串柿ツーリング本番も晴天 [鍋谷峠-串柿の里-堀越観音-蔵王峠]

先週の淡路島ツーリングへの参加に引き続いて、今週は私が企画を請け負った別のショップさんのツーリング企画「串柿の里ツーリング」の本番。東西サイクルモードで始まった自転車漬けの11月の週末も、ようやく終盤だ。
冷え込んだ中、7時にショップさんに集合した参加者は、私を含めて4名。早出して来てくれた店長に見送られて出走。
幹線道路嫌いの私の趣味で、まずは熊野街道に沿って南下。鳳を過ぎてから府道36号線に入ってさらに延長線上の216号線と進み、光明池付近を過ぎた和田町交差点から間道を抜けてR170旧道に入った。のんびり走るには良いルートだと思うが、ロードバイクの3人にはペースを上げにくいルートだったかもしれない。
新旧R170が交差する槇尾中南交差点のコンビニが、山にはいる前の最終の買出し地点。あとは、帰路も後半までこないとコンビニはない。
R480に入り、父鬼集落下の温度計は4度を表示。今シーズン初めて経験する低温だ。着込んでは来たが、身体がまだ寒さに慣れていないのでツラい。日射しがあるのが救い。
製材所前の鍋谷橋で小休止。ここから、各自のペースで峠を目指してもらった。
日本一周の経験もあるK賀さんは、ロードバイクに慣れておらず、今日はフラットペダルだったにも関わらず、ぐんぐん上っていく。この先のルートを考えると、ここで全力を使い果たすわけにもいかないので、着いていくのを断念して、自分のペースで上ることにした。
初めてのルートに用心してペースを落としたK賀さんを峠の数百メートル前で追い越したが、この方をビンディングペダルで本気で走らせたらとても敵いそうにない。私も29分40秒と、オフシーズンのこの時期にしては悪くないタイムだったのに、ここまで追いつけなかった。
年上のT本さん、Tさんも続々ゴール。T本さんは今年和泉葛城山に100回上った猛者。Tさんも坂は慣れていないと言いながら、さほど差がつかないいいペース。今回は山道ライドの入門的な企画だったが、思ったより順調に進んでいる。
鍋谷峠で小休止した後は、峠の分岐を東に入りもうひと上り。これが結構きつい傾斜で、慣れない方にはちょっとツラい上り。フラットペダルのK賀も辛そう。交通量は皆無に等しい道だが、今日はオフロードバイクの一団が追い抜いていった。
三国山頂に上っていく道との分岐がひとまずのピーク。「堀越観音→」の標識のある方向に下っていく。
慣れていないロードバイクには過酷なコンクリ舗装の急坂を下っていくと、集落に出て風景が開ける。高野山方向の山々が見渡せる絶景。10/29の試走時に続いて、今回も晴れてよかった。気温もだいぶ過ごしやすくなってきた。
大久保の集落には、見事に一面の串柿。かつらぎ町観光協会のウェブページによれば、11/10から約5日間が見頃との記述もあり、見頃を過ぎているのではないかと心配していたが杞憂に終わった。青色の空とオレンジ色の柿の対比が美しい。
一眼レフを抱えたカメラマンも何人も歩いていた。我々も走ったり停まったりしながら串柿を見物して大久保の集落を通りすぎ、文蔵の滝付近まで急勾配を一気に下る。
さて、実はここからが本日一番きつい上り坂だ。距離2.3kmで標高差300mを上るので、平均勾配は約13%。途中の中畑の集落にも串柿が吊るされており、さっき下った谷をはさんで大久保の集落を見晴らす絶景なのだが、皆さん景色を楽しむ余裕もないほど苦しんでいる様子。
「キツすぎるコースだったかなあ?」とは思ったが、時間には余裕を持った計画なので、「上りは押してでも大丈夫ですよ」と声を掛け、各自のペースで上ってもらう。T本さんは和泉葛城山で鍛えているだけに、足を着くこともなくスイスイと上っていき、私が写真を撮っている間に姿が見えなくなった。昼食場所を過ぎてしまうとまずいので、急いで追いかけたがなかなか追いつけない。
結局、ちょっと行き過ぎた所でようやく追いつき、止っていただいた。ちょうどその時我々と反対から自転車のグループが下ってきたので、「こんちわ~」と挨拶。中にはクロスバイクの女性もいたが、過酷な蔵王峠の峠道を上ってきたのだから大したものだ、
T本さんにはUターンしてちょっと戻って頂き、昼食場所の前で待つとほどなく後続の2人がやって来た。
11:20頃には茅葺き茶屋 月空に到着。古民家を活用したお茶屋さんで、少ないながらも食事メニューもある。下見の時に顔を会わせた店長さんは私を憶えてくれていた。
機織り機なども置かれた和室で、チキンカレーと生姜入り紅茶をいただいた。静かな山中でゆったりと落ち着いたひととき。
時間に余裕もあるのですっかりリラックスして、食事を頂いたあとも自己紹介や、今日のコースを振り返って話が続いた。昼食前の急坂はやはり過酷だったようで、「文蔵の滝まで下った時に、やばいと思った」との感想も。ただ、実はまだ過酷なルートが終わったわけではないんです。
1時間以上のんびりしてから茶屋を出てみると、庭では猫が日なたぼっこ。これから向かう堀越観音が見渡せる。
山中に見事な庭園が広がっており、境内のイチョウが見事。ひと月前の下見の時は緑だった葉が黄色くなって、青空に映える。たまたま同じ堺から来た参拝客と話したが、自転車で来たことに驚いていた。
堀越の集落を抜けて小さな峠を越えると、東側は見晴らしのよいゆるい下り。橋本方面まで見下ろせる。
峠のそばに鳥居が立ち並ぶ葛城蔵王権現社があるので、ちょっと参拝。役の行者由来の古刹とのことだが、今日は社務所も閉まっていた。
府道61号線の大阪側を下り始めると、ここが今日最後の難所。舗装はされているが、うっそうと暗い谷沿いの細道で、路面も荒れて小石や小枝が散乱している。路面に水が流れている箇所も多いし、対向車もたまにやってくる。3人にも充分に注意して下るようにお願いし、ちょくちょく止って後ろの様子を確認しながら慎重に下る。
が、何度目かの停止で、後続を待っていたがなかなかやって来ない。引き返してみると、Tさんの前輪がパンクしたとのこと。やはり慣れない方には過酷すぎる道だったのだろう。企画者として反省だ。
チューブを交換して走り始めたものの、すぐに「パーン」という音がして再度Tさんがパンク(というかバースト)。タイヤ裏に異物がないか確認したり、リムフラップを確認したりしたが特に異状は発見できない。「続くときは続くんですよね」なんて話をしながら、再度チューブを交換して下りを再開。大阪側は北側斜面なせいもあるだろうが、止っていると暗く寒々しく、身体が冷える。14時前だというのに夕方のよう。
この後もこんな風に石を埋め込んだコンクリート舗装もあり、ナロータイヤには過酷な道が続いたが、光滝寺キャンプ場付近でようやくまともな道に戻ってきた。
夏場には川遊びやキャンプの車でごったがえす道だが、今日は通行車両も少なく、走りやすい。
ここから石川沿いに府道218号線を下ろうかとも思ったが、皆さんはまだ余裕があるので、近道になる関西サイクルスポーツセンター前を通るルートを進むことにした。
関西サイクルスポーツセンターまでの上りは、記憶より楽な印象。滝畑ダム側からなら、これからも使えそうだ。
R170旧道に突き当たると正面に天野山金剛寺。境内を抜けて天野街道に入った。
車がまず通らない天野街道は自転車初心者向きの好ルートだが、ちょっと路面が荒れている箇所もある。ナロータイヤの熟練者にはどうだったかな? と、思いながらも、途中の石碑の解説(ネットの受け売り)などをしながら、自分の趣味のルートを辿ってもらった。
ここは河内長野、大阪狭山、堺の三市が合わさる地点。周辺で一番標高が高く、見晴らしがいい。
その後は天野街道を外れ、府道38号線で西に向かい、間道を経て泉北二号線(府道61号線)の終点まで北進。往路と同じ熊野街道に入った。ここまで来ればあと少し。
信号待ちでTさんが、前輪タイヤのサイドが裂け、チューブがはみ出ていることを発見。連続パンクの原因はこれだったようだ。無茶なコースのお陰でタイヤまでダメにしてしまい、申し訳ない限りだ。
16時過ぎにショップさんに帰着。4人で記念撮影。晴天に恵まれて、景色だけは素晴らしい一日だった。皆さんはいいプランだったと言って下さったが、過酷なコースで参加者に負担を掛け過ぎてしまったことは反省しなければいけない。次の機会があればもっと配慮して企画しようと思う。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2011/11/26 6:06:54
完了: 2011/11/26 17:46:14
バイクタイム: 4:35:38
停止時間: 7:03:34
距離: 92.78km
平均スピード: 時速 20.20 km
最高スピード: 時速 64.65 km
登り: 1220 メートル
カロリー: 1897 kcal
POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
走行距離: 88.3km
消費カロリー:2338kcal
計測時間:8:36:03
平均心拍数:121
最大心拍数:—
平均速度:15.9km/h
最高速度:50.8km/h
平均ケイデンス: 73
最大ケイデンス:115
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:3:35:27
ターゲットゾーン内時間:1:02:18
ターゲットゾーン以上時間:1:06:35
走行時間:-:–:–
累計走行距離:2718.6km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
逆風との戦い再び [淡路島ツーリング]

今日は仕事でお世話になっているショップさんのイベントに参加させてもらった。舞台は淡路島。先月アワイチしたばかりなので勝手がわかるし、多少はお手伝いできるかも思っていたが、結果としては参加者として楽しんだだけで、大してお役に立てなかった。
神戸マラソンの開催日とあって道路状況が心配だったが、まずまずスムーズに進んで8:15くらいには明石港に到着。ほとんどの自転車は、車へ積み込むために前輪を外していたので組み立て。私はマッドガードもあるので、ちょっと手間取る。
今回、驚いたのはお子さんを連れて参加された女性がいたこと。2班に別れるうち、短い方のポタリング班とは言え50kmのコースを、お子さんをチャイルドキャリアに載せて走るというのだ(驚)。
その自転車。弊社のESGEダブルレッグスタンドを装着いただいております(宣伝)。
ロードバイクが多いが、MTBや内装変速機付きピスト、小径車も。
9:00発の高速船(淡路ジェノバライン)に乗り込み、いざ出航。
乗船時に係員から言われてはいたが、今日は風が強く海は大荒れ。かなりの揺れで、何かにつかまっていないと危険なほど。短時間だから良かったが、この調子で30分も揺られたら嘔吐していただろう。上のデッキに自転車を持ち上げたが、やはり波しぶきが飛んでくる。鉄フレームの自転車乗りとしては、サビが心配。
無事(?)、淡路島は岩屋港に上陸。サイクリング班(約100km)とポタリング班(約50km)に別れ、9:20頃出走。もちろん私はサイクリング班だ。この間アワイチしたばかりと話していたせいか、先頭走者のご指名(^_^;)。
サイクリング班は10名。強い追い風に乗って快調に走りだしたが、まずは最初に目についたコンビニに立ち寄った。
オートバイのイベントがあるらしく、ものすごい数のオートバイが走っていた。パトカーの先導があったので、健全なイベントなのだろう。
堺では明け方に雨が降ったので心配していたが、淡路島は快晴の青空。念のため持ってきたレインウェアが重たく、恨めしい。
ペースの違いもあり、サイクリング班をさらに2つに分け、一路南へ。今日は北西の風9mの予報。後半の向かい風を予想していたが、地形により風が巻くのか、前半から追い風ばかりでなく斜めや横からも強風が吹いて、ハンドルが取られる。交通量も多いので、気を使う。
大谷のコンビニに立ち寄ったのが10:40頃。なかなか後ろの班が追い付いてこないので心配したが、約20分後に合流。景色のいい所で休憩したりしていたそうだ。
初めての参加で勝手が掴めず、後半の向かい風も予想していたので先を急いでいたが、そう言うノリでよいのならと、先日のアワイチの際に立ち寄った厚浜のバス停脇の展望所に立ち寄ってみた。
洲本中心部に着き、後続班と合流して昼食。大正時代に建てられたレンガ造りの工場跡を利用した「淡路ごちそう館 御食国(みけつくに)」に入った。
私は「みけつくに焼肉丼」を注文。淡路島らしくタマネギがたっぷり(肉は恐らく淡路牛ではないが・・・)。予想外にボリュームがあり、ツーリング途中だというのにお腹一杯。サラダバイキングをプラスしたのは余計だった。
昼食後はR28や県道128号線を繋いで内陸部を西に進む。いよいよ、向かい風だ。それも淡路ふれあい公園付近の低い峠を越えてからは、海に近付くにつれて風はどんどん強くなる。下ハンを握りしめて必死で足を回すが、さっぱりスピードを上げられない。
見かねて交代を買って出てくれた方に、先頭を引いてもらった。小径車でもかかわらずぐいぐいと走り、着いていくのに必死。お陰でペースは上がったが、後続班がコースを間違えて遅れることが判明。
海岸線に出た湊のコンビニに着いたのが14時頃。ここで休憩し、後続班を待とうとしたが、計算するとかなり時間がかかりそう。長居もしづらいので、先行することにした。
西海岸をひたすら北上するが、相変わらず風に悩まされる。少し内陸に入ったところで風が弱まることもあるが、基本的に斜め前から強風が吹き続ける。あちこちで波が道路にまで上がってきて路面が濡れ、しぶきが身体や自転車に降りかかる。アイウェアまで吹きつける波しぶきで塩を吹き、まだらになってきた。おまけに雲も多くなってきて、寒々しい。
ほぼ前回のアワイチと同じ展開だが、今回は完全一周ではないので距離も短く、前を引いてくれる方がいるのでまだ気が楽。「これはツーリングやなくて、トレーニングですね」なんて話をできるのも仲間がいるから。北淡図書館のそばに焼き穴子で有名なお店があるとのことで、皆でそれを楽しみに走る。
16時過ぎに、富島で魚増鮮魚店に立ち寄り、待望の焼き穴子をゲット・・・しようとしたら、本日は売り切れとのこと。残念。
気を取り直して、走りを再開。淡路島名物の発電風車は、恐らくこれが最北で見納め。
自分たちの長い影が斜め前方に伸びる。振り返ると、太陽がかなり地平線に近付き、まもなく日没。
今回も長い苦闘だったが、夕やみ迫る16:30頃、ようやく明石大橋が見えてきた。
江崎灯台付近で、淡路島最北端を通過。風はいきなり追い風になる。スピード上げて、16:40頃に道の駅あわじに到着。ここで後続班を待ちながら軽く食事を摂り、大休止。もうスタート&ゴールの岩屋港は目前なので、のんびり。
今日の走りを振り返りながら1時間近くのんびりしていたが、ポタリング班が岩屋港に着いたとの連絡があり、我々も岩屋港に向かうことにした。すっかり暗くなった17:40頃、我々も岩屋港にゴール。天気予報通り気温がどんどん下がっていて、かなり寒い。
チャイルドキャリアの母子連れも無事(?)ゴールしていたが、さすがにお子さんは寒そう。20kmくらいはあの向かい風の中を走ってきたのだから、このお母さんはスゴい。
18:40発の高速船で明石に向かったが、今回は上部デッキに自転車を上げられず、後部デッキに自転車を固定。寒いので、とてもデッキ席にはいられず船室に入った。
帰りの船も揺れる揺れる。明石港に着いたら、自転車はやっぱり波しぶきをかぶり、あちこち濡れている。面倒だが、今回も水洗いしなくては。
またも車に分乗して阪神高速に乗る。幸い、神戸マラソンの影響はなかったようで、渋滞する事もなくスムーズにお店に戻ってきた。20:45頃解散。苦しいながらも充実した一日が終わった。
一人で走るのもいいが、苦楽を共有できる仲間と走るのもまた楽しい。これからもこんな機会には積極的に参加していきたいと思う。淡路島は2回連続で風に泣かされたので、今度は風の弱い時にまた走りたいものだ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
・走行距離:約98km
※Cyclemeter、POLAR CS200CAD共に不調で記録失敗
■本日のフォトアルバム
帰省ライド [十三峠-榁木峠-くろんど池]

先週末はサイクルモード出展で東京(千葉)出張だったので、自転車に乗れなかった。今週末も、昨日土曜日はサイクルモード大阪の見学。今日日曜日は妹夫婦と共に、実家に集まることになっている。
このままでは2週連続でほとんど自転車に乗れなかった後で、来週の淡路島(ほぼ)一周を迎えることになってしまう(サイクルモード会場までのわずかな平地ライドはあったが)。何とか走っておこうと、私だけ自転車で枚方の実家まで往復することにした。
4:30に起床して準備をしていたところ、ヘルメットがないことに気付いた。サイクルモード(東京)へ出展する際に私物を展示に使い、会社に置きっぱなのをすっかり忘れていた。交通量の多い道路や峠を通ることになりそうなので、まず会社へヘルメットを取りに寄った。
ちょっと遠回りになったが、無事ヘルメットを見つけて本格的に走り始めた。大和川沿いに東に向かうと、雲はやや多いが朝日が川面に反射してきれい。
柏原リビエールホール前の安堂交差点で自転車道を降りて、R170(旧道)に。
この大県南交差点を曲がると信貴山に上る急坂、通称「ぶどう坂」。今日は素通りして、次の十三峠を目指す。
大竹7丁目交差点からタイム計測するつもりだったが、うっかりコースミス。集落内の細道を登って、大阪経済法科大学前で峠道に復帰。
練習会でもあったのだろうか、次から次へ7~8人にぶちぬかれる。全然着いていけない(^_^;)。トレーニング不足で登坂力が落ちている・・・というのは言い訳で、ノリクラ前後のピーク時でも競うのは無理だろう。連れでなさそうな自転車も多かったので、普段からトレーニングの人は多いのだろう。十三峠は距離が短く、傾斜がキツすぎるのでたまにしか来なかったが、これだけ競う人がいれば良いトレーニングになるかも?
十三峠に到着。大阪平野を一望できる絶景がこの峠の魅力だ。なんかもうすでに疲れきってしまった。すっかり、体力が落ちている。
奈良側に下り、信貴フラワーロードへ入る。ちょっとした登り返しでも勢いで登る元気がなく、フルインナーに入れてカラカラ回して上る。
東山駅付近でR168へ入り、北上。疲れてはいるが、時間はまだ早い。地図を見ていて面白そうな細道を見つけ、R308に入ってみることにした。ところが尾瀬町西交差点にはこんな一方通行出口の細道しかない。
これだよなあ? と入ってみてR308の標識を発見。やっぱりこの道だ。いきなりこれだから面白そう先が思いやられる。
国道と思えない細道が住宅街の中を上っていく。すでに結構な急傾斜だったが・・・。
出た、コンクリ舗装。急傾斜の証明だ。
腰に応える急坂を乗り越えた先で、広い道に合流。大瀬中学校の横を通り、造成地の急坂を上っていくと、眼下に第二阪奈道が見え、眼前に生駒山頂も見渡せる。
その先はまた道が細くなり、またもコンクリ舗装。一度止まると走りだすのが大変。
とんでもない急坂をヒイヒイ言いながら上っていくと、暗い切通しの先から光が差してきて、よし峠だ。と思ったら、まだ上りは続いていた。
それでもアスファルト舗装の普通の坂になったので、まだ楽。ほどなく、榁木峠に到着。全く、R308は暗峠といい国道とは名ばかりの「酷道」続きだ。まあ、面白かったが。撮影している間に、右手のハイキング道にMTBの二人連れが入っていった。良いコースなのかな?
そのまま県道7号線の対岸の細道を北上し、富雄駅前に到着。駅の近くに店主がfacebook友達でもある自転車店があり、最近初注文をいただいたこともあって挨拶に寄った。R308を通ったりと寄り道していたのは、開店時間の10時まで時間を稼いでいたのだ。ちょっと挨拶のつもりだったが、お互いの実家が近所だったりで話が盛り上がり、開店直後のお忙しいところを長居してしまった。
お店を辞去して、走行再開。もう実家のすぐ近くまで来ている感覚だったが、意外と時間を取り、くろんど池付近を通過した時には11:10頃。急がないと、昼までに実家に到着できない。
交通量は多いが、上りがなく距離が短いR168を通るべきだったと後悔したが、ここまできたら頑張って走るしかない。府県境の峠を超えて交野市に入ったのが11:23。お腹もすいてふらふらだ。
交野側はかなりの急坂。下る途中に絶景ポイントもあるが、時間がないので写真一枚のみ。もっとも、急坂の途中で、道幅も狭く、時々車が通るので、たとえ時間に余裕があっても落ち着いて景色を見られるポイントではない。
平地に降りてひた走るが、私が実家着いてから皆で移動すると、昼食の予約時間に間に合うか微妙。途中で電話をして、直接店に向かうことを伝えた。一人だけサイクルウェアだと気恥ずかしいがやむを得ない。
母校、枚方市立春日小学校前を通過。じっくり見ている暇はないが、意外なほど変わっていない。
昼食場所、「露庵」に到着したのは11:55。予約時間の12時にギリギリセーフ。
すでに集合していた両親や妹夫婦、うちの家族と共に食事を摂ったが、さんざん腹を減らした後のバイキングなのでつい食べ過ぎてしまった。
満腹で苦しい腹を抱えて実家に戻り、まもなく1歳になる姪と戯れた。自分の子供が小さい時には育てるのに必死で余裕がなかったが、人の赤ちゃんは責任がないだけ可愛さばかりが目に付く。前回まで、私が(というか男が)抱っこすると泣き出したが、今回はニコニコと笑ってくれた。顔を憶えてくれたのかな?
15:30頃、実家を出て家路についた。帰路は素直に幹線道路を繋ぎ、第二京阪道の側道、中央環状線を進む。
大和川を超える辺りで日没。予想より早く17:30頃には帰宅できた。実家から約2時間だ。
中央環状線を通っていて驚いたのは、高架を迂回せず通行できるようになっていたことだ。以前は、側道は線路で行き止まり、高架の車道は自転車通行止め、歩道はスロープがあっても狭く通行しづらく、中には階段しかない場所もあった。道路標識に従うと自転車は通行できないため、大きく迂回を強いられた。
今回久々に通行してみると、自転車通行の困難な高架の「自転車通行止め」標識がなくなっていた。ママチャリの女性や子供が安全に通行できるかどうかという問題は残るが、スポーツ自転車なら一気に車道で乗り越えられる。
しばらく通行していなかったので、先日の警察庁通達のタイミングで改善されたのかどうかはわからないが、自転車を車道に戻す(歩道を歩行者に返す)方向に進んでいることはスポーツ自転車に乗りにはありがたい。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2011/11/13 6:24:50
完了: 2011/11/13 17:33:16
バイクタイム: 4:53:08
停止時間: 6:15:07
距離: 106.65km
平均スピード: 時速 21.83 km
最高スピード: 時速 46.24 km
登り: 1158 メートル
カロリー: 2768 kcal
POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
走行距離: –.-km
消費カロリー:3634kcal
計測時間:7:35:13
平均心拍数:125
最大心拍数:175
平均速度:–.-km/h
最高速度:–.-km/h
平均ケイデンス: 87
最大ケイデンス:111
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:4:38:30
ターゲットゾーン内時間:2:02:02
ターゲットゾーン以上時間:0:54:40
走行時間:-:–:–
累計走行距離:2769.5km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
サイクルモード2011(大阪)

今日はノリクラ仲間のみわっちさん、あきひろさんと一緒にサイクルモードの大阪会場を見学に行った。先週は東京会場に行っていたのだが、出展者としてブースに張りついていたので、会場を見回ることはできなかった。今回の大阪会場も半分仕事みたいなものだが、逆に言えば半分は遊びだ。
8:30頃自宅を出た。今日は近距離の平坦路だし、長時間屋外に停めるので、通勤用のMTBで出動。もちろん盗まれても構わない自転車というわけではないが、一番大事な猛虎参號は絶対に盗まれる訳にはいかない。途中までは通勤ルートで北上し、大和川を渡って西進。川沿いの自転車道を南港に向かう。
南港に入り、団地の脇を通る自転車道を進んでいたが、右にカーブして北上するところで前輪がスリップ。そのまま前後輪共に流れて転倒してしまった。今日はサイクルウェアでなく、カジュアルウェアだったが、上半身から下半身まで身体の右側面が見事に泥だらけになってしまった。
自転車道でよくあるツルツルの舗装の上に泥が積もり、昨日の雨で泥が濡れてオイルのようになっていたようだ。記憶にある限りでは、走行中の転倒は3~4年振り。腰を痛めてからは特に安全走行を心がけていたのだが、今回は痛恨の転倒だ。MTBのバーテープがはがれ、右肩が少し痛いが、スピードを落としていたので、自転車も身体もダメージはそれほどない。そのままサイクルモード会場であるインテックス大阪に向かった。
会場が近付くと自転車乗りが増えてきた。恐らくは多くの人がサイクルモードに向かうのだろう。
9:30ごろインテックス大阪に着いて、特設駐輪場にMTBを置いた。昨年にも増して警備が強化され、周りを囲った駐輪場の唯一の出入り口に警備員がおり、番号札が一致しないと自転車を持ち出せない仕組みになっていた。東京会場で高級車の盗難が発生したこともあり、主催者もかなり神経質になっているようだ。
みわっちさんとあきひろさんが駐輪場にやって来てくれて合流。会場入口に向かう。MTBの新調を検討しているあきひろさんは、試乗パスの申し込み。
10:00の開場後、入場。例年のごとく、開場直後からごったがえしている。大阪会場は東京会場(幕張メッセ)より中心地からアクセスしやすいので、出足が早いのかもしれない。
端の1号館から回っていき、まずはハンドメイドバイクコーナー。実は近々フレームの新調を考えている。今回もクロモリオーダーフレームで製作の予定なのでこうしたコーナーは興味津々だ。フリーライターの大前さんが東洋フレームの解説をしてくれた。フロントハブとフォークの間に差し込んで固定する繊細なデザインのスタンドが気になって聞いてみると、これも特注品。
あきひろさんが試乗している間に、トレックブースでサドルのレクチャーを受けた。このボードに座って骨盤の広さを測定したら、私の骨盤はやや広めでボントレガーのサドルで言えば、Lに近いMサイズになるらしい。昔から雑誌やショップが「日本人向き」と勧めるサドルが合った試しがなく、経験的にそうだろうとは思っていたが、やはり自分の骨盤サイズが広いことが確認できたのは収穫。
コルナゴのロードバイク。いや、黄色と黒だからタイガースファンとしては気になったんですけどね。
ブルックス・スイフトのチタンレールモデル。私が使っているものと同じだが、20年近く使用してさすがに限界が来ている。革サドルなら私のお尻に合ってくるし、革サドルにしては軽いモデル。ただ、20年前には1万円代後半だったのに、現在は定価\35,700とのこと。20年使えると思えば決して高くはないのだが、あまりにも高額すぎる。
京都のI’S BICYCLEのブース。タイヤやハブなどのパーツまでオリジナルで作ってしまうクラシック自転車専門店だ。価値のわかる人が見ると、よだれの出るような自転車が展示されている。
今も恐らくは最軽量を更新されていないユーレーのリアディレーラー、ジュビリーレーシング旧型。ザックス吸収前の穴開きなしのモデルだ。
ストロングライト49Dクランクに旧刻印のTAギアをセットしたチェーンホイール。チェンリングボルトも特注品だ。
お会いする予定をしていたフリーライターの澤田さん電話が入り、I’S BICYCLEのブースにお越しいただいた。仕事上時々接点はあったが、顔を会わせるのは何年振りだろうか。Facebook上で「友達」になったことが、きっかけとなった。私の勤務先の新商品の紹介なども行ったが、話のほとんどは自転車好きの人間同士の雑談(^^;。「自転車車道通行について」「多摩川土手の自転車通行について」などの堅い話から、I’S BICYCLEの自転車を肴にクロモリツーリング車談義など、楽しい時間を過ごさせてもらった。
澤田さんと長時間話し込んでいる間に、連れの二人は先に進んでいるので、慌てて追っかけた。
アラヤブースのビンテージ車に付いていたリアのミニキャリア。スマートとは言えないし、強度にも疑問がある構造だが、角度調整機構が設けられているので、フレームサイズが違っても(シートステイ角度が変わっても)対応できる。サドルバッグサポーターとしての使用を考えてか、高い位置にセットされている。
もう一台のビンテージ車の前ガードはアルミのスペーサーをはさんで、マッドガードをつぶし加工せずに装着していた。
シートステイブリッジには隠し留め用ナット(メスネジ)がロウ付けされていた。サイドプルブレーキではシートステイブリッジをブレーキシャフトが貫通しているためスペースに余裕がない。リアマッドガードを隠し留めにするためにはボルト(オスネジ)をロウ付けするしかないかもしれないと思っていたが、このくらいのクリアランスならナットでも大丈夫らしい。私はスモールサイズのブレーキアーチの採用を目論んでいるので、この方法が採用できるかどうかわからないが、参考になった。
キャリアは一端を板材にしてブレーキシャフトに共締め。サイドプルだとこれが一番マシなのだろうか。板材は一般車っぽくて好きではないし、ブレーキが片寄りしやすくなるのではないかと懸念している。かと言って、ブレーキの外側を回してフォークのサイドにボルト付けするのも格好悪いし。
SBAAコーナーではアンケートに答えて、反射バンドとAKB48のシールをゲット。子供らへのおみやげができた。
勤務先も協力しているプレゼントコーナー。連れの2人はアンケートに回答して申し込み。私は一応関係者なので、ご遠慮しておいた。
パールイズミのヒーター内蔵グローブ。シューズカバーもある。毎冬、末端の冷えに悩まされているので真剣に欲しいのだが、グローブとシューズカバーを揃えると3万円超え。ちょっと手が出ない。
オリジナルジャージコンテスト。レーシーなものから萌え系まで、多数のチームジャージが展示されていた。
サイクルスポーツの八重洲出版ブースでは、メンテナンス講座を開催中。お忙しそうなので、営業担当者に挨拶だけしておいとま。
KOGAの下り専用バイク。上りは「担ぐ」という設定で、サドルがなく立ち乗り。ペダルやギアなどのドライブトレインも一切ない。
競輪ブースでは、ローラー台と連動したゲームを使って、来場者参加のタイムトライアル。
アズマ産業(オーストリッチ)ブースでfacebook友達でもある伊美社長に挨拶すると、参考出展のフロントバッグについて意見を聞かれた。よくみると一般的なフロントバッグと異なり、後ろ開きになっている。古くはソローニュやTAでも採用されていた形式で、走行中でもフロントバッグにアクセスしやすい構造だ。携行食などを取り出すのに便利なのでありがたい構造だと感想を伝えた。伊美社長によると、防水のゴムコーティングをした帆布は生地が厚く、生地が重なった箇所は針が通りにくいなど苦労が多いそうだ。
ビアンキのビンテージバイク。現代風パーツが混在して、ちょっと違和感あり。
Pashleyのビンテージ車。革サドルに、ノーマルブレーキレバー、サイドプルブレーキ、角ばったクランク、ラージ(ミドル?)フランジハブと(横型リアディレーラーを除けば)品良くまとまっているが、持ち上げるとやぱりずっしりと重量感(推定13~14kg)。まあ、昔はこんなもんだったが・・・。イギリスブランドだが、なんだかとってもフランス風、というかフランスの影響を受けた日本の1980年代の高級ランドナーっぽい構成で、なんかホッとする。
ヨシガイのブースでも「サイドプルブレーキ+マッドガード」仕様の自転車に注目。こちらは展示車2台とも隠し留めでなくL字金具で釣る形式。この方法は前述の通り片効きが心配なのと、工夫をしないと輪行が面倒になる。前ガードはL字金具がヘッドパーツに当たらないように、ギザワッシャを何枚も挟んでクリアランスを確保している。いささか無理矢理感があるが、手っ取り早い解決策だ。
試乗前レッスンコーナー。若い女性や十代の姿も多く、スポーツ自転車に興味を持つ層が広がっていることが伺える。コーナー前は人だかりで、レッスンに参加しなくても(できなくても?)、興味を持って説明を聞いている人がたくさん。
パナソニックのチタンフレーム電動アシスト車。スポーツタイプは585,000円~。「これでノリクラに出られたら」「でも、上りで20kmもバッテリー持つのか?」「バッテリー切れたら、ただの重たい自転車だな」なんて話もしていたが、もちろん動力付きの自転車は出場できません。
パナソニックのもうひとつのブース(というか島)ではレースバイクだけでなく、目立つところにツーリング車のコーナーを設けていた。お得意のデモンタブルモデルを誇らしげに展示。基本スタイルは20年以上前から変わっていないが、細かい改良が加えられている。
シマノブースでは、デュラエース(ジュラエース)の歴史を辿る展示。クレーンのRメカ、Wカット、DDペダル、ワンキーレリーズ、ax等々、昔憧れた機構が満載のコンポーネントに懐かしさが募る。今はもっぱらサンツアー党の私だが、スポーツ自転車のイロハはシマノパーツに教えてもらったのだ。
まだまだじっくり見たいところはたくさんあるが、あきひろさんは夕方からお仕事があり、私も明日予定があるので15時ごろに会場を出た。
みわっちさん、あきひろさんと別れ、駐輪場に戻ってみると自転車の数も増えていました。数々の自転車の中に、今年もありました。痛チャリ! 次回のノリクラでは、私もホイールカバーを付けて虎でも描こうか?
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
BikeMateGPSの記録
スタート: 2011/11/12 08:28:38
完了: 2011/11/12 16:16:03
経過時間: 02:02:53
距離: 35.780km
■本日のフォトアルバム
串柿ツーリング下見 [鍋谷峠-串柿の里-堀越観音-蔵王峠]

得意先のサイクルショップさんにツーリングの企画を依頼され、色々考えていた。食卓に置いてあった柿を見て、「串柿の里」に行くプランを思いついた。和歌山県かつらぎ町の北部、四郷付近は串柿作りが盛んで、11月には集落中に串柿が吊るされた風景を見ることができる。
そこで今日は下見に出かけてみた。まずは鍋谷峠を目指す。6時過ぎに自宅を出走し、堺市中心部のショップさんからのアクセスを考えて、一旦西進。堺西区役所前の府道30号線から南下を開始した。これより北側は勝手知ったる道だし、通勤ライドの際にでも試走できるだろう。
写真の上交差点は左に進んで府道36号線に入るつもりだったが、うっかりそのまま府道30号線を進んでしまった。しばらくして間違いに気付き、取石6丁目南交差点を左折して東進し、府道36号線の延長線上にある府道216号線に戻った。
このルートは交通量が多いので、普段は避けているルートだ。今日も早朝から結構車が走っており気を遣う。このショップさんのメンバーは交通量の多い道路の通行に慣れている人が多いようだが、もう少しリラックスして走れるルートを探してみよう。遠回りしてでも、私が良く使う泉北ニュータウン内の遊歩道を使用するか?
やや急な坂を上っていくと、ほどなく国分峠に到着する。ここを右折してR170旧道に入る。
R170バイパスと交差するが旧道を進み続け、大野町交差点で左折してR480に入る。
普段は直進して逢野トンネルを越えるが、今日は手前で左折して川沿いの旧道を進む。ちょっと遠回りだが、ムダな下りがないので、初めての人には走りやすいだろう。
新道に合流し、父鬼集落下の定点観測地点。今日の温度表示は10度。アプローチでも結構寒く、今シーズン初めてロングタイツをはいてきてよかった。手が冷たいので、次回は薄手の指付きグローブの用意もしなければ。
どうもペダリングがギクシャクするし、心拍数もスムーズに上がらなかったが、30分12秒で鍋谷峠に到着。ノリクラ直前より2分以上タイムが落ちてはいるが、あまり峠トレーニングをしていなかった割にはマシな記録と言えるだろう。
一息入れてからR480を離れ、鍋谷峠から東進する道に入るといきなり急坂が続く。腰痛を患ってからは、避けていたルートだ。
腰にコタえる急坂をしばらく上ると、分岐がある、左に進むと三国山山頂方面に向かうが、今日は「堀越観音」の案内看板がある右の道を下っていく。
コンクリート舗装の急な下り坂。道を横切る水抜きの溝もあるので振動が激しく下っていて楽しい道ではない。上るよりはマシだが・・・。
定福寺前からは平の集落に抜ける道があるのだが、道路崩落のため通行止めとのこと。今日は通るつもりはない。とは言え、11月後半に予定しているツーリング当日は、進行状況次第で平の茶屋で昼食を摂ることを考えていたので、気掛かり。それまでに、復旧するだろうか? 通らない前提で考えるしかないだろうか?
まだ時期が早いのでなかなかお目にかかれなかったが、ようやく串柿を見られた。青空とオレンジ色のコントラストがキレイ。
大久保の集落を抜けて、神野に向かう分岐。神野も串柿の里として、案内された看板があるが、神野集落の先に抜ける舗装路はない。以前、行ってみたものの、すごすごと引き返したことがある。
谷沿いの急坂を一気に下ると、「文蔵の滝」の看板。いつも素通りしていたが、ツーリングの見所になるかもしれないので、行ってみることにした。
結構しっかりした小屋があり、ステンレス製(?)の鳥居が見えてきた。
手を合わせてから祠の脇を滝に向かって歩いていくが、しぶきで濡れた岩場になり、その先に進むには水に入らないと進めなくなった。滝の姿はまだ見えないが、水の中に白装束の人たちが立っているので、驚いた。
どうやらここは滝行をする場所らしい。さっきの小屋は着換えのためのものだったのだろう。滝を見るためには川に入るしかないので、諦めて引き返した。
引き返す途中で、足元で動くモノが・・・。ビックリして良く見ると、ヘビだ。うーむ、修行場でヘビと遭うのは縁起がいいのだろうか?
いずれにしても、ロード用のビンディングシューズではちょっとキツいだろう。私はMTB用のSPDシューズなので何とかなったが、ツーリングで立ち寄るのは止めておいた方が無難だろう。
文蔵の滝から少し下った分岐を左折して、堀越観音方面へ上っていく。ここも急坂で、腰にも足にもコタえるが、谷を見下ろす風景は絶景。
何度か来たことのあるルートだが、記憶以上に苦しい。鍋谷峠への上りで消耗してしまったこともあるだろうが、とにかく傾斜がキツいのでのんびり上ることもできない。
堀越観音まであと少しのところで、ネットで見つけていた「茅葺き茶屋 月空」の案内があった。ツーリング本番での昼食場所候補だ。
案内に従って細道に入り、これまた急な坂を少し上ると茅葺き屋根が家が現れた。
11:30の開店までまだ1時間以上あるが、店の方(店主夫婦?)が準備をしていた。挨拶をして、11月後半に10人くらいでおじゃまするつもりであることを伝えた。土日祝は営業しているので、と快いお返事をいただき、昼食場所はほぼここに決定。ただ、大人数だと時間がかかりそうな話しだったので、長居する計算で計画を立てる必要がありそうだ。
お茶屋さんなので食事メニューはピザとチキンカレーのみ。ピザは石釜で焼くので。さらに時間がかかりそうだ。昼食はカレー限定で行くか? いずれにしても参加人数が決まったら予約を入れておいた方が無難だろう。
私一人で、自宅からここまで4時間弱。大人数で堺市中心部からだと、8時集合では遅いかもしれない。7時集合に早めようか?
月空を失礼して、もうひと上り。ほどなく堀越(癪)観音に到着。キレイな庭園や巨木、茅葺き屋根、そして青空がキレイ。時刻はちょうど10:00。午前中に帰宅するために、早々に辞去して先を急ぐ。
と、目についたのがこのポスター。「串柿まつり」が10/23に開かれるようだ。ツーリングをこの日にずらす手もあるが、いずれにしてもメイン会場はR480沿いにかなり下った四郷なので、今日のルートだと立ち寄るのは難しい。
堀越観音周辺の集落を離れ山中に入るとすぐに切り通しの峠があり、ここが今日の2つ目のピーク。それを越えると風景が開け、なだらかな下り坂がしばらく続く。
数分で府(県)道61号線に突き当たる。ここが蔵王峠。今日は峠の看板で写真を撮っただけだったが、ツーリング当日は峠のすぐ東側にある葛城蔵王権現社に立ち寄るのもよいかもしれない。
府道61号線を大阪側に下っていくが、この道は道幅が狭く、路面も荒れていたり清水が流れて濡れている箇所が多いので、荒れたコンクリ舗装の急傾斜もあり、残念ながら気持ちよく飛ばせる道ではない。そんな道でも、何台ものロードバイク車が上ってきた。今日は鍋谷峠を離れて以降自転車に会っていなかったので、仲間のいるフィールドに帰ってきた気がしてホッとする。
20分ほど下ると滝畑ダム沿いに出る。ようやく気持ちよく飛ばせる道だ。
ダムサイト付近で府道218号線で石川沿いに下っていき、高向小学校手前で左折。坂を駆け上ってR170(バイパス)を渡る。
天野街道は河内長野、堺、大阪狭山の市境にほぼ沿っている。三市境が合わさる付近で、以前は草原だったところに野球グランドができていた。高校生らしき若者たちが練習していた(体格が良かったが、シニアリーグの中学生かも)が、あらためて、日本人は野球が好きだなと思う。タイガースファンとしては嬉しいことだ。
あとは桜井神社付近の経由して府道61号線(泉北2号線)に入り、終点の大池前交差点までひたすら北進。下見を終了して自宅へ戻ったのが正午直前だった。
今日のコースで約6時間の行程。堺市中心部から集団で走るとなると、8~9時間程度は見ておいた方がよいだろう。昼食を食べられる場所が限られる地域なので、それがネックだ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2011/10/29 6:07:41
完了: 2011/10/29 11:52:22
バイクタイム: 3:34:59
停止時間: 2:09:30
距離: 73.74km
平均スピード: 時速 20.58 km
最高スピード: 時速 46.49 km
登り: 1230 メートル
カロリー: 1964 kcal
POLAR CS200CADの記録 (スピードメーター不調)
走行距離: –.-km
消費カロリー:2777kcal
計測時間:5:44:21
平均心拍数:127
最大心拍数:180
平均速度:15.9km/h
最高速度:50.8km/h
平均ケイデンス: 73
最大ケイデンス:115
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:3:35:27
ターゲットゾーン内時間:1:02:18
ターゲットゾーン以上時間:1:06:35
走行時間:-:–:–
累計走行距離:2718.6km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム