冬日和 駆ける銀輪 砂遊び [関西シクロクロス堺ステージ]
今年も例年のごとく、関西シクロクロスの堺ステージを観戦に行ってきた。ユニコでお世話になったショップさんや知人も各クラスに出場しているので、本当は一日観戦していたいところだが、今日は車が空いていない。
会場のみなと堺グリーン広場まで10kmちょいとなれば自転車で走って行くのは簡単だが、あまり厚着はできない。仕方ないので最高クラスのC1を中心に昼前後の短時間だけ観戦することにした。
自転車で大きな望遠レンズを持っていくのはしんどいので、コンパクトな中望遠レンズを装着した一眼レフのみ持参。短距離とはいえ向かい風に苦しみながら通勤用自転車で11:45ごろ会場入り。
海に面した吹きさらしの公園だが、幸い陽射しがあって、寒さもまだまし。風も強風と言うほどではなく、遠くの煙突の煙もほぼ真っすぐ上がっている。
キッズクラスがあるからだろうが、会場は家族連れも結構いる。到着した時は試走時間だったので、親子で試走している姿も見かけた。ランバイクを用いる幼児クラスもあるので、ストライダーなどに乗っている子供も多く、微笑ましい。
出会った得意先に挨拶をしたりしているうちに、正午からキッズクラス(CK2、CK1)が次々スタート。大人顔負けの走りを見せていた。
12:35からのC1のスタートまでにと、砂場近くで腹ごしらえ。この間もキッズクラスで用いられるショートコース以外では試走が続いていた。
予想していたようなウェットコンディションではなかったが、午前中のレースなどで、すでに砂場は深くほじくり返されいるのだろう。腹ごしらえや場所取りの間にも、試走中の選手が立て続けに砂場で転倒していた。
この砂場は選手にとってかなり過酷なポイントになりそうだと、砂場に挟まれた場所に陣取って待機するうちにC1クラスのスタート。
転倒を 楽しみに 恐れていたが(笑)、さすがC1。トップクラスの選手は、ほとんど転倒することもなく砂場をクリアしていく。
序盤から横山航太(シマノレーシング)、沢田時(ブリヂストン・アンカー)や島田真琴(シマノドリンキング)、そして中原義貴(弱虫ペダルシクロクロス)がトップ集団を形成。
砂場のそばを離れて移動してみる。高低差の少ないコースなので、場所によってはかなりのハイペースになっている。
今回嬉しかったのは、贔屓の辻善光選手が出場していたこと。惜しくもプロロード選手としては引退を表明したが、昔から活躍しているシクロクロスには参戦を続けている。トップグループからは少し離されていたが、5位争いを展開して、力走。
さすがのC1クラスの選手も周回を重ねていくうちに体力を消耗するのか、シケインに足を取られて転倒する選手もいた。
スタート/フィニッシュポイントに近いもうひとつのシケインはやや高いが2連のみ。辻選手が華麗なステップで越えていく。
終盤は横山選手がジリジリ他の選手を引き離して、独走態勢。両手を上げてトップでフィニッシュした。
続いて少し離されて沢田選手が2位でフィニッシュ。悔しそうにハンドルを叩いていたが、わざとらしかったので、どうやら観客へのサービスだったようだ。
4位中原選手に続いて、辻選手も5位でフィニッシュ。故障だらけの身体にも関わらず、上位に入るのはさすがだ。
残念ながら表彰台には上がれなかったが、辻選手の活躍を見られたので今日は満足度の高い観戦だった。今シーズンの関西シクロクロスも桂川の最終戦を残すのみとなった(別途、四国クロスや3.11メモリアルクロスがあるだろうが)。昨年に続き、今シーズンもくろんど池を観戦できなかったのが残念だった。
とは言え、同行した友人も来シーズンは参戦を考えているとのこと。楽しみの多いシーズンがまたやってくることだろう。
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