病室にて(06/29)
[この記事は日時を遡って掲載しています(実掲載2014/07/07・修正07/15)]
大腿骨を骨折する事故から一夜明けた。
明日の手術まで股関節を動かすなと言われているが、言われなくても痛くて動かせない。とにかく、ベッドにじっとしているしかないのだが、お陰で腰や首まで痛くなってくる。
食事も寝たままなので、食べにくいし、味気ない。料理が見えないので、手を伸ばしてiPhoneで上方から撮影し、どんなメニューか確認してから、口に運んだ。
病室の窓から離れたベッドなので、外の様子もわからなかったが、幸い同室の患者が退院したので、窓際に移ることができた。
身動きできない身には、外が見られるだけでも気が紛れる。今日は昨日以上に良い天気のようで、全く梅雨とは思えない。東に向いた窓からは金剛山系が見渡せ、北から南に向かって大和葛城山、水越峠、金剛山、千早峠(金剛トンネル)、さらに南の方には今回事故を起こした紀見峠も見える。ちょっと複雑な気持ちだ。
医師や看護士は「あと一日だからがんばって」と声をかけてくれるが、身動きの取れない身には1日がとても長く感じた。
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