手を止めて 麦茶飲み干す 蝉時雨 [猛虎四號いじり(ホイール、ヘッドスペーサー、リフレクター]
昨日の激坂リベンジライドで後輪が振れているのに気がついたので、今日は振れ取りをしておこうと振れ取り台にセット。一箇所かなり大きく振れているのには気付いていたが、チェックしてみると縦振れも発生しているようだし、反フリー側のテンションがかなり低い部分もある。リベンジライドでの出来事もあってスポークが折れているのでは、とも思ったが、幸いそれはなかった。
ここ数年、ほとんど振れ取りをしなくても安定していたので、不思議な事態。いずれにしてもこれは簡単な振れ取りで済まさない方がよさそう。本格的に調整するためにタイヤを外し、作業中に体や服を汚さないように、スプロケットやリムをクリーニング。
リムフラップを外したら、何かがポロッと落ちた。拾って、青ざめた・・・。ハトメが途中で割れて、脱落したのだ。これが振れの原因かと思ったが、振れている箇所とズレていた。他にハトメが割れている箇所も無さそうだが、これは心配な事態。
このリムはアラヤCTL-385。決戦ホイールとして2004年のノリクラ用に組んでからほぼ9年、その後普段使いに転用して散々使い倒してきた。ぶつけたような変形箇所もあるし、そろそろ交換時期なのかもしれない。とは言え、こいつは型番通り、385gの超軽量。完組ホイール全盛の昨今、単体でこんな軽量なリムは恐らく流通していない。
どうするか悩んだが、とりあえす走れるホイールが必要。ひとまずは、もう一度スポークを張り直してみることにした。これで問題が生じるようなら、手に入るリムと交換するしかないだろう。一度ニップルをゆるめ、スポークがフニャフニャの状態にする。
アルミニップルなので、ゆるめる段階で回りが渋いなど怪しげなニップルはどんどん交換。グリスを塗布して組み付けていく。
改めてニップルを締め上げていく。均等に締めていくだけでも、思ったよりは振れも出ない。リム全体がポテトチップス状に大きく変形しているようなことはないようだ。ハトメが割れた箇所も、特に異常はない。ただし、局部的な変形や傷がいくつかある。
徐々にテンションを上げていきながら、縦振れも調整。何度もスポークをしごいて初期振れを防ぐ。これまでは超軽量リムでテンションを上げるのが怖かったが、高速でもがいた時の後輪のバタつきが気になっていた。どうせ残り少ない使用ならと、今回は以前よりテンションを上げてみた。
ホイールセンターも時々チェックしながら、本格的に横振れ取り。最初はニップル回しを1/2回転ずつ回しながらおおまかに調整し、続いて1/4回転ずつ、1/8回転ずつと調整を細かくしていく。テンションを上げているので、一箇所調整しても影響で他が振れる現象が起き、なかなかキリがない。
最終的に横フレを1mm以内に抑えたところで、ひとまず終了。実走して初期振れが出てから、もう一度調整するつもり。
タイヤをはめ直してフレームに戻し、ついでにチェーンクリーニング。自社商品のBARBIERIトルネードは、1分もかからずにチェーンの内側までクリーニングできる。
トルネードのスプレーは洗浄と潤滑の両方の機能があるので、余分な溶液を拭えば、でチェーンメンテ終了。
でも、その後わざわざ溶液をパーツクリーナーで落として、潤滑効果の高いチェーンルブを塗ったりしてますが(^_^;)。
話は遡るが、先々週末にヘッドコラムスペーサーを交換している。これまで、間に合わせのカーボン&アルミスペーサーが不揃いで見苦しかったが、ようやく意中のクロモリ製スペーサーを入手した。
日東製のこのスペーサーは、薄手でクロム(?)メッキ加工の美しいもの。早速交換したが、同じ日東同士とあって、ステムパイプとの厚みの差がなく、見苦しい段差がなくなった。
重量増ではあるが、普段使いにはこの方が満足度が高い。ノリクラ本番では決戦仕様として、カーボン製に再度換装することになるだろう。
理想を言えば、ステムと同じ仕上げ(スーパーダルメッキ)のものがあれば、というところ。もしくは、クロムメッキのステムか。
薄手で軽量ということで、チタン製スペーサーも探してみたが、オーバーサイズ用ばかりで、1インチサイズは見つけられなかった。もしあったとしても、かなり高価になるだろうが・・・。
話は今日の作業に戻る。猛虎参號時代からマッドガードの有無にかかわらず機能するように、リアキャリアにリフレクターを装着していた。しかしながら、結局ノリクラ本番(と試走)以外は、ほぼマッドガードを着けっぱなしだ。どうせなら、マッドガードにリフレクターを装着した方が機能性が上がるし、見栄えも良い。
そんな訳で、細身のマッドガードに似合う小ぶりのリフレクターを探していたら、サイクルハウス アビィワンの大塚店長からこんなリフレクターを譲って頂いた。往年のキャットアイ製で、反射鏡の直径は3.5cmほど。ボディがアルミ製なので、質感が他のパーツと釣り合う。
リフレクターを真後ろに向けようとするとステーより下方に装着する必要がある。ちょっと悩んだが、上を向いたリフレクターも格好悪い。意を決してマッドガードに穴を開け、仮止め。
ボルトがガードの内側にかなり突き出していたので、金ノコで5mmほどカットして 、ヤスリで整形。
再度装着して確認すると、ボルトの突き出しはこんなものだろう。
リフレクターを装着したガードをフレームに戻してみると、計算通りほぼ真後ろを向いたのでひと安心。
真後ろから反射具合を確かめるべくフラッシュ撮影。しっかり目立ってくれている。
反射鏡の面積からすると恐らくJIS基準には満たないのだろうが、一定の効果を発揮してくれるだろう。どうせセイフティライトと併用するので、二重の備えはできている。
アルミのボディの質感はやっぱり良い。理想を言えばポリッシュのガードと合わせた質感するためにアルマイトを落として磨き上げ・・・いや、止めておこうキリがない(^_^;)。貴重なストックをお譲り頂いたアビィワンの大塚店長に感謝!
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