晴雨分け 夏秋の境 峠かな [乗鞍高原-白樺峠-境峠-木曽福島]

昨日は木曽福島駅から自走で乗鞍入りし、旧友たちと呑んだくれつつも早い時間に就寝した翌朝は4:30過ぎに起床。呑みすぎて少し頭が重いが、乗鞍ヒルクライムに出場するわけではないので、例年に比べて非常に気が楽だ。

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やはり気になるのは天気なので、iPhoneでいくつかの天気予報をチェックすると、それぞれ微妙に違い、不確実性の高い状態が伺える。少なくともずっと雨ということはなく、小さな雨雲の通過はありつつも午前中は大崩れすることは無さそう。外に出てみると、周囲の稜線に朝もやが漂いつつも、乗鞍岳はくっきり見える。とは言え、昼前に雨雲が増えてくる予報だったので、今日も上高地へのサイクリングは諦めた。また来年以降の再履修を考えよう。

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5:00から朝食。出場者(の一部?)はすでに臨戦モード。雨なら駅まで送ってくれると申し出てくれていた友人に、雨が降る前に自走で駅に向かう旨を伝えて、礼を言った。

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空の様子を伺いながら「やっぱ走んなきゃダメかね?」と、なぜか残念そうな乗鞍出場メンバーと、気楽なBプランメンバー。

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臨時自転車置き場である寿家さんの離れは、CARACLE比率が高い。今年は乗鞍ヒルクライムに出場するのはむらよしさんのCARACLE-Sだけだが、フラットハンドルの標準仕様で今年も90分切り。

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最短距離の新島々駅までならひたすら下りで約25kmなので、1時間もかからずに到着するだろう。乗鞍HC出場者を見送ってから出発しても、雨に遭わずに済むかも知れない。とは言え、トンネルと交通量の多い松本方面に降りるのはできるだけ避けたいし、交通費も増える。何より、せっかくの信州を少しは走っておきたい。木曽路方面に戻るルートでも10:30まで藪原駅まで到達すれば雨雲を避けられる予報だったので、出場者の見送りを諦めて早々に出走することにした。 (さらに…)

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今夏は輪行+自走で乗鞍入り [木曽福島-境峠-奈川渡ダム-乗鞍高原]

2001年の初参加以来、開催されれば必ず参加を続け、ほとんどを虎装束で上った乗鞍ヒルクライム(旧名 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)。昨年で20回連続出場となり、阪神タイガースも日本一になったのを区切りに卒業した。参加費は初参加の2倍になり、五十も半ばを過ぎてもはや記録更新は望めないし、年々高山病の症状が強く出るようになってきた事もエントリーしなかった理由。それでも定宿に集う仲間たちと飲み交わし、上高地にサイクリングを楽しもうと、今夏も乗鞍に足を運ぶことにした。

多くの機材を運ぶ必要も、コンディションを最上に整える必要もなくなったので、今年は輪行と自走で乗鞍入りすることにした。宿泊荷物を運ぶために、カーボン製折りたたみ自転車TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)キャリアとバッグを装着するという掟破りのカスマイズを行い、経路の計画を練って、本日8/24は3時過ぎに起床。

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4:20に自宅を出走。心配していたが、今のところ雨は降っていない。台風10号の影響で天気予報がコロコロ変わっているが、「土日とも雨」の予報が少し好転して今日午前中は現地でも雨は降らない予報だが油断はできない。4:35に地下鉄御堂筋線なかもず駅に到着。前後にバッグを装着していても、いずれも工具無しで簡単に着脱できるので、7分間で輪行完了。

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5:05の始発に乗り込んで、新大阪に向かう。

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5:44に新大阪に到着し、6:00発の始発の新幹線に乗り込む。

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新幹線は車両最後列の特大荷物スペースつき座席を予約していたので、周囲のジャマにならず、盗難の心配の無い置き場所が確保できていた。

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6:48に名古屋に到着し、7:00発特急しなの1号に乗り換え。名古屋は雨がザーザー降っていたのでヒヤッとしたが、さほど大きくない雲が降らせるにわか雨のよう。 (さらに…)

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カーボン折りたたみ自転車へ荷物積載 [CARACLE-COZ DB]

20回連続出場を区切りに乗鞍ヒルクライムから卒業したが、同窓会化している大会前夜の宴会に参加するために今年も乗鞍入りする予定。20回通っても大会のコース以外走っていないので、この機会に久々に上高地へサイクリングしようと目論んでいる。前日に身体のコンディションを整える必要も無いので、輪行&自走で乗鞍へアプローチすることにした。となれば、いくばくかの宿泊荷物を運ぶ必要がある。一番簡単なのは背中に背負うことだが、重心が高くなるし、身体に負担がかかって長距離走行は辛い。そんな訳で、TORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)に荷物を積載することを企てた。

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自転車に荷物を積載して長距離走る場合、できるだけ低い位置に前後左右に荷物を振り分けることが望ましい。最近流行りのバイクパッキングではキャリア等の重量物を使用せずに車体に直接バッグを装着することで、ロードバイク等にも多くの荷物を積載できるメリットがあるが、最も多用される後ろに大きく張り出すサドルバッグは、重心が高く、テコの原理でフレームやシートポストに大きな負担を掛ける。

バイクパッキングでもフレームバッグは重心が低く、自転車の重心に近い位置に装着するので走行性能への悪影響や車体への負担が少ない優れた方法だが、私は内股ペダリングなので、ペダリング時にヒザが当たって大きなバッグを装着することが出来ない。

そうなると、やはりオーソドックスに車体の前後にバッグを装着するしかない。サイドバッグ(パニアバッグ)が最も重心を低く、大量に荷物を運べる方法だが、重量増は大きくCARACLE-COZに装着するのはかなり難易度が高そうだ。今回、そこまでの荷物は必要ないし、車体の負担を考えても望ましい方法ではない。そこで、前後に一つずつバッグを装着して前後のバランスを取ることにした。

まずはリア側だが、ある程度の重量物を車体の負担を少なく積載するためには、車軸付近から伸びるステーに支えられたキャリアが安心だ。シートポストのみで支えるキャリアもあるが、後ろに張り出した大型サドルバッグと同じで車体への負担が大きい。とてもではないが、カーボンフレームとシートポストに装着する代物ではない。

とは言え、CARACLE-COZ DBは折りたたみ自転車、かつリアサスペンション機能を備えているので前後のフレームの位置関係が変化する。走行性能の追求を最優先したロードバイクに準じた設計なので、キャリアを装着するためのエンド付近のダボも無いし、キャリアの前部のステーを固定するダボ穴も無い。しかもスルーアクスル仕様のディスクブレーキ仕様ときている。

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なかなかの難題だったが、色々下調べして娘のCARACLE-Sに装着していたミノウラ製SSR-4000を改造すれば何とかなるだろうと当たりをつけ、いくつかのパーツを仕入れてみた。SSR-4000はリアサスペンション付きの自転車に装着でき、台座をセットしておけば工具無しで着脱できる製品だ。折りたたみ時には外してしまえばよいし、装着しない時はステーを折りたたんでコンパクトになる。これでいくつかの課題をクリアできる。

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SSR-4000をあてがってみると、20インチHE(ETRTO406)である娘のCARACLE-Sに装着するためにステーを短縮していたので、高ナット(ステンレス製)の調整機構をいっぱいに伸ばしてもステーの長さが不足する。使用頻度の低いキャリアを買い直すのももったいないので、ロングサイズの高ナットを探してみた。幸い、アルミ製の丸パイプにネジ切りされたロングサイズの高ナット(?)が見つかった。

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ついでに留めナットもアルミ化して、外観と重量の改善を図ることが出来た。ブラックカラーがあれば完璧だったが、そこまで言っては贅沢だろう。

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フレームのエンド幅がディスクブレーキ&スルーアクスルの142mmなので、天板とステーの間に10mmのアルミスペーサーを挟んで20mm幅を広げ、ロングサイズ超低頭ボルトで少しでも突出を抑えた。両側にステーも外に張り出すように裏返して装着した。元々エンド幅135mmまでは想定されているだろうから、これで充分だろう。内側のナットもナイロンブッシュ付きのアルミ製に交換した (さらに…)

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TORACLE-COZ2旅仕様シェイクダウン [南河内フルーツライン]

来週末はいよいよ乗鞍ヒルクライムだが、連続20回参加した昨年で大会は卒業した。それでも、仲間が集まる同窓会でもあるので、例年通り乗鞍には赴くつもり。20回乗鞍に通っても大会のコース以外走っていなかったので、今年は定宿から上高地にサイクリングする予定。レースのためにコンディションを整える必要もないので、駅から自走で乗鞍入りすることも考えている。そんな訳で夏季休業中にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)に宿泊荷物を積めるようカスタマイズしていた。今日はその試走を主目的に6:33に自宅を出走して、カラクリング(CARACLE+サイクリング)に出発。

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まずは国道310号線を河内長野駅方面へ。ほぼ本番仕様で4kgほどの荷物を積載してきたが、平地やちょっとしたアップダウンではさほど重さは感じない。高い青空と行く手の山並みは、まるで砂漠地帯のようだ。今日も最高気温35度の予報だが、最低気温は25度と少しだけ低め。とは言え、走り出した途端に汗ばむのは毎度のごとくで、暴力的な陽射しも相変わらず。

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今日も暑さが厳しくなる前に帰宅するよう手短なコースを考え、積載仕様を急なアップダウンで検証するために南河内フルーツライン(旧グリーンライン)を走ることにした。画像の諸越橋で河内長野駅裏手の石川を渡り、千早峠(金剛トンネル)に向かう国道310号線を上っていく。

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千早峠(金剛トンネル)はへタイムアタックしている訳ではないので、珍しく道沿いの観心寺に立ち寄った。ここからスタートしてタイム計測している自転車乗りも多い。

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荷物の積載方法については近い内に別記事で詳しく解説しようと思っているが、画像の通り前後に約2kgずつ荷物を振り分け、リアは高い位置にあったサドルバッグを外して、小径車の強みで低重心のキャリアバッグを装着した。これが功を奏したのか、ここまでの急坂区間も思ったより安定して走りやすかった。ハンドルバーバッグを装着したのでステアリングは重たくなったが、逆に言えば安定性が増している。

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朝だけは 風清々し 盆の入り [竹内峠-穴虫峠]

例年にない猛暑の続く中で、日向灘の地震が起きて巨大地震注意が発表され、続いて発生した神奈川県の地震では新幹線が遅れ、我が家でも就職して東京に赴任した娘の帰省が深夜(未明)になった。さらに3つの台風が日本に向かっているという立て続けの天災に、日本がざわついている中で夏季休暇に入ったが、今年は母親の新盆祭(仏教で言う「初盆」の神道の呼び方)であり、昨日のお休み初日はまずお墓参りをしてきた。早めかつ略式であったが、昨年来の禍福の大事続きが落ち着くことを家の守り神になった母にもお願いしてきた。

お休み2日目の今日は6:47にTORACLE-COZ2(CARACLE-COZ DB)でカラクリング(CARACLE+サイクリング)に出発。このところ週末トレーニングや長距離ツーリングを途切れず繰り返してようやく走力も回復傾向だが、今日は昨日の疲れが残っているし、引き続き厳しい暑さが予報されているので手短に済ますつもり。千早峠(金剛トンネル)や和泉葛城山は最近上ったばかりだし、奈良方面に向かいながらどうするか考えたが、身体のだるさがあるので標高の低い竹内峠を上ることにした。

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府道36号線を東進し、南海高野線を渡る。昨日今日は最低気温25度とわずかに気温が低いのは、東北を襲っている台風の5号の影響で北風が吹いているせいだろうか? 日中も昨日に続き最高気温34度の予報で久々に35度を下回りそうだ。とは言え、やはり日が上った途端に気温は急上昇して、日なたの暑さは厳しい。

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富田林の丘陵地帯を越えて喜志駅付近で近鉄富田林線を渡り、河南橋で石川を渡る。行く手の二上山は稜線をくっきりと描いている。

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身体のだるさに逆らわずにのんびりペースで東進を続け、太子・和みの広場で小休止。西側の叡福寺の伽藍が青空の下に輝いている。美しいが、少し雲が欲しいところ。

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竹内街道をのんびり上っていく。普段から騒がしいわけでは無いが、お盆休みの早朝は一層静かだ。

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国道に合流し、8:14に竹内峠に到着。奈良側から上ってきたロードバイクとすれ違ったが、今日は自転車乗りが少なかった。調子が悪ければここで引き返すつもりだったが、だるいながらも脚が回りだしたし、奈良側に降りて二上山を一周しても距離は知れているので、先に進むことにした。 (さらに…)

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