娘のヒルクライムトレーニングで三市境まで

昨日、久々に80km超の府県境越えライドをして、疲れているところではあるが、本人からのリクエストで今日は娘のヒルクライムトレーニングに出かけた。

娘は10歳になり、今年から全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のショートコースへの出場が可能になった。何年も前から「10歳になったら出られるで。楽しみやな」と父親(私です)が仕込みをしていたので、ノリクラでは楽しく走れると無邪気に思っているようだ。

もちろん、ショートコースでも距離7km、標高差360mを登らなければならない。フルコースの3分の1とは言え、小学生には過酷なコースだ。前もって練習を繰り返さなければ、完走すらおぼつかない。ごく短い近所の坂だけでも登る練習をしておくように言っていたが、ちゃんと練習している様子はない。私もこのところ自分のトレーニングすらまともにできない状態だったので、ほったらかしだった。

まあ、一度本番を体験すれば練習の必要性がわかるだろう。今年は押してゴールすれば上々、途中リタイアもやむなし。とは思っていたが、長い下りで事故を起こさない練習だけは最低限必要だろう。

そんなところで、本人から一緒に練習したいとの希望があったので、この機会にトレーニングライドに出ることにした。

8時に家を出ようとしたら、娘の自転車の前輪がペシャンコ。パンクかと思ったが、幸い虫ゴムが傷んだだけのようだったので、交換して8:15頃スタート。

交通量の多い道はできるだけ避けて、団地の中や住宅街の中を南下して行く。子供のペースは遅く、こちらはフルインナーでカラカラ回している状態。それでも先攻するとすぐに間が開いてしまう。

110710_083400伏尾からようやく本格的な上り坂。泉ヶ丘に向けて、泉北ニュータウン内を登っていく。さほど急な傾斜ではないが、猛暑の中、坂になれていない娘にとっては結構たいへんだったようだ。

110710_085154110710_090127泉ヶ丘駅そばで泉北高速鉄道を越えて、大蓮公園でひと休憩。携行していたようかんを食べて、へばっていた娘も元気を取り戻した。このまま戻るのは物足りない様子だったので、もう少し足を延ばしてみることにした。

110710_093724茶山台、槙塚台とニュータウン内を抜けて、逆瀬川の集落へ。ここからは、かなり急傾斜の坂が始まる。府道38号線に向かって、最初は田園風景、そして山道の中を登っていくが、娘はかなり苦労している。走り方のコツを教えながら、何とか府道38号線に到達。ここまでくれば、眺望のいいところまで登りたい。

110710_093732「ここで引き返してもエエけど、あそこに見えるのがてっぺんやで。押してもええから、あっこまで行かへん?」と誘いかけ、天野街道の通る尾根筋まで登らせた。

110710_095152天野街道沿いに少し入ると、周囲を見下ろせる眺望ポイントがある。娘が「わあ」と声を上げる。「あの下の方から登って来たんやで。ようやったな」とおだてると、まんざらでもない様子。ノリクラ(ショートコース)の半分にも満たない標高差なので先は長いが、まずは楽しいと思ってもらわなければ、子供は先が続かない。

110710_095702周囲で一番標高が高い地点にあるのが、この地蔵尊。「ここは堺、大阪狭山、河内長野の3つの市が合わさる、回りで一番高い場所なんやで」と、子供が達成感を持てそうな話をする。

この時点でほぼ10時。寄り道も考えたが、子供のペースに付き合うのは、かなり疲れた。暑さも厳しさを増してきたので。素直に来た道を引き返した。下り坂ではブレーキングの練習。

110710_110450帰路の後半はお尻が痛いと言い出し、ペダリングを止めて腰を上げたりするので、ペースが一定せず、後ろを走ると余計に疲れた。11:15頃に自宅に着いたときには「やっと」というのが実感。

娘も疲れたようだが、そこは子供のこと。昼ご飯を食べれば、また元気を取り戻した。大人はなかなかそうは行かない(^^;。今日のことで、少しくらいはトレーニングの必要性をわかってくれればよいが・・・。

ちなみ、今日はiPhoneでBikeMate LiteというGPSソフトを試してみた。走行途中の撮影を連携して記録できるなど、いつも使用するCyclemeterとはまた違う機能もある。ただ、無料版はGPSデータを外部に出力できず、他のマップサービスで流用することができないようだ(有料版の「BikeMate GPS」は、メールでの出力機能を備えているらしい)。

この手のソフトやサービスは、それぞれ一長一短なので、悩まされる。まあ、色々試してみよう。

■コースマップ

・MashUp http://bit.ly/nfH1k9

■本日の走行記録(自転車)

BikeMate Lite ( )の記録
 スタート: 2011/07/10 08:13:17
 完了: 2011/07/10 11:15:31
 バイクタイム: 3:05:13
 距離: 26km
 平均スピード: 時速  7.25 km
 最高スピード: 時速 26.00 km
 最高標高:164.709 メートル
 最低標高: 13.9785 メートル
 カロリー:  418 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 21.1km
 消費カロリー:—kcal
 計測時間:3:05:16
 平均心拍数:—
 最大心拍数:—
 平均速度:10.5km/h
 最高速度:25.5km/h
 平均ケイデンス: 57
 最大ケイデンス: 82
 心拍数ターゲットゾーン:—
 ターゲットゾーン以下時間:—
 ターゲットゾーン内時間:—
 ターゲットゾーン以上時間:—
 走行時間:1:59:37
 累計走行距離:1840.2km(2010年12月10日より)

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2ヶ月振りの府外ライド [紀見峠-千早峠]

 さあ、明日はいよいよ乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム。といっても、岐阜側のノリクラは出ませんけどね。

 さあ、明日はいよいよヒルクライム大台ヶ原。いや、申し込んでさえいませんけどね。

 冗談はさておき、私はすっかり出遅れたが、ヒルクライムシーズン真っ盛り。特に大台ヶ原は毎年申し込むか悩むのだが、今年も断念した。結果としては、6月の体調不良を考えれば正解だった。

 先週末から、ようやく再開したヒルクライムトレーニング。今日はしまなみ海道ツーリング以来、2か月ぶりに大阪府から脱出することにした。とは言え、実は体調は万全ではない。先週末にダウンしたヨメさんからか、その後熱を出した娘からか、私も何かをもらったらしく、今週半ばは38度ほどの熱が出たりもした。病院で薬をもらったりして、かなりマシになったが、まだセキや身体のだるさは残っている。

110709_063006 念のため、とんぷくを携行して5:40頃自宅を出走。好調とは言えないが、予想よりはまだ脚が回る。無理をせず、アプローチはペースを抑えめにした。R310に並走する西高野街道を経て河内長野駅は6:30頃通過。

110709_063134 まずは紀(伊)見峠に向かう。R371は交通量が多く走りづらい道なので、いつも駅のそばから旧高野街道に入る。この所、河内長野市では高野街道に関する整備を進めているようで、新しいモニュメントが建っていた。この機会に河内長野から紀見峠まで、自転車で走りやすいコースのガイドをしてみよう。

110709_063758 旧街道の面影を残す細道を進んでいくと三日市町駅の手前には、旧街道の面影を残す旧家が立ち並んでいる。この辺りにも「高野街道」のロゴの入った常夜灯があちこちに置かれている。

110709_063952 三日市町駅前で途切れた高野街道は、ロータリーを越えたところからまた続いている。ただ、この細道も数百メートルでR371旧道に合流する。ただ、ここまでくればだいぶ交通量は減っている。

110709_064454 新町橋交差点を越えた次の分岐を左に曲がってR371から離れ、ひと上り。

110709_064622 坂を上りきると南海高野線の踏切があるので、それを渡って右折する。わかりにくいところだが、ここがR371に並走する遊歩道のスタート地点になる。

110709_070238 この遊歩道は残念ながら旧高野街道というわけではなく、単線時代の南海高野線の軌道跡を歩行者自転車専用道として整備したものだ。鉄道の軌道跡だけあって坂の傾斜もほどほどで、日陰も多く、夏場でも走りやすいルートだ。途中の集落や駅の周辺では、一般道と共用している部分もあるが、少なくとも大型車に追われながら上るR371に比べれば随分快適に走れる。

 本当は島の谷交差点付近まで遊歩道が続いているのだが、現在は途中の工事により急傾斜の悪路の迂回を強いられるので、今日は天見駅を越えたところでR371に入った。

110709_071534 紀見トンネル(左)直前の、旧道(右)との分岐。紀(伊)見峠に上る旧道に入れば交通量は激減。天見駅付近から分岐のすぐ近くまで歩道があるので、子供連れのサイクリングでも安心して走れるルートだ(ただし、歩道に「自転車通行可」の標識が見当たらないので、厳密には大人の歩道通行はルール違反かも)。

110709_072624 旧道に入ってから一台の自動車に遭う事もなく、7:30頃に紀(伊)見峠到着。のんびりペースで来たこともあり、思ったより疲労感はない。

 和歌山県側にひと下りして、R371新道に合流。コンビニであんパンをかじってから、橋本駅方面に一気に下る。R371の和歌山側は自転車に慣れた大人が下る分にはさして苦労はないが、交通量が多いので、初心者や子供には走りづらいだろう。特に逆ルートで上るには向かない道だ。並走する迂回路もあるが、わかりにくく、急傾斜もあり、遠回りになる。なるべく和歌山側を上るのは避けた方がよいだろう。

110709_080808 橋本駅付近まで降りて、橋本橋で紀の川を渡る。上から読んでも下からよんでも「橋本橋」・・・。

110709_081046 橋を渡って、紀の川南岸の県道55号線を東進し、五條に向かう。今越えてきた紀(伊)見峠方面を見るときれいな青空。山の稜線がくっきり見えて、美しい。

110709_083106 幸いなことに強めの西風が吹いており、追い風に乗って調子よく進んだ。あっという間8kmほど走り、県境を越えて奈良県に入った。左手に、これから上り返そうと思っている金剛山系が見えてきた。

110709_083424 R168とぶつかる丹原交差点を左折して、五條駅方面に向かう。

110709_084110 五條駅が近付き、吉野川(紀の川)を越える。相変わらず青空の中、行く手の金剛山系がくっきりと見える。調子よく進んだとはいえ、体調が万全でない中それなりに疲れている。これから上る千早峠(金剛トンネル)を見上げると、暑さの中上りきれるか不安になる。わかりにくいだろうが、山の左から最初凹み(高圧電線の鉄塔の右上)が千早峠だ。

 案の定というか、R310を上り始めると心拍数がどうのというレベルではなく、フラフラで上り続けるのが精一杯。まだ身体が暑さに慣れておらず、汗の量も少なく、胃も水腹で重い。例年なら、水分を取ってもどんどん吸収し、上りでは汗がポタポタと滴り落ちるほど代謝が上がっている時期。今年は、何にしても調整が遅れている。

110709_093310 途中で何度か足を着きながら上り続けるうちに標高が上がってやや気温が下がり、少し楽になった。ここは下りでいつも写真を撮る場所なのだが、夏草が茂って展望が遮られている。相変わらず青い空と白い雲だが、9:30を過ぎて徐々に遠景が霞んできた。

110709_093318 暑い中ではあるが、たくさんの自転車と行き会った。ロードバイクを積んだ車とも数台すれ違ったが、大台ヶ原に向かう参加者かもしれない。

110709_094259 9:40頃、ようやく千早峠(金剛トンネル)に到着。苦しい上りだったが、何とか大阪府に戻ってきた。

 ひと休憩の後、河内長野駅方面に向かって約14kmのダウンヒル。河内長野駅からは往路と同じく西高野街道を経由して、自宅帰着は11:00過ぎ。万全でない体調に、猛暑、ちょっとムチャかとは思ったが、何とか久々の3府県ライドを無事終えられた。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
 スタート: 2011/07/09 5:39:39
 完了: 2011/07/09 11:07:56
 バイクタイム: 4:09:43
 停止時間: 1:18:35
 距離: 82.55km
 平均スピード: 時速 19.84 km
 最高スピード: 時速 59.60 km
 登り:997 メートル
 カロリー: 1714 kcal

POLAR CS200CADの記録
走行距離: 86.1km
 消費カロリー:2614.0kcal
 計測時間:5:28:11
 平均心拍数:122
 最大心拍数:165
 平均速度:20.0km/h
 最高速度:57.6km/h
 平均ケイデンス: 73
 最大ケイデンス:129
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:3:49:28
 ターゲットゾーン内時間:1:08:26
 ターゲットゾーン以上時間:0:30:16
 走行時間:4:18:17
 累計走行距離:1819.1km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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6週間振りのヒルクライムトレーニング

 体調不良に天候不良に阪神戦、結局6月は1回軽いポタリングをしただけで、峠に一度も行かなかった。ようやく体調も安定してきたが、身体はすっかりなまっている。ノリクラ本番まで2ヶ月を切り、今週こそ峠に行かなければ。 

 と思っていたが、昨日ヨメさんが熱を出した。今日のトレーニングも危ぶまれたが、「明日には大丈夫だと思う」とのことで、前夜に準備万端整え、4時起床。何か外はいつもより暗いが、ネットで雨雲レーダーを見る限りは自宅近辺に雲はない。しかし、軽い朝食を摂ってトイレから出てくると、雨音がする。外を見ると結構降っている。

 「なんでやねん」と、もう一度雨雲レーダーを見ると「レーダーに映らない低い雲があり、弱い雨を降らせています」とのこと。それでも天気は回復傾向のようなので、雨が上がるのを期待して、しばし待機。ヨメさんの調子もあまりよくないので、子供らの朝食を用意しているうちに雨は何とか上がった。

 予定より1時間半遅れて8時ごろ、自宅を出走。昼食の準備も私がしなければならない可能性が高いし、久々なので遠出は不安。そんな訳で、手近な鍋谷峠に進路を取った。

 ほぼ予想通り、身体が動かない。何と言うか、自転車が重く感じるのだ。実際、体重も昨年同時期より2kg以上増えている。トレーニング不足が主な原因だろうが、ノリクラ本番が近付く時期の体重増加は、身体だけでなく気も重い。序盤で消耗してはヒルクライムトレーニングにならないので、焦る心を抑えて、ペースも抑える。

110702_084354 出走時から行く手の山が雲がかぶっているのが気掛かりだったが、山の麓まで来ても、状況はさして変わらず。路面こそ乾いてきているが、山にはいると雨が心配だ。

110702_085316 山に近付くと、路面がまた濡れ出した。この辺りではついさっきまで雨が降っていたようだ。そんな怪しい空模様ながら、頑張っている自転車乗りは他にもおり、ウダウダ走っているうちに、こんな集団にも追い抜かれた。

110702_090408 父鬼集落の温度計は23度。今日は数日前に比べれば随分マシな気温だが、しばらく休んでいた私にはキツい。まだ、身体が暑さに順応していない。

 いつものように製材所前の鍋谷橋からアタックを開始。やっぱり、思ったように身体が動かず、苦しいばかりでペースが上がらない。ラストスパートもさほどペースが上げられず、心拍数も最高17が限界。結局33分55秒で鍋谷峠に到着。6週間も峠を上ってなかった割には、前回5/21の34分10秒を上回るタイムだったのはちょっと意外。とは言え、5/21もすでに体調不良がかなり苦しい時期だったので、驚くことも無いのかもしれない。いずれにしても、自己ベストの27分43秒ははるかに遠い。

110702_094402110702_094645 鍋谷峠は霧の中。気温は21度だった。上る途中も時折霧雨が降る天気だったが、峠で一休止していると、次々自転車が上ってくる。皆さんがんばっている。

110702_095704 道端のクモの巣には水滴がつき、うっそうとした風景の中で、輝いていた。

 鍋谷峠からの帰路は、山から離れるに従って天候が回復。上りで苦しんだ割には、予想外にペースが上げられた。どうやら、心肺機能が落ちて上りではペースを上げられなかったが、それだけに「脚」はまだ残っていたようだ。

 筋力より心肺能力の回復、それと体重減が目先の課題だが、どちらも峠を交えた長距離ライドが効果的だ。とは言え、高温に慣れていない身体で、いきなり炎天下を遠出するのも考えもの。ノリクラ本番までの残り期間は限られているが、少しずつ強度を上げていくしかないだろう。

 いずれにしても、ここまでトレーニングが遅延すると今年のタイム更新は難しい。ムチャはせず、体調を崩さない程度にトレーニングを重ねていくつもりだ。

 ちょうど11時に帰宅したが、ヨメさんはやはり熱が下がらず動けそうにない。昼食に冷やし中華を作ったが、久々の料理は分量が判らず、量が多すぎて子供らがギブアップ。結局、残った分を私が全部平らげた。せっかくトレーニングで消費したカロリーを、すぐに無にしてしまった(^^;。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeter( http://www.abvio.com/cyclemeter/ )の記録
 スタート: 2011/07/02 7:59:10
 完了: 2011/07/02 11:00:17
 バイクタイム: 2:28:30
 停止時間: 0:32:38
 距離: 51.67km
 平均スピード: 時速 20.88 km
 最高スピード: 時速 77.11 km
 登り:730 メートル
 カロリー: 1084 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: 55.8km
 消費カロリー:1784.0kcal
 計測時間:3:00:54
 平均心拍数:132
 最大心拍数:172
 平均速度:21.4km/h
 最高速度:49.2km/h
 平均ケイデンス: 78
 最大ケイデンス:111
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:1:29:01
 ターゲットゾーン内時間:0:49:10
 ターゲットゾーン以上時間:0:42:42
 走行時間:2:36:15
 累計走行距離:1732.9km(2010年12月10日より)

■本日のフォトアルバム

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息子の初の阪神戦、初の甲子園、そして初勝利

 6/25は梅雨明けしたとしか思えない、青空と猛暑。ノリクラ本番が迫る中、いい加減自転車に乗りたいところだが、今日は前々からチケットを取っていた阪神巨人戦だ。息子も楽しみにしているし、Aクラス攻防をかけたこの一戦、生で観られるチャンスを見逃すわけにはいかない。

110625_132956 G党のヨメさんと娘を家に残し、息子と二人で乗り込んだ阪神甲子園球場。小2の息子はタイミング悪くちょっと風邪気味だが、始めてのプロ野球観戦とあって大興奮。

 CIMG2490 息子は事前にマートンの応援ボードを作った。右に行くほど字が詰まってくるのは、小学校2年生の事ゆえ許して欲しい。

CIMG2492 ちなみにマートンの裏は、私がもらって金本の応援ボードを作った。字が汚いのは、小学校2年生じゃないけど許して欲しい。ヨメさんいわく、「娘(小4)に書いてもらった方が、良かったんと違う?」。

 試合開始の約30分前に到着すると、色々とイベントをやっているようなので、球場を一周してみた。勝手に客が集まる巨人戦なので、客引きの特典やイベントは少なめだと思うのだが、どうしてどうして試合前から色々楽しめる。

CIMG2485 ファンクラブ会員限定のガラコロ(ガチャガチャ、ガチャポン)では、ブラゼルのケータイストラップをゲット。

110625_133206 熊本県のPRキャラ、くまモン( http://cyber.pref.kumamoto.jp/kumamon/ )も来ていた。今日はタイガースを応援するとのことで、阪神帽をかぶって(?)いる。それにしても・・・暑そうだ。

110625_133406 息子はミズノスクエアのスピードガン体験に挑戦。

110625_133412 3回計測して最高速は56kmとのこと。左利きの息子は「サウスポーやん」と声を掛けられて、ご満悦。

110625_133720 東日本大震災義援金受付のテントでは、阪神OBの川藤幸三さんが!

 小学生の時に現役の川藤さんからサインをもらったこともあるので、昔からのファン。現役引退を勧告をされた際に現役続行にこだわり、「阪神で野球ができるなら金はいらない」と最低年俸で契約した逸話を持つ代打の切り札だ。野球解説者になってからも逸話は多く、公式ウェブサイト( )では、「次はどういうボールが来るでしょうねえ?」というアナウンサーの問い掛けに「黙って見とかんかぃ」と答えた話が掲載されている。同様の問い掛けに「わからん!」の一言で済ませた話も聞いたことがある。

 募金をすれば握手をしたり、一緒に写真を撮ったりできるようだが、川藤さんを前に少額の募金で済ませる訳にはいかない。私にとって、そんな安い選手(OB)ではないのだ。

 逡巡しているうちに、「ハイここで締め切ります」と入口が閉じられた。悩む必要はなくなったが・・・。試合開始が近づき、周囲のイベントも次々終了。

110625_143628 いよいよ球場に入場。緑の芝生に青空と白い雲、そして満員の観客。初めての甲子園の雰囲気に飲まれ、息子は固まっている(・o・)。

 晴れたのはいいが、とんでもなく暑い。席に着く早々に、ビジター席の男性が倒れ、担架で運ばれていった。恐らく熱中症だろう。その後も試合中に1人、係員に抱き抱えられて運ばれていった。球場全体では、かなり体調を崩した人がいただろう。

110625_140550 外野席とはいえ、一番内野席よりの一角。なおかつ、前から11列目なので、結構グランドは近い。目の前には金本の姿が! よしよし、今日はスタメンだ。連続フルイニング出場試合数、連続出場イニング数の世界記録保持者の金本は私と同学年。彼の頑張りは、私のノリクラへ向けたモチベーションにもなっている。彼が現役のうちは、私もノリクラのタイム更新を諦めないつもりだ(今年は体調を崩していたので更新は難しいだろうが、来年はきっと・・・)。

110625_135630 金本を間近で見られるのはよいのだが、すぐ左隣の一角はビジター席。つまり、ジャイアンツの応援席だ。そして右側は(ジャイアンツのリリーフ投手が入場してくる)内野席との間の通路。つまり、我々の一角は他のタイガース席と隔絶されており、もうひとつ他のエリアと一体感がない。

 いよいよ試合開始。いきなり1回表にジャイアンツに得点を許したが、2回の裏には打率0.00の先発投手メッセンジャーが、まさかのタイムリーヒット。1点を返して、自分の失点を帳消しにした。

 得点が入れば周囲のファン同士でメガホンバットのハイタッチ、そして六甲颪の大合唱。息子も徐々に雰囲気に慣れ、メガホンバットを振り回して前の席の人に当て、応援プラカードを振っては隣の席の人に当て、周囲に迷惑を掛けまくり出した。その度に息子を叱りつけ、周囲に平謝りするが、タイガースファンはタイガースファン(だけ)には優しい。息子に声を掛け、一緒に楽しんでくれる。外野席は狭いだけに周囲との関係が密になり、初めて同士でもすぐに意気投合する。

 そして4回裏にはブラゼルのホームランで、逆転。息子はガラコロでブラゼルの携帯ストラップを当てたせいだと喜んでいた。

 5回裏には息子の応援ボードのお陰か、マートンがヒットで出塁。点差を広げる得点に繋がった。

 6回表にジャイアンツに得点を許したがリードを守り、6回裏には私の応援ボードのお陰で(?)アニキ金本がヒットで出塁! 代走の俊介が牽制球でアウトになり、せっかくの金本の出塁を無駄にしたのは残念だったが・・・。

 7回裏のラッキーセブンの攻撃で、追加点をもぎ取り、8回表のジャイアンツの攻撃を小林投手がしのぎきった。さあ、これでほぼ勝利は確定。ビジター席のジャイアンツファンは、かなりの人数が退場し始めている。

110625_170512 9回表の抑え投手は当然、藤川! 抜群の信頼感を誇る球界一のストッパーに、周囲もすでに勝利を確信。我々の一角は応援団員が前方にいない隔離エリアながら、勝手に仕切役を買って出るファンは必ずいる。「ハイ皆さん、あと二人」「あと一人」「あと一球」と音頭を取る人に合わせ、周囲も合唱。

110625_171514 あまりの暑さに、息子には応援ルックをさせていなかったが、最後はトラッピ(タイガースハッピ)を着せ、ジェット風船をふくらまして待ちかまえる。

110625_171530110625_171532 藤川は最終回を見事3人でピシャリと締め、試合終了! 少しだけ涼しくなった青空に、色とりどりのジェット風船が舞い上がった。周囲の人たちと一緒に「バンザーイ」。

 最後まで残っていたジャイアンツの応援団も去り、タイガースファンだけになった甲子園球場でヒーローインタビュー、六甲颪の合唱、までは楽しんでいたが、息子がかなり疲れているようなので、選手別応援歌の最中に球場を出た。

 試合終了直後の甲子園周辺は人でごった返し、駅で電車に乗るまでにまず行列、電車もすし詰め。今日は息子も楽しめたようだが、体調も万全でなく最後はフラフラだった。途中で席が空いたので息子だけ座らせたが、途端に眠り込んでしまった。これで負け試合だったら、本当にツラい帰路になっただろう。

 身体がまだ夏に順応していないので、炎天下の応援(単なる観戦ではない)に、私もかなり疲れた。デイゲームでこれだから、ナイトゲームに子供を連れていくのはまだまだ厳しい。タイガース戦の観戦はとても楽しいのだが、100km超の自転車ロングライドより疲れる(^^;。

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いい加減峠に行きたいが、今週末も雨で水泳

 昨日土曜日は久々に峠に上るつもりだったが、朝起きると雨。やむなくトレーニングは断念した。予報では昼過ぎまで保ちそうだったのだが・・・。明けて本日日曜日も。朝起きると雨は止んでいたが、路面はびしょ濡れ。降水確率も高く、いつ雨が降っても不思議ではない。

IMG_0225 仕方ないので、今週も子供らを連れて和泉市のサン燦プールへ。出遅れた先週の反省から少し早めにプールに行き、開場を待つ。小学生の無料開放日だった先週と比べれば子供の数は少ない。

IMG_0226 待っている間に気付いたのが、「刺青及びタトゥーをされている方のプール利用は、ラッシュガードを着用し、ご利用いただきますよう、ご協力お願いします」という掲示。他の地域でも、肌を露出するプールや温浴施設で「刺青をした者の入場を禁じる」旨の表示は見ることがある。もしくは「規制なし」のどちらか一方だろう。公的な施設で隠せば入場OKという弾力的(中途半端?)な規制、しかもお願い口調というのは、他の地域ではあまりないと思う。

 想像するに、だんじり祭りが盛んな泉州では古い因習も残り、暴力団や的屋などのアウトローと表社会の境があいまいなのだろう。だんじりの大工方(屋根上に上る花形)に、十代の女の子から黄色い声援が飛ぶというのは、同じ大阪でも北河内出身の私には驚きだった。

 恐らく、今や日本の多くの地域では「祭り」の主体は子供とその両親、高齢者で、多くの若者にとっては古臭い風習に過ぎないと思われる。ところが、泉州では若者も実に一生懸命祭りに取り組んでいる。だんじり曳行や太鼓を半年以上前から練習し続け、その度に「お騒がせします」と挨拶に回ってくる。

 不良っぽい出で立ちの者も多いのだが、そういったはみ出し者になりかねない若者たちを地域の中に受け入れて活躍の場を与え、礼儀と他の年代の人間との関わり方を教えていく。これは、なかなか優れた教育システムではないかとも思う。

 もちろん、前述の入れ墨云々という事柄を一例に、いい事ばかりではないのだが、何も無いよりはずっとマシだろう。少なくとも社交性は身に付く。

 余談が長くなったが、今日は開場早々に更衣室に入り、子供らは自分で着がえるように伝え、置き去りにしてプールサイドへ。お陰で長距離コースに一番乗りできた。

 一番に泳ぎ始めると後から来る人が気を遣ってくれるので、かなり長い間自分のペースで泳ぎ続けることができた。後半はさすがに人が増えてきて、ペースダウンを強いられたが、先週より3分ほど短縮し、1000メートル約27分のタイム。数年前のベストタイムは22~23分位だったのでまだまだだが、肩と腰に故障を抱えた状態では仕方ないか?

 今日はほとんどクロールで泳いだので、四十肩の左肩にかなり痛みが出たが、整骨院の先生には、一時的な痛みは気にしなくていいのでどんどん動かせと言われている。まあ、いいリハビリになっただろう。

 今週末もプールで、5/21の鍋谷峠を最後に峠に行っていない。しばらくハードな自転車トレーニングを控えていたのは、体調不調と天候不順もあったが、スポーツマニアの上司から「身心の不調は疲労が蓄積しているせいじゃないか。しばらく休んでリセットしないと、取り返しのつかない故障を起こす」の助言もあったから。

 ほぼ1ヶ月峠攻めを取りやめて様子を見ていたが、ノリクラ本番まであと2ヶ月ちょいに迫り、そろそろトレーニングを再開しないとヤバい。体調もだいぶ快復してきたし、今週末こそは峠に行きたかったが、今年の梅雨は本当に週末の雨が多い。

 来週も自転車トレーニングは厳しい。土曜日に阪神巨人戦を見に甲子園に行く予定。デーゲームとは言え、恐らくは疲れきって日曜に峠を上る元気はないだろう。例年に比べてトレーニング不足は深刻で、どう考えても記録更新は厳しい。これからやれることを精一杯やるか、それとも今年はもうのんびりモードで身心を休めるか、思案中だ。

 ノリクラは自分にとって毎年最大のイベントで楽しみにしているが、無理な減量や炎天下のトレーニング、疲労の蓄積など身心に負担が掛かっていることも確かだ。ここ数年の腰痛、肩痛、謎の体調不良の遠因にもなっているかもしれない。追い込みの時期なので夏休みに子供たちとあまり遊んでやれないことも、父親としては忸怩たるものがある。ここらで一度、リラックスした夏を過ごしてみるのも、手ではあるのだが・・・。

 ちなみに体調不良の件は、月曜日に血液検査の結果を聞きに行ってきた。赤血球数400万/μL、ヘモグロビン12.4g/dL、ヘマクリット37.6%というのは正常域を下回る貧血気味の数値だが、元々この辺りの項目は下限付近をうろうろしている状態が何年も続いている。アスリートとしては何とかしたい数値ではあるが、今回の体調不良の原因とは考えにくい。

 また、筋肉の障害があると上がるCPK値が59IU/Lと正常域を下回っているが、低い分には問題ないとのこと。他に、胆のう、肝臓、腎臓、すい臓、免疫系、甲状腺などに関わる数値に、大きな異常は見当たらないとのこと。まあ半ば予想していた通りだが、体調不良の原因はハッキリしなかった。

 体調不良はだいぶマシになってきたので、今回は更なる精密検査や治療は行わず様子を見ることにした。ただ、症状が重い時期はかなりツラいし、仕事にも差し支える。来年また症状が出たときの対処について医師に意見を求めると、西洋医学的に原因が明確でない今回のような身体の不調には「補中益気湯」という漢方薬が良いかもしれないとのこと。
 恐らくは来年も体調不良が起きると思われるので、この辺りの処置を考えてみるつもりだ。ひとまずは、重大な疾患がないことを確認できただけで良しとしよう。

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