長雨に 我も蛙と なりにけり [プールで水泳&水遊び]
毎年恒例の体調不良は好不調の波があり、今週前半はかなり身体がしんどかった。それでも後半には改善し、今日も軽い走りに行けるくらいの調子ではあった。とは言え、やはり季節は6月。今週末は土日の両方共天候が思わしくないようだ。
そんな訳で、久々に近所のプールに出かけた。例によって子供らと一緒だ。過去のブログをチェックしたらどうやら昨年6/19以来、ほぼ1年ぶりだった。
開場の9:30と同時に入場し、子供らは子供用コーナーで遊ばせて、私は長距離コースで泳ぎ始めた。残念ながら朝イチから来場者が多く、自分のペースでは泳げなかったが、基本クロールで、前の人に追いついたら平泳ぎに切り替えて、と調整。
この「サン燦プール」はプールの一辺に人工滝などがあるせいか、不規則な「潮流」があり泳ぎにくい。流されてコースロープにぶつかったり、オープンウォータースイミングの気分を味わいながら1000メートル一本、約30分。
久々なので、それだけでも結構疲れたし、まだ四十肩が治りきっていない肩を酷使したのでずーんと重い。泳ぐのはそのくらいにして、子供らの泳ぐ練習をしたり、一緒に遊んだりしたが、これもまた結構疲れる。息子がロッカーの扉で頭を切ったりと、トラブルもあったが大事にはならず、お腹を空かせて昼時に帰宅した。
トレーニングとしてはごく軽いものだったが、最低限のノルマ達成。
二上越え紫陽花艷し寺社巡り [竹内峠-當麻寺-山口神社-倭文神社]
例年より調子の良い日が続いていたが、やはり恒例の体調不良はやってきた。毎年悩まされるセキはまだマシなのだが、ここ数日身体がだるく通勤ライドでダッシュする気合も入らない。週末トレーニングに出るのも躊躇う体調だったが、幸か不幸か昨日土曜日は雨。ゆっくり睡眠をとったら、多少回復した。
そんな訳で今日、日曜日に走りに出ることにしたが、高い峠をいくつも越える長距離コースはやはり難しそうだ。体調を伺いながら適当に走ることにして、まずは府境の峠の中では低めの竹内峠に向かうことにした。二上山の肩を越える竹内峠は標高300m足らず。
6時過ぎに自宅を出走。今日はいつもよりゆっくりしたペースで、のんびりとアプローチ走。少年野球の練習風景を眺めながら(息子も今年から野球を始めた)石川を渡る。
雲が多いが青空も覗く天気。南方の金剛山の山頂付近は雲を被っているが、二上山はくっきり。
旧竹内街道を上り、道の駅近つ飛鳥の里太子付近でR166に合流。
7:20頃に竹内峠に到着。登坂中の平均心拍数は155と、これまたのんびりしたペースだが、途中停止することもなく上れたのは、まだマシというところ。
foursquareでチェックインしたら、「お帰りなさい!(竹内峠に来たのは11年9月以来です)」とのメッセージ。どうやら竹内峠は9ヶ月ぶりだったようだ。
引き返しはせずに奈良側に下ったが、水越峠や千早峠(金剛トンネル)を越えて帰阪する気合はない。低標高の北回りコースを取ることにして、県道30号線の手前で脇道に入った。
細道を北進すると當麻寺の山門前に出る。白鳳時代に創建されたと伝わる古刹で、広い境内の大きなお寺だ。どうせ今日はポタリングペースなので、久々に境内に入ってみた。
早朝8時前の境内は人影もなくとても静か。かすかに勤行の声が聞こえてくる。
北側の門から出たら、階段脇に紫陽花。當麻寺は牡丹の花の名所だが、これもまた良し。
時間に余裕があるので、境内にあった観光案内板に載っていた山口神社に向かうことにした。山側を回りこんでいく道があったので、そちらを辿ってみたら、案の定急坂出現。
公園として整備された川沿いから離れると、杉の落ち葉が散乱する濡れた路面で、普通にダンシングで上ると後輪がスリップする。後輪に荷重をかけて上るので負担が大きいが、舗装されているだけマシだろう。
ピークを超えて下って行くと、ほどなく(當麻)山口神社に到着。山々の精霊を支配した大山祇命などを祭っており、853年には記録に現れる由緒ある神社とのこと。社殿前にはウェブページの記載もある由緒書が掲示してあった。例によって家内安全を第一にお参り。
山口神社の脇がため池になっており、堰堤付近からは後ろは二上山、前方は奈良盆地を見渡せるなかなかの景色。ただ、雲が多くなってきたようで、ほとんど青空は消えてしまった。
二上山麓を北上していると、別の神社が目に入ったので立ち寄ってみた。地図に掃守神社とあるが、その場では縁起を書いたものが見当たらず詳細は不明。社殿に架かった表札(?)には中央に大きく倭文神社と書かれ、両脇に掃守神社、二上神社と小さめに併記されている。???となりながらも、家内安全を第一にお参り。
帰宅してネットで調べてみると、正式には葛木倭文座天羽雷命神社という名前で機織や裁縫の神である天羽雷命を主祭神として祀り、単に倭文(しずり)神社とも呼ぶ。摂社として掃守(かもり)神社(天忍人命)と二上神社(大国魂命)も祀っているとのこと(Wikipedia)。
その後はR165で、ほとんど上らない田尻峠を越えて大阪府に戻り、大和川沿いに西進。今日はほとんどへなちょこライドだったので、終盤はできるだけペースを上げた。とは言え、この時間の自転車道(南河内サイクルライン)は歩行者も多く、やみくもに飛ばせない。自転車も非常に多く、次々とスレ違い、次々と追い抜くという状態で、いちいち挨拶もしていられないほど。信号こそ少ないが、スレ違いに気を使う必要があるので、一般道の車道左端を走る方がよほど楽なほどだ。
中央環状線を越えて、堤防上が一般道になると本格的に飛ばせる。ペースの近い人の後ろに付いたり、付かれたりで吾彦大橋まで気合を入れて走った。吾彦大橋からは南進して、10時前には帰宅。
50kmちょいのポタリングライドだったが、帰宅後は疲れて眠くなり、昼寝。体調が戻るまで、もどかしい日々が続くことになりそうだ。例年なら7月の声を聞く頃には復調するが、今年は悪化するのが遅かったので、ちょっと気になるところだ。早いところ、全力でトレーニングできるようになって欲しい。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/06/10 6:05:34
完了: 2012/06/10 9:56:38
バイクタイム: 2:20:37
停止時間: 1:30:17
距離: 52.33 km
平均スピード: 時速 22.33 km
最高スピード: 時速 50.05 km
登り: 719 メートル
カロリー: 1301 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 56.70km
消費カロリー:1702kcal
計測時間:03:50:58
平均心拍数:116
最大心拍数:178
平均速度:20.5km/h
最高速度:62.4km/h
平均ケイデンス: 82
最大ケイデンス:121
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:02:49:19
ターゲットゾーン内時間:00:38:01
ターゲットゾーン以上時間:00:23:37
走行時間:2:45:31
累計走行距離:3793.7km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
更衣やや肌寒き峠道 [千早峠(金剛トンネル)-荒坂峠-大口峠-水越峠]
しつこいセキをはじめとする体調不良に悩まされていた例年のことを思えば、6月に入っても調子の良い日が続いている。多少のセキや夜間の頻尿などは出てきているが、自転車に乗れば絶好調と言って良い状態で、先週も鍋谷峠で過去最高に迫る良いタイムが出た。確かなことはわからないが、今処方されている漢方薬(小青竜湯)は血圧を上げる作用があるようなので、低血圧の私には合っているのかもしれない。
今週も峠トレーニングに出かけたが、先週ほどでないにせよ序盤から脚はよく回る。ここ数日の暑さに半袖ジャージにレーパンの夏装備で走りだしたが、今日は薄曇りで気温があまり上がらず、やや肌寒いほど。走りだしてすぐにアームウォーマーとウィンドブレークベストを重ね着した。
5:50に自宅を出走し、6:30過ぎに河内長野駅前に到着。駅の裏手の石川を渡る諸越橋からまずは本日の1本目、R310千早峠(金剛トンネル)へ向けてアタック開始。
先週は久しぶりにスピード、ケイデンス、心拍の3センサーとも正常だったが、今週はまた心拍計の調子が悪く、心拍センサーの電波を拾わない。本体をセンサーに近づけると反応するが、片手放しで走るわけにもいかないし、今度はスピードセンサーの電波を受信しない。まったく頭が痛い。
そんな訳で心拍データがわからないままだったが、涼しい中を気持よく上って、千早峠(金剛トンネル)に到着。諸越橋から49分17秒というまずまずのタイムだったが、もうちょっと気合を入れて上ればよかった。
奈良側に下るが、今日は霞んでいて眺望も開けないし、かなり寒い。今日は確実に昼までに戻らなければいけないので(あまり)遠回りはせず、五條道路の側道を進んだ。側道はアップダウンも多いが、ひと峠越えた後なのにさほど苦労せず走れるのはやはり調子が良いのだろう。荒坂峠もさらっとクリア。何というか、同じ自転車なのに、走る、曲がる、止まるという動作がとてもスムーズに感じて、走っていてすごく気持ちがいいのだ。
県道120号線に向かう道をちょっと行き過ぎてしまい、北宇智駅付近を通った。駅の北側の踏切を渡る道は、伏見峠を越えて大阪に向かう古い街道とのこと。歴史好きの峠好きとしては興味を惹かれる看板だった。
県道120号線を経由してR309に入り、大口峠もさらっとクリア。
R309の旧道に入り、本日2本目の本格的な上り、水越峠へ上りはじめた。行く手の金剛山と葛城山の間の凹みがそれだが、今日は相変わらず薄曇りですっきりしない天気だ。
県道30号線との交差点より、アタック開始。いつもなら千早峠を越えた後の水越峠はヘロヘロになって登っているが、今日はまだ余裕があり、(主観的には)サクサクと上って行ける。
30分36秒というタイムで水越峠へ到着したが、普段はタイムを意識するほどのペースで上れていないのでどのくらい早く登ったのかはよくわからない。9:30を過ぎて気温も少し上がり、大阪側への下りもさほど寒くなかった。
さすがに少しくたびれてきたが、普段と比較すればずいぶんマシ。下った後の府道202号線の2つの小さな峠と、錦織公園脇の上り坂も楽々にクリアして、普段よりかなり早い時間に近所まで戻ってきた。
そんな訳で、ちょっと寄り道して100円ショップで心拍センサー用の電池を購入。まだ電池が消耗する時期ではないとは思うが、電波が出ていないわけではなく、弱いということならできることはこれくらいだ。
脚に余裕があるので、もう一発上りを上っておこうと、もうひとつ寄り道。「おわり坂」は西高野街道の難所として知られた坂で、距離は300メートルほどだが、10%越えの傾斜。すでにいくつも峠を越えてきた身には、なかなかハード。
ダンシングで一気に上り切って、本日の上りは終了。ちょっと回り道をしながら11時過ぎに帰宅した。今日の調子なら、もう少し距離を伸ばしてもよかったかもしれない。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/06/02 5:49:12
完了: 2012/06/02 11:10:33
バイクタイム: 4:14:06
停止時間: 1:07:09
距離: 83.92 km
平均スピード: 時速 19.82 km
最高スピード: 時速 58.81 km
登り: 1235 メートル
カロリー: 2129 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 82.2km
消費カロリー:—-kcal
計測時間:5:21:17
平均心拍数:—
最大心拍数:—
平均速度:19.7km/h
最高速度:59.0km/h
平均ケイデンス: 76
最大ケイデンス:112
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:——-
ターゲットゾーン内時間:——-
ターゲットゾーン以上時間:——-
走行時間:4:11:25
累計走行距離:3737.1km(2010年12月10日より)
※心拍計不調
■本日のフォトアルバム
友と往く峠の道に若葉萌ゆ [鍋谷峠-紀の川-犬鳴峠]
毎年しつこい咳をはじめとする体調不良に悩まされる時期だが、原因物質が飛んでないのか、漢方薬が体質にあったのか、今週に入って調子は悪くない。例年6月に入ってからの方が症状が悪化するので油断はできないが。
そんな訳で、今週は峠トレーニングに出かけた。この所、 ツーリングや事故後の療養も続き、マジメに峠を上るのは4/28以来一ヶ月ぶり。乗鞍もあと三ヶ月に近付いて来ているのに、今年はかなりマズイ状況だ(^_^;)。
今日は久々に近所の友人が道連れ。6:30に出走して、まずは鍋谷峠に向かった。天気は雲はやや多いが晴れ。足も気持ちよく回る。調子はまずまずだ。父鬼集落下の温度計は16度を表示。5月も後半なのに、この所涼しい日が続いている。それでも山々は新緑が徐々に青みを増し、夏が近づいていることを伺わせる。
いつもの製材所前の鍋谷橋からアタック開始。峠上りのブランクが長いので心配していたが、まずまずのペースで足も回り、心拍数も170以上にキープできる。ちょっと中だるみはあったが、最後はスパートをかけて心拍数を190まで上げ、鍋谷峠に到着。
アタック中の平均心拍数も174と出来すぎの数字だったが、何とタイムは27分45秒! 2年振りの27分台というだけでなく、4年前に記録した過去最高の27分43秒にあとわずかまで迫る記録が出た。ろくに峠トレーニングもしていなかったのに、この時期にこの数字が出たのは正直驚いた。
体調が良かったことや、装備が軽かった(ボトル1本のみ)こともあるだろうが、やはり仲間がいる緊張感が生んだ記録だろう。一人ではどうしても自分に甘えてしまう。
好記録が出たのだが、友人も数分後に到着。彼もブランクを埋め、どんどん脚力を上げてきている。抜かれるのは時間の問題か?
ひと休憩の後、和歌山側に下り、麻生津大橋を越えて紀の川南岸へ。追い風気味の下流方向(西)に向かった。
河岸堤防上の歩行者自転車専用道を快調に飛ばしていると、前方にパラグライダーが飛んでいるのが見えた。今日は自転車だけでなく、色んなスポーツにとって気持ちのいい天気だろう。
帰阪ルートは通称犬鳴峠(池田隧道旧道)を越えることにした。竹房橋を渡って紀の川北岸に戻り、県道62号線を北上。普段交通量が結構多く気を使う道だが、今日は比較的車が少ない。何でだろう?
旧道に入ると交通量は絶無。友人と二人だけの坂道はなかなかハードだが、峠直下にはこんな絶景も待っている。
池田隧道北側で県道62号線に合流した後は、延々と緩い下り坂が続く。神通温泉を越えて大阪府へ、さらに犬鳴山温泉を通過して、大阪平野に戻ってきた。
熊取町内の間道を経由してR170旧道に入り、道端の水間寺(水間観音)に立ち寄った。744年、聖武天皇の勅命により行基菩薩が創建した古刹だ。境内には三重塔がそびえ、本堂も巨大な大きなお寺だ。私自身は何度か立ち寄っているが、友人が初めてなので、あらためてお参り。
お参りの後はR170をひた走り、13時過ぎに帰宅した。前半飛ばしすぎて、終盤はすっかり足が売り切れ、空腹もあってペースが上がらない。独走ならダラダラ走るところだが、友人が先に走ってくれたお陰である程度のペースを維持できた。この辺りも仲間連れのありがたいところだ。
今日は出来すぎの結果だったが、体調の波は必ずやってくる。この好調を8月末のノリクラまでずっと維持することもできないだろう。とにかく、出来るだけの精進を繰り返すしかない。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/05/26 6:33:52
完了: 2012/05/26 13:11:41
バイクタイム: 4:33:18
停止時間: 2:04:21
距離: 100.97 km
平均スピード: 時速 22.17 km
最高スピード: 時速 79.29 km
登り: 1157 メートル
カロリー: 2284 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 103.5km
消費カロリー:3582kcal
計測時間:6:37:38
平均心拍数:133
最大心拍数:190
平均速度:22.3km/h
最高速度:53.4km/h
平均ケイデンス: 81
最大ケイデンス:126
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:3:27:41
ターゲットゾーン内時間:1:52:05
ターゲットゾーン以上時間:1:17:52
走行時間:4:38:11
累計走行距離:3654.7km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
第15回 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ 観戦
今日はツアー・オブ・ジャパン(以下「TOJ」)の第一戦、堺ステージを観戦に行った。
昨年は東日本大震災の影響で中止になったため、2年ぶりの開催だ。これから来週日曜の東京ステージまで全6ステージで争われる、ジャパンカップと並び日本で最もステータスの高いロードレース大会だ。
TOJ本番の前に、11:15よりまずはTOJと同じ選手が出場する堺国際クリテリウムがマスドスタート形式で行われた。一昨年から(だったかな?)TOJ堺ステージが個人TTになったため、一般人にもわかりやすいマスドスタートレースを同時開催しているようだ。
とは言え、TOJと違ってプロロード選手にとって大したステータスになる訳ではなく、UCIポイントもつかない。要はエキシビジョンイベントなのだ。従って、選手たちは本番前にケガや消耗をしないようにセーブするだろう。一昨年の観戦の経験からも、気合の入った走りは期待できない。
スタートが迫り、選手たちがスタート地点に並ぶが、さほどの緊張感は感じられず、リラックスしている選手が多い。
旧知のフリーライター(兼カメラマン)の大前さんが、お仕事中。
スタートするとさすがに迫力だが、以前のTOJのマスドスタートには及ばない。先頭争いに今ひとつ必死さが感じられないのだ。
一回りした後で、例年陣取る自転車博物館サイクルセンター近くで、撮影。すでに残り2周回で、ほどなく堺国際クリテリウム終了。
続いてJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)の堺クリテリウムがスタート。E2、E1の2レースが20分+1周ずつ。さすがエリートクラスだけあって、アマチュアレースにしてはなかなかの迫力。本気でないTOJ出場選手と、さほど差はないように見受けられた。
とは言え、ずっと観戦しているのも疲れるので、今日は無料解放されている自転車博物館サイクルセンターを見学に向かった。これは途中で見かけた痛チャリ。
一昨年のTOJの際にも自転車博物館を見学したが、やはりその時より人が少ない。全体的に観戦者が少ないように見受けられたが、天気は曇りとはいえ悪くないのになぜだろう。自転車愛好家は多いのだが、一般の家族連れなどが少ないように思えた。
ツーリングから入った人間は、この辺に目が行っちゃうんですよね。
ツール、ジロ、世界選手権を制したデュラエース搭載バイク。さすがシマノの作った博物館だ。
一昨年にはパラパラとしか見られなかったマエダ工業60周年記念本「銀輪賛歌」。今回は中身をもう少し眺めてみた。
旧マエダ工業跡地は勤務先のすぐ近く。今は第一ホテル堺があるが、毎日横を通って通勤している。丹下精機さんが移転した今、恐らく私の勤務先は旧マエダ工業に最も近い自転車関連業者だろう。
マエダ工業が廃業して久しい今「わが”サンツアー”が永遠に不滅であるために」という見出しを見ると複雑だ。もっとも、私は今もサンツアーパーツを現役で使用しており、今も決して消滅した訳ではない。
一段落して博物館を出ると、JBCF堺クリテリウムがラスト2周。
続いて、いよいよTOJ堺ステージ本番。30秒おきにスタートする選手たちが次々と目の前を通過していく。やはり、堺国際クリテリウムの時とは表情が違う選手が多い。コンマ1秒も無駄にするまいと、最短距離でコーナーを過ぎていく。
そして贔屓の辻善光選手もやって来たが、ベストショットとはいかなかったのが残念。TOJは1周回のみなので、もうチャンスはない。
最終的にバッテリー切れで撮り損なった1選手を除き、恐らく全選手を撮影した。
終了後は表彰台に向かった。開始までにずいぶん待たされた割は、さらっと終了した表彰式。ウィリアム・クラークが個人総合、ポイントの両ジャージを独占したので、表彰台に登ったのも一人のみ。
表彰式終了後は抽選会。事前に来場者が応募した箱から無作為に当選者を選ぶ形式だが、意外と応募者数は少なそうだ。商品はローグレードとはいえ自転車3台。期待して、最後まで粘ったが、残念がら3台とも外れ。これにてTOJの行事は全て終了した。
堺で最もステータスの高い自転車レースであることは間違いないのだが、個人的にはやっぱり本気のマスドスタートレースが見たいなあ、というところ。ジロと重なる開催時期をずらし、ジャパンカップのようにUCIプロツアーのチームを招待できれば、もっとすごい大会になるのだろうが・・・。
今年は来場者が減っている様子だったし、公園利用者とのトラブルも何件か見かけた。道路封鎖で行きたいところに行けないので、自転車に興味のない人にとっては迷惑な行事なのだろう。何とか周辺住民の理解を得て、末永く続いてほしいものだ。
■本日のフォトアルバム
120520 第15回 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ 観戦 by (C)猛虎参號