通勤用CARACLE-S組立て その3
[通勤用CARACLE-S組立て その2]からの続き
走行可能状態になった新通勤車(CARACLE-S 2015試作車)のデビューとなるはずだった9/20は、台風襲来(^_^;)。
やむなく車で出勤して、勤務先を探したら行方不明だったヘッドコラムのトップキャップが見つかった。テレスコピック(二段式)のズレ防止のためのリブを回避する溝が付けられた専用品だ。
帰宅してからこれを装着して、ハンドル周りのセッティングは一応完了。ただ、やっぱりハンドル周りがごちゃごちゃしている。TOPEAK製ライドケースマウントをトップキャップに装着できるように、プレッシャーアンカーを加工して装着したいところ。
本装着するペダルも持ち帰った。仮付していたシマノ製PD-A530と交換で装着したのは、CARACLE-Sのオプション品であるwellgo M138 QRD フラットペダル。ワンタッチで着脱できることと、マグネシウム製で軽量なことが特徴のフラットペダルだ。中国にCARACLE-Sを持ち出した際にトゥクリップを取り付けられるように改造したものを、流用する。
通勤はトゥクリップで使用し、週末ライドに活用する際にはSPD互換のwellgo MG-8 QRD ビンディングペダルにワンタッチで交換できる。
新通勤車は昨日9/21にいよいよ(?)通勤デビュー。さらに今日9/22にはMG-8を装着して約40kmのポタリングに活用した。
充分な走行性能を発揮した新通勤車だが、この2日間は組み直したばかりなのに、いきなり雨上がりの濡れた路面を走る羽目になった。前輪が水を跳ね上げて、車体下部やBB付近が結構汚れてしまった。
短いガードでも身体への水の跳ね上げを抑えることができるので、有ると無いとでは大違い。しかしながら、長い(というか「適切な長さの」)前輪マッドガードを装着していると、跳ね上げがさらに抑えられて、靴が濡れずに快適だし、前ギア周辺のパーツを水や汚れから守ることができる。とはいえ、BBなどの防水機能も向上し、長いマッドガードは段差を降りる際に引っかかったりすることもあるからか、最近の自転車は総じてガードが短い。そんな事もあって、多くの人は長いガードの長所を知らない。
雨上がり 雀も実る 稲穂かな [槇尾山往復]
先週末は台風近づいて雨がちで出走できず、今週末は仕事で土日共に走れない予定。となれば、今日はどうしても走っておきたかったが、昨晩見た今日の天気予報は朝から雨の確率が高い。意気消沈して、出走準備をせずに寝てしまった。
今日起床すると雨は降っていないものの、やはり路面はまだ湿っており、8時頃には雨雲が流れてくる予報。諦めてPCをいじっていたが、6時を過ぎると陽が射してきた。改めて雨雲レーダーを確認すると、良い方向に予報がずれ、少なくとも10時頃までは雨が降らない模様。
こうなると、じっとしていられない。短時間でも走っておこうと慌てて出走準備を進め、家を飛び出したのは7:30前。週末のイベント(仕事)に備えてTORACLE(虎来る號)にはマッドガードを付けていないし、汚したくない。収納場所から取り出し、タイヤに空気を入れたりといった手間もかかる。
そこで今日はフルガードを装備しており、すぐに出走できる新通勤車(CARACLE-S 2015試作車)を引っ張り出した。ただし、ペダルはSPD互換のwellgo MG-8 QRDに交換。後でレポートするつもりだが、ペダルをワンタッチで取り外せるQRDタイプに変えているので、すぐにフラットペダルと交換できる。
走り出すと、ハンドルにマウントしたフロントバッグの影響もあって、同じCARACLE-SでもTORACLEと少し違う乗り味。とは言え、走るほどに以前の感覚を取り戻し、すぐに馴染んだ。何と言っても約1年半、5000km近くを走り回ったフレームなのだ。
とりあえず走り慣れた南に向かったが、行く手の和泉山脈は稜線もはっきり見えて、ほとんど雲もかかっていない。雲は多いが所々青空も見え、しばらく天気は保ちそう。
とは言え、恐らく峠まで上るのは時間的に厳しいだろうし、路面も濡れているだろう。短時間ライドを想定してアプローチからやや重踏みで飛ばしはたが、本格的なトレーニングは端から諦めている。今日は「秋を感じる」という目標の、ポタリングが主目的。
折しも秋分の日となれば、お彼岸。となれば、彼岸花(曼珠沙華)を探しつつ、車輪を進めた。府道61号線別所付近で彼岸花の群生を発見し、脚を止めた。
わずかな間に背を伸ばして花を咲かせる彼岸花。一週逃すと盛りを見られないが、今日はいいタイミングだったようだ。
「雨の間に 首伸ばしたる 彼岸花」
今回は久々に表題の駄句復活。今日のように季節の変わり目を感じた際には、ちょっと句をひねってみたくなる。
他にもいい風景がないかと思いつつ、先に進み、堺・和泉市境の南楽園峠(私称)を越えて、和泉山脈の麓までやってきた。
通勤用CARACLE-S組立て その2
[通勤用CARACLE-S組立て その1]からの続き
1ヶ月近く中断していたCARACLE-S 2015モデル試作車の、組み換え作業を再開して2週目。幸か不幸か9/18は台風が近付く中、朝から雨が降ったリ止んだりで自転車で遠出はできすにないので、朝から作業開始。もっとも、こんな天候の中でも、大阪在住のノリクラ仲間2人はSDA王滝に出場していた。
まずは装着するチェーンとカセットスプロケットをクリーニング。フィルタークリーナーで洗った後に、洗剤で洗ってかなりきれいになった。
空気入れを怠ったことによるリム打ちが原因ではないかと息子を疑っていたが、タイヤに針状の鉄片が刺さっていた。これは息子に責任はないか・・・。
パンク修理の間にほぼ乾いたので、チェーンを袋に入れてチェーンルブをスプレー噴霧してしっかり注油。10S化前に使用していたCARACLE-Sの標準仕様9Sチェーン(CN-HG53)は長らく放置していたせいか、きれいにしたつもりでもサビらしき茶色の汚れが浮いてくる。何度か拭き取ったが、近いうちに交換した方が良さそうだ。
カセットスプロケットはひとまずの間に合わせで、中古品のSRAM製9速(11-26T)を調達した。ロックリングなしだったので格安の842円。仕上げやロー側が一体化されていないところをみると、さほど高いグレードではなさそう。
とは言え、完全にバラバラにできるのでクリーニングしやすい。きれいになってから改めて見ると、歯はほとんど減っていない。
ロックリングはシマノ製CS-6700のものを流用してホイールに装着。ここだけ見るとアルテグラスプロケ(^_^;)。
お次は先週装着だけした、Vブレーキ本体の調整。今回は以前使用していたBR-R353標準のブレーキシューを再活用。
26インチ以上の自転車で使うことを想定し前後に長いブレーキシューは、20インチのCARACLE-Sでは調整がシビアになる。理想を言えば、性能の面から言ってもTORACLE(虎来る號)に装着タイオガ製453CVのような、シマノロード系ラバーブロックを使用できるコンパクトなカートリッジ式シューを採用したいところだ。とは言え、今回はできるだけ低予算で組み上げるつもりなので、ひとまず先送り。
続いてハンドル周りのレバー類装着とワイヤリング。アウターワイヤーは以前装着していたものを流用し、レバー類やハンドルバーのポジションもマーキングしているので、セッティングは楽。
ブレーキワイヤーを本体に装着していくが、ドロップバー用ブレーキレバーとVブレーキを組み合わせるとアジャスターが無くなるので、どこかに増設しないと不便だ。ワイヤーの途中にアジャスターを挟む方法もあるが、私はVブレーキのリードパイプにアジャスターが付いたものを使用している。
通勤用CARACLE-S組立て その1
CARACLE-S 2016モデルの試作車であるTORACLE(虎来る號)の導入により、これまで主力だったCARACLE-S 2015モデル試作車は組換えて通勤を中心に活用することにした。
ついては、これまでの通勤車「鉄下駄號」はパーツ流用と保管場所確保のため、引退させることにした。すでにブレーキレバーやシフターなどを取り外していたが、8/15に本格的に分解した。
まずは分解前に洗車して、一気に汚れを落とした。パーツ類もある程度きれいになった。
続いて、パーツ類を外しながら、細部をクリーニングしていく。
まずチェーンを外して延び具合をゲージで計測したが、まだ交換が望ましいほど延びてはいないようなので、クリーニングして保管。このサンツアーAP IIチェーンCH-AP11は、Cyclemeterの記録が残っているものだけでも、2014年04月13日の交換以来9,228kmを走行しているが、まだまだ使えそうだ。
その前に使用したシマノCN-HG91は、約3,200kmの走行で音鳴りがひどくなり、交換が必要なほど延びて交換した。サンツアー製パーツとの相性が悪いのかもしれないが、シマノ製がこれほど短寿命というのも不自然。同じような通勤ライドでこれほどの差が出るのは驚きだ。
思い切りトルクを掛けて装着したBB(ボトムブラケット)は、なかなか外れず往生したが、フィキシングボルトをヘッドスパナの穴に通してBB工具をズレないように押さえ込み、渾身の力で何とか外した。
フレームについていたパーツをヘッドパーツ以外全て外し、8/15の作業終了。
翌8/16にも作業を続行し、外したパーツをクリーニングやグリスアップ。ほとんどのパーツは次の出番に備えてストックしておく。
平地トレ始動? [奈良盆地ロングライド]
ノリクラが達成感のある形で終わり、先週は娘の中学最後の陸上の大会を応援に行ったり、実家に乗鞍土産を持って行ったりと、久々に自転車に乗らない週末を過ごした。
ノリクラの疲れも取れたかと思いきや、今週月曜から久々に強い腰痛が出てきた。直接的には力仕事をしたことがきっかけだが、整骨院で診てもらうと「足から来てます」とのこと。一昨年に大腿骨を骨折した左脚をかばって、右足にばかり体重を掛けていることで、身体のバランスが崩れているらしい。左足の足首から足の裏にかけてテーピングをしてもらうことで、かなり楽に動けるようになった。痛む腰から離れた場所をケアすることで症状が楽になるのだから、人体は不思議だ。
ノリクラが終わって気が緩み、これまでの色んな無理が吹き出してきたのだろう。頑張らなくては結果は出せないが、私も47歳。トレーニングやレース後の回復が年々遅くなり、度々故障も起こしている。走ることは半分仕事でもあり楽しんでもいるが、同時にしんどさも感じるようになってきたというのが正直なところ。
今回のノリクラで長年の目標を達成したことで、気が抜けていることもあるのだろうが、ひたすら成績向上を目指す競技志向の走り方はそろそろ卒業して、原点であるツーリングに戻る日が近づいているのかな、とも思う。とは言え、ひとまずは11月に次のスズカエンデューロが待ち受けている。あと何年続けられるかはわからないが、とりあえずトレーニング再開だ。
今日は近所の友人と連れ立って、6:30過ぎに出走。友人は来週末のセルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝に出場するので、最後の追い込みなのだが、私の腰はかなりマシになったとはいえ万全ではない。激坂は不安だったので、友人には申し訳ないが平地中心のロングライドで勘弁してもらった。
行き先は奈良方面。まずは大阪平野を脱出するべく、ひたすら東に向う。平地を走る分には腰はさほど違和感はないが、脚の方が問題でさっぱり踏めない。軽めのギアでカラカラ回して進むが、当然ペースは上がらない。コース案内で最初は先頭に立ったが、すぐに友人が先頭交代。以降はひたすら友人のお尻を追いかける、いつもの展開(^_^;)。
全く峠なしのロングライドもお尻が痛くなりそうだし、腰の様子も見てみたかったので、国道166号線竹内峠で大阪脱出。
さっぱり脚が回らず、息も上がって苦しい。加えて、TORACLE(虎来る號)が決戦仕様のリアのロー側が25Tのままということもあり、竹内街道(国道166号線旧道)の急坂はやはり腰に負担が掛かる。幸い、強い痛みが出るところまではいかず、何とか上り切った。時刻は7:45頃。
奈良側に下って、国道166号線(竹内街道-横大路)をそのまま東進。高田川をに当って北に進路を変え、後は適当にジグザグと北東に進んでいく。
朝のうちは気温も低く、空は抜けるような青空に筋雲。一週休んでいる間に、一気に秋がやってきた風情だ。今日のような気候に、遠くまで見渡せる奈良盆地を走っていると、とても気持ちがいい。
次第に気温が上がって暑さも感じたが、湿気が少なく不快感が少ない。身体が温まって、徐々に脚も回り出した。
とは言え、友人の前に立つほどパワーが出るわけでもなく、ひたすらお尻を追っかけるコバンザメ状態。