ノリクラ2011抽選突破!
先週末は何とか鍋谷峠に上ったが、距離を伸ばす元気はなく、疲れが何日も続いた。今週末は台風接近中でもあり、自転車トレーニングはお休みすることになるだろう。
ほぼ毎年、この時期は体調がすぐれない。微熱、倦怠感、手足や顔のむくみ、関節の痛み、しつこいセキなどに悩まされ、じんましんや口内炎も出てくる。気温の変化に身体がついていけないのか、黄砂へのアレルギー反応か、確かな原因は分からないが、1ヶ月もすると回復する。
今年もしまなみ海道ツーリングの前から症状が出てきた。先週末あたりから症状がひどくて仕事や日常生活に差し支えてきたし、気分まで落ち込んでくるので、毎年見てもらっている医者に行ってきた。今年はセキがないことを伝えたが、やはりノドが炎症を起こしており、リンパも腫れているとのこと。症状としてはいわゆる風邪のようなもので、それほど深刻に考えるほどのものではないようだが、こう毎年だと気になる。
とは言え、過去の経験では、こうした慢性病は少なからぬお金と時間をかけて精密検査をしても原因がハッキリしないか、原因がわかってもすっきり解消する方法がないことばかりだった。ほとんどの場合対症療法をしているうちに、勝手に直る。人間の体には自分で治癒、回復する能力があるのだから、よほど長期化するか、症状が深刻にならない限り、大げさな精密検査はしないつもりだ。
そんな訳で心身共に低調だったが、昨日うれしい連絡が入った。
お申込者各位
拝啓 時下ますますご清祥の事とお喜び申し上げます。
この度は8月28日に行われます全日本マウンテンサイクリングin乗鞍大会に
お申し込みいただきありがとうございました。お申込の抽選結果について下記の通りとなりましたのでお知らせします。
つきましては下記の登録状況照会アドレスから、
参加費のお支払い手続きの上、6/10(金)までに参加費のお支払い手続きをお願いします。
※お支払い金額には別途、オンライン受付手数料が加算されます。6/10(金)付けで入金確認できない場合には、参加資格は失効となりますので
あらかじめご了承下さい。抽選結果: 当選
(後略)
今年も無事に「ノリクラ」こと全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の抽選を突破した! 同チームなので当り前だが、初参加の娘も無事当選。
早速、支払い手続きをして、エントリーが確定した。当選を受けて、仲間内でも宿の手配や往復の手段についてメールが飛び交い出した。今年は参加費に加えて、高速料金の負担増も痛いが、がんばって例年通り家族で乗鞍入りするつもりだ。
タイガースの低迷がいささか気にかかるが、もちろん今年も愛車「猛虎参號」と共にタイガースルックで参戦予定。待ってろ、ノリクラ!
鍋谷峠往復
楽しかったしまなみ海道ツーリング以来、どうも体調が優れない。というより、実はツーリング前から身体が熱っぽかったり、セキが出たりという風邪のような症状が続いている。風邪にしては高熱も出ないし、期間が長すぎる。黄砂の影響によるアレルギーかなあとも思っているが、確かな原因は不明だ。
気合いが入っていたせいか、ツーリング中はさほどツラさを感じなかった。が、帰阪して気が抜けたか、身体がだるい日が続いている。口内炎やじんましんも出てきているので、身体が弱って抵抗力が落ちているようだ。
一方で、帰阪以来通勤ライドで自転車が「踏める」ことを感じていた。必死で回さなくても、自転車がスッと前に進むのだ。でも、それが長続きせずすぐにだるくなる。ひょっとすると、3日連続で走って筋力はついたのかもしれない。でも、それならすぐに付け焼き刃は取れてしまうだろう。
やはり、日頃のトレーニングが大事と、今日も走り出したもののやはり調子は上がらない。こんな気合いの入らない日は、取りあえず一番手近な鍋谷峠にコースを取る。アプローチでは心拍数を130以上にキープしようとペダルを回すが、平地ではなかなか心拍が上がっていかない。
ムリヤリ脚を回し続けたら、アプローチですっかり疲れきってしまった。父鬼集落の温度計は16度。今日は今シーズン初めてサポートタイツを身に付けずレーパンのみだが、寒さはもはや感じない。
いつものように製材所前の鍋谷橋からアタックを開始したが、さっぱりペースを上げられない。アタック中の平均心拍数は149とふるわないものだった。峠が近づくと、後から来たグループのロードバイクに次々抜かれた。それに奮起して最後はスパートをかけたものの、タイム34分10秒。かなりの、のんびりペースだ。
とても和歌山側に降りて距離を延ばせる体調ではないので、今日はこれで引き返した。帰路はトレーニングではなく、ほぼポタリング。思い出したようにペースを上げてみるが、すぐに失速。ま、こんな日もある。
鍋谷峠は4/10以来だったが、大野町の交差点には真新しい木製モニュメントが建っていた。そういえば、R480は父鬼街道っていうんですよね。
同じ道をただ引き返すのも退屈なので、帰路は少しルート変え。三林町の春日神社は、昨秋家族でウォーキングスタンプラリーをしたときにも立ち寄った。
わずかな坂道にヒイヒイ言いながら、光明池付近へ。池を回る元気もない。
だらだらと走って帰宅したのは9:30過ぎ。予想外に早い帰宅となった。今日は不本意な走りだったが、また来週がんばろう。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2011/05/21 5:58:42
完了: 2011/05/21 9:33:35
バイクタイム: 2:41:53
停止時間: 0:53:00
距離: 55.20km
平均スピード: 時速 20.46 km
最高スピード: 時速 71.82 km
登り:765 メートル
カロリー: 1118 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 55.5km
消費カロリー:1740.0kcal
計測時間:3:34:18
平均心拍数:119
最大心拍数:179
平均速度:19.2km/h
最高速度:47.5km/h
平均ケイデンス: 77
最大ケイデンス:116
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:2:27:36
ターゲットゾーン内時間:0:50:46
ターゲットゾーン以上時間:0:15:56
走行時間:2:52:52
累計走行距離:1638.7km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
しまなみ海道ツーリングPart3(2日目)
しまなみ海道ツーリングPart2(1日目) からの続き
今日は、しまなみツーリングレポート第三弾。四国に上陸して、尾道三部作(意味不明)完結だ。
伯方島有津の「民宿うずしお」さんで明けた5/15。せっかくなので(またこのパターンだが)、朝は5時に起床し、周辺を散歩してみた。今回は徒歩だ。同学年で同部屋のみわっちさん、A本さんと連れだって宿を出ようとしたら、新メンバーSさんも散歩に出るところだったので、ご一緒した。
東に向かって海沿いをぷらぷら歩いていると、この階段があった(西明寺?)。眺望が良さそうだと境内まで上ってみると、予想通り早朝の入り江を見下ろすいい景色だった。
その後もぷらぷらと海沿いを進み、浮桟橋の上に行ってみたりしながら、しばし散策。自然の中の穏やかな風景に、「こんな所で暮らしたいなあ」と、皆でしばし現実逃避。
宿に戻って、朝食。他の宿泊客のご飯まで完食してしまいかねない勢いで、皆のお代わりが続いた。私もお代わりを2回。これでも、今日のヒルクライムに備えて、抑えたのだ。
9時出走の予定だったが、旅慣れた連中は早めに集まりだした。宿の前で記念撮影をして少し早めに出走。
疲れていた昨日は素通りした展望所に立ち寄る。これから渡る伯方・大島大橋が一望できる。多少黄砂で霞んでいるが、今日もよく晴れている。
続いて、昨日閉まっていたマリンオアシス伯方を再訪。今日は開いていたので、さっそくソフトクリームを売っている売店に押しかけた。回転早々に十数人も並び、店の方も驚いた様子。
今度は無事に名物の「伯方の塩ソフトクリーム」をゲットできた。お味はというと、普通のバニラソフトに比べると味にコクがあって、まるでみたらし団子のしょうゆダレのような風味がする。なかなかの逸品だ。
2回も下をくぐった伯方・大島大橋をようやく渡って、しまなみ海道最後の島、大島へ。海沿いは、今日も向かい風が強く走りづらい。
宮窪からR317で内陸に向かうと、いきなり峠上り。風はマシになるが、だらだら坂が結構長く続く。こんな峠の繰り返しだとペースが上がらないのではと心配したが、その後は平坦な道が続いた。
大島南ICの手前で、一旦停止。カープファンのサムさんの後ろでは鯉のぼりが泳いでいる。この辺りではこどもの日が過ぎても鯉のぼりを上げ続けているようだ。
ここで2グループに分け、一方のグループは寄り道して亀老山に上る。坂好きの私はもちろん亀老山グループ。個人的には今回のツーリングのメインイベントと言ってもいい。
アプローチから、微妙な鍔迫り合いをしながら進み、先頭グループは頂上までの一本道に入ったところでアタック開始。結構な急傾斜で、序盤から苦しい。
MTBのあきひろさんは、まもなく王滝( http://www.powersports.co.jp/sda/11_otaki_bike/ )出場を控える健脚。「去年より調子が悪い。王滝やめようかな」といいながらも、先頭を引く。それに続いて私やhiroshi-y( http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshi_y_tamarun )さん、Y上さんの合計4人が先頭グループ。四十代は私一人で、あとは三十代以下の若手となれば苦しい戦いだが、私も踏ん張る。
一番の健脚と思われるハスタ( http://ameblo.jp/hasta-manana39/ )さんの姿が見えないが、今日松山まで走るとのことだったので、どうやらバトルモードではないらしい。これはチャンスと心拍数170前後まで上げて、若手3人とのバトルがヒートアップ。
hiroshi-yさんとY上さんは徐々に後退し、「残り1000m」の看板付近であきひろさんも振り切る(みんな、単に年長者に譲ってくれただけか?)。よし、行ける! 今日くらいは私がトップをもらう、と思った「残り500m」の看板付近。バックミラーに自転車の姿が見えた。やばい、あきひろさんがスパートをかけてきたか?
私も全力でスパートをかけ、心拍数は180に達した。次の瞬間、ものすごいスピードで追い越していく自転車。あれっ、ハスタさん、いつの間に・・・。
とても追いすがれないスピードに、早々に戦意を喪失。大人げも無く、本気で挑んだ亀老山ヒルクライムは惨敗で終わった。二番手で亀老山頂上の駐車場に到着したが、吐き気でしばらく動きが取れない。お茶碗2杯も食べて、全力ヒルクライムはムチャだったようだ。
少し間が開いて、非バトルモードのお歴々もゴール。聞けば、メンバーの一人にギアがインナーに落ちないトラブルが起き、ハスタさんはそのフォローをしてからアタックをかけ、「ありえない立ちこぎで消えていった」とのこと・・・。脱帽だ。
駐車場に、レンタサイクルのママチャリがあったこともびっくりしたが、恐らく押して上ってきたのだろう。もっと驚いたのは固定ギアのピストが止まっていたこと。うーむ、すごい脚だ。
全員ゴールしたところで、展望台に上った。大島最南端、標高308メートルの亀老山頂からは、これから渡る来島海峡大橋をはじめ瀬戸内海や四国の山々が一望できる絶景が拝めた。
風が強く、汗に濡れた身体にはかなり寒い。髪も逆立つ強風だったが、ほぼスキンヘッドのK野さんまで「髪型が乱れる」と発言し、皆爆笑。
下り始めてすぐ、来島海峡を見下ろす展望スペースが並ぶポイントがあった。皆、行動は同じで、自分の自転車をスペースに納めて写真撮影(もちろん、私も)。
気持ちのいいダウンヒルを終え、亀老山に上らず直進したグループを追走。合流地点、道の駅「よしうみいきいき館」はかなりの混雑しており、正午近かったが、昼食前に来島海峡大橋を渡ることにした。
最後にして最長の来島海峡大橋は、アプローチ道路もダイナミックなループになっている。
橋上に上がると、さすがの絶景。眼下の来島海峡は、激しい潮流が流れているが、多くの船が行き交っている。強い向かい風ながらも、最後と思えば気合も入る。
4km以上も続く橋の中ほど、馬島上に料金所がある。橋上はレンタサイクルの家族連れをはじめ、実にたくさんの自転車が走っており、あいさつするのが大変なほどだった。
12:30頃、今治サイクリングターミナル「サンライズ糸山」に到着。橋上で出会った自転車の中にはここで借りた人も多かったのだろう。
何と、こんな高級ロードバイクもレンタル対象とのこと。満車の駐車場にごった返す館内から予想はできたが、レストランは満席でかなり待つことになりそう。そこで、さらに先に進むことにした。
ここまでくれば、ゴールの今治駅まであと5kmちょい。途中にめぼしい飲食店も見当たらなかったので、結局昼食前に今治駅まで走りきった。時刻は13時ごろ。無事に走りきって、皆リラックスした表情だ。
ゴールして、まずは駅内にある食堂で遅めの昼食。昨日はタコ飯だったが、今日は鯛めし。
食べ終わったら、多くのメンバーは輪行開始。ここからは、三々五々帰路についた。JRの特急で東京方面まで帰る人も多いが、松山でもう一泊するハスタさんや、親族が迎えに来る人もいる。
私を含めた5人は高速バスでしまなみ海道を逆走して福山まで向かった。最近は自転車積載を断る高速バスも多いが、この路線は積載可能であることを事前に電話で確認済み。とは言え、一度に積める台数に限りがあると思われたので、輪行袋をかかえた3名は早めの便の列に並んだ。
気持ちよく自転車を載せてくれたバスに乗ると、あっという間に走ってきたルートを引き返していき、16時ごろ福山に到着。
あきひろさんは、次に乗れる新幹線で出発。私とみわっちさんは「こだま指定席往復きっぷ」で18時過ぎのこだまの指定席を取っていたので変更もできず、2時間ばかり時間が空いた。
そこで、駅に輪行袋を置いて、福山城を見物。天守閣には登らなかったが、本丸の広場でのんびり。
そうこうするうちに、次のバスでK野さんとA本さんが到着したので合流した。彼らは宅配便で自転車を送る手続きをしていたので、一本遅い便に乗ったのだ。
駅前の居酒屋で30分ばかり、反省会(打ち上げ?)。今回は皆、満足度の高いツーリングだったようだ。個人的にはパンク4連発が不本意だが・・・。早くも、次回の候補地も飛び出すが、さてさて来年はどうなることやら。
短時間ながらも生中を2杯空け、18時過ぎにみわっちさん、A本さんと同じ新幹線に乗って福山を後にした。ただ、A本さんは近くに席が確保できず、離れ離れ。K野さんは、夜行高速バスで東京に戻るとのことで、スーパー銭湯でのんびりするとのことだった。
皆の現在地を知らせるメールが次々届く中、我々も新大阪に到着。みわっちさん、A本さんと別れて地下鉄に乗り込んだ。帰宅したのは21:30頃。
こうして、筋肉と肝臓に負担をかける3日間が終わった。3日連続のツーリングは、十数年ぶりだったと思う。亀老山でもムリもたたってさすがに疲れたが、学生時代の合宿を思い出させるとても楽しい時間だった。
多くのメンバーと再会するのは、8月末のノリクラだ。その日を楽しみにまたトレーニングに励んでいこう。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
スタート: 2011/05/15 8:50:55
完了: 2011/05/15 13:03:09
バイクタイム: 2:17:49
停止時間: 1:54:25
距離: 38.95km
平均スピード: 時速 16.96 km
最高スピード: 時速 43.47 km
登り: 528 メートル
カロリー: 648 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 40.6km
消費カロリー:1389.0kcal
計測時間:4:11:44
平均心拍数:105
最大心拍数:180
平均速度:16.1km/h
最高速度:43.8km/h
平均ケイデンス: 72
最大ケイデンス:104
心拍数ターゲットゾーン:040-152
ターゲットゾーン以下時間:0:38:24
ターゲットゾーン内時間:3:16:23
ターゲットゾーン以上時間:0:16:57
走行時間:2:30:40
累計走行距離:1583.1 km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
しまなみ海道ツーリングPart2(1日目)
110513しまなみ海道ツーリングPart1(前日) からの続き
いよいよ今日5/14からしまなみ海道本番。と、その前に、せっかく尾道に泊まったので、自転車でブラブラしてみた。
ホテルのすぐ前の海はきれいな紺碧色。東を向くと朝日でキラキラ光っている。ここからどちらに向かうか迷ったが、早朝なので観光施設は開いていないだろう。そこで市街地を見下ろす千光寺公園まで上ってみることにした。
コンビニでパンを買って、西北側から回り込む車道をひと上り。20数年前にも上ったことがあるはずだが、ほとんど記憶はない。荷物を下ろし身軽なのだがなかなかハードな坂道だった。
千光寺公園にたどり着くと、尾道市街地と海峡、そしてしまなみ海道の島々が見下ろせる絶景。20数年前の記憶がようやく甦ってきた。
朝食のパンを食べながらしばし景色を楽しみ、さて帰路をどうするか。地図ソフトを眺めていると市街地側にも山頂のすぐ下まで民家が迫っており、車道らしき道もある。ちょっとだけ階段を担ぎ下ろせば近道できるし、往路と違う道を楽しめるかもしれない。
そんな訳で千光寺境内をかすめ、名勝を楽しみながら押し&担ぎで降りていった。ところが、階段や細い急坂が続き、なかなか乗車できる道は現れない。結局、JR山陽本線のすぐ裏まで押し&担ぎが続き、出発前から持病の腰に負担を掛ける結果になった。尾道の坂をなめていたことを反省。お陰で時間をロスしてしまい、もう尾道散歩を楽しむ余裕もなくなってしまった。
急いでホテルに帰って出走準備を終え、尾道駅へ。すでに仲間たちがほとんど揃っていた。このメンバーは学生時代に親交のあった関東や関西の大学サイクリング部出身者を中心に、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場するようになったのが始まり。そのうちその友達や家族が芋づる式に繋がって、気が付けば毎年数十人も同宿するようになっている。さらには、今回のようにノリクラ以外のイベントまで立ち上げるようになってしまった。アラフォー世代が多いが、20~30代の若手も加わっている。
今回は総勢13人が関東近辺や名古屋、関西から集まった。尾道前泊組以外は寝台特急や新幹線で駆けつけた。出自が様々なら自転車も様々。ロードバイク系車種が多いが、マウンテンバイクや私のようなツーリング車も加わっている。さらに今回は、女性も2人加わっている。
再会や初対面のあいさつをしながら、準備を進め、出走写真撮影、コース決定や班分け、走行の注意等を行った。ちなみに、コースの詳細は昨晩の前夜祭で決めるはずだったが、ほとんどバカ話で終わってしまい、結局当日の朝決める始末。
まったく、私を筆頭にいい加減な連中である(^^;。さらにいい加減なのは、大まかにコースを決めたと言っても「後は流れでテキトーに」という締めであった。まあ、団体ツーリングにはトラブルがつきもので、詳細に決めてもその通りにならないし、主要メンバーはトラブルに対処できる経験がある。もっとも、私自身がトラブルの爆心地になるとは、この時点では思いもしなかった。
まずは昨日と逆に向島に渡る。「『さびしんぼう』で富田靖子が渡ったんですよね」なんて話をしていると渡船はすぐに向島へ。20数年前には尾道大橋を渡って向島との間を行き来したので、個人的にはこの渡船に乗ったのは昨日が初めてだった。これで、両ルートとも走破(?)したことになる。
上陸後は本格的に走り出す。基本的にはサイクリングロードとして路上に青いラインが引かれているので迷うことはない。人家の多い尾道側の中心地を抜けて、島の西側の海岸線に出ると、瀬戸内の島々が見渡せる風景が広がる。ただ、向かい風でペースはなかなか上がらない。
これから渡る因島大橋が見えてくる。展望スポットで撮影タイム。
アプローチ道路をひと上りして、因島大橋を渡る。二階建て構造の下層が自転車歩行者用道路になっている。橋上から見下ろす海は、やはり絶景。
因島に上陸してすぐ、私の提案で「はっさく屋( http://0845.boo.jp/hassaku/ )」に寄り道した。最近テレビ番組でも取り上げられ、気になっていた因島名物「はっさく大福」を皆で食べようというプランだ。ところが、皆に坂を上らせたにも関わらず、まだ10時過ぎだというのに、はっさく大福はすでに完売・・・。テレビ放映の効果だろうか? 皆からは「だまされた!」と、ブーイングの嵐(^^;。
平謝りして、先に進む。因島は石工が盛んらしく、こんな彫像も・・・。
さらに先に進むと、先の班が停まっていた。道路沿いのコンビニ風店舗で、はっさく大福を販売しているのを発見してくれたのだ。「何だ、坂を上らなくてもよかったじゃん」とのコメントを聞くことにはなったが、お目当てのはっさく大福はスポーツ中の間食に最適の甘酸っぱさ。日持ちするなら持ち帰りたい美味しさだった。
再出発して低い峠を越え、海沿いの道に出ると、これから渡る生口橋が見えてくる。橋の下をくぐった辺りで、後輪から異音がした。シュッ、シュツと何かするような音がしたと思ったら、「バシュー」と大きな音を立てて後輪がぺしゃんこになった。バーストだ・・・。
実は昨年のビワイチ(琵琶湖一周)でも、2度パンクして皆に迷惑を掛けている。普段のトレーニングではせいぜい年に年に1~2回くらいしかパンクしないのに、なぜか皆と走ると必ずパンクが起きる(^^;。
同じ班や後続班のメンバーは皆、爆笑。「見事な音だったな」「期待してました」との言葉が飛び交う。
とにかく修理、と予備チューブと交換したが、エアーを注入して気圧を上げていくと、バルブ付近からエアーが漏れる。どうもバルブ付近に亀裂があるらしい。慌ててもう1本の替えチューブと交換しようとしたが、そちらもパンク修理のパッチが一部はがれてきている。これでは不安だ。
パンク修理をすると時間がかかりそうなので、みわっちさんに新品チューブを譲ってもらい、エアーを注入・・・したが、これもエアーが漏れていく。外してもう一度チェックしてみると、チューブに穴が開いている。タイヤにガラス片が残っていたり、リムテープが傷んでいないかチェックしたが、その形跡はない。タイヤをセットする際に傷つけてしまったのか、たまたま最初から穴が開いていたのか謎だが、もう泥沼だ。
時間がかかっているので、みわっちさんが先行班に遅れる旨を電話連絡。そうこうするうちに、先行班の姿が生口橋上に見えたらしく、周囲のメンバーが「おーい」と声を出し、手を振る。それに気づいて橋上の先行班も一時停止し、しきりにこちらを撮影している・・・屈辱だ。
使えないチューブばかりが足元に転がっていく中、ひとまずMTBや女性には先攻してもらい、ナロータイヤの健脚派だけが残留することになった。私としては、全員先に行って欲しかったのだが、「こんな面白いことは、見届けなきゃ」とのこと・・・。
はがれかけていた予備チューブのパッチを引きはがし、新しいパッチを貼りつけてタイヤに納め、ようやく走行可能になった。私が先頭に立ち、猛然と(?)追い上げ開始。
アプローチ道路を駆け上がり、生口橋を渡る。今度は自動車道路の脇に自転車歩行者道があった。
生口島に入ってからも、日頃のトレーニング時ほどではないが結構飛ばしてひた走る。瀬戸田の集落に近付いたところで、皆がジェラートで有名なドルチェで休憩していた。
皆にひやかされるなか、私もジェラートを頂き小休止。舌鼓を打って、さあ出走となったところで、「お前、タイヤぺしゃんこだぞ」と声がかかった。「またまた(笑)」と後輪を見ると、ホントにぺしゃんこでした・・・。
またもパンク修理となったが、先程入れたチューブを見ると、パッチが浮いて、すき間ができている。圧着が不足して、内圧に負けてしまったと思われるが、念のためタイヤを再チェックして、近辺のスポーク穴の上に布テープで覆った。もういちどパッチを張り直し、圧着を入念にしてダイヤに納めた。
その間にまたもMTBと女性は先行し、先ほどの快速班で追走。耕三寺で待っていた先行グループと合流。私のせいですっかり遅くなってしまったが、13時ごろに耕三寺山門前の「たこ料理ちどり」に入り、やはりここは名物「たこ飯」をいただく。
食事の間も、パンクの話題ばかり(^^;。今年はネタを提供することはないと思っていたのだが・・・。2回続いたパンクに不安を感じ、皆より少し先に店を出て自転車を確認してみると・・・・・・またタイヤがぺしゃんこ(涙)。
今回もパッチが浮いている。今回は他の穴開きチューブをアルコール入りウェットティッシュで脱脂してからパッチを貼り、渾身の力を込めて圧着。走行する間に皆が店から出てきて、また話題の的になってしまった。とは言え、3回続くとそろそろ笑っていられない状況。真顔で心配する仲間も現れた。
またも先攻した仲間を追いかける展開となり、快走班は急ぎ足で追走。瀬戸田の古い街並みを抜け、生口島西側の海岸沿いを飛ばし始めたが、ここで仲間に携帯電話が着信し、一時停止。
通話が終了して、走り出したが、その直後にまたプシューという音が・・・。どうも一度止まるとパッチがはがれるようだ。
そろそろ笑顔の消えた仲間と共に対処方法を考えたが、私の持っているノリ付きパッチは接着力が不足していると判断。ゴムのり式のパッチを借りることも考えたが、時間が惜しいのでみわっちさんに新品のチューブをもう1本ゆずってもらい、チューブ交換。空気圧も低めにして追走を再開した。
その後も停車の度にドキドキしたが、何とかパンク無しで乗り切れた。やはり、2回目以降はパッチの接着力不足が原因だったようだ。有名なタイヤメーカーのパッチだったのだが、高圧タイヤには力不足なのだろうか? いつも携行しているが、普段はパンクしてもチューブを交換して家でゴムのり式パッチで補修するので、実は使ったのは初めてなのだ。半年ほど前に新調したので、古くなっているとも思えない。ゴムのり式パッチは場所を取るのと、肝心な時にゴムのりが蒸発していることがよくあったので、携行用には避けていたが、みわっちさんも「やっぱりゴムのりが間違いない」とのこと。
多々羅大橋上で先行班に追いつき、一安心。橋上に「多々羅鳴き龍」との表示と拍子木が置いてある場所がある。周囲を囲む橋の支柱に音が反射して、残響が聞こえる面白いポイントだ。
多々羅大橋を降り、大三島へ上陸。道の駅「多々羅しまなみ公園」は多々羅大橋を一望できる絶景ポイント。皆でハッサクを食べたりしながら大休止。私のパンク連発のせいですでに15時を過ぎていたが、予定通り大山祇神社( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E7%A5%87%E7%A5%9E%E7%A4%BE )に向かうことになった。
県道21号線の三村峠への上りは自転車道が整備されているので、そちらを通った。
先攻班のサムさんの自転車を囲んで停車。パンクでさんざんイジられたので、私も「どうしたんですか?」と嬉しそうに聞いてしまった。「何か、擦る音がする」とのことでチェックしていたが、乗車して走ると音がするが、降りて車輪を回しても音がしないとのこと。応急処置にはやはりムリもあるのだろうが、深刻な状態ではなさそう。
境内には国宝や重文が随所に鎮座する名刹。境内は広々として厳かな雰囲気。水軍の神様として祀られたせいか、旧海軍や海上自衛隊関係者の参拝記録が多数展示されていた。
本多くんのゲットしたヘルメットお守り。恐らくはオートバイをメインの対象としているのだろう。落とすと困るので、どこに貼るか皆で思案。
参拝を終えて、また三村峠を越えて東岸を南下。そろそろ皆疲れてきているし、向かい風も強い。口数も減ってきたが、本日最後の橋、大三島橋へのアプローチ道路を上る。
料金所を越えてまもなく橋にかかる地点でK野さんのチェーンが外れ、一時停止。K野さんは昨年のビワイチで、チェーン外れが多発した。自転車が変わっているのに、今年もお約束をやってくれている。しかし、すぐ取り出せる所に軍手を常備しているK野さんの処置は素早い。経験から学んでいる所を見習わなければ(^^;。
昨年に続き、日大OBばかりがメカトラを起こす展開となったが、ともあれ本日最後の島、伯方島に上陸。道の駅伯方S・Cパークに到着したが、17時を過ぎてマリンオアシス伯方はすでに閉まっていた。お目当てにしていた「塩ソフト」は残念ながら見送り。
宿のある有津までは、最後に峠を越える。船折瀬戸などの景勝もあるが、今日は素通りで宿に直行。
「民宿うずしお」に到着したのは、17:45頃。結果として、予定の18時とほぼ一致した。「最初からお前のパンクを織り込んでいた」とはもちろん冗談だが、迷惑をかけた身としては無事に着いてホッとする。
「お疲れさま~」の声が飛び交う中、皆、笑顔だ。向かい風基調で苦しさもあったが、天気には恵まれ、新メンバーの女性2人も初日を無事完走。
風呂に入って、19時から夕食。予想通り、ズラリと並んだ海産物に舌鼓を打ちながら、ワイワイと楽しい話が続いた(パンクの話題はビミョーだが・・・)。ビールも1人1本以上空き、ツーリング中とは思えない連夜の大宴会となった。
夕食後は一部屋に集まって二次会。ただ、さすがに疲れているので、今夜はやや早め21じ過ぎにはお開きになった。
さて、明日はいよいよ四国上陸だ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
スタート: 2011/05/14 6:55:16
完了: 2011/05/14 17:44:03
バイクタイム: 4:08:38
停止時間: 6:40:09
距離: 78.38km
平均スピード: 時速 18.92 km
最高スピード: 時速 39.69 km
登り: 555 メートル
カロリー: 1518 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 72.1km
消費カロリー:2742.0kcal
計測時間:9:40:52
平均心拍数:103
最大心拍数:—(誤計測)
平均速度:15.4km/h
最高速度:40.9km/h
平均ケイデンス: 75
最大ケイデンス:108
心拍数ターゲットゾーン:040-152
ターゲットゾーン以下時間:2:21:05
ターゲットゾーン内時間:7:10:21
ターゲットゾーン以上時間:0:09:25
走行時間:4:39:37
累計走行距離:1542.5 km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
しまなみ海道ツーリングPart1(前日)
今週末はノリクラ仲間でしまなみ海道ツーリングだ。20年以上前の大学時代に、西日本大学サイクリング連盟の行事に参加してこの島々の一部を訪れているが、素晴らしい風景と人情に触れて、いつか再訪を誓っていた場所のひとつ。
20数年前にはまだ全ての橋ができ上がっていなかったので、渡船も使い、それはそれで風情のある旅を楽しむことができた。今回は、「ほぼ」自分の脚で本州から四国に渡ることができる(尾道-向島間のみ、渡船を利用する)。
しまなみ海道を走るのは5/14-5/15だが、出走時間を早めるためと、せっかくなので前夜に尾道で一杯、というわけで今日5/13に休みを取って昼過ぎの新幹線を予約した。野洲に住むみわっちさんと新大阪駅で集合し、まずは福山駅まで。
当初は素直に在来線に乗り換えて尾道まで向かうつもり計画だったが、GWのしまなみ直前練習会(?)で、せっかくだから自走で鞆の浦を回っていこうということになった。「こだま指定席往復きっぷ( http://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/tokutoku/kodamakippu/ )」なので時間変更もできず、夕方からのスタートは時間的余裕がないが、40km程度なので最悪の場合ナイトランをしても大したことはないだろうということになった。
15:10に福山駅に到着すると、同じルートを先行していたはずの名古屋在住サムさんが、駅前でお出迎え。輪行中にエンドが壊れてしまい、福山の自転車屋さんに応急修理をしてもらっていたのだ。
意気消沈しているサムさんをみわっちさんと二人でイジり倒しながら、私たちも自転車を組み立て始めた。久々の輪行+マッドガード付きの私はやや時間がかかり、福山駅出走は15:50。
幸いにして天気はこれから3日間晴れそうだが、風は強い。しかも南西からの向かい風だ。出走早々から悩まされたが、ともあれ私が先頭で県道22号線を鞆の浦に向かった。
芦田川沿いに下り、コンビニで買出しがてらサムさんの自転車を見せてもらうと、自転車屋さん手持ちのエンドを加工して装着してあった。ひとまずは走れるようになったが、リアQRを緩めるとエンド位置が変わってしまうので、気軽にリアホイールを外せないとのこと。帰路の輪行まで、パンクもできない(^^;。
海辺に出ると瀬戸内ののどかな風景が広がっている。ひとっ走り、14kmほどで鞆の浦に到着した。
まずは、私の希望で福禅寺対潮楼へ向かい、路地にはいると石畳。
閉館間近の16:50頃に滑り込み入場すると、大広間からは弁天島、仙酔島を一望できる素晴らしい景観を拝むことができた。さすがは朝鮮通信使の迎賓館として使用されていただけのことはある。
17時を過ぎ、入場を伴う観光ポイントはほとんど終了。古い街並みをひやかしたり、名所の常夜灯で撮影したりして、足早に鞆の浦を後にした。ぜひまた、じっくり訪れたい街だ。
その後は向かい風だし、若干のアップダウンはあるが、まずまずのペースで県道47号線、389号線と海沿いを進んだ。交通量もさほど多くなく、快適な道のりだ。最悪の場合は常石から船で尾道に向かうことも考えていたが、その必要はなさそう。
ただ、海沿いを進んで尾道に向かうと松永湾をぐるりと回り込みことになる。事前に向島に渡る航路を見つけていたので、これで近道をすることも考えていた。サムさんも同じプランを提案してきたので、浦崎で県道を外れて、戸崎の渡船場に向かった。
県道より、さらに交通量が少なく、気持ちのよい道を進み、戸崎の渡船場に到着すると海峡を挟んですぐ目の前に向島が見える。
折しも渡船がこちらに向かってきていたので、接舷したところで、乗り込んだ。同乗したのは我々の他に軽自動車が一台だけで、渡船料金は自転車と合わせて200円、わずか数分で対岸の歌渡船場に接舷した。
向島を突っ切って、尾道駅の対岸に到着。ここからまた渡船を利用した。料金はさらに安く、自転車を合わせて70円。映画やテレビの撮影場所としてよく使われ、観光客には感慨深い存在だが、地元の方にはバスのような気軽な存在なのだろう。普段、陸の上だけを移動している人間には不思議な感覚だ。
夕やみの迫る尾道駅前のホテルに到着したのは18:40頃。シャワーを浴びてから、先に到着した仲間たちが前夜祭を開始している居酒屋に向かった。
尾道前泊者は7名。ノリのよい新メンバー+お馴染みメンバーで宴は大いに盛り上がり、ホテルの大部屋に所を移した二次会ではさらに加熱。翌日合流予定のメンバーの話題などを肴に、次々とビールの空き缶が増えていく。この連中は、その場にいないと何を言われているかわかったものではない。
学生時代の合宿の打ち上げを彷彿とさせる修羅場と化した宴会場だったが、さすがにアラフォー世代を中心にするメンバーは体力が続かず、22時頃にお開きとなった。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
スタート: 2011/05/13 15:50:28
完了: 2011/05/13 18:39:33
バイクタイム: 1:46:39
停止時間: 1:02:27
距離: 39.67km
平均スピード: 時速 22.32 km
最高スピード: 時速 68.82 km
登り: 235 メートル
カロリー: 866 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 37.9km
消費カロリー:1058.0kcal
計測時間:2:48:54
平均心拍数:106
最大心拍数:—(誤計測)
平均速度:19.4km/h
最高速度:56.0km/h
平均ケイデンス: 86
最大ケイデンス:114
心拍数ターゲットゾーン:040-152
ターゲットゾーン以下時間:0:09:15
ターゲットゾーン内時間:2:39:02
ターゲットゾーン以上時間:0:00:36
走行時間:1:57:30
累計走行距離:1470.4 km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム