出張プチトレ [福岡今津湾沿い]
世間ではゴールデン・ウィークに突入する4/29、30と福岡の販売店さんでCARACLE-Sの試乗会を行うことになった。
こういった出張こそ、世界最小の折りたたみサイズを誇るCARACLE-Sの本領発揮の機会。試乗車(CARACLE-S 2017 スポーツパッケージ)の1台を新幹線で輪行して、福岡に乗り込んだ。
やはりゴールデン・ウィークというところか、キャビンの端にはすでに他の乗客の荷物が置いてあったので、CARACLE-Sはデッキに固定した。あくまで比較しての話だが、700Cバイクより周囲への迷惑にもなりにくい。
単純にホテルなどへの移動でも役に立ったが、スズカエンデューロが迫る中、トレーニングの間が空くのはできるだけ避けたい。
そこで、4/30の早朝に試乗車でひとっ走りすることにした。
海の中道に行ってみたい気持ちもあったが、宿はシーサイドももち地区にあり、仕事前にそこまで時間も取れず、6:40ごろ逆方向の西に向かって走り出した。
海に近いマリナ通りは橋を渡る際などに軽いアップダウンはあるが、道幅が広くて交通量が少なく、信号も少ないので走りやすかった。橋を渡る際などにチラチラと海が見えていたが、唐津街道に出て生の松原を過ぎると道は海岸沿いギリギリまで近づき、一気に風景が開ける。
長垂海岸で海沿いの小径に出てひと息。能古島や海の中道を見渡す絶景が広がっている。大陸からの黄砂や微粒子の影響なのか、晴れているのに霞んでもやっとしているのが残念。
それでも、朝日が海に反射してキラキラ輝き、水もきれいに澄んでいる。
10kmも走らずにこんな場所にたどり着けるとは、福岡は自転車乗りにとって恵まれた環境だ。
そのまま海沿いに走って今津橋を渡って今津半島に渡る。今津橋より内側は今津干潟と言い、カブトガニの産卵地としても知られているそうだ。
もう少し先に進みたいが、仕事前に無茶はできない。博多湾に面した長浜海岸の先、白山神社で折り返し。
iPhoneマウント更新 [通勤用CARACLE-S]
通勤用CARACLE-Sはライト、ベル、ライドケースマウント、リクセン&カウルアタッチメント、モバイルバッテリーと、ハンドル周りが非常にごちゃごちゃしている。
TORACLE(虎来る號)のスマホマウントを更新して、HIRAME製プレッシャーアンカー(の加工品)が余ったので、少しでもスッキリさせようとこちらのマウントシステムも更新することにした。
ハンドルポスト付属の専用トップキャップは、コラム内のリブを逃がす凹みの付いた専用品。
斜臼を使った固定システムを一体化しているため、これにライドケースマウントを装着することは困難で、これまではステムの胴部にバンド留めしていた
これを取り外し、プレッシャーアンカーを装着した。TORACLE(虎来る號)に装着する際に、すでにリブを逃す凹みを設けてある。
固定したプレッシャーアンカーにトップキャップ一体型のライドケースマウントを装着する。
これで少しはマシになったが、まだまだハンドル周りはゴチャついている。いっそ、通勤では滅多に使わないリクセン&カウルアダプターを外してしまうか? ちょっと考えてみよう。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません(自動車会社のF1やワークスマシンみたいなものと思って下さい)。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
諸々自転車いじり [CARACLE-S、ママチャリ]
CARACLE-Sを通学用に使い始めた娘だが、大荷物を背負っていることもあるだろうが、お尻が痛いとのこと。ひとまずは以前私が使用していた少しパッドが厚めの男性用サドルを装着していたが、これは色合いも合わないので、元々「試し」のつもりだったが、「やはりそうなのか」というところ。
かと言って、純正のCARACLEスポーツサドルは男性用でさらにパッドも薄いレーシング仕様なので、荷物を背負った再入門の女の子には恐らく厳しい。かなり高価なモデルなので、ちょっとお試しというのもためらう。
そこで、女性用サドル(サンマルコ製エラ スタートアップ グラマー サドル)を調達して、交換してみた。ちょっと試しただけだが、娘いわく「今までよりは全然マシ」とのこと。
女性用だからといって合うとは限らないし、ポジションの微調整が必要だろう。ホントのところは距離を乗ってみないとわからないが、しばらくこれで様子を見てもらうことにした。
しばらく、通勤用のCARACLE-S 2015試作車にセライタリア製X1を装着していたが、お尻に合うとは言い難く、通勤程度なら我慢できるが、長距離は厳しい。
また、最近チームCARACLEで導入した、3本ローラーはダンシングができずひたすらシッティングだし、尻パッド無しで乗るケースが多いので、短時間でもお尻が痛くて仕方ない。
ブルックス製の革サドルなら確実にお尻に合うし、(品質のやや低下した最近の革でも)20年は使えるので、相対的なコストパフォーマンスは悪くない。とは言え、やはり(たとえチタンレールモデルでも)重いことがネック。TORACLE(虎来る號)用に使うことも考えて、お尻に合う軽量サドルを見つけておきたい。
そこで、今回はサンマルコ製アスピーデを調達。マンガンレールモデルなので、超軽量というわけではないが、お尻に合うならさらい軽いレール素材のモデルを再調達することも考えられる。
お尻に合う、合わないは試してみないとわからないので、いきなり高価なモデルは手を出しづらい。しばらく、こいつのポジションを微調整しつつ試してみよう。
車のいない峠道は自転車天国? [鍋谷峠アタック2本]
今日は久々に近所の友人と2人でトレーニングライド。すこし離れたところに引っ越した友人宅(と言っても、2kmも離れていないが)に6:30集合で出走した。大阪の最低気温7度と、季節がすこし戻った。薄手のロングウェアでは寒いほどだったが、走り出せば温まってくる。
毎度の鍋谷峠に向かったが、先週の堺浜で体力の低下を思い知ったこともあって、今日は峠を越えて和歌山側に新しくできた道の駅まで下って、登り返す、鍋谷峠アタック2本を計画。鍋谷峠トンネル開通後の様子を確認するのも目的。
気温は低いが、ほぼ快晴の素晴らしい天気。絶好の自転車日和で、行く手の紀泉山脈が青空の下に少しだけ霞んだ稜線を見せている。
友人は相変わらずの健脚で、ついていくのに必死。アプローチから結構追い込み、かなり消耗して山麓までやって来た。父鬼集落の下の鍋谷峠道路への入り口は長らく設置されていたゲートがなくなっているが、自転車は進入禁止の標識が立っている。
父鬼集落下の定点観測地点の温度計は6度の表示。山麓は街中よりさらに気温が低いが、陽射しがあるのでそれほどの寒さは感じない。
いつもの通り、製材所横の鍋谷橋からアタック開始。ところが、開通前日のライドで恐れていた通り、上りも歩道を押して歩くよう看板が立っていた(この画像は帰路に再現撮影)。
新道と旧道の共用区間は100メートルもないと思うが、SPDシューズの私はともかく、ロード用クリート(SPD-SL)の友人には厳しい規制。
私も何十秒かのタイムロスになったと思うが、旧道に戻って再度乗車してアタック再開。心拍数を170bpm以上に上げようとしたが、なかなか思うようにペースを上げられず、165~173位をうろうろするのが精一杯。
上りだと言うのに友人が先行し、必死で追いすがるがダンシングが安定せず、ペダリングもぎくしゃくする。走行ラインもフラフラするが、必死で踏み込み続ける。終盤で何とか友人を抜き、それでも大して差を開けることもできずに鍋谷峠にゴール。
序盤で押しを強いられた上に、体感的には非常に苦しく、タイムは期待していなかった。ところが、友人が「過去最高のタイムだった」と言うので、えっ? と自分のタイムも確認。結果は、28分03秒という(少なくとも)今期最高の記録だった。押しが無ければ、2008年に記録した過去最高記録の27分47秒を更新したかもしれない。
娘の入学祝い [CARACLE-S 2016 用品編]
高校に入学する娘の入学祝いとして、自社商品のCARACLE-Sを組立て、通学用にキャリアも装着したが、通学用にはもう少し準備が必要。
まずはライト。フロントはしばらく使用していなかったAKSLEN HL-90。AKSLENはユニークで高品位な乾電池式LEDライトを製造するメーカーだったが、リチウム系バッテリーの採用による小型化、高照度化競争に乗り遅れたこともあってか、しばらく前に自転車用ライトから撤退した。
前職で導入に力を入れたメーカーだけに残念だが、今もコブラ、TL-62Sなどいくつかの製品を現役で使用している。
今となってはリチウム系充電バッテリーの方が小型で高容量だが、乾電池式ライトはたとえメーカーがなくなってもバッテリーの調達に困ることがない。エネループ等の充電池を使えば、容量や充電回数が進化した電池を採用できるし、ランニングコストは非常に少額(充電1回数円程度)。
明るさも通勤用には充分すぎるものなので、娘用に復活させることにした。ハンドルバーに装着しても良いのだが、折りたたみ自転車はハンドルの角度が変化しやすいし、他のアクセサリーの装着の邪魔にならないように、ハンドルポストに装着した。台座を付けたままでも折りたたみの支障にならない高さを探ったが、テレスコピック(二段式)部分のすぐ下に装着するのが良さそうだった。
リアライトは同じくAKSLEN TL-80。猛虎四号のリアキャリアに装着するために調達したが、全然出番が無いので活用することにした。視認性が高いのに非常に省電力なので、何ヶ月も電池を交換する必要がない。
最初は画像のように少しサドルの下に装着したが、荷台に荷物を積むと隠れてしまいそうなので、できるだけ上方に装着し直した。
走行中のチェーントラブルを減らすためのチェーンフォールプロテクターも装着。
よくあるプラスチック製のオタマジャクシ形のものだが、内側だけでなく、上方への脱落も防ぐひさしがついている。アウター位置にあるCARACLE-Sのフロントギアに届くロングサイズもポイントだ。
私自身は、ギアのチェーンラインをずらしているので、娘に使ってもらい、効果を検証してみるつもり。