作業。またずぶ濡れになってしまった(^_^;)。やっぱり晴れた空の下で走りたいものだ。
■コースマップ
・ルートラボ http://yahoo.jp/b6vLj8
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2015/07/04 6:26:56
自転車完了: 2015/07/04 12:24:49
バイクタイム: 4:04:38
停止時間: 1:52:53
距離: 82.70 km
平均スピード: 時速 20.28 km/h
登り: 889 m
カロリー: 2587 kcal
平均心拍数: 124 bpm
最大心拍数: 165 bpm
平均ペダルペース: rpm
最高ペダルペース: rpm
今月の走行距離: 146 km
今年の走行距離: 3121 km
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