立て続く パンクが示す 残暑かな [ママチャリパンク修理その2、猛虎四號ホイール組みその2]
先週後輪をパンク修理したばかりのヨメさんのママチャリだが、今度は前輪がパンクした。こちらは出先だったので自転車屋さんで修理してもらった。
さらに続いて娘のママチャリもタイヤが前後ともぺしゃんこになったとの報告・・・。夏場はパンクが多いとは言うが、ホントになんか祟られている(^_^;)。
一昨日から盆休みに入ったが、親族の集いがあったので、今日になってようやく自転車をいじる時間が取れた。後輪をチェックしてみると虫ゴムが千切れており、どうやらパンクではなくこれが原因らしい。
前輪は虫ゴムに異常はないように見えたが、念のためこちらも交換。両輪にエアー注入してみたが、少なくとも空気が漏れる音は聞こえず、すぐにタイヤの空気圧が下がることもない。
「両方共、虫ゴムだったのかなあ」と思ったが、念のためしばらく放置して様子を見ることにした。その間に他の作業。
ESGE クロモプラスチックマッドガード(P45)を探している大学サイクリング部の先輩がいたので、手持ちの中古品を引っ張りだしてチェック&クリーニング。
クロモプラスチックマッドガードの製造を引き継いだSKS製とは、同じサイズ表示でも微妙に幅が違うとのこと。現在、通勤車で使用しているものと別に、もう1ペア使用済みの前後セットがある。20年近く死蔵するばかりだったので、もしお役に立てるならお譲りしようと思っている。
ところが、引っ張りだしたブツは記憶よりかなり汚れや変色がひどく、リアの後部には変形もあった。
前2つ(ライト装着用)、後3つ(シートステイブリッジ直付用)の穴開けもあり、ステーのキャップも一部欠損。
ESGEガードはフロントがそれほど長くなく、先輩はリア用を加工して長いフロントとして使用したいとのこと。穴開け位置からすると、お役に立てるか微妙・・・。
ともあれ、ノリクラ遠征で現品を見てもらうことになっているので、クリーニングしておいた。ここで用いるのは、車の水アカ取りシート。
クロモプラスチックガードはアルミをプラスチックでサンドイッチした構造で、二つ折りしても元に戻るタフさが特徴。代わりに、プラスチックに付着した油汚れを放置しておくと、染み込んでパーツクリーナー等を使用しても取れなくなる。
ところが、この水アカ取りシートを使用すると、かなりキレイになることを先日発見した。汚れを浮き上がらせる機能が有効なのだろう。
画像ではわかりにくいが、手前側のみ拭き取り済み。途中から汚れが残ったままになっている。
作業開始前よりはかなり改善はしたが、やはり取れない汚れや変色が残り、もちろん傷や変形は取れない。穴がふさがるわけでもない(^_^;)。
先輩に見るだけは見てもらおうと思うが、残念ながらお役には立てないかもしれない。
お次はスポークの調達ミスで先週中断を余儀なくされたホイール組み。無事に正しい(はずの)スポーク長で再調達できたので作業の続き。
まずは、マーキング通りに旧リムのバルブ穴周辺のスポーク位置通りにを仮セット(正確にはロゴ位置の微調整で、1穴ずらしたが)。今回のMAVIC OPEN PROでは、フリー(右)側を4本組に挑戦するので、こちらは後回し。ひとまず、反フリー(左)側を仮組みしていく。
仮組み前にスポークのネジ山にグリスを塗布し、ニップルは組み付ける際に外側のリムとの当たり面にグリスを塗布していく。
組み上げ後に動かなくなるスポークプレップやCRC556が良いという人もいるが、逆に言うと長期使用に伴う振れ取りがしづらくなるのではないかと思う。そんなこともあって私はグリス派だが、特に不自由は感じたことがない。
ニップルスターターMOJOhandasでニップルの締め込み位置を均一化しながら組み上げていき、反フリー側の仮組み完了。
フリー側の4本組化を、バルブ穴上部でスポークがクロスしないようにイタリア組にするために、バルブ穴に隣接する穴に1本残したスポークを元に、しばし検討。結論としては、スポーク位置を1つずつずらすので良さそう。
私は現物合わせで済ましてしまったが、本来は面倒臭がらずにヨンロク組みの元祖(?)のウェブページなどを読んで良く理解し、左右ともにスポークをハブに通してから仮組みするのが正しい手順(^_^;)。
1本位置が決まれば、後は自動的に位置関係が決まってくる。片側を仮組みしてからもう片方のスポークを通すのは少し手間だが、テンションが低いうちはクロスしたスポークの間を通してセットできる。
セオリー無視を繰り返して、無事にフリー(右)側も仮組み完了。
ここで娘のママチャリをチェックしたところ、前輪の空気圧が少し下がっている。やはりどこかにパンクがあるようなので、まずはタイヤの表面をチェック。幸い、すぐに小さなガラス片が刺さっているのを発見。
ガラス片を抜き取り、水を付けてみると泡が立った。ガラス片がフタをしていたために、空気の抜けが遅かったのだろうが、これで無事にパンク箇所発見し、再発防止処置もできた。
車輪を外してチューブを取り出し、パッチを貼り付けてパンク修理完了。ロード用の薄手のパッチを使うのはもったいなかったが、他に手持ちがなかったので流用した。
そんなこんなで時間切れ。新ホイールの仕上げはまたの機会。
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