チームCARACLEスズカ対策 [堺浜周回コース]
チームCARACLEで4回目の出場となる5/28のスズカエンデューロ。残り少なってきたが、3月は仕事で週末イベントが多かったことなどでロクにトレーニングできなかった。4月に入っても引き続き忙しく、花粉症や天候不良もあってなかなか調子が上がらない。いささか焦る状況ながら、情け容赦無く時は過ぎていく。
ともあれ、ようやくまともにチーム練習をすることになり、6:45頃には自宅を出走。途中で偶然I阪さんに出会い、一緒に堺浜に向かった。7:30にいつものコンビニ集合・・・のはずだったが、7:18には他のメンバーの姿は見えず。T田さんの車は途中で見かけたので、すでに自主練を開始しているのだろう。F永さんからは現在位置連絡入ったが、これはあびこの自宅? あと10分じゃいくらなんでも無理だろう。
ちょっと心配な展開だったが、自主練で一周してきたT田さんは集合時間前に登場。続いてF永さんとS池さんも途中で出会ったらしく、一緒にやってきた。先程の現在地情報は誤りで、近くまでやってきたとのこと。
これで5人はそろったが、残るN岡さんは・・・途中でパンクして、いったん引き返すとの連絡が入った。
しょうがないなあ、とりあえず残りの5人で練習開始・・・と思ったら、S池さんの後輪もペシャンコ。チームCARACLEに、連続でパンク神降臨(^_^;)。
S池さんの後輪には釘が刺さっていたので、原因追求をする必要がなく、さっさとチューブを交換。気を取り直して7:50過ぎに練習開始。
CARACLE発売元のテック・ワンの従業員チームなので、当然ながら全員がCARACLEシリーズ。試作451ホイール車のI阪さんを除く5人(1人未着だが)は年式は違えどCARACLE-Sに乗車。皆、すでにかなりのカスタマイズを加えているが、スズカに向けてもう一段の戦闘力アップを狙って意気盛ん。
一週目の前半は晴天の堺浜を抑え気味に流す。今日は南西からの風が強めで、西に向かって走るコースの北側もやや向かい風だったが、海沿いを走るコース西側は正面から強風が吹付けて、速度が上がらずかなりツラい。
一周目も終盤には軽いスプリント合戦になって、まずはジャブの応酬。この時点でも、私はかなりスキルが落ちていることを実感。自主練を積み重ねてきたF永さん、T田さんはさらにパワーアップ。S池さんもかなりスキルアップしてきて、私を上回る場面もちょくちょくあった。
娘の入学祝い [CARACLE-S 2016 キャリア装着編]
高校に入学する娘の入学祝いとして、自社商品のCARACLE-Sをひとまず走れるところまで組立てた。
とは言え、部活動などで多くの荷物を運ぶ必要があると予想される。全てを背負うのは大変だし、「制服が傷むので、キャリアを付けて欲しい」とのヨメさんの要望もあった。
CARACLE-Sにはエンドダボもあるし、通学用に市販キャリア装着するだけならそれほど難しくはないだろう。とは言え、通学用がメインといっても、たまにモデルになってもらうこと(=一緒に輪行ポタリング)を目論んでいるので、折りたたみ機能の維持は必須事項。
しかしながら、これはなかなか難しい。せっかくの超小型折りたたみサイズが大きくなったり、走行時に脚に当たったり、そもそも折りたたみが困難になったりしがちだ。それでも、「キャリアを装着したい」との要望は、ユーザーからもちょくちょく寄せられている。
それを受けてオリジナルキャリアの開発も進行しているが、発売まではしばらくかかりそうだ。ここはこれを機会に困難にチャレンジしてみようと思い立った。
装着状態でCARACLE-Sの折りたたみサイズを損なわない市販キャリアは、当然ながら見当たらない。ならば、輪行時には簡単に取り外せるキャリアが選択肢になる。とは言え、シートポストだけで支えるタイプのキャリアは、特にシートチューブの短くシートポストの長いCARACLE-Sでは負担が大きくなることが予想でき、お勧めできるものではない。
やはり、リアエンドのダボにステーを固定してしっかり支えるタイプが望ましいが、CARACLE-Sはリアサスペンションがあるので、注意が必要。
そうした点を考慮して、2つの製品が候補に上がった。1つは前職ユニコで扱っているPLETSCHER製MTBクイックラックサスペンション。工具不要でワンタッチで着脱でき、サスペンションにも対応している。しかしながら、対応シートポスト径が31.6mmまでとなっているので、33.9mm径のCARACLE-Sには装着できない可能性がある。
シートポストの当たり面のプラスチックを削れば何とかなりそうな気がするが、もうひとつの候補より高価なこともあって第二候補とした。デザインはこちらの方が格好良く思えることもあって、機会があれば自分用にはこちらを検証してみたい。
今回、第一候補として調達したのはミノウラ製SSR-4000。シートポストにQRクランプで固定し、ステー下部のエンド固定部分は一定の角度でだけ横方向に外れる形状になっており、工具不要でワンタッチで着脱できる。
この機構は前述のPLETSCHER製と全く同じで、ステー下部は全く同じ形状。どちらかが、もう一方のパーツ供給を受けているのではないかと思われる。自由に動く関節を複数設けることでリアサスペンションに対応するのも同じだ。
ただし、こちらも添付のQRマウントではシートポスト径29mmまでしか対応していない。しかしながら、マウントを別売りのミノウラ製SM-2835-2と交換すれば35mm径まで対応できる。
マウントを交換して装着しようとしたが、幅の広いステー先端のプレートとリア側の固定マグネットと干渉してしまう。
いきなり壁にぶつかったが、一つ目の解決方法として、マグネットを外せば装着できる。
娘の入学祝い [CARACLE-S 2016 組立て編]
好きなことを商売にしているのだから仕方ないが、自転車業界なんてヤクザな稼業の父親としては、娘が公立高校に進学してくれたことは非常にありがたかった。受験で頑張ってくれた娘だが、加えて(交通費の節約のために)片道6kmほどの距離を自転車で通学すると言ってくれた。これは入学祝いを少々奮発しなければ、と思ってはいたが、「ロードバイクが欲しい」という娘の希望には、正直驚いた。
小学生の頃は一緒にノリクラに出場したりもしていたが、中学で陸上部に入って土日も練習となれば、ノリクラ出場やトレーニングもできないし、本人も消極的。これまでの自転車が小さくなって買い換える際も、「ママチャリでイイ」とすっかりスポーツ自転車から離れていた。
通学で坂があるからと言っていたが、そんな娘がスポーツ自転車に再び目を向けてくれたのは嬉しいことだ、あえて変速なしのママチャリに乗せていたことが、功を奏したようだ(笑)。急がば回れ?
とは言え、(安全面で問題のない)ロードバイクとなればお値段も張るので、過酷な通学用にはもったいない。クロスバイクで妥協してもらう、ということもちらっと考えたが、スポーツ車に乗せるならやはり自社商品に乗せたい。
上司に相談したところ、「たまに父娘で活用してもらえれば」と、サポートを快諾。世界最小の折りたたみサイズと優れた走行性能が売りのCARACLE-Sを、使わせてもらうことになった。娘には「モデルになってもらうことを条件に、長期貸与してもらえた」と伝え、今後の協力を穏やかに要請(強要?)。父娘で輪行ポタリングという世の父親にとって垂涎のネタを率先して実現し、ビジネスに繋げていこうという企業人としての長期的視野に基づいた戦略だ(単なる個人的願望という話もある)。
長い前置きだったが、娘の通学用(兼、たまの週末ツーリング)CARACLE-Sの組み立てスタート。4/5から定時後に少しづつ作業を進めていった。
ベースは前年モデルのCARACLE-S 2016 スポーツパッケージだが、できるだけ難有り品や社内の余剰パーツを使用する。
メインフレームは、塗装不良で出荷NGになったフレーム。車体中央の折りたたみ部分の下部の塗装が剥げていたので、近似色の塗料でタッチアップしておいた。近づけばわかるが、遠目には目立ちにくいだろう。
フォークも出荷NG品。内部に切粉か溶接カスが入ってしまいカラカラ音がするが、走行中に聞こえるわけではないし実用上問題ない。
後部折りたたみ部分(社内では「小BB」と呼称)にはアルミの固定具を挿入する。
wahoo RPM SPEED復活 [Bluetoothセンサー類載せ換え]
折りたたみ小径車であるCARACLE-Sには、マグネット式ケイデンスセンサーの装着が困難という難点がある。小径であることに加えてリアセンターが長く、エアロ形状のリムであることから、最近主流のスピードとケイデンスが一体化したセンサーは届かないことが多い。また、マグネット式センサーは折りたたみ作業でズレてしまい検知不良を起こす可能性もある。
そこで、現在の主力機TORACLE(虎来る號)には、モーションセンサー内臓のセパレート式センサーを装着したいと思っていた。
まず、Bluetooth SMART(4.0)対応のwahoo RPM CADENCEを入手してケイデンスを計測し、キャットアイのマグネット方式のBluetooth SMARTセンサーISC-12のスピードセンサー機能のみを活かしてスピードも計測していた。
その後、アメリカでBluetooth SMART対応のモーションセンサー方式スピードセンサー「wahoo RPM SPEED」が発売されたことを知ったが、日本ではなかなか発売されなかった。
昨秋のスズカエンデューロに向けてアメリカから直輸入したが、計測スピードが固まったり、突然時速200km/h以上になったりと、どうにも不安定。電池を交換したり、前輪に装着したり、後輪に装着したりと色々試したが、残念ながら使い物にならなかった。仕方なしに、これまで通りキャットアイのISC-12を使用していた。
ところが、先日の台北サイクルショーで、wahooの日本担当者と出会った。検知不良で困っていることを話したら、ファームウェアのアップデートを勧められた。純正アプリのWahoo Fitnessでアップデートできるとのことで、帰国して早速、通勤用CARACLE-S(2015試作車)に装着しっぱなしになっていたRPM SPEEDで試してみた。
結果として、アップデートしたスピードセンサーは、以前のように固まったり200km/hを検知するようなことはなく、正常に動作しているようだ。これでようやく、マグネット式センサーであるキャットアイのISC-12を外すことができた。
鍋谷峠トンネル開通前日 [鍋谷峠往復]
先週はサイクルショーに出展するために台湾に出張していたので、日曜まで通勤ライドすらできない状態。ホントは帰国日の朝に少しポタリングするつもりでヘルメットまで持っていったのだが、結局は雨に降られてしまった。
台北サイクルショーについては勤務先のブログでレポートしているので、興味のある方は御覧ください。
→ 2017台北サイクルショーレポート | CARACLE -the innovative folding bike-
すっかり身体がなまって、月曜からの通勤ライドでも調子が上がらなかった。出張の疲れが抜けないこともあって、今日は代休を取った。本来なら身体を休めることを優先するべきだが、明日土曜に健康診断と社内バーベキューがあり、翌日は疲れてまともに走れない可能性がある。
スズカエンデューロが近づく中、のんびりもしていられないので今日走っておくことにした。とは言え、雨雲が近づいており昼前には降り出しそう。短時間で効果的なトレーニングができるところということで、毎度の鍋谷峠に向かった。6:45ごろ出走。
かなり暖かく感じたので、やや防寒装備を軽くして出走。沿道ではそろそろ桜のつぼみも膨らみ、品種によってはチラホラ咲いているものもあった。
CARACLE-Sは軽いが身体が重い展開は予想通り。身体は疲労や腰痛、花粉症といった不調に加え、美味しい台湾での食事のお陰でホントに体重が2kgほど重くなっている。
すでにかなり疲れた状態で、山麓の父鬼集落に到達。定点観測地点の温度計は8度の表示で、暖かい台北から帰ってきた身でもそれほど寒さを感じない。雨雲レーダーを確認したらもう少し天気が保ちそうなので、製材所前の鍋谷橋からゆるめのアタック開始。
鍋谷峠を選んだのはもうひとつ理由があり、明日に鍋谷峠トンネルが開通するので様子を見に来た。父鬼集落の上で旧道と新道が重複する部分があるのだが、分岐には新たに「鍋谷峠→」という看板が設置されていた。アタック中だが今日はどうせひどいタイムだろうし、ちょっと一時停止して撮影。
自転車(や歩行者)は通れないと聞いているが、それらしい表示は見当たらない。隠されている標識に、何か記載されているのかもしれない。