海の日、夕涼みSakai散走!

堺 自転車のまちづくり・市民の会や、堺の自転車店により原則毎月第3日曜日に開催されている「Sakai散走」。「散走」とは自転車のイベントではなく、自転車を使って食や体験や観光をする新しい自転車の楽しみ方と定義づけられている。
以前も堺とお酒の歴史を辿る大人の堺散走に参加したことがあったが、今回久々に参加できたのは「海の日、夕涼みSakai散走!」と銘打たれた錦ロイヤルの長島さんの主催するイベント。
午後まで家庭の用事があったが、今回は15時集合のイベントなので、何とか参加できた。先の用事が済んでから家に一度戻る時間的余裕がないと予想されるので、参加する自転車を数時間屋外に置かなくてなならない。
そんな訳で、高額で目を引くTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)は避けた。街中を低速でウロウロするイベントなので、スタンドがあった方が便利だし、フラットハンドルの方が低速で扱いやすい。そんな訳で、自分のでなく、娘のCARACLE-Sを借用して参加した。
結局は40分ほど早く集合場所の堺市役所付近に着いてしまったが、なかもずからほんの3km走ってきただけでも汗だくになる猛暑。昨日熱中症気味なった事もあって、無理せず喫茶店に避難して待機し、15時直前に市役所前にやってきた。
市役所前にはすでに数人の参加者が集まっており、その中には白いCARACLE-Sの姿も! メーカーの人間としてはテンションの上がる展開で、2台の参加はBianchiと並ぶ本日の最大勢力(笑)。
オーナーはケロリンさんで、「小さくなるし、よく走るし」というコメントが大変ありがたかったです。奥様はブロンプトンでご参加。
ケロリンさんのCARACLE-Sを拝見すると、関節のボルトにマグネットが付けられている。「これは何ですか?」と尋ねると、外したペダルを付けるんです。強力なんでまず外れません」とのこと。磁石は百均で売っているものとのことで、これは面白い活用法だ。
CARACLE-S標準仕様には樹脂製の折りたたみペダルが付属するが、限定モデルのスポーツパッケージはペダルがオプションで着脱式の金属製ペダルの装着を勧めている。着脱式の欠点は「置き忘れ」の恐れがあることだが、外してすぐ車体にくっつけておけばその心配もなくなる。
新たに用意するボルト類はステンレスやアルミ、チタンといった錆びない(磁石が付かない)素材を採用しているCARACLE-Sだが、この関節にはサスペンションメーカーが添付してきたスチールボルト。数少ないスチール箇所をうまく活用している。
主催の長島さんや市民の会のHさんも現れ、総勢10名で開会式(?)。15時を過ぎても35度を超える高温でもあり、コースは臨機応変に変更する意向とのこと。
15:10に出走し、まずは旧堺燈台へ向かって、大小路の一本南側の裏道をゆったりと西進して堺中心部を横切っていく。
わずかな距離だが雲のほとんどない快晴の空からジリジリと太陽が照りつけ、信号待ちの度に汗が吹き出す。
堺旧港に到着し、堤防上に上がって遊歩道をさらに西進。
港の端に旧堺燈台が、端正な白い姿をあらわした。
普段は灯台内部は非公開だが、昨日と今日は海の日にちなんで一般公開される。
元より観光スポットではあるが、今日はたくさんの来訪者が灯台に向かう階段を上っていた。
外からは何度も眺めているが、中に入るのは私も初めて。窓を開け風通しの良い灯台内は意外と涼しい。
一葛で お腹いっぱい 猛暑かな [和泉葛城山牛滝ルート]

この三連休は急な用事で昨日走れなくなった一方で今日の予定が空いたので、急遽トレーニングに出ることにした。6:20頃、TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で自宅を出走。急な事にも関わらず、近所の友人が付き合ってくれたので6:30にコンビニで待ち合わせて、どこに行こうか相談。
先週までの豪雨の影響で山間部の道路は通行止めや荒れている区間があるかもしれないし、今日は35度超えの猛暑が予想される。結局、友人の提案で久々に和泉葛城山に上ることにした。「七葛」という言葉の通り、オンロードだけで7ルートもあるので、エスケープルートが選びやすいし、標高が高いので涼しいだろうとも思えた。
後のことは和泉葛城山に上ってから考えることにして、ひとまず再出走。7時台から日差しは厳しく、気温もすでに30度近い。信号待ちの度に汗が吹き出し、この後が思いやられる。水分を積極的に取ることを意識して、泉北の丘陵地帯を乗り越えていくと、こんな暑さの中でも自転車乗りは結構走っている。
心拍センサーがゆるくてズレたが、すでに汗でびしょびしょになって張り付いてしまい、走りながら位置が戻せない。仕方ないのでコンビニに立ち寄って、調整。
もうひとつ、昨日追加したTOPEAK製ライドケース マルチマウントの重みでライドケース マウント RXが下がってしまうので、固定ボルトを締め直したが、その後もズレに悩まされた。便利に使えそうなマウントだが、ズレを防ぐ方法を検討する必要がある。
友人に借用したフィジーク製アンタレスはお尻の座りがよく、悪くない感触。今日の70km超のライドくらいなら、痛みも出ずに快適に走ることができた。できれば100km超ライドで試しておきたいところだが、暑い時期は厳しいか?
ひとまず一番手近な牛滝ルートから和泉葛城山に登ろうと、国道170号線旧道から府道40号線に入ろうとした内畑町交差点に「通行止」の看板が立っていた。ちょっとネット検索してみた限りでは、この情報は見つけられずにいた。こんな箇所が他にもあるのでないかと心配になる。
娘のCARACLE-Sいじり [マッドガードステー加工]

DXタイプの純正マッドガードに交換した娘のCARACLE-Sは、1.25サイズの細身のタイヤに合わせてクリアランス調整したため松葉ステーの先端がかなり飛び出した。前側は足に当たる可能性が高いので装着時にカットしておいたが、リア側は時間切れでそのままになっていた。
通常走行する分には大きな機能上の問題はないだろうが、駐車時に服やバッグを引っ掛けたりする恐れがあるし、見栄えが良くない。TORACLE-COZ(CARACLE-COZ試作フレーム)をいじったあと、時間があったのでカットすることにした。
飛び出し長を測って、キャップが被さる分+数ミリ飛び出す程度に金ノコでカットしていく。先端はヤスリで平らにして、角を少し丸めてキャップが外れても引っかからないように加工しておく。
ついでに、リアエンドダボに近い方で軽く左右方向の曲げを入れる。これにより、エンドに平行にステーが接触するようになり、着脱の際に斜めに力がかからないので、アルミのネジ山を損傷する恐れが減少する。
という機能的な意味がないわけではないが、ステーがカーブせずに直線的になるので見栄えも良い、というのがメインの理由。昔からのランドナー乗りなら当たり前の作業だが、マッドガード自体が軽んじられる昨今では、こんな美意識を理解できない人が多い。今となっては自己満足の世界だ。
これにてリア側もステーの飛び出しが減って、機能的にも見栄えも改善した。プラスチック系(中にはアルミ芯があるが)のマッドガードでも、クリアランスの調整がしやすいのが松葉ステーの良いところ。これまた、機能というより見栄えの問題だが。
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
TORACLE-COZ組立て その10 [サドル借用、ハンドル周り諸々変更]

[TORACLE-COZ組立て その9]からの続き
TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)はステムの上下入れ替えたことでヒザとの接触は軽減できそうだが、前上がりのステムは格好が良くないので直ちにフォークコラムを切断する覚悟がつかずにいる。とりあえずは、一度峠を上って試してみようと思っているが先週は西日本豪雨直後で平地練習のみ。近いうちに検証することを狙っている。
その後先週末のも少しずつ手を加えているが、まずはサドルの交換。アリオネR1は100km未満ならなんとか耐えられそうだが、ベストフィットとは言い難い。お尻にフィットする探すにしても、軽量サドルは多くの場合高価で、おいそれとは試せない。
今回、友人がシクロクロスシーズンまで使わないサドルを貸してくくれた。アリオネと同じくフィジーク製のアンタレスは、アリオネより身体の固い人向けとのことで、私に合う可能性もある。しばらく試してみて、フィット具合を確かめる予定だ。
また、ハンドル周りを色々と変更した。まず、ステムにバンド留めしていたDi2のジャンクションAを、友人から貰ったコラムスペーサーを兼ねたアダプターに装着。
スッキリした外観になる・・・はずだが、ステムが前上がりなのでステムに沿わずに、角度が開いてしまった(予想はしていたが)。それでも、Di2エレクトリックケーブルの流れがスムーズになったので、これで良しとした。
画像に写っているEW-WU111 ワイヤレスユニットもジャンクションA近くに再装着。これで、iPhoneとBluetooth接続してアプリからDi2ボタンのカスタマイズを行ったり、一気変速や前後シンクロ変速などの選択をすることができる、バッテリー残量を確認したり、ファームウェアのアップデートもできる。
それと、ゴールドのカーボンスペーサーを入手したので、コラムスペーサーの継ぎ目を減らすと言っておきながら、ついつい短いスペーサーを重ねてしまった。まあ、物は試しだ。剛性などに変化が生じるか、検証してみよう。
お次はTOPEAK製ライドケース マルチマウントの装着。急ぐつもりもなかったが、ついでがあったので、一緒に購入してしまった。使用中のライドケース マウント RXに装着すると、GoPro規格のアタッチメントに対応したアクセサリーを3つ装着できる。
試しに先日台座を作ったモバイルバッテリーホルダーとそれを装着する前に装着していたデジカメを装着してみた。iPhoneがデジカメの手前に着くが、この画像を撮影するために外している。
モバイルバッテリーホルダーは、大きな問題なし。手で調整できるつまみが付いているので、これまでよりバッテリーの着脱がしやすくなった。
デジカメは上方に着けると、機能的にはかなり使いやすくなる。今までは逆さに装着したカメラを手探りで操作していたが、操作がしやすくなるし、画像を180度回転させる処理も不要になる。ただ、格好が良いとは言えない。現時点では今までどおり下方に装着できないこともないが、下方にはライトを装着したいと思っている。
もうひとつ、これからの本格的な暑さに備えてボトルケージをシートチューブ後方に増設した。ひとまず、ワンタッチで着脱できるBikeguy製どこでもケージホルダーでカーボンケージを装着。アルミ製のバンドでクランプするタイプはカーボンフレームを傷めそうで、怖いが、ゴムとベルクロで留めるこの製品なら心配ない。難点は、ずれやすいことなので、Eliteやゼファルのプラスチック製のバンドで留める台座も検討してみるつもり。
[TORACLE-COZ組立て その11]に続く
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
雨の間に ガチ勢ばかりの 海辺かな [堺浜周回]

各地で大きな被害が出している連日の大雨は当地大阪でも猛威をふるい、4日連続で通勤ライドすらできずにいる。今朝も梅雨前線は日本列島に沿って横たわり、四国や岐阜方面は豪雨が降り続いているが、その間の大阪近辺は切れ間に位置しているようで、朝陽が射す夜明けになった。
いつ雨が降るかわからない不安定な天候だが、少しでも走れる時間があれば出走しようと思っていた。とは言え、山道はなかなか道が乾かないし、どこが崩れているかわからない。となれば、やはり手近な堺浜。
ステムの上下を入れ替えたTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で自宅を出走し、途中のコンビニでカフェイン(コーヒー)を注入。堺浜に到着したのは7:30前。
今日はいつ雨雲が流れてくるかわからないので、アプローチからペースを上げてアップを済ませ、堺浜のコンビニにも立ち寄らず、すぐに周回を開始した。
路面はほとんど乾いているが、ところどころ湿っている場所や水たまりがある。一周目は全力走でもないが、それなりに追い込んでいたのに、次々ロードバイクに抜かれる。
4日間も自転車にまたがっていないので、身体がなまっているのは確かだが、不甲斐ない体たらく。どうやら、こんな不安定な天候の合間に早朝から走りに来るのは、ガチで競技志向の方が多いようだ。