和歌山市周辺の未踏峠ライド [猿坂峠-木ノ本峠-加太砲台跡-大川峠]

以前より計画していた和歌山市方面峠ライド。一緒に走りたいと言ってくれた方がいたので、仲間と共に走ることにした。ところが、当初予定していた昨日3/31は春の嵐。参加者の都合が良かったので一日延ばして4/1決行とした。

集合場所をJR和泉砂川駅としていたので、まずは近所の友人と二人で集合地点に向けて6:00過ぎに出走。R26に出て一路南下を開始したが、天気予報通り向かい風。先頭交代しながら走れば、集合時間には余裕だろうと思っていたのだが・・・。

120401_064058 出発から30分ほど前を引いて、友人と先頭を交代したら、あれっ! 友人の自転車の後輪がかなり振れている。アジャスターを一杯に緩めてもブレーキシューに接触する状態で、残念ながらリタイヤ。組んだばかりの後輪の初期振れが出てしまったようだ。出走間もないのが不幸中の幸いだった。

120401_073548 泣く泣く引き返す友人と別れ、一人旅で南下。あまり風が強ければ、海から遠く建物の多い(=風の弱い)府道30号線にずれようかと思ったが、朝のうちはまだ風がマシでペースが若干落ちるくらい。府道30号線に移っても大差ないと思われたので、道が広く、信号が少ないR26を走り続けた。

120401_082636 予定通り、約2時間で集合地点のJR和泉砂川駅付近に到着。不測の事態に備えて30分の余裕を持っていたので、こちらから同行者のデポ予定の駐車場に向かった。ほどなく車で現れたお二人、旧知のノリクラ仲間のみわっちさんと、初めてお会いするパワードSさん。お二人とも滋賀在住でmixi上で知り合って、何度か滋賀方面一緒に走っているそうだ。今回はわざわざ滋賀から遠征してくれた。

120401_083044 パワードSさんの愛車は古典的なランドナー。デッドストックだった旧車を最近入手されたとのことで、年式にもかかわらずキレイな状態。マファッククリテリウムやサンプレの前後メカなど、懐かしいパーツが満載だ。同じスチールバイク乗りとして、早速話が弾んだ。

120401_092300 8:30過ぎに3人であらためて出走し、今回の主要目標である猿坂峠、木ノ本峠に向かう。大阪府最南端近辺のR26旧道は、緩いアップダウンを繰り返し、交通量が多いので走りやすいとは言えないが、しばしのガマン。向かい風でもあるが、恐れていたほどではない。

120401_094056 深日交差点で右折して府道65号線に入ると徐々に交通量が減り、ひなびた雰囲気になってくる。

120401_094332 木ノ本峠へ向かう1本目の府道751号線を通過して、猿坂峠へ向かう2本目の751号線へ入る。分岐の橋で小休止。

120401_100046120401_100230 猿坂峠へ向かう府道751号線は交通量が非常に少なく、序盤は傾斜も非常にゆるく走りやすいルート。

多奈川谷川の集落を過ぎたあとは道の狭い箇所もあり、少し傾斜が増したが、あっという間に猿坂峠に到着。

120401_101224120401_101512 峠道を覚悟(期待?)していたので拍子抜けだが、ともあれまたひとつ大阪府境の峠に到達した。

120401_101806120401_102346 道路から少し入った石碑のそばからは、和歌山市街地を見下ろす絶景。標高が低いとはいえ和歌山側は急峻で、見晴らしがいい。

120401_102554120401_101100 来た道を200メートルほど引き返して、ダム湖の堰堤を渡る木ノ本峠への道へ入る。これも府道751号線になるらしい。五万分の一地形図には記載のない道だったので、状態がわからず心配だったが、幸い1~1.5車線の舗装路。ただし、甲山山頂近くまで上るので、傾斜はかなりキツイ。

120401_103040 甲山山頂の脇のピークを越え、こんどは急な下り坂。

120401_103819 四叉路すべてが府道751号線という分岐を右折すると、わずかな上りですぐに木ノ本峠。本日2本目の峠もさほど難易度は高くなかった。木ノ本峠には峠名を示す表示は何もなく、味気ない。ともあれ、これまたひとつ大阪府境の峠に到達。

120401_105916 木ノ本峠から和歌山側に下るとすぐに新興住宅街に入り、ひなびた大阪側との対比が不思議。平地に降りて、西ノ庄駅近くの「やぐらラーメン」へ入り、少し早めの昼食。

120401_111106 今回は和歌山ラーメンの賞味も目的のひとつ。和歌山市中心部の有名店に向かうことも考えていたが、明日は全員仕事でもあり、少しでも早めに動けるこの店を選んだ。私は基本の「中華そば」を注文。私はさほどラーメンに詳しくないが、醤油豚骨のスープで見かけの脂っぽさに反して意外とさっぱり。私好みだ。みわっちさん、パワードSさんと子育て談義などをしながら、しばしノンビリ。

120401_120640120401_120836 昼食後は加太に向かったて西進したが、そろそろ強さを増してきた風が正面から吹きつける。先頭を引いているとそれなりにツラいが、加太までの距離は短く、ほどなく加太港の端にある淡嶋神社に到着。

120401_120946120401_121004 梅や桜のほころぶ境内で、まずは本殿にお参り。それほど大きくない神社だが、観光客も多い。

120401_121038120401_121044 人形供養の神社と聞いていたが、噂の通り人形がいっぱい! かわいらしいところにだけカメラを向けたが、実は心霊スポットとしても有名な所。大きめの人形がずらっと並んでいると、かなりの威圧感を感じる。夜に来るのはちょっと遠慮したい所だ。「写ってはいけないもの」が写ってはまずいので、やばそうな方向にはカメラを向けなかった(^_^;)。

120401_121146120401_121216 人形供養だけでなく、針供養、安産、婦人病、歯痛、金運などの祠がたくさんあり、それぞれに色々なものが奉納されていたが、これまたブログで掲載するのをはばかるものが多い。興味の有る方は実際に訪れることをお勧めします。まあ、ネット上を検索すれば、色々出てくるとは思いますが・・・。

120401_121846 観光名所らしく、他の自転車集団も参拝中。

120401_122202 淡嶋神社付近からの眺望もなかなかのものだが、これからもっといい場所(?)に参加者お二人をお連れする。加太の集落を離れ、県道65号線を北上。

120401_123754120401_123932 ここだ! 見よこの急傾斜。(国民)休暇村紀州加太のホテルに向かう寄り道は、距離は1kmもないが、15%以上の急坂。

120401_125158 坂の途中の駐車場付近に自転車を駐め、遊歩道を数百メートル歩いて行くと展望台がある。友ヶ島の向こうに淡路島を見下ろす紀淡海峡の絶景は、晴れているならぜひ訪れて欲しい眺望だ。

120401_124726 付近ではバードウォッチャーの集団や、なぜかモデル撮影会も(後ろに写っています)。

120401_125300120401_125548 展望台のそばには旧日本軍の砲台跡がある。風光明媚な紀淡海峡だが、飛行機のない時代は敵船の侵入を防ぐ重要な防衛ポイントだったのだ。火薬庫に降りていくと真っ暗なので、ライトの持参がおすすめ。

寄り道を終えて県道65号線に戻ると、すぐに大川トンネル。その直前に自動車通行止めの旧道、大川峠への分岐がある。私自身は数年前に峠を越えたことがあるが、標高は大したことなく、傾斜もさほどではない。しかし、その時は落石や倒木が散乱してかなり荒れていた。最近はさらに荒れているとのうわさも聞き、峠からの眺望が開けなかったこともあってトンネルで通過することを考えていた。

120401_130740 しかし、道路標識には通行止めのマークの下に「自転車通行可」の表示。これを見てパスハンター パワードSさんが燃えた。時間的もまだ余裕があり、せっかくなので旧道に突入。

120401_131122120401_131124 ゲートの脇を抜けて旧道に入ると、以前より格段に路面がきれいになっている。どうやら最近整備されたようだ。

120401_131458120401_131505 ほどほどの傾斜をものの5~6分で大川峠に到着。ただ、ここには何の標識もなく、少々味気ない(ポールが立っているので、かつては標識があったのかもしれない)。展望もないのが残念だが、車の全く来ない道は、自転車パラダイスだ。ただし我々も数台の自転車と行きあった。音がしないだけ接近に気付きにくいので、右車線を通るのはやめた方が良い。

120401_132810 ひと下りして県道65号線に戻り、府県境を越えて大阪府へ戻るあたりからは風も追い風気味になり、海沿いを気持ちよく飛ばす。しかし、程なく前輪に違和感が・・・恐れていた事態の再発、パンクだ。普段一人で走っている時には、せいぜい年に1~2回程度しかパンクしない。しかし、ここ数年みわっちさんが一緒の時になぜかパンクが多発する。

一昨年のビワイチでは2回、昨年のしまなみ海道では4回もパンクが続き、冷や汗をかいた。そこで私が提唱しているのが触媒理論。「私が悪いのではなく、誰か私のパンクを招く「触媒」になっている」という責任逃れのための苦し紛れの理論だったが、いずれも同行者の中にみわっちさんがいた。今回パワードSは初めてご一緒するので、消去法でいくとみわっちさんが触媒ということになる。

冷や汗をかきながらのパンク修理を終えて、再出発。深日交差点でR26に帰ってきたが、往路の通り楽しい道でない。そこで、新ルートを探しに海に向かってみた。実は先日、得意先のショップさんに「海沿いに自転車向きの道がある」と聞いていたのだ。

120401_140754 集落内の細道を抜けると、みさき公園のある半島の海沿いにいい感じの道が続いていた。途中、ややわかりにくいところはあるが、iPhoneのマップソフトが活躍した。箱作海水浴場あたりまでは、自転車向きの道が続いているといってよいだろう。少なくともR26とは雲泥の差だ。

120401_142318120401_142328 気持ちのいい道が続くせんなん里海公園付近で、今度はパワードSさんがパンク。今度は見守る方なので気は楽。聞くと、昨年2回しかパンクしていないが、そのいずれもみわっちさんと一緒だったとのこと。みわっちさん本人も、パワードSさんと一緒のツーリングでバーストしている。私以外のパンクまでみわっちさんが結びつくと、苦し紛れの触媒理論も信ぴょう性が出てきた。

少々引きつった顔のみわっちさんに、ニヤニヤしながら「ここまでくると、もうタタリやね」と話しかけると「お祓いしてもらわないと」と返された。GW明けの伊勢志摩ライドで、伊勢神宮に寄る予定なので、そこでお祓いしてもらおうという結論になった。

箱作海水浴場の端まで来るとiPhoneでも道が見当たらず、一旦南海本線を越えて内陸に入り、また海岸沿いに出た。ここからも海岸沿いの道は続いているが、狭い歩道。道の状態が悪いところもあり、ついには階段まであらわれた。海に向けて伸びた小屋のひさしの下を走るような場所もあり、ほとんど人の庭を走っている気分。面白かったが、箱作付近の道は自転車向けとはとても言えない(^_^;)。

貝掛辺りまでくると、再び車も走れる道になったが、路面状況は悪くスムーズには走れない。まだもう少し先まで道は続きそうだったが、そろそろ内陸に向かわないと遠回りになる。鳥取ノ荘駅付近で内陸に入り、R26を越えて15:30前に集合地点に戻った。

120401_152656120401_152700 みわっちさんとパワードSさんとはここでお別れ。今度は滋賀方面へのお誘いもいただいているので、ご一緒することもあるだろう。車に自転車を載せて帰路に着くお二人を見送りつつ、私は自宅へもうひと頑張り。

帰路もR26を北上すること約30km。多少の疲れはあるが、帰路は追い風で快調に飛ばし17時過ぎには帰宅した。

友人のリタイヤに私とパワードSさんのパンクと深刻でないトラブルは続いたが、風も大きな悪影響はなく、天気に恵まれた一日になった。一日の順延は結果としては正解だった。私の拙いホストでは色々至らぬこともあっただろうが、ご一緒いただいたお二人には楽しんでいただけただろうか?

今日のライドで大阪府境の峠をまた2つ走破。淀川以南の峠が残り少なくなり、未走は恐らくあと2つ。近いうちに完全走破するつもりだ。それが終われば、淀川以北の府境にも足を伸ばしていこう。

◆淀川以南の大阪府境の峠(自転車走行可)

・走破済み:洞ヶ峠(R1)、河内峠(R307)、交野峠(府道7号線)、名称不明(R168)、清滝峠(R163)、暗峠(R308)、信貴山(通称ぶどう坂)、信貴山(高井田ルート)、信貴山(府道183号線)、穴虫峠(R703)、竹内峠(R166)、水越峠(R309)、千早峠(R310)、紀(伊)見峠(R371)、蔵王峠(府道61号線)、七越峠、鍋谷峠(R480)、和泉葛城山(牛滝ルート)、和泉葛城山(塔原ルート)、和泉葛城山(蕎原ルート)、和泉葛城山(粉河ルート)、和泉葛城山(中尾ルート)、和泉葛城山(犬鳴ルート) 、和泉葛城山(神通ルート) 、通称犬鳴峠(府道62号線)、風吹峠(府道63号線)、雄ノ山峠(府道64号線)、孝子峠(R26)、大川峠(府道65号線)、【新】木ノ本峠(府道751号線)、【新】猿坂峠(府道751号線)

・未走破:梅ノ木峠(府道71号線)、名称不明(府道8号線/阪奈道路)

・番外:高安山(信貴生駒スカイライン) ※信貴生駒スカイラインは自転車走行不可。ゲートを通らずに誤進入してしまい、気付かずにここまで上ってしまった。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/04/01 6:07:04
 完了: 2012/04/01 17:13:10
 バイクタイム: 6:01:50
 停止時間: 5:04:09
 距離: 130.07 km
 平均スピード: 時速 21.57 km
 最高スピード: 時速 53.59 km
 登り: 493 メートル
 カロリー: 3160 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:4527kcal
 計測時間:11:10:24
 平均心拍数:117
 最大心拍数:171
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 85
 最大ケイデンス:113
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:8:29:15
 ターゲットゾーン内時間:2:24:15
 ターゲットゾーン以上時間:0:16:53
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:3366.5km(2010年12月10日より)
 ※スピードセンサー不調

■本日のフォトアルバム

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エミコ&スティーブ壮行会

本日は、大阪難波の居酒屋奴で、エミコ&スティーブ(シール夫妻)の壮行会が行われました。

シール夫妻は12年間に渡って自転車で世界一周旅行は続けてきたが、2001年にエミコさんのガン発病で中断して日本に帰国。しかしお二人の不屈の頑張りでガンを克服し、断続的に世界一周を再開。度々のガン再発で世界一周は中断しているが、今も前向きにガンと戦っておられます。日本では受けられない治療に取り組むため、この度スティーブの母国であるオーストラリアに旅立つことになった。お二人を見送るために、多くの友人や応援者たちが集まりました。

私はサイクルスポーツの連載当初から20年以上エミコさんの軌跡を追い続けているが、直接の接点はイベントで立ち話をさせて頂いたり、facebookで友達になって頂いたくらい。はっきり言って、一ファンに過ぎないのだが、自転車業界に棲んでいるお陰でお誘いを受けることができた。

私が存じ上げない方のほうが多いのだが、自転車関係者だけでなく、エミコさんが最初にオートバイで世界に飛び出した頃から縁のある方も集まっていたそうだ。

120324_145212_thumb120324_145234_thumbまずはエミコさんが登場し、会場は拍手。一見すると元気そうで、あの笑顔をそのまま。苦しいこともあるのかもしれませんが、皆の前では明るく振舞っておられます。

120324_150244_thumb司会の松坂さん。今回の壮行会の発起人の一人で、数々の自転車イベントに関わる仕掛け人。現在はモトクロスインターナショナルに勤務されている。今は商売敵でもあるが、同じ日大出身で大学時代からご縁がある頼りになる先輩だ。この場に出席できるのも松坂さんのお陰だ。

120324_151036_thumbテレビ大阪の田上さん。サイクルモードを立ち上げ、発展させてこられた功労者。この度の異動でサイクルモードの運営からは離れられるとのこと。残念だが、これからは私人として自転車を楽しんでいくとのことだった。

120324_151352_thumb120324_151456_thumb120324_151500_thumb自身もエミコさんとご縁がある、居酒屋奴のオーナーの音頭で乾杯。続いてご縁のある方のスピーチが続く。

120324_152950_thumb連載当時にサイクルスポーツ編集長だった宮内さん。連載当時は、手書きの原稿用紙でやり取り。写真はポジフィルムなので、一度日本に送って現像し、プリントした写真をエミコとスティーブの行く先に送り返す。そこでようやく撮った写真を確認できるので、個別の写真にコメントができる。といった、デジカメやインターネットの普及していない時代の、苦労について裏話を披露していただいた。

120324_154340_thumbタイヤ等のサポートをしていたパナレーサー(パナソニックポリテクノロジー)の宮路さん。

120324_154730_thumb明るく場を盛り上げる、八重洲出版大阪支社長の迫田さん。

120324_154838_thumb今回、お隣の席に座ることができた、元自転車選手の上阪卓郎さん。20年ほど前、ニューサイクリングに連載されていた頃から軽妙な文章のファンで、直にお話できて感激だった。現在は玉出でダイニングバー タクリーノを経営されながら、「たくりーの」ブランドのケミカル用品などもプロデュースされている。

120324_155308_thumb120324_155644_thumb1時間近く遅れてもう一人の主賓、スティーブさん登場。引越しの準備が手間取ったそうだ。英語と日本語を交えた挨拶に、場も盛り上がる。

120324_161504_thumb120324_161642_thumb120324_170234_thumbエミコさんもスティーブも笑顔で会場内を歩きまわり、いろんな方々とお話をされる。

 

120324_162138_thumb120324_163850_thumb前のお席に座った、すうらいさん。お二人とお話したり写真を撮ったりされていた。

120324_170320_thumb私もスティーブさんとツーショット。直接お会いしたのは昨年の「みんなの輪チャリティーライドin奈良」だけなので、憶えてはおられないだろうが気さくに撮影に応じていただいた。

120324_170850_thumb120324_170908_thumb120324_171050_thumbロンドンパラリンピックセーリング日本代表選手の西山克哉氏。ビルの7階からの転落事故で障害を負ったが、諦めずに力を取り戻した方だ。

120324_171858_thumb120324_172952_thumb両親が奄美大島の南にある加計呂麻島出身のシンガー、シーガン山下さん。「例え1%の可能性があるなら前に進んでいく」とエミコさんの生き方を歌い上げ、参加者の感動を誘った。

 

120324_173648_thumbその後も縁の深い方のスピーチが続き・・・。

120324_173756_thumb壮行スピーチのトリは英語落語の大安吉日ことダイアン吉日さん。最も遠方であるイギリスからの参加者と紹介されたが、今日は大阪市内(天六?)からお越しとのこと。

120324_174354_thumb120324_174416_thumbそして時間はあっという間に過ぎ、エミコとスティーブの締めの挨拶。シーガン山下さんの歌の通り、可能性は決して高くないのかもしれないが、お二人は諦めることなく前に進み続けて奇跡を起こしてきた。これから向かうメルボルンにはスティーブの家族がいる訳でもなく、病院が決まっているわけでも、住む家や仕事が決まっている訳でもないそうだ。ゼロからのスタートですと決意を語るエミコさんには、それでもずっと笑顔。

スティーブは「私たちのウェディングパーティーをありがとう」とジョークを飛ばし、挨拶を明るく締めくくった。

エミコさんは周囲の応援に感謝していたが、お二人の頑張りが私に力を与えてくれている。感謝したいのは私の方だ。お二人の進んできた、そしてこれから進んでいく歩んでいく道を考えると、小さなことに悩んでいる自分が情けなくなる。お二人の真似はとてもできそうにないが、その何十分の一でも小さな奇跡を起こせればと思う。

120324_180848_thumb120324_180944_thumb一人一人、エミコさんに朝顔の種をもらって会はお開き。図々しいことだが、退出の際に2002年に発売されてすぐに入手していたエミコさんの本「ガンを越え、めざせ地平線!!」に、サインをしていただいた。今までも苦しい時に時々読み返していたが、「ずっと走り続けます」と一筆入れていただいた本は、これからも私の人生の道標になるだろう

嬉しいことに私の名前を憶えておられ、「これからもよろしくお願いします」と声を掛けていただいた。そう、これからまだまだ二人の戦いは続く。下世話な話だが、治療には多額の費用も必要になる。今回の壮行会の会費の一部もお二人への支援金としてお渡したが、まだまだ支援は必要だ。

お二人を支援するお気持ちのある方にはぜひ、モンベルさんの実施しているシール・エミコ支援基金にご協力をお願いします。そして二人を応援するメッセージや、「気」を送ることもよろしくおねがいします。

■本日のフォトアルバム

※当ページ及びリンク先のフォトアルバム画像の掲載に差し障りのある方はメール等でお知らせ下さい。ただちに対処いたします。

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早春に道連れ多し峠道 [鍋谷峠往復]

 ずいぶんとブログの間隔が開いてしまった。

 台北出張と天候不順を言い訳にして、二週連続で週末トレーニングをサボってしまった。雨のやみ間にやろうと思えばジョギングぐらいできたと思うが、気分が乗らなかったのだ。一度サボりだすと、ズルズル怠惰になってしまうのが私の悪いところだ。

 ただでさえ冬場はトレーニング強度を落として、自転車以外のジョギングなどにも取り組んでいたので、自転車脚がすっかり鈍っている。今週はいよいよノリクラの受付も始まるし、そろそろシーズンイン。いい加減、マジメに登坂トレーニングを始めなければ。

 と、焦りの気持ちが出てきたところで、近所に越してきた友人から「一緒に走らないか」と声がかかった。そんな訳で、近所のコース紹介の手始めに、今日は手近の鍋谷峠に登ることにした。

 6:30頃出走。しばらく遠ざかっていたとは言え、レース志向の友人と一緒に走ると良い意味での緊張感があり、ペースが上がる。アプローチから気合を入れすぎて疲れ切ってしまわないか心配だったが、ほどほどに身体の暖まったいい感じで父鬼の集落までたどり着いた。

120320_073148 定点観測地点の本日の温度表示はマイナス1度。真冬よりはだいぶマシではあるが、山沿いはそれなりに寒い。

 製材所前の鍋谷橋から、いつものようにアタック開始。本気でアタックしたのは、果たして何ヶ月ぶりか? 久々のライドである友人はムリせずのんびり上っているので先行したが、離れて走っていても仲間がいる緊張感は身体にムチを入れる。久々にアタック中の平均心拍数が170を上回り、ラストスパートでは187まで上げることができた。

 その甲斐あって、タイムは29分59秒。春先のこの時期に。30分を切るのは珍しい。間が開いた割には不思議と体調が良かったこともあるが、それも仲間がいる緊張感のおかげかも知れない。

120320_081536 8:15頃、峠についてすぐに、数台の自転車が上ってきた。友人とどのくらい離れているか聞こうと声を掛けると、一人は顔見知りのショップさんだった。調子が悪いと言いながら22分で上って来られるのは、当然のことながら私とレベルが違う。今日の峠道は、知人によく会う。

120320_082226 お仲間はこれから和泉葛城山に向かうとのことだったが、ご本人は10時開店に間に合わせるために、上ってきた道を下って行かれた。入れ違いで、友人が到着。

 明日はお互い仕事でもあり、今日はここで引き返した。帰路は少しルートを変えて、10時前には近所まで帰ってきて、本日のトレーニングはお開きとした。

 子供が小さい時には時間があまり取れず、自由度も大きいことから一人でトレーニングすることが多かった。とは言え、私のような意志薄弱な人間が自分自身を鍛えるのは、限界がある。ところが、自分一人なら妥協してしまうところも、仲間がいればがんばれる。ここ数年は少しずつ自分の時間が取れるようになってきたこともあり、人と走る機会を増やしていこうと思っていた。友人が近くに越してきたことは渡りに船であり、ちょくちょくご一緒できればと思っている。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/03/20 6:30:41
 完了: 2012/03/20 9:50:46
 バイクタイム: 2:33:28
 停止時間: 0:46:17
 距離: 53.91 km
 平均スピード: 時速 21.08 km
 最高スピード: 時速 68.65 km
 登り: 665 メートル
 カロリー: 1307 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:2218kcal
 計測時間:3:44:36
 平均心拍数:141
 最大心拍数:187
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 81
 最大ケイデンス:120
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:1:29:55
 ターゲットゾーン内時間:1:14:39
 ターゲットゾーン以上時間:1:00:02
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:3366.1km(2010年12月10日より)
 ※スピードセンサー不調

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大阪府境の未走破峠、1ルートクリア [和泉葛城山 塔原ルート]

先々週末はジョギングだったし、先週末は天候と体調が悪く、トレーニングをお休みした。そんな訳で愛車猛虎参號は3週間ぶりの出番となった。今日はずいぶん暖かいが、間が開いてすっかり怠けぐせがついてしまい、ダラダラとして準備に手間取ってしまった。6:15頃出発。

アプローチから、さほどスピードを上げなくても心拍数が高く、かなり自転車足が退化していることを実感。久々だし、体調もまだ完璧ではない。水曜から台北サイクルショーへ出張する準備もあるので、あまり遠出をするつもりもなかったが、和泉葛城山を上る6ルートのうち、未走の塔原ルートを上って、和歌山側に下り、風向き次第で東西どちらかの峠を越えて帰阪するつもり(だった)。

120303_075618 塔原集落手前で府道40号線に入り、西進したが、これが間違い。出掛けに地図を生読みして勘違い。塔原と蕎原の間に上り口があると思い込んでいた。

120303_080752 「近畿自然歩道・和泉葛城山」という表示を見つけたが、入り口がチェーンで閉鎖されている。まさかこれじゃないよな、と思いながらも念のため地図を確認。ここでコースミスに気付いた。

120303_081636 塔原に引き返し、和泉葛城山に向かって登り始める。

120303_081848 集落を抜けた所でに左手に林道塔原線の入り口があった。そう言えば、かなり昔にここから入って牛滝に抜けたことがある。途中からダートだったので、その後走ることはなかったが、ひょっとしたら今は舗装されているかもしれない。

120303_085058 ポカポカ陽気で上着を脱いで上っていたが、上るうちに霧が周辺に流れだした。この写真を撮った時点ではまだ日射しもあり、霧が輝いてキレイだと思っていたが、さらに上るうちに日射しは霧に隠れ、寒くなってきた。身体もしんどく、思うように上れない。元より今日はヒルクライムアタックをかけるつもりは毛頭なく、のんびりと上っていたのだが、それでも疲れ切って何度も休みながら上る始末。

120303_091122 ようやくのことで、牛滝からのルートと合流。この瞬間はやや日射しがあったが、前後はほとんど霧の中を上り続けることになった。当然、展望も開けない。

120303_093230 塔原から1時間以上かけて、ようやく和泉葛城山の山頂に到着。山頂付近も霧の中で寒々しい。山麓は暖かく春の風情だったが、山頂は残雪もありまだまだ冬景色だ。

もう疲労困憊で、とても和歌山側に降りて上り返す元気はない。確かに傾斜がきつく厳しいルートだったが、序盤の激坂がないので牛滝ルートより難易度は低いのではないかと思える。にもかかわらずこの体たらくは、トレーニング不足による体力低下もあるだろうが、体調がまだ完全に回復していないのだろう。

120303_095138 大人しくここから引き返すことにしたが、帰路はより距離を短縮できる牛滝ルートを下った。やはりまだまだ下りは寒く、何度も止まって手を暖めながらだったが、霧を抜けると気温もかなり上がり、平地への眺望も開けた。山の上と平地で、冬と春が綱引きしているようだ。

和泉葛城山1本だったにも関わらず、帰路はクタクタで北風も強くなり、ペースはさっぱり上がらない。結局、帰宅は11:30近くになってしまった。最初のプランでは和歌山側に降りて上り返した上で、この時間の帰宅を目指していたのだから、情けない話だ。

トレーニングとしては不甲斐ない走りになったが、今日は塔原ルートをクリアして、大阪府境越えの未走ルートをひとつ減らした。淀川以南は恐らくあと4つだ。

■コースマップ

■本日の走行記録(自転車)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/03/03 6:17:42
 完了: 2012/03/03 11:24:20
 バイクタイム: 3:32:40
 停止時間: 1:33:53
 距離: 66.74 km
 平均スピード: 時速 18.83 km
 最高スピード: 時速 63.91 km
 登り: 1127 メートル
 カロリー: 1493 kcal

POLAR CS200CADの記録
 走行距離: –.-km
 消費カロリー:2577kcal
 計測時間:5:06:20
 平均心拍数:124
 最大心拍数:158
 平均速度:–.-km/h
 最高速度:–.-km/h
 平均ケイデンス: 70
 最大ケイデンス:117
 心拍数ターゲットゾーン:130-152
 ターゲットゾーン以下時間:3:02:17
 ターゲットゾーン内時間:1:57:01
 ターゲットゾーン以上時間:0:07:02
 走行時間:-:–:–
 累計走行距離:3365.0km(2010年12月10日より)
 ※スピードセンサー不調

■本日のフォトアルバム

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今シーズン初の大台到達 [ジョギング10km]

34838 先週末は自転車だったので、今週はジョギング。時折り雪がチラつく寒々しい天気なので、自転車で遠出しないで正解だろう。

 今日も近所の公園の周囲500mの走る周回コース。いつものごとく、入念なストレッチとウォームアップの後に走り始めたが、今日はいよいよ10kmの大台に挑戦するつもりだったので、ペースをいつも以上に抑えてゆっくり。

 ゆっくりペースのお陰か、脇腹痛は起きず、周回を重ねてもヒザの調子もいい。8周(4km)ほど走ったところで、遅れてきた子供たちが合流したが、娘は逆周りに2~3周しただけで終了。息子も「今日は調子出えへんねん」と言いながら、私と一緒に一周走っては一周休みのインターバル走行。二人とも、今日はヤル気無し。

 私は順調に周回を重ね、今シーズン最長の7.5kmも突破。ここまで来てもヒザに痛みが出ないのは、初めて。ここ数週間、日常生活の中で少しでも機会があれば歩かず走るようにしていたお陰だろうか?

 最後までヒザに痛みが出ず、まだ走れそうな気もしたが、いきなり距離を伸ばすのもよくないだろうと、20周回10kmで終了。途中で合流した息子も、一周おきに3kmくらいは走っただろうか? 昨年は一緒に10km走ったこともあるので、一緒に距離を伸ばしていきたいところだが、本人のやる気がもうひとつ。小一で10kmなら、小二の今年はもっと走れるはずなんだが。

 今シーズンも無事に大台10kmに達し、歩きづめの台北出張に向けた足作りは目標を達成した。もう後は1~2回走れるかどうかというところなので、少しでも距離を上乗せしていきたい。もっとも、今日が奇跡的に調子がよかっただけかもしれないが。

■コースマップ

■本日の走行記録(ジョギング)

Cyclemeterの記録
 スタート: 2012/02/18 10:46:03    
 完了: 2012/02/18 11:44:17
 ランタイム: 00:58:05
 計測距離: 8.76km (実走距離約10km)
 平均ペース: 時速 6:38 km
 登り: 11 メートル
 カロリー: 543 kcal

■ラップタイム(1周約500m)

LAP01 0:03:26
LAP02 0:03:23
LAP03 0:03:05
LAP04 0:03:00
LAP05 0:02:53
LAP06 0:02:57
LAP07 0:03:06
LAP08 0:02:45
LAP09 0:03:10
LAP10 0:02:43
LAP11 0:02:50
LAP12 0:02:52
LAP13 0:02:56
LAP14 0:02:53
LAP15 0:02:46
LAP16 0:02:46
LAP17 0:02:46
LAP18 0:02:41
LAP19 0:02:47
LAP20 0:02:22

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