iPhone用給電システム強化&防水対策
iPhoneを始めとするスマホは、自転車でも地図にルートログにサイクルコンピューターにと色々活用できる。しかし、問題になるのはバッテリー容量だ。
画面を表示したままで使用していると4~5時間でバッテリーは消耗してしまう。操作時以外は画面を消すようにすれば、9~12時間くらいルートログを取り続けることはできるが、リアルタイムの情報がわからない。長時間の自転車ライドで使用するなら給電システムがあることが望ましい。
そんなこともあって、iPhoneの装着に使用しているスマホルダーにiコネクタ部分を開ける改造を行い、給電しやすいようにした。
外部バッテリーは今までSANYO KBC-D1BSを使用していた。単三形エネループを使用するのでフロントライトと電池を共有でき、円筒形の形状はハンドルバー上でも場所を取らず、バイクライトホルダーで簡単に装着できる。これはこれで良い選択であったと思うのだが、難点が2つある。
ひとつは容量が少ないこと。単三形エネループを2本使用するが、USB電圧(5V)に昇圧した実用容量は750mAhというところ。経験的にはiPhoneのバッテリーを約20%充電できる程度だ。長時間のライドでは予備のエネループを4本余分に携行(計6本)したりしていたが、それなりにかさばり、それでも60%程度の容量ということになる。
もうひとつは、なぜか充電途中で停止してしまうことが多いこと。説明書通りに正しい手順(スイッチオン→USB接続)で再度接続し直すと復活することもあるが、結局電池残量を残したまま給電不能に陥ることも何度かあった。たまたま私の購入した商品の不具合かもしれないが、手間や送料を考えると修理に出すのも躊躇してしまう。そうこうしているうちに保証期間が過ぎてしまった。
走行中に何度もUSB端子を繋ぎ直すのは面倒だし、危険。その度に停車するのも億劫だ。さらに予備のエネループと入れ替える手間なども加わる。GW明けには伊勢志摩ツーリングも予定しており、長時間を確実性のない状態でヒヤヒヤしながら走るのも嫌なので、この機会に他の外部バッテリーを導入してみることにした
色々悩んだが、最終的に選んだのがPanasonic QE-PL201。Panasonicブランドではあるが、2代続けて三洋電機製だ。もっと小型のものも多いが、5400mAhと容量が大きいものを選んだ。寸法は63×70×24、重量150gとやや大柄ながら、単三形エネループ換算で14本分以上が収まっていると考えれば超小型だ。
これを普段はデジカメを収納しているハンドルバー上のケースに入れ、走行中に給電する目論見だ。昨日の峠ライドで試した限りでは、給電中にトラブルもなく良い感じだ。これで、安心して伊勢志摩ツーリングに臨める。
実はダイナモ給電の搭載も、かなり真剣に考えている。すでにハブダイナモの電気をUSB出力に変換するコンバーターや、後付ダイナモと一体化した給電システムなどが、出回りだしている。日本にはまだ流通していないものも多いが、後付けで取り付け取り外しが容易、かつ高効率で負荷が少ないダイナモもいくつも開発されている。
これが実現すれば電源の心配なくiPhoneを活用できる。重量増は否めないが、サイクルコンピューターを廃して、ケイデンスや心拍などもiPhoneで管理することも可能だ。iPhone4Sではカメラも使いやすくなっているそうなので、乗り換えればデジカメも不要かも(まあ、正直なところiPhone5待ちですが)。 すべてのデジタルデバイスを一体化すれば重量増も最低限に抑えられるだろう。
もうひとつの改良だが、上の写真でコネクター部分にフィルムのようなものが見えるだろうか? これは調理用ラップだ。iPhone全体をラップでくるんでから、市販のラバー製iPhoneジャケットに入れてある。
これなら雨が降ったり、汗が落ちても安心だ。防水機能を備えた自転車マウントは画面が見づらく、反応が鈍くなって操作がしづらくなるが、ラップならほとんど違和感がない。しかも、充電時にはコネクター部分を覆うようにカバーでき、この部分の防水も実現できる。
難点は強度や耐久性だろうが、毎回使い捨てにすればよいし、出先での破損は予備のラップを少し持っていけばいいことだ。ほとんど裸で使うのと同じ操作性で、画面も見やすいのでおすすめの方法だ。ラバー製iPhoneジャケットを併用すれば、耐衝撃性も高まるだろう。
【追記】
mixi上で、ラップで密封することに熱に対する不安のコメントをいただいた。
そう、確かに放熱への配慮は必要だ。実はそれもあってラップを使用している。昨夏は自転車用防水ケースを使っていたが、炎天下で温度に関する警告表示が出て動作がおかしくなったことがあった。防水ケースだとケースから出すしかないが、ラップならより薄くて熱を逃しやすいし、一部あるいは全部を剥がしたりと調整もできるので、より機能的だろう。少なくとも防水ケースよりはマシだと思っている。
■本日のフォトアルバム
雨上がり桜は散りて若葉萌え [紀(伊)見峠-紀の川-吉野川-千早峠(金剛トンネル)]
昨日は雨が降ったり止んだり、今日も夜には天気が崩れる予報だが、朝はキレイに晴れた。
そこで今週も近所の友人と一緒に、峠ライドに出かけることにした。朝6:45出走で、まずは河内長野方面に向かう。やや向かい風気味で、友人と先頭交代をしながら走ったが、私のペースが遅く、結局ほとんど友人が先頭を引いて河内長野駅に7:30頃到着。
そこからまずは紀(伊)見峠を目指す。R309に並走する遊歩道を終点まで上って、少しR309を走り、紀見トンネルの手前で旧道に入るいつもの道。とは言え、越してきたばかりの友人は当然初めて。多少路面が荒れている箇所もあるので、ロードバイクでは走りにくかったかもしれない。
1本目はペースを抑え気味にのんびり上り、8:20頃紀(伊)見峠に到着。道すがらの桜も散りつつあったが、峠も桜吹雪。
和歌山側を橋本市街地まで一気に下り、紀の川を渡って南岸へ。県道55号線はR25より交通量が少なく、のんびり走れる道だ。
川を遡る方向に東進すると、ちょっとした向かい風。ちょっとしんどいが、先頭交代をしながら走ると意外にペースは早い。もっとも、またほとんど友人が先頭を引いていたが・・・。
和歌山、奈良県境で小休止。そらは見事な青空でとても気持ちがいい。気温も上がり、半ば冬装備の私は暑いほど。
しばらく前から装着している勤務先で最近販売を始めたバックミラー。以前使用していたキャットアイのミラー(台湾で入手した国内廃番品)はミラー径が大きく湾曲率も低いためとても見やすいのだが、ダウンヒルの振動や風圧で角度が変わってしまうことがあった。それと比べるとこのミラーは小型で軽量なせいか振動に強く、荒れた道のダウンヒルでも動かない。ミラー径が小さい分、比較すれば見づらいが、スポーツバイクで使うにはもっとも実用的なサイズかもしれない。今のところかなり気に入っている。
五條が近づいたので吉野川(紀の川)を渡り、北岸へ戻った。雨上がりながらも意外に水が澄んでおり、青空との対比がとてもキレイ。
五條駅付近でR25からR310に入り、千早峠(金剛トンネル)に向かって上り始める。行く手の金剛山もくっきり。
いつものごとく牧野小学校前交差点からアタック開始。といっても、このルートでマジメに登坂トレーニングをするのは久々だ。シーズン序盤でもあり、今日は抑えめに心拍数165以上にキープすることを目標にしてみた。これが心拍数170以上で30分キープできるようになれば、身体もかなり仕上がったことになる。
今日は雨のやみ間に走りだした自転車乗りと、たくさん行き会った。千早峠の上りでもロードバイクの集団とすれ違った。
まだまだ身体がギクシャクし、息も苦しい。上りきってみれば、平均心拍数は164。下限目標の165を下回っていた時間が長かった事がわかる。ところが、タイムは32分31秒。身体の仕上がった夏場でも33分くらいになので、悪くないタイムだ。やっぱり連れがいると気合が入るのだろう。
峠をご無沙汰していた友人も、さほどタイム差なく上がってきた。あとは河内長野駅までロングダウンヒル。青空と、道すがらの桜吹雪、いつにも増して気持ちのいい下りだったが、なかなか先行した友人に追いつけない。
平地でもほとんど先頭を引いてもらっていたし、下りもこの有様。友人がロードバイクだということもあるかもしれないが、しばらくブランクが空いてもレース経験の多い人間は走り方を身体が覚えているのだろう。上りだけは今のところ先行できているが、これもいつまでだろう(^_^;)。まあ、逆に苦手な平地のトレーニングと思って、頑張って着いて行こう。
自宅付近には、ほぼ正午に到着。気持ちのいい午前中ライドだった。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/04/21 6:45:21
完了: 2012/04/21 11:56:45
バイクタイム: 3:47:31
停止時間: 1:23:45
距離: 82.53 km
平均スピード: 時速 21.77 km
最高スピード: 時速 53.71 km
登り: 960 メートル
カロリー: 1757 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: –.-km
消費カロリー:2598kcal
計測時間:5:11:22
平均心拍数:130
最大心拍数:176
平均速度:–.-km/h
最高速度:–.-km/h
平均ケイデンス: 84
最大ケイデンス:140
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:2:54:47
ターゲットゾーン内時間:1:22:42
ターゲットゾーン以上時間:0:53:52
走行時間:-:–:–
累計走行距離:3370.7km(2010年12月10日より)
※スピードセンサー不調
■本日のフォトアルバム
吉野山花見ライド2012 [千早峠(金剛トンネル)-吉野口-水越峠]
昨日土曜は天候が回復次第走りだすつもりで準備を整えていたが、結局昼近くまで雨が止まず、その後も曇っていた。山間の天気が落ち着くまで待っていると帰路は暗くなりそうなので、出走は断念。本当は舞洲クリテリウムを観戦に行きたかったのだが、週に一度は自転車にも乗っておきたいので今日に持ち越した。
朝、目が覚めると、時計は5時近い。やばい、寝過ごした。目覚まし時計をセットし忘れていた。慌てて出走準備を整えるが、故障だらけの身体のウォームアップを疎かにするわけにもいかない。6時過ぎには何とか出走したが、予定より30分以上の遅れだ。今日は吉野山に足を伸ばすつもりだったが、時間が厳しくなってきた。
今週に入ってからの高温と雨で、近所の桜の盛りは週の半ばに一気に過ぎた。吉野山まで足を伸ばせば、今が盛りの桜を拝めるのではないかという目論見がすでに破綻しつつある。思い起こせば昨年も同じ目論見で吉野山まで足を伸ばしたが、標高の低いところはすでにかなり散っており、もうひとつだった。
往路の府県境越えはR310の千早峠(金剛トンネル)を越えることにした。観心寺の桜も散りつつある。
ほぼ8時ちょうどに千早峠(金剛トンネル)に到着。石川を渡る諸越橋からのタイムは53分36秒。観心寺で写真を撮っていたので、実走タイムは50分を切っているだろう。この時期にしてはまずまずのタイムを達成できたのは、登る途中でロードバイクを追い抜いてしまったから。抜き返されると恥ずかしいのでついつい頑張ってしまった。しかし、かなり疲れた。
奈良側に下る道は毎度のごとく絶景。今日は少し霞んでいるが青空で、吉野地方の山々から吉野川沿いの街並みまではっきり見える。
五條駅付近まで降りた時点ですでに8:30近い。昼までに帰宅するためには9時頃には引き返さないと間に合わない。あと30分で吉野山に到達するのはかなり厳しい。ともかく急ぎ足でR24に入り、さらに県道39号線に入って吉野川沿いにひたすら遡る。県道39号線は平坦で交通量が少なく、非常に走りやすい道。景観も良いのだが、何度も停車するわけにはいかないので、この写真一枚だけ。
久々に平地で必死で走ったが、吉野町に入った辺りで9時になってしまった。しかし、ここまできて引き返すのもシャクなので、15分リミットを伸ばし、ちょうど9:15頃に吉野山下千本を見上げる近鉄吉野駅に到着した。
桜の名所だけあって、すごい人出。とは言え、下千本の桜はかなり散っており、走ってきた甲斐がある風景には出会えなかった。標高の高い中千本、上千本、奥千本にまで足を伸ばす余裕はもちろんなく、すごすごと引き返した。昨年に続き、吉野の花見はもう一つだった。
帰路の府県境越えは最短コースである水越峠を越えることにして、下市口駅付近を抜けてR309に入った。河岸段丘を登る車坂峠は、標高差こそ少ないが急傾斜で、往路で消耗した身体にコタえる。
吉野口駅付近までダウンヒル。一気に下って、今度は大口峠。標高差は少ないし傾斜も緩いのだが、こんな峠でもツラい。
そして帰路の難関、水越峠への上りは予想通りボロボロ。フルインナーでヒイヒイ言いながら上る。途中の「祈りの滝」付近で、今日一番の桜を見かけて停車。日の当たりにくい山間に植えられているせいか、それとも品種が違うのか、まだつぼみもある7~8分咲き。自転車のすぐそばにまで枝が垂れて、写真映えもする。
桜に元気付けられ、残りの上りも何とかクリア。しかし、水越峠に11:30頃到着では昼までに帰宅は不可能。まだ帰宅までには小さな上りが3つほどあるが、すでにペースを上げる体力もなく、ダラダラとクリアして12:40頃、何とか帰宅。
寝過ごしたこともあるが、そもそも午前中ライドで吉野山まで往復するのはムリがあった。良いトレーニングにはなったが、やはり一日使うつもりでないと、肝心の吉野山が楽しめない。2年連続で今ひとつの結果だったので、来年こそは満開の桜を拝んでやろう。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/04/15 6:14:05
完了: 2012/04/15 12:41:03
バイクタイム: 5:00:33
停止時間: 1:26:17
距離: 108.50 km
平均スピード: 時速 21.66 km
最高スピード: 時速 55.22 km
登り: 1447 メートル
カロリー: 3149 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: –.-km
消費カロリー:3717kcal
計測時間:6:26:35
平均心拍数:131
最大心拍数:171
平均速度:–.-km/h
最高速度:–.-km/h
平均ケイデンス: 83
最大ケイデンス:118
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:2:51:58
ターゲットゾーン内時間:2:47:32
ターゲットゾーン以上時間:0:47:05
走行時間:-:–:–
累計走行距離:3370.7km(2010年12月10日より)
※スピードセンサー不調
■本日のフォトアルバム
大阪府境峠ライド、淀川以南ほぼ完了 [府道736号線-第二京阪-府道71号線-阪奈道路]
昨日土曜日にトレーニングに出られなかったので、今日日曜日に出かけることにした。さてどこに行くかだが、昨日mixiの友人であるサトさんが、キャノンボールの試走で東京から静岡の島田まで走られた。「キャノンボール」とは自転車乗りの一部で盛り上がっているロングライドで、狭義では東京-大阪間を24時間以内に走り切ること指す。そんなことに影響を受けて、今日はロングライド。
と言っても、明日は仕事なので今日は午前中に済ませたい。そこで、大阪府境ライドの続きをすることにした。淀川以南の峠はほとんど走破し、残る主な峠は府道71号線と阪奈道路のみとなった。
5:50に自宅を出走し、北上。白鷺駅そばの長池のほとりでは、桜もかなり開いているが、まだ五分咲きくらいだろうか? 花の盛りは今週半ばから週末にかけてとなりそうだ。
今日は内環状線(R309-R479)を通ってみた。追い風気味でもあり快調。途中いくつかスロープやトンネルを迂回させられる箇所はあるが、比較的大型車が少なく路肩が広めなので走りやすい。北上ルートのひとつとして頭に入れておこう。
延長にある第二京阪に入り、側道を走る。分かっていたことではあるが、寝屋川に入るとアップダウンが激しく、かなり走りづらい。実家のすぐばなので、近辺は勝手知ったるもの。実家や友人宅もあるが、今日は素通り。
交野に入り、天野川を渡る。奈良盆地から流れだす川は天野川、大和川、そして木津川の3つだろう。他2つは大河だが、こちらは可愛らしい流れだ。
今日の主要目標は府道71号線と阪奈道路の府境だったが、枚方付近には峠と言えないような標高の低い府境がたくさんある。第二京阪を外れて、気になった府道736号線の府境に寄り道してみたが、ちょっとした乗り越え道で峠と言えるようなところではなかった、iPhoneのGPSによると標高70メートルとのこと。この程度の府境まで対象に含めていくと、キリがない。走破対象を標高100メートル以上に限定しようか?
府境でUターンするのも味気ないので、京都側(京田辺市)に降りて第二京阪で折り返した。ここも標高は低いのだろうが、一応記録撮影。側道には府境の表示は何も無いので、本線上の表示を望遠で撮影。
本来の目標に戻り、R307に入り、さらに府道71号線に入って、軽くひと上りで府境の峠に到達。峠の直前の分岐に入るともうひとつ府境があるが、そこは以前に走破済み。まあ50メートルくらいしか離れていないので、同じ峠と考えてもいいだろう。この峠の名称を梅ノ木峠と思っていたのだが、本当の梅ノ木峠はもうひとつ先の峠のようだ。この峠の名称は不明。
京都側に下って府道65号線に入り、気持ちのいい田舎道を走っていく。
ピークを乗り越えると、すぐに府道72号線に突き当たるので右折。するとすぐに奈良県入り。この辺りは府県境が入り組んでおり。ちょっと移動するだけで次々と府県境を越える。
交通量の多いR163を避けて一つ北側の道を通り、R168に入って南進。南田原で右折すると富雄川が府境になっており、大阪府四條畷市に入る。同市の田原地区は生駒山系を越えて奈良盆地側まで大阪府になっている珍しい地域。実は清滝峠(走破済み)は府境からかなり離れた四條畷市の中の峠でしかないが、地形上はそれが自然なので府境の峠として数えている。
ここから阪奈道路の峠への近道になる、府道701号線に入った。まだ傾斜のゆるい地点に四條畷市の観光案内看板があり、この道が古来(本来?)の峠道である古堤街道に沿っていることがわかった。阪奈道路峠の名称がわからなかったのだが、この看板と帰宅してからネットで調べて、竜間越または中垣内越と呼ばれていることも判明した。私はより峠に近い地名に基づく竜間越と呼ぶことにする。
この看板を過ぎた辺りから、田原台の新興住宅地の中の急坂を上っていく。意外とハードな上りだったが、かつての峠道の風情はまったくない(^_^;)。
上り切ると阪奈道路(府道8号線)と合流。最後にふさわしいというような眺望も風情も何もないが、ともあれ竜間越に到着。枚方市の低標高道を除けば、これで淀川以南の大阪府境の主要峠は恐らく制覇したはずだ。そのうち地図の見落としがないかじっくりとチェックしてみよう。
阪奈道路は車では何度も走っているが、交通量が多く、車がスピードを出している危険な道。自転車で通ろうと思わなかったので、最後まで残っていたのだ。大東市に入って本格的な下りが始まると、高速ヘアピンカーブが連続して一気に大阪平野へ降りていく。
車に追われて停車する場所を探すのも至難の業で、眺望がよい所で止まることができなかった。ようやく停車した大阪稲荷山神社付近からは、もうひとつの展望。
平地に降りてきた後は家路を急ぐ。すでに11時近くなってしまい、どう考えても昼までに帰宅できない。ペースの上がる中央環状線に出て南進するが、弱い向かい風でスピードが乗らない。
大和川を越えたのが11:45頃。朝は寒かったが、昼近くなるとすっかり春の風情。
途中、近道を狙ったが、細道を右往左往してタイムロス。結局帰宅は12:40頃となった。
大阪府境の峠走破を完成させるために、今後は淀川以北に足を延ばす必要がある。とは言え南大阪の峠と違って午前中ライドでは厳しいし、春夏はノリクラのためのヒルクライムトレーニングを主体にしていく。本格的には、ノリクラが終わった秋冬からになるだろう。
◆淀川以南の大阪府境の峠(自転車走行可)
・走破済み:洞ヶ峠(R1)、河内峠(R307)、交野峠(府道7号線)、名称不明(R168)、清滝峠(R163)、暗峠(R308)、信貴山(通称ぶどう坂)、信貴山(高井田ルート)、信貴山(府道183号線)、穴虫峠(R703)、竹内峠(R166)、水越峠(R309)、千早峠(R310)、紀(伊)見峠(R371)、蔵王峠(府道61号線)、七越峠、鍋谷峠(R480)、和泉葛城山(牛滝ルート)、和泉葛城山(塔原ルート)、和泉葛城山(蕎原ルート)、和泉葛城山(粉河ルート)、和泉葛城山(中尾ルート)、和泉葛城山(犬鳴ルート) 、和泉葛城山(神通ルート) 、通称犬鳴峠(府道62号線)、風吹峠(府道63号線)、雄ノ山峠(府道64号線)、孝子峠(R26)、大川峠(府道65号線)、木ノ本峠(府道751号線)、猿坂峠(府道751号線)、【新】名称不明(府道736号線)、【新】名称不明(第二京阪)、【新】名称不明(府道71号線)、【新】竜間越(府道8号線/阪奈道路)
・未走破:枚方市の低標高道、その他見落としチェック中
・番外:高安山(信貴生駒スカイライン) ※信貴生駒スカイラインは自転車走行不可。ゲートを通らずに誤進入してしまい、気付かずにここまで上ってしまった。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/04/08 5:50:04
完了: 2012/04/08 12:39:00
バイクタイム: 4:34:52
停止時間: 2:13:47
距離: 105.69 km
平均スピード: 時速 23.07 km
最高スピード: 時速 61.11 km
登り: 807 メートル
カロリー: 2396 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: –.-km
消費カロリー:4092kcal
計測時間:6:49:04
平均心拍数:132
最大心拍数:—(異常値)
平均速度:–.-km/h
最高速度:–.-km/h
平均ケイデンス: 89
最大ケイデンス:120
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:2:52:49
ターゲットゾーン内時間:2:56:04
ターゲットゾーン以上時間:1:00:11
走行時間:-:–:–
累計走行距離:3367.0km(2010年12月10日より)
※スピードセンサー不調
■本日のフォトアルバム
スマホルダー改造 [iPhoneに最適化]
実走レポートが精一杯でなかなか更新できなかったが、久々の自転車いじりネタ。今日はトレーニングに出られなかったので、勤務先の商品であるスマートフォンホルダーを改造してみた。
もちろん、商品の改造行為は発売元の保証範囲外となり、本来受けられる不具合に対するサポートがなくなってしまう。不具合が起きても、責任はすべて自分で帰することになるので覚悟が必要だ。その旨はご理解いただき、気軽にマネはされないように願いたい。とは言え、この商品自体が安価なので、気軽に試すことができるのはありがたい。
この「B.free スマホルダー」はラバーバンドでプレート上に装着するという構造から汎用性が高く、恐らく現行のスマートフォンで装着できないものはないだろう。しかし、iPhone専用で使用することを前提にすると、ちょっと物足りない箇所があった。
モニター試用品として貸し出された製品を改造するわけにもいかないので、自分で新たにスマホルダーを購入し、改造作業開始。
まずは走行しながら充電できるように、iコネクタを装着できる切掛けを作った。コネクタ等のサイズを測って鉛筆で下書き。
切欠き予定部分の両端に縦にスリットを入れたら、今度はドリルで横にいくつか穴を開けていく。
最初はずっと一列に穴を開けていくつもりだったが、タイミング悪く電動ドリルがバッテリー切れ。すでに穴が開いていた部分をニッパーで強引に折り取った。短気を起こしたのが失敗で、折り取らない部分にまで白い筋がついてしまった。
失敗のせいで強度的にちょっと不安があるが、作業続行。今度は糸鋸で横向きにスリットを入れて切り取る。
ちょっと斜めになってしまったが、売り物にするわけではないし、これでいいだろう。
コネクターを差したiPhoneをセットして、問題のない事を確認。
これはiPhoneのマイクとスピーカーを塞がないためのものだ。これだけでもかなりスピーカーの音が大きくなった。理想を言えば穴をもっと大きくしたいところだが、ただでさで大きな切り欠きを作って強度が不安なので、この程度にしておいた。
そしてプレートの上部にも切り欠きを作る。購入状態のままだとプレートの上部がiPhoneのカメラレンズを隠してしまうので、撮影の度にiPhoneを少しずらしていた。ラバーバンド固定なので、さほど苦になるわけではないが、ないに越したことはない作業だ。走行中の動画を撮る際にはiPhoneの下部にスペーサーになるものを挟んで持ち上げた状態で固定したりしたが、レンズを露出する切欠きを作ってしまうのが一番機能的だろう。
糸鋸でスリットを2本入れ、角の丸みを残すために完全にスリットを繋げない状態でニッパーで折り取る。
iPhoneを当てて確認。想定通りレンズとその横のLEDを露出させることができる。
削りクズを掃除して、ラバーバンドを装着して最終確認。下部のiコネクタも、カメラレンズの露出具合も、マズマズだ。カメラの操作がスムーズにできるようになったので、自転車ライド中の撮影も増えるだろう。
■本日のフォトアルバム