雨の中 祭り終わりて 秋の風 [ノリクラ後片付け]
やや不完全燃焼のノリクラ(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)から一夜明け、今日は休みを取って休養と後片付け。朝から雨が降ったり止んだりの中、荷物や車をざっと整理した後で、自転車の整備。
昨日雨の中を走ったので、猛虎四號はかなり汚れている。すでに一度濡れているので、洗車することにした。と言っても、エレベーターのないマンション(と言えるのか?)の三階に住まうわが家にとって、水の手配が簡単ではない。
大きなバケツに水を汲んで階段を降り、雨の駐車場で店を広げる。チェーンは前もってチェーンクリーナーで油汚れを落としておき、革サドルにポリ袋を被せて洗車開始。
自社商品の自転車用洗剤BARBERIバイシクリーンを吹き付け、ブラシで上からこすっていく。入り組んだ部分や油汚れのひどい部分は念入りに。
最後にバケツの水を掛けてブラシでこすりながら、バイシクリーンを洗い流していく。当然のことながらバケツ1杯では足らず、結局3回階段を上り下り。疲れた体にコタえる。
すっかりキレイになった猛虎四號を三階まで持って上がり、次は娘のジュニアロードの洗車。と思ったが、思ったよりも汚れていない。ショートコースの娘は、ちょうど雨の中を走ることは無かったようなので、洗車まではしないことにした。面倒だし、スチールバイクの水洗いはできるだけ避けたい。
猛虎四號のシートピラー(シートポスト)を抜いて逆さにし、フレーム内部に入った水分を落としながら、各部の水を拭き取っていく。フレームはバイクポリッシュで拭き上げる。
続いて、チェーンを始め、各部に注油していく。これで目に見える部分はピカピカになった。
続いては決戦ホイールの手入れ。リアコグを外して拭き取り、普段使いのホイールに戻す。
タイヤのチェックをしていたら、以前から使用しているフロントタイヤに結構ガラス片が埋まっていた。放っておくと、トレッドの薄い軽量タイヤだけに、パンクに繋がりやすいだろう。細いドライバーでかき出していく。不思議と、変えたばかりのリアタイヤにはほとんど埋まっていない。古くなるとガラス片を拾いやすくなるのだろうか?
娘のジュニアロードもクリーニングと注油、各分の点検。それほど汚れていないので、比較的簡単に済んだ。
2台のクリーニングが済んだところで、猛虎四號に装備を装着して通常形態に戻していく。
ただし、そのためには先日折れてしまったリアマッドガードの分割用プレートを、付け直して調整する必要がある。
まずは、せっかく外した機会にマッドガードをネバーダル(金属磨き)で磨き上げる。
続いて、分割ガードの再セッティング。下が折れてしまったアルプス製プレート(スチール製)。上が新たに手に入れたオオマエジムショのステンレス製プレート。最初からサイドプル(キャリパー)ブレーキを想定した位置にも装着穴が設けられている。アルプス製は薄手のセンタープルブレーキまでしか想定していなかったようなので、端にもう一つ穴を開けて使用していた。穴が多くなって強度が低下したことが折損の原因かもしれない。
サイドプル(キャリパー)及びセンタープル用の装着穴にボルトを通して、マッドガードの前半分と一緒にシートステイブリッジのダボ穴に固定。
マッドガードの後半分を当てがってみると、予想通り固定穴の位置が合わない。もうひとつ穴を開けるほどはズレていないので、ヤスリで穴を広げるかとも思ったが、美観と強度を考えると良い方法ではない。
そこで、ちょっと面倒だがマッドガードの合わせ目を少しカットすることにした。ずれた方向が、幸いだった。
ところが、切断面が少し乱れてしまい、ヤスリで整えるうちに想定より削りすぎてしまった。
当然、固定穴の位置はズレてしまう。
仮装着してみたが、ガードの合わせ目に、大きめのすき間ができてしまうorz。とは言え、もはやガードをカットして調整することはできない(さらにすき間が広がってしまう)。
結局は、固定穴をヤスリで広げて調整する羽目になった。何のために手間をかけたのやら(;´д`)トホホ…。
これで何とかすき間が少ない状態で装着できるようになった。広がった穴は、ワッシャに隠れる範囲で収まったのが幸い。
ややこしい作業はこれで終了。後は元々付いていたものを戻していくだけ。ただし、何度かマッドガードのゆるみが発生したので、革パッキンは外すことにした。やはり固定部分に弾性体を挟むのはゆるみの原因になると思われるし、振動軽減の効果もそれほどない。フロントマッドガードも革パッキンなしで装着。
ヘッドコラムスペーサーも決戦用のカーボン製から、薄手のクロモリ製に戻す。カーボンは軽量だがステムとの段差が気になるし、クロモリバイクにはシルバーの金属の方が似合う。
スペーサーの内側にまだ水が残っていたので拭き取ったが、やっぱりクロモリバイクはあまり洗うものではない。
ハンドル周りにライト、デジカメホルダー、バックミラーを装着し、スマホルダーやサイコンの位置も調整。
これで、ノリクラデビュー戦を終えた猛虎四號を、ほぼ通常仕様へ戻すことができた。ただし、サドルは次に乗る時(たぶん週末)まで装着せず、フレーム内部に侵入した水分を蒸発させる。
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