台北黄昏ちょいポタ

毎年足を運んでいるTaipei International Cycle Show(以下、台北ショー)だが、今年は秋に開催日が変わった。出張でしか来たことがないので、ほとんど観光もしていないが、今回は少しだけだが自転車に乗ることができたので、そのご報告。

181030_070224初めて秋の台湾を訪れることになったが、テック・ワン入社後は出展するCARACLEシリーズを自分たちで運んでいくのが恒例行事。自分たち自身で市販スーツケースに収まる折りたたみ自転車CARACLE-Sの活用を実践して、検証と改善に繋げる。・・・という狙いももちろんあるが、経費節減とアピール活動という狙いも(笑)。

今回の台北ショーは世界的に自転車マーケットが伸び悩んでいることや、時期変更が災いしたのか、例年よりやや盛り上がりに欠ける印象だった。

181031_100458それでも1250社(団体)もの出展者が集まる世界最大級の自転車関連展示会とあって、今年も最新トレンドが数多く展示されていた。ちなみに日本最大級の自転車展示会であるサイクルモードですら、出展社(団体)は176社しかない(2016年東京会場)。画像のような広大な展示フロアが2フロア、これに加えて規模の小さいフロアや衛星会場まであるので、一つ一つ見ていくととても一日では回りきれない。

181103_093721E-BIKEの比率がさらに大きくなり、バイクパッキングやノーパンクタイヤが増えているのもここ数年の流れ。今年の新しい動きとしては、カーゴバイクが目についたことや、SRAM以外のワイヤレス変速システムが(私が見つけただけで)3社も出現したことなどが挙げられるだろう。

台北ショーとその前後の台湾の模様を仕事用のSNSでリアルタイムレポートしていたので、興味のある方はそちらをご参照いただきたい。

最終日11/3の15時には台北ショーが終わったが、片づけと移動を考慮するとその日の帰国便は厳しいので、例年通りもう一泊する手配をしていた。深夜の格安航空会社はCARACLEが有料になるので、かえって割高になる。

181103_164814自転車を持参していても、展示車は防犯上簡単に持ち出せない。会期を終えてホテルにCARACLEを持ち戻ったが、まだ明るかったので少し自転車で散歩してみることにした。滞在中ずっと雨が降ったり止んだりで、今日もまだ曇り空で路面が乾ききっていない。それでも走れるタイミングに、走れる天気になったのは幸い。

一部を分解してスーツケースに収めたCARACLE-COZを引っ張り出すのは大変なので、私はCARACLE-S、動向のN岡さんは試作段階の18インチ車CARACLE-S LITEで出走。西門町駅前のホテルを出たのはすでに16:45頃。暗くなるまであまり時間はないので、急ぎ足で西方の淡水河に向かった。

181103_165055淡水河沿いには自転車道があるのだが、堤防が続いてなかなか入り口が見つからない。ようやく「河濱自行車道(Bikeway)」の看板を発見し、堤防の中へ。

181103_165300出入り口付近にあった看板。今回は「淡水D09」の表示があるゲート(注:実際には地図上のD13地点と思われます。なぜここにD09の表示版があるのかは不明です)から入ったが、出入り口が限られるので、ルートマップなどで事前に把握しておいた方が良いだろう。

自転車道に入って北に行くか南に行くかだが、北方向が工事中でルートがわかりにくく、自然と南に向かうルートに乗った。

181103_165418自転車道に入ってほどなく「華江雁鴨自然公園」の立派な看板が立っていた。脇の自転車道を多くの自転車乗りが過ぎていく。シェアサイクル(YouBike)やシティサイクルも多いが、ロードバイクや折りたたみ自転車などのスポーツバイクが非常に多い。

ロードバイクに関してはやはり台湾メーカーのGIANT製がかなり多く、他の台湾ブランドや欧米ブランドもちらほら。折りたたみ自転車に関してもGIANT製がある程度いるが、圧倒的にKHS製が多かった。日本なら珍しいことだが、普段着のおばちゃんまでKHSで颯爽と走り抜けていく。台湾でのサイクルスポーツの普及度を改めて実感させられた。

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早朝ちょいポタ [小栗街道]

左脚の痛みで当分は峠に上れそうもないので、ここ数週間は平地のポタリングを続けている。今日はどこに行こうかと思いつつ、TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)で6:30すぎに出走。脚が保つなら少し山手に向かうことを考えつつ南方向に進んでいるうちに、信太山付近にやって来た。

ここで思い出したのが以前試乗会でお会いしたみかん先生さんが、最近葛の葉稲荷神社にお参りしたこと。テック・ワン(CARACLE製造元)の所在地松原市が狐に縁が深いことも教えてくれていたが、合わせて挙げられていたのが葛の葉姫だった。

181028_073550走っていた府道30号線からそれほど遠くなかったので、立ち寄ってみた。鳥居の脇には「信太森神社」の石柱があり、こちらが正式名称とのこと。

181028_073608落ちぶれた豪族の安倍保名が狩人に追われた狐を助けたところ、狩人との争いで傷ついた保名を女人に化身した狐、葛の葉姫が介抱しそれが縁で夫婦になった。二人の間に生まれたのが、かの有名な陰陽師安倍晴明であるという。

181028_074054安倍晴明は、人間と(神である)狐のハーフだったという伝説だ。狛犬の代わりに社殿の前に構えているのも、当然狐。

181028_074202葛の葉の正体がばれ、去り際に残した「恋しくは たづねきてみよ 和泉なる 信太の森の うらみくずの葉」が記された碑の奥には、楠の御神木が立っている。

樹齢二千年を超えるこの巨木は根本から二股に別れているため夫婦楠とも云われ、縁結びの霊験あらたかとのこと。

181028_074356境内には安産、子授けのご利益がある「子安石」や、交通安全・旅行安全のご利益のある「姿見の井戸」、そして千利休の作と伝わる「梟の灯篭」などもある。

181028_073338神社近くには和泉市が立てたと思われる近辺の観光案内ルートを記した案内板もあり、これを機に今日は小栗街道(=熊野街道)を辿ってみることにした。

先週の富田林街道に続いて二週連続の旧街道を巡りだが、こちらは案内板に記載されていただけでも多数の歴史的遺構が散在している。

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秋祭りの富田林街道ポタ

気温が下がってきたせいか、左脚の痛みが再び強くなってきた。それでも、次第に痛みを上手く逃す身体の使い方が身に付けて、不意の痛みに顔を歪めることも減ってきた。自転車も少々の坂道なら右足主体で上れるようになってきた。手術予定の11月下旬まで展示会の連続する仕事のハードな時期が続くが、頑張って乗り切ろう。

さて、今日も近所のポタリングに出ることにした。何をネタにしようか考えていたが、SAKAI散走アンバサダー養成講座で堺市観光ボランティア協会理事長の川上浩氏から、「堺は長尾街道・竹内街道・西高野街道・熊野街道・紀州街道の五街道が通る交通の要衝であり、自転車なら富田林街道をも加えて良い」という話を聞いていた。五街道についてはこれまでも何度もネタにしてきたが、富田林街道は意識したことがなかった。そこで今日は富田林街道を辿ってみることにした。

181021_064808TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)で自宅を6:30に出走。堺市中心部に向かって5kmほど走って、府道2号線(中央環状線)の向陵中町交差点にやってきた。

ネットで下調べしたが富田林街道についての情報はそれほど多くなく、日頃頼りにするWikipediaにも項目は無い。「街道歩き」にルート情報が挙げられていたので、これを元にルートを辿ることにした。

181021_064958向陵中町交差点には竹内街道の石標が建てられている。府道2号線と府道35号線に挟まれた竹内街道を数十メートル辿った最初のY字路で、富田林街道に枝分かれする。画像の右が富田林街道、左が竹内街道だ。

181021_065254ほどなく、向陵東町交差点のひとつ東の交差点で、府道35号線に合流する。

しばらくはほぼ府道を辿るが、しばしば富田林街道である旧道に分岐してまた戻ってくる。普段交通量が多い道なので、早朝でなければ旧道を辿るのは苦労しただろう。朝早く動いて正解だった。

181021_065718GPSデータは勝手に修正されてしまったが、ダイキンの工場付近では府道の南側の小川沿いを走った。旧街道の跡が新しい遊歩道に整備されていたが、富田林街道を示すような痕跡は見当たらない。

181021_070118府道と旧道を行き来しながら進んでいく。金田新田交差点のひとつ東の交差点は、通勤でも時々気分転換で通るルートだが、ここの地蔵堂も富田林街道に在るものだったのだ。

毎日の通勤ルートと初芝駅手前で交差。勝手知ったる道が旧街道と交差していたことを認識すると、ちょっと違った風景に見える。

181021_070746旧道に入ってもなかなか旧街道らしい風景がなかったが、初芝駅付近の旧道で趣のある旧家に立つクスノキの巨木。堺市の指定木になっていた。

181021_070948今までも違和感を感じていたが、日置荘西町会館に面した前池にはパンダなど動物のオブジェが水面上に設置されている。池に浮かぶ島には祠があり、溜池の守り神だろうか?

池の周囲に萩原神社ののぼりが立ち並んでいたので、寄ってみることにした。

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地車探し泉北ポタリング

このところ悩まされている脚の痛みは、暖かい日が続いていることもあってか、一時期ほどの激痛は収まっている。このまま痛みが収まるかも知れないし、4年前の苦労を思うと再度脚にメスを入れるのはためらわれた。それでも、今もランニングは厳しいし、自転車で坂道を登るのもツラい。日常生活や仕事にも支障があるし、自転車活動も満足にできない。やはり、根本的な原因をなくすために、大腿骨に埋め込んだチタンボルトを抜き取る手術を、仕事が落ち着く11月下旬にすることにした。

残念ながら、当分は自転車で遠出もできないかもしれない。それでも、少しでも自転車に乗っておきたいので、今日も近所のポタリングに出ることにした。先週は堺の旧市街でスタンプラリーしたので何か他のネタ、と思っていたが、先週地元深井のの地車(だんじり)祭りを見物しそこなったので、近隣の祭りがないか調べてみた。

181014_083002泉州だんじり祭の日程表によると、今日は堺市の八田西町と陶器地区で祭りがあるらしい。そこで、8:20過ぎに出走して、まずは自宅近くの蜂田神社に向かった。今日のお供はTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作フレーム)。

来週が本番の八田荘地区ののぼりが並んでいるが、今週は静か。八田西町は八田荘地区各町とちょっと違う日程で、今週末が試験曳きで来週末は本番とのこと。当たりをつけて来てみたが、西町の宮入り神社ではないのかもしれない。

181014_083952坂を下って八田西町をウロウロしてみた。地車囃子も聞こえなかったが、提灯の吊るされた方向などで当たりをつけて、団地の一角に地車車庫を発見。

周囲でぼちぼち準備が始まっていたが、まだ人も少なく普段着のままの人ばかり。当分地車が動き出す気配はなさそう。深井地区などでは試験曳きも宮入がないだけで、早朝からほとんど本番と変わらない盛り上がりだが、八田西町では試験曳きはあくまで予行練習なのかもしれない。それとも本番もこんな様子なのだろうか?

181014_090154ともあれ、待っていても時間がかかりそうなので、もう一つの開催地区である陶器方面に向かった。ひとっ走りして福田に近づくと、こちらは祭り装束の人が歩き回り、地区全体が盛り上がっている。愛宕神社近くで地車囃子が聞こえてきたのでそちらに向かってみると、「ほいさー、ほいさー」の掛け声と共に地車がやってきた。

181014_090616陶器地区の地車祭りは、岸和田や深井のようにやり回し(高速ターン)をするシーンは見かけない。その代り、地車の前後を持ち上げてくるくる回るようなアクロバティックな動きが豪快で、屋根の上にマイクを持った歌い手いて盛んに歌う。歌謡曲や童謡のメロディーで少々下品な替え歌を歌ったり、時にはカラオケまで流れることもある。そして、女の子たちが盛んに踊ることも特徴だ。

髪を色とりどりに飾った女の子が地車に向かって踊り、それに応えるように男たちが地車を激しく操り、歌う。古くから農村の祭りは豊作を願うものだが、同時に男女の出会いの場でもあった。半年以上も一緒に練習を重ねているので、伝統通りにカップルがいくつもできて豊作(子孫繁栄)に繋がるだろう。少子高齢化の昨今、若い人たちが積極的に祭りに参加できるよう、年長者や行政は後押しするべきかもしれない(笑)。

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堺旧市街ポタ [堺環濠ウォークラリー]

台風がそれてまずまずの天気になった三連休。初日の土曜はSAKAI散走アンバサダー養成講座に参加。残る2日間だが、脚に痛みが出ているので峠越えの遠出はできない。このところ風邪のような症状で身体がだるいこともあって、昨日は家でのんびりしていた。

181008_085749養生してかなり回復したので、今日は軽く平地を走ることにした。一昨日のSAKAI散走アンバサダー養成講座で渡された資料の中にあったのが堺環濠ウォークラリーのリーフレット。

23カ所のスポットのうち5個スタンプを集めると、プレゼントの抽選に応募できる。スタンプと言っても紙に本当のスタンプを押すのではなく、スマホアプリ上で各スポットのマーカーにカメラを向ければ良いとのこと。一昨日のSAKAI散走アンバサダー養成講座の散走体験の際に、本願寺堺別院の外に設置された案内板にマーカーがあることを確認していた、

施設内に入らなくて良いならハードルも低いし、自転車で回れば簡単にスタンプを集められそうなので、久々にTORACLE-S(CARACLE-S 2016試作車)で出走した。まずは深井の自宅から堺市中心部に向かう。上りで踏み込むと脚に痛みはあるが、平地を軽めのギアで回す分には大きな支障はない。

181008_084654天気は雨の心配のないさわやかな晴天。10月にしては気温は高いが、一昨日や昨日よりは涼しい。

旧市街に入り、阪堺電車を渡るところでチンチン電車をバックにパチリ。堺市民には見慣れた風景だが、風情のある古い車両だった。

181008_084916最初のスタンプポイントはさかい利晶の杜。8:50前に到着したが、マーカーの位置がわからない。開館時間は9時からなので、周囲をひと回りしてみたが、建物の外側には見当たらない。

181008_085359仕方がないので開館を待つことにした。時間つぶしにすぐ横にある千利休屋敷跡に行ってみたが、そちらも入り口が閉まっていた。

9時になり、入館してスタッフに聞いてみると、総合受付のカウンターにマーカーが設置されていた。どうやら開いている時でないと入手できないスタンプもあるようだ。となると、時間的にまだ開いていない施設やお店が多いし、スタンプのためだけにお店の中に入るのはハードルが高い。思ったより手間取るかも知れない。

181008_090206181008_090154ともあれ、アプリを起動してマーカーにカメラを向けると、画面の中にスタンプが表示されるのでタッチする。「マーカーを認識しました」と表示が出て、まずは1個目のスタンプをゲット。

181008_090722少し北西に移動して2ヶ所目は堺泉酒造。以前、大人の堺散走!でおじゃました堺唯一の造り酒屋。清酒千利休の新酒は11月頃だろうか?

181008_090907時間も早いし、土日祝は定休日なので閉まっていた。入り口の戸に貼られたマーカーを見つけて、2つ目のスタンプゲット。

181008_091200181008_091308また少し北西に移動して、堺駅近くの環濠クルーズのりばに到着。自転車なら、あっという間に3つ目のスタンプポイント。マーカーもすぐ見つかった。

・・・と思ったのだが、ゲットしたはずのスタンプが数に反映されない。何度か操作を繰り返したが、スタンプの数は2個のまま。

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