TORACLE長距離仕様へ
今日は毎年恒例の串柿&激坂ツーリングを開催する予定だったが、見事に終日雨・・・。
12月に入ると串柿は出荷が始まり寂しくなっていくので、今日がラストチャンスだったのだが、主催者の雨男パワーが遺憾なく発揮する展開になった。止む無く本日の開催を中止したが、要望があったのと、私も悔しいので来週日曜に予定コースを走ることにした。もはや串柿は期待できないので、「串柿&激坂ツーリング2016」改め、「激坂ツーリング2016」を一部の参加者とご一緒することになりそうだ。
・・・今度こそ晴れろよ。
そんな訳で、今日はCARACLE-S 2016モデル試作車の「TORACLE(虎来る號)」いじり。
当面レース系イベント参加の予定がないため、すっかりトレーニング&ツーリング仕様になっているTORACLEだが、サドルは借り物のフィジーク アリオネ R1のままだった。超軽量で、サドル上でお尻を動かしやすいので、決戦用としては大いに威力を発揮したが、先日の串柿&激坂ツーリングの下見のように長距離を走るとお尻が痛い。股に出来物ができてしまい、通勤でも痛む始末。
年明けにはブルベ出場も考えているので、これからは距離を伸ばす方向に舵を切るつもりでもあり、お尻に合うサドルが必要。アリオネもかなり気に入っていので、アリオネの幅広タイプ(ラージ)も試してみたいが、サドルは長距離を走ってみないと合うかどうかわからないのがツラいところ。高価なものだけに、そう簡単には購入できない。
そこでひとまずは手持ちのサドルで一番お尻に合っている、ブルックス スイフト チタンレールを装着した。チタンレールモデルは390gで、革サドルとしては超軽量。ひと昔前はロードサドルと対して変わらない重量と言えたが、今となっては150gのアリオネR1と比べると重量級だ。悩ましいところだが、200kmブルベでもお尻に痛みが出なかったスイフトなら安心して長距離に挑める。
次の作業は、前職の新商品BIKE’N ROLL Vブレーキ取付ライトホルダーの装着。TORACLEはエアロ形状のカーボンハンドルバーを装着しているので、ライトなどのアクセサリーを装着するスペースがほとんどない。これから夜の長いシーズンだけにライトを装着する方法に悩んでいた。
ハンドルバー前方にアクセサリー装着バーを付ける方法も考えているが、iPhone用の台座との干渉が発生する恐れがある。まずは干渉の恐れのない位置に装着してみることにした。
串柿ツーリング試走 [蔵王峠-串柿の里-鍋谷峠]
ほぼ毎年の恒例になっている串柿ツーリングは、今週末の11/27(日)に実施予定。とは言え、サイクルモード(出展)にスズカエンデューロ(出場)、雨漏り工事と今年は(も?)11月が多用で、日程だけは決めたものの準備もろくにできていない状態。
とても大々的に募集できる状態ではなく、少人数でこじんまりと実施の予定。とは言え、さすがに試走もしていないのは起こしいただく方に申し訳ないので、先週日曜もに時間を確保した。しかしながら、土曜の雨漏り工事の後始末が残っており、疲れもあって、出走を断念した。結果としては天気も良くなかったので、取りやめて正解だったようだ。
直前になってしまったが、本日仕切り直しで、7:00過ぎに出発。先日前輪に装着し直したWahoo!のスピードセンサーの様子を見ていると、出走直後からいきなり時速135km/hを表示した(^_^;)。しばらく様子を見たが、正しい速度を表示しないようなので、やむ無く、これまでのキャットアイ製スピード&ケイデンスセンサーに接続し直した。せっかく入手したが、今のところ正常動作しないようで、困ったものだ。購入直後ではあるが、バッテリーを交換してみるか?
7:20頃に集合地点の荒山公園西側のP3駐車場を通過。開場時間は正式には7:30からだが、すでに入場可能な状態だった。夏場は7時前から開いているが、この時期も少し前倒しされているようだ。
府道61号線の東側を並走するルートを進み、片倉交差点で左折してまずは脚試しの上り坂。ノリクラ以降は平地や山麓の練習ばかり本格的なヒルクライムをしていなかったので、こんな小手試しでも結構ツラい。今日は無理せずのんびり上ることにした。
府道38号線と合流してさらに上っていき堺市と大阪狭山市の市境付近で右折して天野街道に入る。大阪狭山市、堺市、河内長野市が接する地点が、ひとまずのピーク。ここにあるのが穴地蔵。
尾根上の天野街道を進んでいき、ひと下りすると田畑を見下ろしながら進む平坦な細道。
下里総合運動場の脇で天野街道を外れて国道170号線旧道に入り、同バイパスに抜ける細道に初挑戦。
予想以上に細道で、急勾配やダート区間があったので、本番で通るかどうか? 参加者の意見を聞いて、昨年通ったルートなどに迂回するかも。
国道170号線バイパスに出て、山中に入る前の最終買出しポイントのコンビニ前を通過。
実はこのコンビニに寄るために少し迂回することになる。とは言え、この後は滝畑ダムの奥にちょっとした売店があるが、お菓子や土産物程度しかないし、9時前には開いていなかった。
他にめぼしい買い出しポイントもないので、ここで昼食を入手して携行してもらうつもりだ。
TORACLEスズカ決戦仕様解除&新スピードセンサー
サイクルモードとスズカ8時間エンデューロが終了し、大きなイベントは一段落。今週末は久々に家でのんびり・・・とはいかず、雨漏り工事の立ち会いや季節品の入れ替えなど、溜まっていた仕事の片付けに追われた。
その合間に、TORACLE(虎来る號)を山に上れる平常仕様に復帰させる作業を行った。
デュラエース10Sチェーン(CN-7901)を外し、KMC X10SL ゴールドを復活。CN-7901外したフィルタークリーナーと一緒にボトルに入れてシェイクしてクリーニング。水洗いと注油をして保管。
フロントチェーンリングは53Tから47Tに交換。
リアのカセットスプロケット(CS-6700)も11-25Tから11-28Tに交換してギア比をロー&ワイドレシオ化。
前後マッドガードの取付台座も装着。リアはサスペンション後部とリアフォークを繋ぐボルトをチタン化していたが、ステンレス製ロングボルトに交換してマッドガード取付台座を装着。
ボトルケージ、バックミラー、リフレクター、フロントバッグ用のリクセン&カウルアタッチメントなどを装着し、平常仕様に復旧した。
しばらくトレーニングは近郊ばかりだったが、これで安心して山中の峠道に分け入る事ができる。遠出をする際には、防寒着や予備パーツ類、救急キット等を携行しないと不安だ。
新装備として、スズカエンデューロ前日にセンサーマグネット不要のスピードセンサーが入手できた。
CARACLE-Sは20インチ車なのにリアセンターがロードバイク以上に長いため、通常のスピード&ケイデンス一体型センサーは両者のマグネットが離れて使用に難がある。スピードセンサーとケイデンスセンサーが別れたマグネット式センサーも見つけたが、欠品していたり、電池交換不能だったりと難点があるし、フレーム形状の特殊なCARACLE-Sへの取り付けにはマグネットの装着に工夫が必要なことが予想できた。
モーションセンサー式ならマグネットとの位置関係を気に病む必要はなく、クランクやハブ軸に装着するだけで済む。そこで、Bluetooth+(4.0)式のモーションセンサー式ケイデンスセンサーを使用していたのだが、それと対になるスピードセンサーがWahooから発売されたことに春頃から気付いていた。
ハブ軸に巻きつけるモーションセンサー式のセンサーは、GARMIN製がすでに存在するが、これはANT+専用。私はiPhoneで走行データを管理しているので、Bluetooth+(4.0)対応を待ち望んでいた。
日本代理店がさっぱり発売してくれないのでヤキモキしていたが、今回友人がアメリカから自転車用品を購入する際についでに手に入れてもらった。
スズカエンデューロにギリギリ間に合った、と思ったのだが前日装着してみると、ペアリングに苦戦し、ようやく繋がっても、スピードの値がゼロままで検知しない、と思ったら260km/hなどと表示されたりで、どうにも不安定。止む無く、スズカはこれまで通りのマグネット式スピードセンサー(正確にはスピード&ケイデンス一体型センサーの、スピード機能だけを使用)で出場した。
操作不良の確かな原因は不明だが、後輪に装着したことは推奨外の使用方法だった。前輪装着が推奨されているものの、エンド幅74mmのCARACLE-Sの前ハブには付属の装着パーツが収まらなかった。
そこで、純正装着パーツを使用せず、本体のみをタイラップで縛り付けることを考えた。
とは言え何か滑り止めがないと、タイラップだけでは不安。振動も強く伝わるだろう。
ゴム片やスポンジを挟むことも考えたが、最終的に用いたのが家に転がっていた地震対策の粘着シート。
AV機器などの固定に使用するゲル状のシートだが、これをカットしてセンサーの裏面に張りつけてからタイラップで固定した。これなら固定力に不安はないし、振動も吸収するはずだ。
難点は見栄えが悪いこと。もうちょっとキレイにカットできればよいのだが、ハサミやカッターではなかなか思うように切ることができない。ひとまずは動作を検証してから対策を考える。
前輪だろうが後輪だろうが、回転するのは同じはずなので、これで動作が正常になる見込みは低いようにも思われる。他の原因を含め、じっくり検証してみよう。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
第17回スズカ8時間エンデューロ秋SP参戦記
ミニ・リカンベントの部2位に入賞し、生涯初めて表彰台に上がるというでき過ぎの結果だった春の大会に続き、3回目の出場となったスズカエンデューロ。今回も勤務先の「チームCARACLE」での参戦だが、初心に還って8時間にエントリー。
・・・というのは表向きで、気が付いたらエントリーが開始されており4時間のエントリーが定員に達していた。仕方なく8時間にエントリーしたのだが、8時間にミニ(小径車)の部はなく、ドロップハンドルは使いたいし(=「ロード以外の部」不可)、今回は野郎だけだし(「男女混合の部」不可)・・・という訳で、結局は本気の参加者がひしめく、「8時間ロードの部」にエントリーすることになった。
こうなると前回のような表彰台や入賞は、とてもではないが無理。新たにいくつかの目標を設定し、今回もトレーニングとカスタマイズに励むことになった。
・・・はずだったのだが、9月は雨ばかり、10月も諸々多忙で思うようなトレーニングができなかった。しかも、出場5人のうち、私を含む2名が前週にサイクルモードで東京(正確には千葉)出張。直前の週末に練習できなかった上に、2名とも風邪を引いて帰ってきた。私は会期終了後も東京方面に残って販売店回りをしていたので、通勤ライドすらなかなかできない展開。
風邪を引いた私とF永さんは直前に点滴を打ち、前夜から鈴鹿に乗り込んだ。私は昨秋に続いて2回目の体調不良で、最年長でありながら全く立場がない。毎回トラブル続きで、どうも秋のスズカは鬼門のようだ。
ともあれ、宿泊した津のホテルを朝4:20に出発し、4:45頃には鈴鹿サーキットに到着。私は早速受付に向かい、ゼッケンや計測センサー、記念品などを受け取り。
その間に、仲間が前回の春大会と同じ第一コーナー側の特設ピットにテントを張って居場所を確保した。
その時点ではまだ真っ暗で星がきれいだったが、晴れて気温はかなり下がった。寒さに震えながら準備をしていると、ようやく東の空が明るくなってきた。
日の出間際の茜空をバックに、チーム・メンバー全員で、6:30から試走を開始。
風邪気味に加えて、寝不足でもあり身体は少しだるいが、ある程度身体は動く。ホッとしながら、鈴鹿サーキットの様子を再確認。
2周回を終えるとテント前で、旧知のにもさんが待っていた。毎回スズカエンデューロでもお会いするが、今回もお互いの健闘を祈る。
日が昇ると次第に気温が上がり、過ごしやすくなってきた。空は雲一つない見事な青空で、絶好のレース日和。
3回連続で第一走者を申しつかり、スタート30分前の7:30にはスタート地点に向かった。早めに並んだおかげで、かなり前方に位置することができた。1000チームがエントリーするだけに、後方に並ぶとスタートラインを越えるまでもかなり時間が掛かる。前方で団子になった集団を追い越すのに手間取ってかなりのタイムロスになるし、落車に巻き込まれる危険性も高くなる。
8時間の長丁場なので、ここで焦っても仕方がないと思われるかもしれないが、多数のチームが参加しているだけに、わずか数秒で順位が上下する可能性もある。1秒に泣かないために、やれる努力はすべてやっておく。
スタートを待っていると、後ろから名前を呼ぶ声。ヒルクライム大台ケ原の連覇や、富士ヒルのクラス優勝(総合2位)等、ヒルクライムイベントの表彰台の常連であるWさんだ。最近はエンデューロやシクロクロスなどにも、活躍の幅を広げている。
若手メンバーのお陰で入賞するのが精一杯な私と全くレベルは異なるが、お互いの健闘を誓い合う。
3回目ともなればさほどの緊張感もないが、それだけにスタート前に自転車や装備に不備がないか入念にチェック。
そして8:00ちょうどに8時間スタート(4時間の各クラスは3分後にスタート)。かなり早くに並んだとは言え、前方には数十台の自転車がいる。ローリングスタートなので、スタート直後はマビックカーが先導して前方を抑えており、スピードを上げられない。それだけに脚力がなくても位置取り合戦に加われる状況で、皆が車間を詰めている。しばしば集団が急減速して、いつ落車事故が起きても不思議でない状況だったので、割り込まれるのを覚悟で前方に車間を空けて事故に巻き込まれるのを避けようとした。
TORACLEスズカ決戦仕様
CARACLE-S 2016試作車のTORACLE(虎来る號)はノリクラ決戦仕様を解いたばかりだが、今度は再来週にスズカ8時間エンデューロが迫ってきた。来週にはサイクルモードで展示することもあって、早めに決戦仕様へ組み換えることにした。
ギア構成を変えるので、チェーンを交換する必要がある。まずは、今までのKMC X10SL ゴールドを外してクリーニング。
正直なところ、この手のチェーンコネクターには一抹の不安はあるのだが、ミッシングリンクを使用することでピンを抜かずに複数の長さのチェーンを使い分けることができる。
今回、コネクト用の工具も入手したので、スムーズに着脱できる。・・・と思ったが、コンパクトタイプの工具はかなり力がいる。
前後のマッドガードの取付台座を外す。リアはサスペンション後部とリアフォークを繋ぐボルトを延長して装着しているので、短いチタン製に交換。
同じMicroHERO製ながら、カラーもゴールドからブラックへ。スズカ仕様はちょっとおとなしい色使いになる?