病み上がり斑鳩ポタリング
約20年ぶりのインフルエンザ感染で、先週末は自転車をお休みした。症状の軽いうちに新薬を投入したおかげか回復は早かったが、天候も良くなかったし病み上がりの疲れで昨日土曜日は走る元気がなかった。一日のんびりして回復してから今日改めて走ろうとしたが、一週開けるだけでも心身ともになまってしまい、出走は7:30すぎになってしまった。
チタンボルト除去手術から体力が回復していないところにインフルエンザの病み上がりとあって、短距離の平地ライドでもと思っていた。とは言え、昨日からの強い冬型の気圧配置で強い北風が続いているので、南に向かうと帰路に向かい風に苦しむことになりそう。かといって北に向かうと市街地だし、今日は大阪女子マラソンがあるので交通規制があるかもしれない。代わり映えしないが、結局東の奈良方面に向かってTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)を走らせた。
家を出てすぐに雪がちらついた。空は雲が多く、雨雲レーダーを見ると紫色の雪雲がところどころを通過している。降ったり止んだりだったが、走り続けるうちに晴れ間が増えてきた。
やはり体調はもうひとつで、脚に力が入らないが、実際に走ると北風というより西風だったので追い風で背中を押される。帰路を考えると悩ましいが、ひとまず走りやすい。
途中から大和川沿いを走ったが、今日は途中まで南岸を走ってみた。一般道部分が多く、車も多いのだが、歩行者に気を遣わなくて良いので渋滞さえなければこちらの方がペースは上がりそうだ。
石川との合流点付近からは北岸に渡り、引き続き大和川沿いに遡る。高井田駅近くのコンビニから後ろにロードの集団が後ろに付き、青谷の交差点で追いついてきた。今日はのんびりペースのつもりだったので、先に行ってもらおうと思っていたら、その中の一人がCARACLE-COZを知っていて、「ミニベロ速いですね」声を掛けてきてくれた。信号が変わって再出走したが、そんな事があったので話が続き、集団の中ほどに挟まれてしまった。「走りそうですね」なんて言われてしまうと、のんびり走るわけにもいかず、ロード集団に必死で着いていく。
今日は大和川北岸の細道を通ろうと思っていたが、抜け出せなくなってしまい、そのまま国道25号線に入って大和川南岸を遡っていく。奈良県に入ったところで私は北岸に渡り、彼らは国道を直進したので、ホッとしながらお別れ。わずかな距離の追走だったが、すっかり消耗して三郷駅前のコンビニでカフェイン(コーヒー)注入。
あまり時間もないし、東に向かうほど帰路の向かい風が大変。ひとまず普段と違う大和川北岸をダラダラさかのぼって行くうちに堤防に乗り損ない、斑鳩町の田園地帯のど真ん中を東進。青空が増えてきたこともあって、寒々しいが開けた風景に癒やされる。
ここで、「今日は斑鳩を一回りして帰るか」と決め、まずは法隆寺へ。
「折りたたみ自転車&スモールバイクCUSTOM 2019」掲載
今年も辰巳出版の「折りたたみ自転車&スモールバイクCUSTOM 2019」が発売された。
2016、2017とCARACLE-Sを掲載して頂いたが、2018は新ネタがなくてパス。2019向けの撮影会には参加できなかったが、ノリクラに向けて組んだTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)を投稿した。
それが今回、1ページを丸々使って見事に掲載された。天気に恵まれた畳平(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍ゴール地点)の背景のおかげで、我ながら格好のいい写真が撮れたと思う。私と一緒の写真もご愛嬌。
純粋に自転車の性能で言えば、6.4kgの超軽量もあって「上り(=ノリクラ)で一番速い折りたたみ自転車」というお題目に自信は持っている。後は大会前夜に飲みすぎるような、へっぽこ騎手が問題(^_^;)。
今回は長野遊輪堂さんが、ワイヤレス変速コンポーネント「SRAM RED eTAP」を搭載したカスタム車を投稿していただいたので、CARACLE-COZが2台も掲載されたことも嬉しいことだった。
通常のワイヤー式変速は、折りたたみによってワイヤーがずれてインデックスがずれたり。引きが重くなったりする可能性がある。私の採用している電動変速コンポーネントシマノDi2は、変速性能の向上だけでなく、折りたたみ自転車の問題を解消する有効な手段でもある。eTAPなら電線がないので断線の心配もなくなり、さらに折りたたみ車に向いていると言えるだろう。
現時点では高価なことが難点だが、FSA、X-SHIFTER、Wheeltopなどのワイヤレス変速システムが発表されており、将来的には低価格なコンポーネントも出回るかもしれない。そうなれば折りたたみ自転車が、より扱いやすくなるだろう。
奈良盆地ライド [穴虫峠-横大路-葛城川-大和川]
チタンボルト除去手術痕を冷やさないように、本日も平地ライド。7時前にTORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で出走した。本日は弱い北寄りの風の予報だったので、帰りに向かい風にならないように東の奈良方面に向かった。最低気温は1度と昨日より2度低く、一方で最高気温は3度高い11度の予報。温度差が大きいのでウェアに迷ったが、高い峠に上るわけではないのでアンダーは1枚だけ。
往復のルートを変えたかったので、往きは穴虫峠を越えることにした。奈良側の下りがほんのわずかなので、手術痕が冷えることもないだろう。降水確率は終日0%だが、薄曇りで日の出が拝めなかった。石川を渡る河南橋からは左肩を越える二上山が正面に見える。
仕事始め翌日からいきなり東京出張で身体に疲れが残っているのか、もうひとつ脚が回らず身体が重たい。
それでも穴虫峠の上りでは軽くアタックを掛けて、心拍数を179bpmまで上げた。長らく本格的な峠アタックをしていないので、身体がなまっているのがよく分かる。走力を取り戻すまでの道のりを思うといささか気が重いが、手を抜かずに努力し続けるしか無い。
風はほとんど感じない穏やかさだが、峠の気温は氷点下になっていただろう。低温のせいもあると思うがカメラのバッテリーが切れてしまい、交換をする間にすっかり凍えてしまった。
ごく短い下りを経て穴、調子の出ない身体にコーヒーで活を入れようと、穴虫交差点でコンビニに立ち寄った。店内に入るとやけに商品が少なくガランとしていて、明日で閉店とのこと。コンビニの栄枯盛衰はよくあることだが、近辺には他のコンビニがないので閉店は残念だ。
国道165号線大和高田バイパスで南東方向に進んでいると、信号待ちで後ろから声を掛けられた。先週の岸和田城と言い、このところ知り合いに遭うことが多い。
追いつかれたので後ろに回ったが、竹内街道から横大路に入って東進するのは私の考えていたルートと同じだったので、しばらく引いてもらった。大和高田市中心部の旭北町交差点で南進する皆さんとお別れして、私はもう少し東進。
奈良盆地の西の方をグルっと回って大阪に戻るルートを考えていたので、葛城川に当たったところで、方向を転じて飛鳥葛城自転車道を北上。
奈良県ではならクルと銘打って多くの自転車道が整備された。ここ3年ほど活動が停滞しているようにも見える(マップが更新されない)が、まずまず走りやすい自転車道が維持されていた。自転車道は作るだけでなく、除草などのメンテナンスを継続しないと、すぐに廃道化してしまうので、引き続いての整備をお願いしたいところだ。
風はほとんどないのでコンディションは悪くないが、脚はやや重い。それでも、できるだけ心拍数を140bpm以上に上げることを意識して走り続ける。
2019走り初め [自転車60km]
一昨日のジョギング走り初めに続いて、今日は自転車走り初め。TORACLE-COZ(CARACLE-COZ RB試作車)で自宅を出たのは7時少し前。すでに1/2に鍋谷峠に上った友人と待ち合わせして、今日も平地ライド。チタンボルト除去手術後の回復は順調なのでそろそろ峠に登ってみたくなるが、もう少し用心して手術跡を冷やさないようにするつもりだ。
今日は西風の予報だったので、海沿いに和歌山方面へ南下することにした。残念ながら空はどんよりと曇っていて、路面も濡れている。未明には雨が降っていたようだし、雨雲レーダーではまもなく再び弱い雨雲がやってくる。
それほど大きくない弱い雨雲なのでやり過ごせないかと思ったが、4kmほど西進しただけで雨がぱらつき出した。仕方ないのでスタート早々にコンビニで30分ほど雨宿り。
タイムロスしたが、ほぼ雨が上がった8時頃に再スタート。往路は紀州街道に沿った国道26号線旧道(府道204号線)まで出て、南下を開始。往路は私が先導したが、幸いなことに風は弱くほとんど妨げにならずに30km/h超のペースで順調に進んだ。
幸か不幸か、タイムロスしたせいで錦ロイヤルの長島さんの主催する和製アマルフィとお城と海岸ライドの集合時間の少し前に岸和田城付近に到達したので、立ち寄ってみた。
まだ手術跡の不安があるし、ナイトランの可能性もある終日ライドということで、イベント参加は見送っていたが、集合した方々とお会いすることができた。
CARACLE-COZをフレームからご自分で組み上げたIさんも参加されており、COZ二台でパチリ。使い勝手などをお伺いすることができたので、今後の改善に役立てる情報をいただいた。
参加者の方々は集合写真を撮ってまもなく出走の様子。私と友人は、先行して出発することにした。
2019年走り初め [ジョギング3.5km]
毎年、正月三が日は順番に私とヨメさんの両親と交流するのが恒例になっている。子供も大きくなり、いつまでこんな親族の集いが続くかわからないが、今年も元旦にヨメさんの実家を訪ね、2~3日は父親(がOB)の会社の保養所に一泊して、飲んで食って遊んでの三が日となった。
とは言え、できるだけ身体を動かす機会を作るのも例年通り。今年は朝食前に保養所の周りをジョギングでひと走り。
6:30過ぎに建物を出ると、正月らしく気温はやはり低い。まだ暗い中で東の空が茜色に染まりつつあり、上空には月が浮かんでいた。
経過は順調とは言え、大腿骨のチタンボルト除去手術から1ヶ月ちょっと。様子を見ながらゆっくりとしたペースで足を進める。適当に千里の街をウロウロしているうちに、徐々に明るくなってきた。
3.5kmほど走って保養所に戻り、ジョギングの走り初め完了。部屋に戻ると間もなく日の出。正月は空気が澄んで、日の出もきれいだ。
この程度の距離とペースなら手術跡に違和感もなく、3km走れるなら例年通り堺市民マラソンに申し込めばよかった。さて、自転車の走り初めはいつになりますか。