街白く 静まるほどの 炎暑かな[決戦ホイールのタイヤ交換]
昨日の高野山往復の疲れで、今日は娘のトレーニングも断念。ノリクラ(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)が迫る中、せめて自転車の準備も進めたいところだが、時間もあまりないし、朝からとんでもない暑さで冷房のない作業スペース(マンションの通路)で大掛かりな作業もする気が起きない。
そこで今日は絶対に必要な作業、決戦ホイール(前輪、後輪)のチューブラータイヤの交換と再接着だけ行うことにした。
と言うのは、昨年のノリクラ後にリアタイヤのトレッドが摩耗し、ケーシングが露出していることに気付いた。
装着しているTUFO S3 Liteは、「<165g」の表示が示す通り165g未満であることを宣言した決戦用チューブラタイヤ。当然のことながらトレッドは極めて薄く、下りでロックさせたりすると簡単にケーシングが露出する。こんなことがなくても(ノリクラ本番でしか使用しないとは言え)、すでに何年も使用しているので交換した方が良い。
古いタイヤを剥がし、リムを露出。S3 Liteの165gモデルはすでに絶版になって久しく、代わりの決戦タイヤを探していたが、高価だったり、重かったり、逆にピスト用で軽すぎ(弱い)たりとなかなか納得行くものが見つからなかった。
ところが、先日某ショップさんでS3 Lite(<165g)が大特価で売られているのを発見。今後のことも考えて2本購入した。製造から年数の経ったタイヤに一抹の不安もあるが、ビニールに包まれた上で箱に入っていたので、経年劣化は少ないだろう。
新品のチューブラタイヤはなかなかはまらないので、まずは手足で引っ張って伸ばす。さらに、リムセメントを塗る前に一度リムにはめて、エアーを注入してなじませる。
仮装着したタイヤを外して、まずリムにリムセメントを塗っていく。はみ出したり糸を引いたて付着したりと、何度やってもなかなか上手くできない作業だが、はみ出したセメントはリムセメントクリーナーで拭きとっておく。
続いてタイヤの接着面(裏側)にも薄くリムセメントを塗っておく。
表面がべたつかない程度に乾いたところで、いよいよ本装着。バルブをまず差し込んで、上方から両側に引き伸ばしながらリムに乗せていき、最後はリムセメントが付着しないように浮かすようにはめ込む。
・・・ことができれば最上だが、毎度のごとくタイヤサイドへの付着が何箇所か生じてしまった。
リムセメントクリーナーの力も借りつつ余分な付着をはがしたが、本当はタイヤを傷める恐れのあるクリーナーは使わない方が良い。
軽くエアーを注入して左右の偏りを修正(センター出し)し、さらにエアーを高圧まで注入してリアの交換作業完成。
続いて、フロントもリムセメントが乾いているので、一度タイヤをはがしてセメントを塗りなおして再装着。これで、コーナー攻めても大丈夫(攻めないけど)。
両輪ともサイドカラーがブラック仕様となり、統一が取れた。もう1本予備があるので、もうしばらくこの仕様で使用できそうだ。理想を言えば、今回外したサイドカラーがイエローのもので統一したいのだが、ブラックが有っただけでもめっけ物だ。
この決戦ホイールのリムはnorikura1059さんから譲っていただいたMAVIC GEL280。名前の通り280gで、今となってはアルミリムでこんな軽いものは見当たらない。
リアホイールのハブはサンツアーSLマイクロライト。フリーボディーが軽合金で当時は最軽量のフリーハブだ。32穴#15プレーンスポークをアルミニップルで組み。ホイール剛性から考えると左側ラジアル組みは良くないとのことだが、それを知ったのはつい最近(^_^;)。
フロントハブはアメリカンクラシックMICRO58。こちらも32穴だが、スポークは#15-16バテッド。アルミニップルでラジアル組。特にフロントは約540gと、今でもなかなかの軽量ホイールだと思う。
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