いきなりの 初夏の陽射しに 目が眩み [ペダル、ハブグリスアップなど]

 今週末は明日のイベントに参加するので、午前中は家の用事を済ませ、午後から少し自転車いじり。まずは、明日の走りに備えて猛虎四號のメンテ。

140426_144946 各部をチェックしていると、右ペダル(シマノ PD-A600)に少しガタを発見。左は大丈夫なようだ。

140426_145438 シャフトと本体を分解してみると、外に近い部分のわずかな黒ずみを除けば、中のグリスはきれいな状態。

 グリスアップまではせず、玉当りを調整だけすることにした。

140426_145810 10mmナットと、あまり見ない7mmナットの組み合わせを調整。ゴリゴリ言う直前の少し固めに締め合わせた。

140426_150518 本体とシャフトを組み戻して調整終了。見た目は何も変わらないが、ガタは無くなった。早めに気付いてよかった。


140426_150826 こうなると、似たようなベアリング部分気に掛かる。触ってわかるようなガタはないが、前々からそろそろグリスアップしなければと思っていたのがリアハブ。サンツアーSLマイクロライトのフロントハブは、シールドベアリングなので丸ごと交換できる。リアのフリーハブも、左はシールドベアリング。右側のみがバラ玉のカップアンドコーン式だ。

140426_150956 開けてみると、グリスは少し汚れて、量もかなり減っている。遅すぎることのない、いいタイミングだったようだ。

140426_151928 古いグリスを取り去り、クリーニングしてみると、ベアリングもボールレースもきれいな状態だったので一安心。

140426_152238 新しいグリスを詰めて、玉当り調整。適当に仮締めして具合を見ると、ガタがなくゴリゴリ感もないベストなポイントに一発で決まった。たまたまだろうが、いつもは何度も調整を繰り返すので逆に不安(^_^;)。

140426_152912 少し回転させ、はみ出したグリスを拭き取って、グリスアップ完了。シールドベアリングの左側はかなりの長期間メンテナンスフリーで大丈夫だし、不調になれば丸ごと交換できる。今回はいじらずそのまま。
140426_154900 続いての作業はチェーンウォッチャー。先日、走行中にチェーンがインナー側に落ち、あれっと思ったらウォッチャーがズレていた。固定ボルトを強く締めたら、受けの部分を破損してしまい使用不能に・・・。出先なのでいい加減な作業になってしまったが、プラ部品を力任せに締め込むものではない。

140426_155732 ここ2回ほどウォッチャーなしのライドだったが、特に不自由はなかった。とは言え、チェーントラブルを減らせる有効なパーツなので、改めて装着することにした。

 インナーギアが26Tと小さいので装着位置が低く、そのままだとラグのひげに干渉する。そこで、内側を削りこむ。

140426_154926 破損したウォッチャーから六角穴のアルミ製キャップボルト&ナットを移植。ほんの数グラムの差なので、軽量化の効果は無に等しいが、サビ防止にもなる。

140426_160206 込み入ったBB付近だが、アーレンキー式ならプラスネジよりアクセスしやすく、締め付けトルクも容易に上げられる(出先でねじ切れるほど(^_^;))。実はこれがボルト交換の最大の理由。

140426_160238 調子に乗って締付けトルクを上げ過ぎないように注意して、装着完了。猛虎四號の整備はこれにて終了。
140426_164122 お次は通勤用自転車。2度に渡るチェーン交換の甲斐あってシフティングは快調だが、ペダリングしていると、一定の間隔で「キュラ」とかすかな音鳴りするポイントが有る。クランクが回転する度ではなく、数回転置きなので恐らく原因はチェーンで間違いない。どこか動きが渋いところがあると思われるが、簡単には探り当てられなかった。油が回りきっていないせいかもしれない(可能性は低いが)ので、ひとまずは再注油して様子見。

140426_164302 異音の原因を考えるうちに気になってきたのが、シュパーブプロリアメカのプーリー。前述の通りで、ここが原因である可能性は低いと思うが、シールドベアリングとは言え、この個体は約20年以上何のメンテもしないまま使用し続けている。

140426_164514 予備のプーリーも一組は所持しているが、再度調達するのは困難な貴重な品。シールドベアリング交換も可能な構造だが、長期間放置していて割れているプーリーを見る機会もあり、プラ部品はかなり劣化しているだろう。交換時に圧力を掛けることで破損する可能性もあると思われる。

140426_164646 そこで、次善の策として、グリスアップをすることにした。

 手に取って回転させると、相変わらずスムーズに回る。シールキャップを開けることはキャップの変形などで密閉性を損なう恐れが高く、今後の耐久性を低くするリスクがあるので、できることならやりたくない作業。ちょっと迷ったが、意を決してシールキャップを開ける。ALMASの新名さんによると、シールキャップは内側から開けるのが良いそうだ。

 開けてみてやっぱり後悔。黒ずみはあるが、20年を経過しても中のグリスは健在で潤滑性能が損なわれている様子はない。これなら開けないほうが良かった。

140426_165244140426_164946 開けてしまったものはしょうがないので、古いグリスをキレイに落とし、新しいグリスを詰める。

140426_165440 やはりシールキャップが少し変形してしまったので、できるだけ修正し、はめ直してグリスアップ終了。

 毒食らわば皿までと、もう一つのプーリーも同様にグリスアップ。古いグリスはほぼ同様の状態だったことを確認できた。他にもシュパーブプロのリアメカを所持しているが、滅多なことで開封するまいと決意した。この個体に関してはパンドラの箱を開けちゃったので、時々メンテしなきゃならないだろう。

140426_171020 リアメカにプーリーを組み付けて、本日の作業終了。本当は通勤用自転車のリアハブ(シュパーブプロ)もグリスアップしたかった。

140426_171042 まだまだ先送りしている作業はたくさんあるが、要領は悪い人間は少しずつやっていくしか無い。


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