自転車用iPhone防水ケース&バックミラー購入

来週のしまなみ海道ツーリングに備えて、いくつか新アイテムを導入した。


110507_093754まず、iPhone防水ケース。

携帯電話、カメラ、ルートログ記録、マップ機能、foursquareのチェックイン等々、色んな機能を備えたiPhoneを自転車ライドに持ち出すととても便利で楽しい。これまで、カメラ用ケースを流用していたりしたが、防水ケースの必要性を感じていた。

その理由には、もちろん雨に備えてということもあるが、最大の理由は「汗」だ。まもなくヒルクライム時には顔からポタポタと汗が落下する季節がやってくる。iPhoneが露出した状態では、悪影響は必至だろう。

そんな訳で色々物色していたが、結局TOPEAK iPhone DryBagを購入。理由は、実売2000円以下と安く、すでに所持している同社のカメラケースなどと共通のアタッチメントが使用できることだ。ハードケースタイプはどうしても大型化するので、コンパクトなことも気に入っている。ワンタッチで着脱でき、手にとって操作するのにも便利だ。

露出した状態よりは、ちょっと操作性と視認性が落ちるが、充分に使用できる。これで、夏場も安心だ。


110507_093738

もう一つはバックミラー。

サイドバッグを付けて集団走行をしていたので、学生時代にもバックミラーを使用していた。その経験からバックミラーの有用性は理解していたが、軽装で独りで走る分には無くても不自由はないので、ここ十数年使用していなかった。

ところが、昨年のビワイチ(琵琶湖一周)で、集団走行時のバックミラーの必要性を痛感した。後方確認時にはどうしても走行ラインがふらつく。細タイヤで、交通量の多い道路を走っていると、そうそう後を振り向けない。気が付くと後続と離れてしまっている、ということが何度もあった。私は右目の視力が低いので、後方を見るときには左目で視認できるように、大きく振り返るので、余計にふらつく。

ところが、現在出回っているバックミラーは高価なものやスポーツバイクにそぐわないものばかりで、なかなか手ごろなモノがない。3月の台北出張時に現地の自転車店で、学生時代に愛用していたこのキャットアイ製ミラーを発見。即、購入した。日本ではここ十数年見かけたことがないので、恐らく廃番になっているのだろう。これもデッドストックかと思ったが、新しいロゴプリントが入っており、現地では普通に流通しているようなので、どうやら海外向けには生産を続けているようだ。

このミラーの長所は、まずドロップハンドルの先端に付けるので、面積が大きく見やすいのにジャマにならないこと。横に張り出すので視認性も優れている。次に、不要なときにはミラー部分だけ外せるが、基部が小さいので外してしまえば普通のエンドキャップと区別がつかないこと。また、転倒したときなどにはミラー部分だけが外れるので破損しにくいこと。容易に角度変更や調整ができるので、壁に立てかけるときにも不自由がない。そして何より、安価であること。

なかなか優れた商品だと思うのだが、日本では売れなくなってしまったのだろうか? 何度も転倒を繰り返すとさすがに破損してしまうことや、ナロータイヤでは振動で見づらいといった欠点はあるが、1000円以下(だったと思う)という当時の価格設定であれば、素晴らしくコストパフォーマンスの高い商品と言えるだろう。個人的には国内でも復活させてほしい商品だ。

しまなみ海道ツーリングも迫ってきたので、今回取り付けてトレーニングライドをして見たが、いちいち振り返らなくても後方から迫る自動車の状況(車種、速度等)がわかるので、やはり便利。面積が大きいので、高圧ナロータイヤの振動でも後ろの状況は充分把握できる。あらためてバックミラーの有効性を実感した。


今回取り上げた2つのアイテムは、仕事上ライバルブランドだが、残念ながら勤務先の商品だけでは自転車ライドは成り立たない(^^;。自分の自転車生活を便利にするアイテムは、他社製でもこだわらずに採用しているし、採用していくつもりだ。

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金剛山一周 水越峠-千早峠(金剛トンネル)

すでに2回も自転車ライドを行えた今年の連休だったが、来週末にはしまなみ街道ツーリングも予定しており、ここ3週間は珍しくも自転車三昧の日々だ。

今日も通常通りのトレーニングライドを行うつもりだったが、昨日から微熱や身体のだるさなど風邪っぽい症状が出て体調が今ひとつ。予報では天気も怪しかったが、朝起きると雨は大丈夫そう。

手短でも走っておこうと、一応いつも通り4時に起床して準備を始めたが、身体がだるくて気合いが入らず出走に手間取った。結局6時前に家を出て、取りあえず水越峠に向かって走り出した。

110507_063658 石川を渡る府道202号線の高橋。今朝は薄雲が空一面に張りついているが、遠くの山もよく見え、ようやく黄砂が晴れたようだ。

110507_064246 ひと上りして、滝谷不動明王寺へ。いつも同じ山門での撮影に飽きたので、久しぶりに境内に入ってお参り。

R309に入って森屋交差点からアタックを開始。思ったよりは脚は回るものの、やっぱり負荷を上げられない。アタック中の平均心拍数は、150程度だった。R309は早朝から大型車も結構通り、ギリギリを通過されてひやっとすることもあった。毎度のことながら、旧道に入るまでは楽しい道ではない。

110507_073436 旧道に入って07:30頃、水越峠に到着。今日は山歩きの人の駐車も少なく、比較的静かだった。

ヒイヒイ言いながらもここまでは順調だったので、帰路はR310で千早峠(金剛トンネル)を越えて金剛山を一周して帰阪することにした。

110507_075938 アップダウンの激しい県道30号線を避け、R24まで降りてくるころには雲も晴れてきて、空の青みも増してきた。画像中央の凹みが今越えてきた水越峠だ。

110507_081124 小殿からR24旧道(下街道?)に入る。R24は大型車も多く走りづらいがこちらは交通量も少なく自転車向き。道端に花が多かったが、以前から気になっていたこの白い花を見かけた。

110507_081314 少し進むと「船宿寺花まつり」の幟と共に、先程の白い花が立ち並んでいた。いい加減すっきりさせようと、後でネットで調べてみると、どうやらオオテマリ(オオデマリ)という花らしい。船宿寺は花の寺として有名らしいが、階段をかなり上らなくてはならないようなので、いつも素通りしてしまっている(今日も素通り(^^;)。いつか車で来よう。

110507_081744 傾斜が大きくなってきた辺りで、道端にあったユニークなかかし(?)。

110507_081808 こんなのもあった。季節からして鳥追いという本来の目的ではなく観賞用だろう。そう言えば、以前飛鳥でかかしコンテストに出合ったこともあった。

110507_082322 風の森峠に到着。御所方面が見下ろせる。

後は五條道路の側道を進み、R310に当たったところで千早峠(金剛トンネル)に向かって上り始めた。今日は(最短ではないが)最も負担が少ないと思われるルートで水越峠と千早峠(金剛トンネル)を繋いだ。

110507_092438 牧野小学校前交差点からアタックを開始したが、すぐに失速。やっぱり調子は良くなく、ここまでで力を使い果たしてしまったらしい。上るにつれてますますペースは落ちていき、最後はフラフラになって千早峠(金剛トンネル)に到着。牧野小学校前交差点からのタイムは38分17秒。

疲労困憊したが、空は雲が晴れ、特に西(大阪側)の空は見事な青空だった。気持ちのよいダウンヒルを経て帰宅したのは11時頃。家に帰ると、いつもよりかなり身体がしんどく、少し昼寝をしてしまった。体調が悪いときにムリをし過ぎたかもしれない。

来週はいよいよ、しまなみ海道ツーリングだ。体調を整えておかなければ。

 

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
 スタート: 2011/05/07 05:53:00
 完了: 2011/05/07 10:58:51
 バイクタイム: 3:29:21
 停止時間: 1:35:34
 距離: 77.67km
 平均スピード: 時速 22.26 km
 最高スピード: 時速 56.34 km
 登り:1220 メートル
 カロリー: 1394 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 78.7km
 消費カロリー:2705.0kcal
 計測時間:5:04:58
 平均心拍数:126
 最大心拍数:198(誤計測?)
 平均速度:19.1km/h
 最高速度:53.1km/h
 平均ケイデンス: 77
 最大ケイデンス:115
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:2:53:23
 ターゲットゾーン内時間:1:42:57
 ターゲットゾーン以上時間:0:28:37
 走行時間:4:06:59
 累計走行距離:1432.4km(2010年12月10日より) 

■本日のフォトアルバム

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新緑の東近江、池田牧場ジェラートライド

 家族・親族サービスに忙しいゴールデンウィークだが、今日は野洲に住むノリクラ仲間のみわっちさんと滋賀を走ることができた。昨日、私の実家に家族で帰省する予定をしていたが、娘が軽い発熱でヨメさんと残留。息子だけを連れて枚方の実家に行くことになったが、私が翌日滋賀まで行くことを伝えると、両親も一緒に滋賀に行こうという話になった。

 結局、昨日は実家に泊まり、息子と両親と一緒に車で滋賀に向かった。第二京阪道ができて枚方から滋賀方面へのアクセスはとても便利になり、少し渋滞はあったが1時間ちょっとで栗東ICを降りることができた。みわっちさんと集合時間に余裕があったので、予定の野洲駅ではなくICを降りてすぐの道の駅「アグリの郷栗東」で車から自転車を降ろし、自転車を組み立てはじめた。

110504_091404 待ち合わせの時間まで、適当に走っていようとていると思っていたが、みわっちさんから電話が入り、予定より早いがこちらに向かって走って来てくれることになった。自転車を組み上げ、息子たちは車での観光に出発。こちらも野洲駅に向かって走り出すつもりだったが、ボトルに飲料を入れ、準備体操をして、さあ出発という時にみわっちさんが到着。あらためて二人で出走したのが8:50頃。予定より1時間以上早い。

 今日は5/14-5/15に予定しているしまなみ海道ツーリングのための走り込みということになっている。近江八幡付近を経由して、東近江の永源寺方面に向かうルートを予定。まずはR8を避けて野洲川橋を渡りみわっちさんの住む野洲駅前を通過。JR東海道線と新幹線の間の間道を北東の近江八幡方面に向かう。

110504_093514110504_093516 みわっちさんが発見した新幹線観賞のベストスポット。金網越しながら、ほんの数メートル先を全速力の新幹線が通過していく。かなりの迫力だ。

110504_094040 日野川を越える。田畑の中を抜ける道路は交通量も少なく、平坦で走りやすい。今日は黄砂で霞んでいるが、よく晴れた自転車日和だ。

110504_101254 近江八幡駅の近くで方向を転じ、間道を経て東へ向かう八風街道(R421)に入る。交通量はやや多いが大型車が少なく、走りにくいというほどではない。道端には一面のレンゲの花。

110504_101752 みわっちさんお勧めの太郎坊宮に寄り道。急峻な山肌の途中に建物が見え、まさかあそこまで上るの? と思って「どこまで上るん?」と聞くと、「山の途中に建物があるだろ。あっこまで」「・・・やっぱり」

110504_102608 山のふもとに自転車を止め、参道を歩いて上り始めたが、予想通り急な階段が延々と続く。

110504_104022110504_104034 二人でヒイヒイ言いながら(途中で休憩も入れたが)本殿まで上ると、眼下を見下ろす絶景。勝負事の神様ということなので、今年の乗鞍での勝利を祈願。勝利と言っても、私は他人に勝てるようなレベルではないので、己に勝つ(自己記録更新)ということだが・・・。

 自転車を止めた所まで降りてくると、ふくらはぎがプルプル震えている(^^;。自転車とはまた違う筋肉を使っているのだろう。

110504_105908 再出発してR421の北側の間道を、八日市駅方向へ。先ほどは耕す前のレンゲ畑だったが、ここではすでに水を張っている。今日は田んぼを耕したり、すでに田植えをしている光景も見かけた。山の中腹には、先程上ってきた太郎坊宮の建物が見える。

110504_110222 八日市駅の脇の踏切を渡る。みわっちさんによると、近江鉄道は西武鉄道グループなので、車両は西武鉄道のお下がりでカラーもそのままの西武鉄道と同じとのこと。地元ではガチャとかガチャコンと呼ばれているそうです。そう言えば、近江鉄道バスなども西武バスそっくりで、ライオンズのレオマークまで入っていました。

 予想以上に大きな建物の立ち並ぶ八日市駅前を通ってR421に戻った。時間はまだ11時過ぎだったが、朝が早かったのですでにお腹が空いてきている。この先は食事を取れる店が少ないとのことなので、王将に入って早めの昼食を摂った。

110504_122404 昼食後はR421をさらに東進し、徐々に山に近付いてくる。山上小学校を越えたところで右折し、山道をひと上りしたところに池田牧場( http://www.ikeboku.com/ )がある。ここのジェラートがおいしく、みわっちさんも何度も車で来ているとのこと。連休とあって、山奥にもかかわらず多くの人が訪れてごった返していた。

110504_123440 しばし行列に並び、私はチョコチップのジェラートを頂きました。評判だけあって、なかなかの美味。シングル315円也(ダブルは365円)。

110504_124418 池田牧場の売店の隣には、「田舎の親戚香想庵」というかやぶき屋根の農家レストランも併設されていた。

 息子たちも1時間くらい前に車でここに着いていたはずだが、あまり電波状況がよくなく携帯電話が繋がらなかった。後で聞くと、売店の向かいのキャンプ場で遊んでいたそうだ。

 池田牧場で舌鼓を打った後はどうするかということになったが、今日は枚方の実家経由で堺の自宅まで帰らなくてはならないので、15時頃には息子たちと合流して車で帰路に着くことになっていた。私とみわっちさんは永源寺や永源寺ダムを訪れることを考えていたが、往路を考えるとそろそろ時間的に厳しい。地元のみわっちさんには申し訳ないが、ここで引き返すことにした。

 R421を戻り始めると、かなり強い斜め前からの向かい風。ペダリングが重く、強弱のある斜めからの風にハンドリングも安定せずフラフラする。かなり車が増えて来たこともあってストレスのたまる道のりになった。往路で上り基調にも関わらず気持ちよく進んだのは追い風だったからだったのだろう。

 風を避けようとわき道を探したりしたが、なかなか都合のよい道がないのでR421を進み続けた。それでも下り基調なので、ペース自体はそう悪くない。時間的には順調に近江八幡まで戻ってきて、方向を南に転じると今度は追い風気味になって、気持ちよく走れるようになった。

 快調過ぎるペースで野洲駅付近まで戻ってきたが、まだ14:20頃。結果としてはもう少し足を延ばせたかもしれず、残念。息子たちもまだ八日市付近にいるとのことなので、スタートした道の駅「アグリの郷栗東」で合流することにした。

 みわっちさんも付き合ってくれて、道の駅に戻って来たが駐車場が満杯で、まだ息子たちは来ていなかった。急遽、近くのコンビニに合流場所を移すことにして自転車をバラし始めた。

 今日は私の都合で中途半端な走りになってしまい、みわっちさんには申し訳ないことをしたが、距離は約80km走り、太郎坊宮と池田牧場という観光ポイントもあって東近江を堪能した一日だった。いつもは独りだが、こうして仲間と走るのはやはり楽しい。できれば近いうちにまた滋賀を訪れたいものだ。

 ほどなく息子たちも到着したので、車に自転車を積み込んだ。両親と息子は永源寺なども拝観し、それなりに東近江を楽しんだようだった。みわっちさんに別れを告げて、我々は15時過ぎに帰路に着いた。名神や京滋バイパスの反対車線は大渋滞だったが、こちらは往路以上にスムーズに進み、枚方まで1時間を切る短時間で到着したのは驚いた。空いていれば、滋賀は本当に近くなった。

 もっとも枚方の実家から自宅のある堺までは、さらに1時間以上ほどかかるし、一人で高速道路を使って滋賀まで行くのは、家族持ちのお父さんの小遣いでは厳しいものがある。そうそう今回のルートを活用するわけにもいかないだろう。

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
 スタート: 2011/05/04 8:51:00
 完了: 2011/05/04 14:47:23
 バイクタイム: 3:25:05
 停止時間: 2:31:14
 距離: 81.46km
 平均スピード: 時速 23.83 km
 最高スピード: 時速 42.30 km
 登り: 364 メートル
 カロリー: 1867

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 77.9km
 消費カロリー:2045.0kcal
 計測時間:4:41:59
 平均心拍数:110
 最大心拍数:—(誤計測)
 平均速度:20.6km/h
 最高速度:77.0km/h
 平均ケイデンス: 88
 最大ケイデンス:111
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:4:06:19
 ターゲットゾーン内時間:0:25:45
 ターゲットゾーン以上時間:0:09:54
 走行時間:3:44:54
 累計走行距離:1353.6km(2010年12月10日より)

 

■本日のフォトアルバム

iv id=”photozou_blog450x120_287407_4224451″>新緑の東近江、池田牧場ジェラートライド
新緑の東近江、池田牧場ジェラートライド by (C)猛虎参號

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「みんなの輪チャリティーライドin奈良」に参加してきました

今日は「みんなの輪チャリティーライドin奈良」に参加してきた。

TEAM KEEP LEFTサイクルモードの活動を通じてつながりができた関西の自転車業界関係者、そして今年は震災の影響で中止になったツアー・オブ・ジャパン奈良ステージの関係者が集って、震災の被災者を応援するべく企画されたイベントだ。参加費の一部はTEAM KEEP LEFT震災復興募金を通じて日本赤十字社に寄付される。

自走も考えたが、万一集合に遅れるとまずいし、業界の猛者たちと走るとなれば疲労困憊するかもしれない。帰路はナイトランになりそうでもあり、結局車で奈良まで自転車を運んだ。早く着いたので早朝の奈良を自転車散歩した。

110430_075858 春日大社の境内は荘厳な雰囲気。

110430_082156 新薬師寺はまだ開門前だった。

110430_083738 興福寺の金堂と五重塔。8:30頃だが、ゴールデンウィークだけあって、結構人が多い。

110430_085332 東大寺中門前。

110430_093524 ツアー・オブ・ジャパンの流れを引き継ぎ、集合地点は東大寺。自転車業界関係者が約50人集まった。

110430_101310 境内に入り、自身も自転車愛好家であるお坊さんから、東大寺についてお話があった。自転車談義から始まり、今回の震災について、そして東大寺についてと、それなりに長いお話であったが、飽きさせずに人を引き込むのは、さすが。

「この世のありとあらゆる命は他に代りのきかないただひとつもので、そのすべてに光を当てていくことが華厳の教え。それを思い出すために大仏は造られた。核心に厄災の続く国を平安にしたいという聖武天皇の強い思いがあったから、人々がそれに共感して建立に協力し、今日まで何度も再建されてた。一方で秀吉が権勢を誇るために京都に立てた大仏は、人々の理解を得られなかったために残っていない」はしょるとこんなお話だったと思うが、心に残るお話だった。

お話の後に大仏殿に入り、一般観光客の入れない大仏を囲む壇に上がらせていただき、今回の震災の被災者への祈りを捧げた。間近で見る大仏は圧倒的な迫力。台座の彫刻やわずかに残る創建当時の金メッキの跡、修復のつなぎ目など、「歴史秘話ヒストリア(NHK)」で見たことを生で見られたのは貴重な体験だった。残念ながら「撮影はご遠慮を」とのことでした。

110430_103204 大仏殿を出たところで、近くの方に私を写してもらった。後で気付いたが、うしろでサイクルライフ・ナビゲーターの絹代さんがピースサイン(^^;。

110430_105402 いよいよ出走。とは言え、ツアー・オブ・ジャパンのような格好のよいスタートではなく、ごった返す観光客の間を縫って車道まで進んだ。

110430_112040 県道80号線に入るといきなり急坂。一団になって上るが、経験の浅い参加者もいたので、ちょっと厳しいコースだったかもしれない。

110430_114422 須山町バス停付近の峠。次第に集団がばらけてきた。

110430_120816 少し下って田原の田園風景の中を抜ける平坦路の後は、またひと上り。水間トンネルを抜けたところで後続を待つ。歩道はちゃんとしているが、長いトンネルはイヤなもの。近くの方によると、後に見える旧道もさほど上らずナロータイヤでも問題ないとのこと。

110430_121040 水間の交差点を右折してR369に入ると、まっすぐな平坦路。車も減り、気持ちのよい道。

110430_121100 きれいどころ2名。絹代さんとチームパナソニックレディースの豊岡英子選手。ヘルメットのピンクラメはデコ?

110430_121906 ひと山越えて、あおはに自然学校ゲストハウスに到着。

110430_122624 ノリのいい八重洲出版(サイクルスポーツ)大阪支社のお二人。

110430_123014 妻エミコさんと共に世界中を走り回っているスティーブ・シールさん。エミコさんが闘病中のため、今回はお一人でご参加。

110430_124620 カフェレストランCountry cafe Herb Clubの特製カレーと自転車パンが昼食として振る舞われた。美味さのあまりどっちも撮影を忘れ、がっついて食べてしまいました。12時半を過ぎ、腹ぺこの参加者は何度もお代わりする方も・・・。

110430_130034 スティーブさんと共に、世界を走り回っている自転車。

110430_132536 昼食後は「みんなの輪」Tシャツで記念撮影。とは言え、私を含めオヤジ連中がピンクのTシャツを着ている姿は・・・(^^;。女性陣は決まってました。

その後、参加者の自己紹介がはじまったが、いきなり2番目くらいに名前を呼ばれた(汗)。あわてて「ノリクラか甲子園で会うかもしれませんのでよろしく」と答えるのが精一杯で、仕事のことを何も言ってない・・・。知らない人は「あいつは何者や」と思われているだろう(^^;。

110430_133502 自己紹介は進み、左からチームブリジストンアンカーの辻浦圭一選手、豊岡英子選手、宇都宮ブリッツェンの辻善光選手。

110430_133804 絹代さんも今回のチャリティライドの発起者の一人。

110430_142652 午後からは、あおはに自然学校内のMTBコースの見学組と、布目ダム周遊ツーリング組に別れた。私は後者に参加。ツアー・オブ・ジャパンのコースということで身構えていたが、布目ダムまではゆるい下りが中心の約10kmのコース。先導の辻選手の真後ろで走りを見ていると、ほれぼれとする身のこなしだった。

ツアー・オブ・ジャパンではダム湖の下流に下り、また上る厳しい周回コースだが、今回はそこを省き、ダム湖沿いの気持ちのいい平坦路を味わいながら来た道を引き返す。後続を見るために辻選手が先導から外れたところで、20代の若手参加者同士でバトルが始まった。大人げないが私もちょっと走り足らなかったので、先頭グループを追いかけた。とは言えムチャをすると後がツラいので、心拍数175前後を意識してマイペースで後から着いていった。

先頭グループ最後尾の私は、曲がり角で後続への道案内するために一時停止。後続に手を振ってから再度走り出し、ゆるい坂を必死で上るが完全に置いていかれた。まあ、多くの猛者たちは、レースではないイベントで本気で走るようなことはしない。皆が本気で走ったら、私なんかは最後尾付近を走ることになるだろう。

110430_150510 結局あおはに自然学校まで、先頭グループに追いつけないまま。到着すると、ちょうどMTBコース組が帰って来るところ。試走した参加者に聞くと、なかなかテクニカルで面白いコースだそうだ。

110430_151428 全員揃ったところで、中締め。一応のゴール地点は奈良県新公会堂になっているが、先を急ぐ参加者もいるので、各自のペースで走り、流れ解散という運びになった。手慣れた自転車乗りたちは、別コースを辿る方もいた。

帰路はピッチを上げて自分のトレーニングになるペースで走り始めた、若手の参加者がピッタリ着いてきた。ぶざまな走りはできないと気合いが入り、トレーニングという意味ではいいプレッシャーになる。心拍計を見て強度を上げすぎないように注意しつつ、それでも独りのトレーニングより高心拍を維持できた。

110430_154314 着いてくる若手と別れてコースを外れ、私は水間トンネルを避けて旧道を上った。路上に木の枝などが散らばっていたりするが、ナロータイヤでも問題はない。上りもそれほどキツいものではなく、あっけなく水間峠(?)に到着。

110430_160356 ひと下りして新道に合流し、往路に来た道を引き返す。奈良市街地に降りる最後の坂からは、奈良盆地や生駒山方面が見渡せる絶景。いつか、日の入りや夜景を見に来てみたい。

110430_162048 16:15頃、東大寺そばのゴール地点、奈良県新公会堂に到着。

110430_162724 続々と参加者がゴールしてくるが、各自のペースで走っているので時間はバラバラ。先を急ぐ参加者は、すぐに辞去していく。私もしばらく参加者たちと談笑していたが、初心者もいるので最後尾がゴールするまでにはかなり時間がかかりそうな気配。車での帰路は渋滞も予想されるので、先に失礼することにした。

車に自転車を積み込み、奈良を出発したのは17時過ぎ。予想通り道路は渋滞している箇所が多く、家に着いたのは19:30過ぎだった。これなら自走でも大して変わらない時間だったかもしれない。

今回は、自転車乗りとして少しでも震災復興に力添えできればと思って参加したが、志の高い関係者との新たな出合いもたくさんあり、いい刺激になった。これからも自転車を通じて社会貢献できる機会があれば、できるだけ関わっていきたいと思う。もちろん、本業をおろそかにしては本末転倒なので、そちらも頑張らなくては。

 

■コースマップ

 

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
 スタート: 2011/04/30 7:47:00
 完了: 2011/04/30 16:16:19
 バイクタイム: 3:08:15
 停止時間: 5:20:33
 距離: 71.02km
 平均スピード: 時速 22.64 km
 最高スピード: 時速 74.31 km
 登り: 1260 メートル
 カロリー: 1385

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 62.9km
 消費カロリー:2341kcal
 計測時間:8:59:28
 平均心拍数:103
 最大心拍数:180
 平均速度:18.2km/h
 最高速度:54.0km/h
 平均ケイデンス: 79
 最大ケイデンス:116
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:7:34:06
 ターゲットゾーン内時間:0:36:08
 ターゲットゾーン以上時間:0:49:13
 走行時間:3:27:17
 累計走行距離:1275.6km(2010年12月10日より)

 

■本日のフォトアルバム

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紀泉高原スカイライン全走

昨日は甲子園に阪神-横浜戦を観に行く予定だったが、雨で中止になった。明けて、今朝は晴れ。幸か不幸か観戦疲れもない。そんな訳で、今日は自転車トレーニングに出ることにした。

ただ、体調は先週よりさらに悪い。実は先週末にヨメさんがインフルエンザを発症した。会社の規定で私も木曜まで出社停止。家庭内隔離したヨメさんの代りに久々の家事に取り組んだが、子供らの面倒を見る必要もあるので、とにかく時間がかかってゆっくり座る暇もない日が続いた。

寝不足もあって疲労がたまり、腰にも痛みが出てきた。通勤ライドもしていなかったので、金曜に久々に自転車に乗ったら全然足が回らない。ほんのわずかな期間でも、身体はあっと言う間に衰えてしまう。

走り出してみるとやはり本調子ではない。足が回らず、息がすぐに上がる。そのくせ心拍数は反応が鈍く、なかなか上がらない。明日は仕事だし、先週のようなムチャな遠出はせず近場で適当なコースということで、今日は和泉葛城山に上ることにした。

110424_061244 泉北ニュータウン内の遊歩道を上り、光明池駅を抜けて岸和田和泉ICを通る道で西に向かう。黒石大橋からは、和泉山系がハッキリ見えるので、今日はよく晴れると思ったのだが・・・。

110424_065504 まずは府道40号線を南下して、牛滝温泉「いよやかの郷」に到着。この時点でもよく晴れているのだが・・・。

110424_065628 牛滝温泉の反対側に和泉葛城山へ上る分岐がある。ここから本格的な山道で、いきなりコンクリート舗装の急坂が立ちはだかる。急坂ながらも、あまり心拍数は上がらない。余裕があるかというとそうでもない。疲労感で運動強度を上げられないこともあるが、ヒイヒイ言ってるのに、心臓の反応が悪い。

110424_073702 上るにつれて、天気が悪くなってきた。せっかく苦労して上ってきたがすっかり曇ってしまい、眼下の景色はあまり見えない。

110424_075205 何とか和泉葛城山頂(正確には山頂近くの道路上)に到着。タイム計測も失念していたが、写真撮影の時間からすると、牛滝から50分以上かかっていただろう。雲におおわれた山頂は、予想以上に寒い。

110424_080356 和歌山側はかすみながらも何とか見下ろせる。平地は日が当たっているようなので、どうやらこの付近にだけ雲がかかっているようだ。

110424_082434 尾根伝いに延びる紀泉高原スカイラインを西進。蕎原方面や犬鳴山不動尊方面に下る道は通ったことがあるが、このスカイラインは全走したことがなかったので、終点まで行ってみることにした。このルートならもう大きな峠を越える必要もない。

110424_083336 初めて通る五本松より西側のルートはスムーズなカーブが続く。ここまで来ると晴れており、なかなかの絶景。上りで使うのも良いかもしれないと思ったが、途中かなりの急傾斜もあった。画像の右端に見える黄色い標識は「傾斜10%」を示している。左側をすぐ折り返してくる道はわずかな距離ではるか下方に下がっている。和泉葛城山に上るルートは他もタフな傾斜ばかりなので、これでもマシなルートかもしれない。一度上りで通ってみよう。

紀泉高原スカイラインは神通温泉で終点。県道(府道)62号線に突き当たる。ここまでくればいつもの犬鳴ルート。熊取方面に抜けてR170旧道を経由して帰宅した。5:30発で10:30終了とトレーニング時間は短め。疲労感で全然自分を追い込めなかったので、心拍数も上げられず、消費カロリーも少なめだ。今日は、不満と不安の残るトレーニングライドになった。

 

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
 スタート: 2011/04/24 05:32:00
 完了: 2011/04/24 10:30:29
 バイクタイム: 3:44:58
 停止時間: 1:13:16
 距離: 81.1km?
 平均スピード: 時速 18.42 km
 最高スピード: 時速 67.77 km
 登り:  977 メートル
 カロリー: 1460

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 79.6km
 消費カロリー:2769kcal
 計測時間:4:57:55
 平均心拍数:127
 最大心拍数:162
 平均速度:19.2km/h
 最高速度:51.4km/h
 平均ケイデンス: 77
 最大ケイデンス:124
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:2:30:18
 ターゲットゾーン内時間:2:13:23
 ターゲットゾーン以上時間:0:14:14
 走行時間:4:08:43
 累計走行距離:1212.7km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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