TORACLE-COZ組立て その10 [サドル借用、ハンドル周り諸々変更]
[TORACLE-COZ組立て その9]からの続き
TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)はステムの上下入れ替えたことでヒザとの接触は軽減できそうだが、前上がりのステムは格好が良くないので直ちにフォークコラムを切断する覚悟がつかずにいる。とりあえずは、一度峠を上って試してみようと思っているが先週は西日本豪雨直後で平地練習のみ。近いうちに検証することを狙っている。
その後先週末のも少しずつ手を加えているが、まずはサドルの交換。アリオネR1は100km未満ならなんとか耐えられそうだが、ベストフィットとは言い難い。お尻にフィットする探すにしても、軽量サドルは多くの場合高価で、おいそれとは試せない。
今回、友人がシクロクロスシーズンまで使わないサドルを貸してくくれた。アリオネと同じくフィジーク製のアンタレスは、アリオネより身体の固い人向けとのことで、私に合う可能性もある。しばらく試してみて、フィット具合を確かめる予定だ。
また、ハンドル周りを色々と変更した。まず、ステムにバンド留めしていたDi2のジャンクションAを、友人から貰ったコラムスペーサーを兼ねたアダプターに装着。
スッキリした外観になる・・・はずだが、ステムが前上がりなのでステムに沿わずに、角度が開いてしまった(予想はしていたが)。それでも、Di2エレクトリックケーブルの流れがスムーズになったので、これで良しとした。
画像に写っているEW-WU111 ワイヤレスユニットもジャンクションA近くに再装着。これで、iPhoneとBluetooth接続してアプリからDi2ボタンのカスタマイズを行ったり、一気変速や前後シンクロ変速などの選択をすることができる、バッテリー残量を確認したり、ファームウェアのアップデートもできる。
それと、ゴールドのカーボンスペーサーを入手したので、コラムスペーサーの継ぎ目を減らすと言っておきながら、ついつい短いスペーサーを重ねてしまった。まあ、物は試しだ。剛性などに変化が生じるか、検証してみよう。
お次はTOPEAK製ライドケース マルチマウントの装着。急ぐつもりもなかったが、ついでがあったので、一緒に購入してしまった。使用中のライドケース マウント RXに装着すると、GoPro規格のアタッチメントに対応したアクセサリーを3つ装着できる。
試しに先日台座を作ったモバイルバッテリーホルダーとそれを装着する前に装着していたデジカメを装着してみた。iPhoneがデジカメの手前に着くが、この画像を撮影するために外している。
モバイルバッテリーホルダーは、大きな問題なし。手で調整できるつまみが付いているので、これまでよりバッテリーの着脱がしやすくなった。
デジカメは上方に着けると、機能的にはかなり使いやすくなる。今までは逆さに装着したカメラを手探りで操作していたが、操作がしやすくなるし、画像を180度回転させる処理も不要になる。ただ、格好が良いとは言えない。現時点では今までどおり下方に装着できないこともないが、下方にはライトを装着したいと思っている。
もうひとつ、これからの本格的な暑さに備えてボトルケージをシートチューブ後方に増設した。ひとまず、ワンタッチで着脱できるBikeguy製どこでもケージホルダーでカーボンケージを装着。アルミ製のバンドでクランプするタイプはカーボンフレームを傷めそうで、怖いが、ゴムとベルクロで留めるこの製品なら心配ない。難点は、ずれやすいことなので、Eliteやゼファルのプラスチック製のバンドで留める台座も検討してみるつもり。
[TORACLE-COZ組立て その11]に続く
ご注意:本記事は、久行の個人的趣味とテック・ワンの技術検証を兼ねて行っているもので、同様のカスタマイズに対して安全性や耐久性を保証するものではありません。安全性に問題がなく、ご要望の多いものは純正品に取り入れる可能性もあります。興味のあるパーツや加工については、ご意見をお寄せください。
雨の間に ガチ勢ばかりの 海辺かな [堺浜周回]
各地で大きな被害が出している連日の大雨は当地大阪でも猛威をふるい、4日連続で通勤ライドすらできずにいる。今朝も梅雨前線は日本列島に沿って横たわり、四国や岐阜方面は豪雨が降り続いているが、その間の大阪近辺は切れ間に位置しているようで、朝陽が射す夜明けになった。
いつ雨が降るかわからない不安定な天候だが、少しでも走れる時間があれば出走しようと思っていた。とは言え、山道はなかなか道が乾かないし、どこが崩れているかわからない。となれば、やはり手近な堺浜。
ステムの上下を入れ替えたTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で自宅を出走し、途中のコンビニでカフェイン(コーヒー)を注入。堺浜に到着したのは7:30前。
今日はいつ雨雲が流れてくるかわからないので、アプローチからペースを上げてアップを済ませ、堺浜のコンビニにも立ち寄らず、すぐに周回を開始した。
路面はほとんど乾いているが、ところどころ湿っている場所や水たまりがある。一周目は全力走でもないが、それなりに追い込んでいたのに、次々ロードバイクに抜かれる。
4日間も自転車にまたがっていないので、身体がなまっているのは確かだが、不甲斐ない体たらく。どうやら、こんな不安定な天候の合間に早朝から走りに来るのは、ガチで競技志向の方が多いようだ。
TORACLE-COZ組立て その9 [ステム上下入れ替え等]
[TORACLE-COZ組立て その8]からの続き
ステム延長によるハンドルポジション調整や、ペダル&シューズのSPD-SL化で徐々に戦闘力を高めているTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)だが、まだしっくり来ない点も残っている。目下最大の問題はヒザがステム後端にぶつかること。CARACLE-COZは現時点ではワンサイズで、トップチューブが530mm(ホリゾンタル換算)と私の身長(176cm)には短いのに、私が異常な前乗りポジションにしている(まだ物足りないが)ため、ヒザとのクリアランスがほとんど無い。しかもペダリングの癖で右ひざが内に入りやすいので、ちょっともがくと派手にヒザをぶつけて悶絶する展開を繰り返した。
ひとまずはステム後部にバーテープを巻いて、機能的にはこれでずいぶん改善した。とは言え、あまりに不格好なので、既成のステムパッドを探してみた。ネット上でリザードスキン製やJITSIE製のステムパッドの情報を見つけたが、予想通りトライアルやBMX用のパッドなので、TORACLE-COZに装着可能なのか不明。スタイル的にもロードバイク的ではない。
今よりもう少しマシなものを自作することも考えているが、根本的にはクリアランスを確保することが望ましい。これはスタイル的に避けたい手段だが、ステムを上下逆にして装着することでステム後端の位置を下げてしまう方法が考えられる。
折しも、ロングハイトのカーボン製ダストキャップを入手していた。強度保証外の高さまでステム装着位置を上げているので、少しでも強度と剛性を確保するために、テーパー部分の長い40mmダストキャップをインストールし、その上のコラムスペーサーもできるだけ継ぎ目を減らすことを考えていた。
このダストキャップ装着のついでに、ステムをひっくり返すシミュレーションをすることにした。
ハンドル角度をiPhoneで測り、ハンドル高さを壁にテープでマーキングしてから、ステム前後のボルトを緩めて外す。
雨降り前に府内ライド [千早峠(金剛トンネル)-グリーンロード]
6月となれば当然雨が多く、手近な堺浜で平地トレが精一杯という週末も2回。平日も通勤ライドすらできない日が多かった。今週末は土日とも休みで、明日の方が降水確率が低かったが、南海上では台風が近づいているし、動けそうなら今日走っておこうと準備しておいた。
朝起きて雨雲を確認したが、幸い周囲に雨雲はない。昼頃から雨雲が流れてきそうな予報だったが、とりあえず近場の山を目指すことにした。自宅を出走したのは6:30過ぎ。近所の友人は明日グランフォンド吉野に参加するので、今日は一人旅。
このところ、組立てたCARACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で鍋谷峠、ぶどう坂、十三峠と近隣の峠を上って、いずれもタイムを更新してきた。CARACLE-Sも上りに強いモデルだが、約3kg軽いCOZはまだポジションがしっくり来ないにもかかわらず、上りではっきり結果を出している。やはり上りは軽さが正義だ。
今日はまだCOZで上っていない千早峠(金剛トンネル)を目指して、河内長野方面に車輪を向けた。河内長野駅近くのコンビニで小休止。気温はすでにかなり高く、日なたでコーヒーを飲んでいると汗が吹き出してくる。
カフェインを投入して、駅の裏側の石川を渡る諸越橋から千早峠(金剛トンネル)に向けてアタック開始。最初のうちはやや身体が重かったが、COZの軽さに助けられて序盤の急坂をそれなりの勢いで乗り越えた。中盤からカフェインが回ってきたか、徐々に脚が回りだした。
石見川集落を越えて斜度がアップする終盤は、心拍数を188bpmまで追い込んで千早峠に到達。タイムは44分41秒。45分を切ったのは恐らく3年前の一度だけで、今日はその日に次ぐ過去2番めのタイムと思われる。記録を更新できなかったのは残念だが、もう少しCOZに慣れれば20秒位は縮められると思うので、次の機会に再挑戦だ。
金剛トンネルの反対側まで進んで、小休止。まだ暑さに馴染んでおらず、汗腺が開ききっていないと思うが、トップチューブには汗が滴り落ちている。これからの季節は暑さとの戦いだ。
携行食を頬張りながら、さて反対側い下るかどうか、雨雲レーダーを睨む。大きな雨雲はまだまだ西方にあるので、急ぎ足で走れば帰路に紀見峠を越えて戻るくらいは間に合いそうな気もするが、小さな雨雲は昼が近づくほど多くなってくるようだ。
まだ慣れない自転車だし、マッドガードも付けていないし、レインウェアも持っていない。悩んだ末、今日は府外脱出を断念。かと言って、急いで引き返すほど焦らなくても大丈夫だろう。南河内グリーンロードでも走って帰ろうと下り始めた。CARACLE-Sと比較するとホイール径がやや大きくて走破性が高いことに加え、フレームやハンドルバーなどのパーツもカーボン製で振動吸収性が優れているため、COZは下りの走行性能が安定している。ついつい速度が上がるが、ところどころ昨日の雨でまだ路面が濡れているところがあるので、用心して速度をセーブする。
雨上がりの堺浜 [堺浜周回]
いろいろと手を入れてきたTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)。この週末はSPD-SL化の効果を見てみたいので、峠を交えた遠出を考えていた。とは言え、昨日土曜日は出勤日で、晴れるはずの今朝も雨が残ってなかなか上がらない。ようやく雨が上がって路面が乾いてきたのは、9時を過ぎてからだった。午前中で帰宅するには、この時間から遠出は無理だし、どうせ峠道はまだ濡れているだろう。
DNSも考えたが、ノリクラ(マウンテンサイクリングin乗鞍)まであと2ヶ月。やはり週末は少しでも走っておきたいので、手近な堺浜を周回することにした。近所の友人と落ち合って9:30過ぎに出走して、10:20頃堺浜到着。
堺浜に着く頃には晴れ間も広がり、路面もほぼ乾いていた。コーヒーでカフェインを注入し、10:35周回開始。1周目はウォーミングアップで軽く流し、平均心拍数も144と抑えめ。風は南西から吹いており、南側のストレートでは気持ちよく速度が上がる。
2周目から、心拍数170前後を目標にペースを上げていく。やはりTORACLE-S(CARACLE-S 2016試作車)で走っていた時より軽快で、ペースも上げやすい。クリート位置や角度を繰り返していたSPD-SLシューズも概ね違和感なくペダリングできるようになった。