坂稽古 初めた夏の おわり坂 [娘のヒルクライムトレーニング]
昨日の自分のトレーニングに続いて、今日は娘のトレーニングに出かけた。ノリクラ本番まであと1ヶ月半だが、娘は5/19に滝谷ダムに行っただけでトレーニングらしいトレーニングをしていない(^_^;)。私も自分のトレーニングで疲れきってなかなか娘に付き合ってやれなかったが、三連休の今週がチャンスと機会を作った。
とは言え、今日も猛暑が予想されるので、午前中のなるべく早くに走りを終えたい。車で遠出すると移動時間が惜しいので、自宅出走帰着で8:45過ぎに走りだした。
走りだした時点ですでにかなり暑い。今後のために河内長野方面に向かって、どこまで進めるか試してみるのが今日の目的のひとつだったが、やはり娘のペースは遅くあまり遠くまで行けそうにない。そこで西高野街道の急坂、「おわり坂」をメインディッシュに決定。
なるべく車の少ない間道を繋いで進み、こんな田んぼの中を通る道も。もう空が青くて、雲が白くて、ムチャクチャ暑い。二日続けての猛暑ライドで、私の方がしんどいくらいだ。
ダラダラ坂を上って、9:30頃にはおわり坂の上にたどり着いた。遠くに和泉山脈を見晴らす、なかなかの景色。まずは、この急坂を下る練習。ノリクラ出場2回目の今年は、ロードバイクで出場するので、特に下りが心配なのだ。300メートルほどの短い坂ながら、娘はロードバイクで10%超えの坂を下るのは初めてなので、かなり怖がっている。
ハンドルの下を持って、前7後3の力でブレーキをかけることや、腰を後ろに引くことなどをレクチャーして、「そら行け!」と送り出した・・・が、一度戻ってきた。坂の緩いところで体勢を整えてから、再挑戦。へっぴり腰でキャーキャー言いながらも何とか下っていく。
無事坂を下りきって、ひと安心。ムチャをする性格でもないし、休憩を取りながら下れば大丈夫そうだ。さて、今度は上り返し。下から見上げると慣れない娘には壁のように思えるだろう。
ギアを一番低くして、スタート。多少ふらつきながらも、何とか上って行く。
足をつくこともなく坂の後半まで来たが、さすがにキツそうで「もうムリ」と言い出した。「後少しや。ガンバレ!」と前に目を向けさせると、娘も必死で頑張り、なんとか上り切った。正直な所、ノリクラ本番よりはるかに急傾斜のこの坂を、ロードバイクで上り切れるとは思っていなかった。失敗したところで「もっと練習せな順位を上げられへんで」と言い聞かせるつもりだったが、うれしい(?)誤算だった。
本日のメインは終了したが、そのまま引き返すのもつまらないし、木陰のある緑道を狙って、帰路は泉北ニュータウン方面に向かうことにした。別の急坂を下り、おわり坂の前を通って狭山ニュータウンを上って行く。
市境のトンネルくぐっ堺市に入ると泉北ニュータウン。晴美公園でようやく歩行者自転車専用の緑道に入ったが、ここに至るまでの道が暑かった。
娘のロードバイクは、ご近所の自転車愛好家からお借りしているGIOSの24インチジュニアロード。リア7速と少し前の型ではあるが、昨年は子供用マウンテンルック車(CTB)で出場したことを思えば、雲泥の差の性能だ。昨年お借りしてから、油が固着していた各部品をクリーニングしてグリスアップし、ヒルクライム用にリアのカセットコグをワイドのものに交換。補助ブレーキレバーを追加したり、チェーンやワイヤー等を交換して整備してきた。
交換用のタイヤも調達済みだが、どうせトレーニングで1回くらいパンクするだろうと、古いタイヤを再接着(チューブラです)していた。ところが、今日前輪が変形していることに気づいた。やっぱりケチって古いタイヤを使うのは危険だ。とっとと交換しよう。
泉ヶ丘駅近辺からは、また一般道に出て家路をたどる。主に下り基調ではあったが、暑くてツライ。水分は充分に摂っているが、二日続けての酷暑ライドに、私のほうがへばってきた。娘に気を遣いながらなので、余計に疲れる。
帰宅は11過ぎ。シャワーを浴びて、ストレッチをしていたらそのまま眠り込んでしまった。まだ身体が暑さに慣れていないので、疲れやすいのだろう。私と娘のトレーニングを連日行うこのパターンは、なかなか厳しい。
今日はいつものCyclemeterでなく、runtasticでログを取ってみた。まだ、設定等がわからないところが多いが、専用サイト上でトレーニング記録を管理できたり、色々面白い機能もあるようだ。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
runtasticの記録 http://www.runtastic.com/
日付 2012.7.16
スタート時間 08:47
時間 2:12:15
カロリー 385 kcal
距離 20.22 km
ルート –
ペース 6:32 min/km
気温 32.0 °C
高度 203 m | 203 m
天気 晴れ
路面 ロード
気持ち まぁまぁ
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 21.9 km
消費カロリー:—-kcal
計測時間:2:12:10
平均心拍数:—
最大心拍数:—
平均速度:14.6km/h
最高速度:35.3km/h
平均ケイデンス: 61
最大ケイデンス: 89
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:-:–:–
ターゲットゾーン内時間:-:–:–6
ターゲットゾーン以上時間:-:–:–
走行時間:1:30:11
累計走行距離:4075.2km(2010年12月10日より)
※心拍計不使用
■本日のフォトアルバム
紫陽花も盛りを過ぎて梅雨の果て [和泉葛城山神通ルート]
三連休初日の昨日は雨がちの天気だったので、息子の自転車を両立スタンドに付け換えたり、ヨメさんの自転車に後カゴやLEDダイナモライトを装着したりと、主に一般車の整備で一日を過ごした。
仕切り直しの今日はまずまずの天気予報と思ったが、大阪府も北部では結構な豪雨が降っているようだった。今日も蒸し暑いことが予想されたので、早朝5:40出走。ホントは昨日自分のトレーニングを済ませて、今日は娘のトレーニングの予定だった。トレーニング不足の娘も心配だが、自分のトレーニングを優先させてもらった。
走り出したは良いが、身体がだるく、足も全然回らない。昨日の整備が良くなかったのか、腰にも痛みがある。長距離の峠連チャンは厳しそうなので、今日は先々週雨でお流れになった和泉葛城山に向かい、上り一本のみにすることにした。
と言っても、激坂コースを上る気力もないので、一番傾斜が楽そうな神通ルートで上ることにした。多少は距離も走ろうと、ちょっと遠回りして横山からR170旧道に入ったが、その直前の低い峠からは和泉山脈方面が雲に覆われているのが見えた。
嫌な感じの雲だが、平地は雨の気配もなく晴れ間も増えてきた。ひとまずは前進を続ける。今日はかなり西から上るので、まだ時間もあるし・・・。
内畑町の交差点手前。ここを左折すれば、一番近い和泉葛城山のヒルクライムコース「牛滝ルート」に向かう。先々週は牛滝ルートは通行止めとのことだったが、今日はどうだろう? できれば下山ルートとして使いたいのだが。
ちなみに、前方の頂上に電波塔が見える山が神於山。ここにも短いながら上りがいのあるヒルクライムコースがあるそうだ。いつも横を通り過ぎるばかりなので、いつか上らなければ。
神於山を過ぎて貝塚市に入っても、和泉葛城山方面は黒雲に覆われている。iPhoneで雨雲レーダーを見てみると、強くはないが、雨雲がこれからやってくる予報。和泉葛城山は周りが晴れていても雨が降る事が多いので心配だが、とにかく進める限り進んでみることにした。
R170を離れて間道を経由して府道62号線に入り、和泉山脈に向かって上り始める。この頃から直上の空は晴れているのだが、時折り細かい雨がパラつき出した。かなり気温が上がってきたので、今のところはありがたいミストシャワーといった程度だが・・・。
心配になり、和泉葛城山に至る「犬鳴山ルート」の入口、犬鳴山不動に向かう橋で停車して、雨雲レーダーを確認。先程より雲が少なくなり、天気が良い方へ予報が変わっていた。これなら大丈夫だろうと、前進再開。
犬鳴山温泉でトイレに寄りがてら小休止。ついでに猛虎参號の写真を撮っておく。主力機として使用するのも後わずかだ。
府県境を越え、いよいよ神通ルートのスタート地点、神通温泉に到着。一応和歌山側からの上りとなるが、府道62号線はこの先もピークの池田隧道まで上って行く(通称犬鳴峠)。
分岐に「林道紀泉高原線・起点」のプレートが設置されていた。今日は通称紀泉高原スカイラインと呼ばれるこの林道を全走するつもり。
8:10頃スタートしたが、この所の大雨続きで川が氾濫したようで、路面はあちこちで土が流れてかなり荒れている。寝起きより多少調子は上がってきたとは言え、傾斜も結構キツく、全力アタックできるほど元気もない。都合、たらたらと上って行くことになった。
上るうちに、時折りパラついていた雨が、だんだん強くなってきた。悩むところだが、最悪しばらく雨宿りしていれば止むだろうと上り続けた。
iPhoneは防水処置を施しているので雨でも安心(台所用ラップでくるんでいるだけですが(^_^;))。
ようやくハイランドパーク粉河に到着。ここからはアップダウンを繰り返しながら、
尾根筋を進んでいく。
コンクリート舗装の急傾斜まであるので、尾根筋だからといって気は抜けない。ヒイヒイ言いながら、9時過ぎにようやく標高841mの和泉葛城山頂付近に到着。タイムは51分38秒。
今日は岸和田ツーリングクラブの掲示板に、初めて記帳した。山頂に設置された掲示板は、足自慢のライダー達が記録を残している。以前は山頂にあった売店に設置されていたので、何となく記帳しづらかったが、最近売店が廃業してしまったようで場所が移動していた。売店がなくなったのは残念だが、何も買わなくても記帳をしやすくなった。
山頂は曇っており、風も強いので汗と雨に濡れた体が寒いほどだが、紀の川方面を見下ろすと下界は晴れているようだ。
東屋で小休止していたら、そばの紫陽花が目に入った。すでに盛りを過ぎて、枯れた花が目立つ。雨に悩まされる日が続いているが、今日も平地では暑く、梅雨明けも間近だろう。
山頂からさらに先に進むと、ひと下りした先に「中尾ルート」と「牛滝、塔原ルート」が別れる分岐にロータリーがある。ここに「林道紀泉高原線・終点」のプレートが設置されていた。これで通称紀泉高原スカイライン全走。
牛滝ルートを下ろうとしたが、通行止めの表示が道を塞いでいた。やっぱりまだ復旧していないようだ。仕方がないので塔原ルートを下った。怪しい雲行きながら、次々自転車が上ってくる。さすが三連休というところか。
塔原まで降りてくると、すでにかなり暑い。府道39号線に入り、岸和田射撃場のある間道を抜けて東に向かい、牛滝ルートへ向かう府道40号線に入ると、何組もロードバイクの集団に抜かれた。こちらはもう疲れきって、のんびりマイペースでしか走れない。しかし、牛滝ルートが通行止めでは、結局牛滝温泉までのピストンコースになるだろう。ロードトレーニングとしては物足りないようにも思えるのだが、通行止めを知らないのだろうか?
私は大沢町から間道に入って、さらに東に横滑り。ここもかなりの急坂なのだが、和泉葛城山の後だとゆるい坂に感じる。
切通しの峠にお地蔵さんの祠がある。道は細いが地元の人はよく利用するのだろう。
春木川で府道226号線に入り、ここから北進。川沿いに下る道沿いに地元の方が花を植え、景観が良い。
往路で通ったR170旧道と交差して、松尾寺経由で家路をたどる。途中の黒石町付近から振り返ると、和泉山脈方面も晴れていた。最後は暑さにへろへろになりながら、11:20頃帰宅。和泉葛城山1本だったのに、思ったより時間がかかった。
体調も今ひとつだったし、まだ暑さに身体が慣れていないので、ペースも上がらなかった。暑さに関しては、これから走りこんでいくしかない。梅雨が明けたら本格的に頑張らねば。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/07/15 5:40:59
完了: 2012/07/15 11:22:31
バイクタイム: 4:15:51
停止時間: 1:25:29
距離: 81.51 km
平均スピード: 時速 19.12 km
最高スピード: 時速 49.74 km
登り: 1541 メートル
カロリー: 2057 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 84.1 km
消費カロリー:2824kcal
計測時間:5:41:23
平均心拍数:122
最大心拍数:176
平均速度:18.9km/h
最高速度:47.9km/h
平均ケイデンス: 71
最大ケイデンス:109
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:3:40:26
ターゲットゾーン内時間:1:14:56
ターゲットゾーン以上時間:0:46:00
走行時間:4:26:02
累計走行距離:4053.2km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
梅雨晴れに 水都の道は 橋ばかり [自転車工房エコー訪問]
今日は吹田の自転車工房エコーさんに行ってきた。詳細は別途記事にしようと思うが、フレームオーダーの相談に行ってきたのだ。
自宅のある堺市から距離40km足らず。10時開店のしばらく後に到着することを狙って8時に出発。大和川を渡り、往路はあべの筋とその続きの谷町筋を北上。
天王寺駅前を8:47通過。朝方は涼しかったが、気温はぐんぐん上がり、半袖ジャージでも暑くなってきた。
ここまで(自分にしては)頑張って飛ばし、少しでもトレーニングになるよう努めていたが、お陰で天満橋渡河は9:05頃。時間に余裕もできたので、すこし回り道になるが大川(旧淀川)沿いの遊歩道を北上した。
OAPの裏手を通ったりロケーションの良い所もあるが、ジョギングや散歩の歩行者が多くてスピードは出せない。道もやや荒れ気味で、石畳の場所まであった。宮古島橋付近ではダートまで現れて、遊歩道が途切れた。少なくとも右岸はナロータイヤ向けの道ではなく、一般道に退避。
9:20頃、淀川本流(新淀川)に到達。淀川大堰が対岸に伸びている。
大川への流量を調整する毛馬閘門の上は、歩行者自転車のみ通行可。
歩行者の多い淀川の土手上を少し遡り、赤川仮橋で淀川を渡る。一つの鉄橋の中を半分がJR城東貨物線が通り、もう半分に歩道が作られた珍しい構造。複線用に鉄橋を作ったが、築後80年以上単線でしか使用せず、余った部分を活用しているのだそうだ。もっとも、おおさか東線の延伸が予定されており、いずれ消え去る風景だ。
木造の橋梁上は結構人通りが多い。橋の下ではボートの練習をしていた。
淀川渡河後に神崎川も越えて吹田市中心部を通過。摂津市との市境に近い、五月が丘にある自転車工房エコーさんには予定通り10時過ぎに到着。店長の唯さんが迎えてくれた。
開業10年とのことで、穏やかな唯さんのお人柄もあってか、すっかり地域に溶け込んでおられるご様子。一般車の修理や常連さんが次々やってくる。店内には自転車だけでなく、ウクレレやプラモデルの展示もあり、唯さんの手によるものもあるとのこと。もちろん、自転車や唯さんの手によるフレーム、そして店の片隅にはフレーム製作のための工房が作られていた。
快くフレームオーダーをお引受け下さり、詳細の打ち合わせをして(この辺は後日詳報)気がつけば、あっという間に13時過ぎ。辞去して家路についた。
途中で昼食を摂り、帰路はやや東寄りのルートで南下した。晴れてきたのでかなり暑かったが帰路は追い風で、特に内環状線(R479、R309)はJR大和路線を超える所で迂回を強いられることを除けば走りやすく、30km/h超の快調なペースで飛ばせる。
南下すると、安居川、神崎川、淀川、寝屋川、第二寝屋川、平野川、そして大和川、西除川と次々川を越えていく。大阪を南北に移動すると必ず川を渡る必要があり、やはり八百八橋と言われた水都なのだと実感する。
15:45頃に帰宅。汗と排気ガスで汚れた体をシャワーで流してひと心地。橋への上り下りを除けば、平地オンリーだったが、暑さとハイペースで結構疲れた。少しはトレーニングになっただろうか?
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/07/08 8:00:24
完了: 2012/07/08 15:42:11
バイクタイム: 2:51:09
停止時間: 4:50:31
距離: 72.53 km
平均スピード: 時速 25.43 km
最高スピード: 時速 71.08 km
登り: 822 メートル
カロリー: 1731 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 81.5km
消費カロリー:2552kcal
計測時間:7:42:21
平均心拍数:100
最大心拍数:—
平均速度:25.4km/h
最高速度:43.9km/h
平均ケイデンス: 94
最大ケイデンス:116
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:6:08:10
ターゲットゾーン内時間:1:22:26
ターゲットゾーン以上時間:0:11:45
走行時間:3:12:40
累計走行距離:3969.0km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
五月雨を集めてしまう雨男 (あるいは雨蛙?) [鍋谷峠]
今日は激坂トレライドと銘打ち、鍋谷峠を越えて紀の川沿いまで降り、名手駅付近から和泉葛城山を登り返して(通称中尾ルート)で帰阪するという計画を立てた。獲得標高1700メートル超というだけでもなかなかの難コースだが、中尾ルートは平均10%の勾配というだけでなく、部分的に20%を越える勾配も待ち構える厳しいコースだ。
そもそもは滋賀在住のみわっちさんがリアコグをロー側27Tの登坂仕様に組み替えるというので、工具をお貸しするついでに大阪で走るかというところから計画が始まった。結局、みわっちさんは工具も購入して交換作業を終えたので、目的は急坂で登坂仕様ギアを試すことに変わった。
最初はあの伝説の暗峠なんて案も出したが、さすがに過酷すぎるので、今回の計画に落ち着いた。お互いに周囲に声を掛けて参加者を募り、今日は5人が集合場所のJR鳳駅に集まった。私の方は、得意先のショップさんの常連さん2人が参加。以前も串柿ツーリングでご一緒したT本さんと、今回初めて一緒に走るK田さん。みわっちさんの方は、mixiを通じてご縁ができたメロー=イエローさんを滋賀からお連れ頂いた。私は初めてご一緒する。
ご挨拶の上で、簡単なコース説明。午後から降水確率が高まる予報もあり、極力観光を省略して昼食を大阪に戻ってから摂ることを目指すことにした。実は私は子供の頃から雨男として知られている。中学卒業式は大雪、高校は入学式の豪雨に始まり、行事での雨多数。大学時代は北海道合宿に台風を呼び、私がコースリーダーの日には大豪雨。社会人になってからは少し落ち着いたように感じていたが、「自転車を整備した翌日は雨」のジンクスはまだまだ生きており、昨日は自転車に触らないようにしていたのだが・・・。
まずは泉北ニュータウン内を抜けて南下していく。私以外はみなさんロードバイクなので、走り慣れた方ばかりなのでペースは結構早い。コースリーダーでなければ置いていかれたかも(^_^;)。
光明池堰堤で小休止。今日は気温が高く、空は青空で、今のところは雨が降るとは思えない天気。「意外と大丈夫なんじゃないか?」と言葉を交わしながらも、そばに雨乞蛙(写真を撮り損なったのでこちらのサイトをご参照下さい)が鎮座していたのを発見。「縁起が悪いなあ」と話しながらも、その時点では笑っていられたのだが・・・。
交通量の多い道を避け、間道を繋いで進んでいく。寄り道したい寺社などもあったが、先を急ぐので素通り。
国分峠に上る坂で、みわっちさんが急停止。チェーンがフロントギアのインナーに脱落してしまったとのこと。
すぐに再出発し、槙尾中南交差点のコンビニに立ち寄ろうとしたら、何と改装中で休業。鍋谷峠前の最終コンビニだったのでしまったというところだが、幸い皆さんの装備がしっかりしており、水分だけ自販機で補充することになった。
みわっちさんのフロントチェンジはその後も何度か脱落を繰り返したので、一時停止してフロントディレーラーを調整。プレートの角度が外を向いているように見えたので、固定ネジを一度緩めてギアと平行になるようにした。多少改善したのかもしれないが、応急措置では不調を根絶はできなかったようで、その後ももうひとつのようだった。「フロントディレーラーのプレートが曲がってたりして?」と話しかけると「それは困るな。デュラは高いんだ」とのやり取り(^_^;)。
R480に入り、ひとっ走りすると父鬼の集落を抜けて鍋谷橋に到着。ここから本格的な山道で、多くの人がタイム計測の起点とする地点。ここまでくると日が陰り、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。
心配しながらも、とりあえず鍋谷峠に上ってから今後のコースを考えることにした。峠まではフリー走行にして、三々五々スタート。
私は勝手知ったるコースなので、皆さんを見送ってからスタート。ジモティーの強みでペース配分がわからずセーブしている方々をパスしながら上っていくが、最初にスタートしたK田さんには最後まで追いつけなかった。
峠到着時点ではラップタイムをチェックし損なったが、あとで確認したら今日のタイムは28分ちょうど。前回27分45秒よりはタイムダウンしたが、まずまず。アタック中の平均心拍数175と、ハイレベルをキープできた。ラストスパートで出た最高心拍数は189。やはり、同行者がいると気合が入る。
K田さんは27分くらいと仰ってただろうか? それでは追いつけないわけだ。さすがブルベもこなすご健脚。
ほどなく、T本さんご到着。和泉葛城山を年間100本上ったという猛者は、シッティングでさして息も上がらずに余裕でゴール。
メロー=イエローさん、みわっちさんも到着し、全員揃ったのが10:30頃。その頃には小雨がパラつきだした。スマホで雨雲レーダーをチェックすると、まだ活発な雨雲は来ていないようだが、ここで雨なら普段から雲をかぶりがちの和泉葛城山はさらに厳しいと予想される。いずれにしても雨雲が早めにやってくるようなので、和歌山側に降りるのは断念。大阪側に引き返し、山を降りて雨が降っていないようなら牛滝や蕎原あたりで昼食でも、ということに計画変更。
途中で小止みになったりもしたが、鍋谷橋まで戻っても雲行きはやはり怪しく、雨がぱらついている。これは早めに戻った方が良いということになり、一応、その場で解散。ほとんどのメンバーは急ぎ足で鳳駅に向かって引き返し始めた。
帰路は少しルートを変え、府道226号線で春木川集落を抜けて行く。近隣の方が花を植えて整備しており、雨でなければ気持ちの良いルートなのだが、小雨が止まない。T本さんとはR170旧道と交差する春木川出口交差点でお別れ。
残る4名は急ぎ足で北上を続けるが、徐々に雨脚は強くなってきた。レインウェアを着るかどうか悩んでいるうちに、次第に本降りになってきた。非防水のカメラも取り出せる状態でなく、撮影不能。私の雨男パワーか、それとも雨乞蛙か、いずれにしても神通力を遺憾なく発揮したようだ。
ところが、鳳駅が近づくと雨がピタリとやんだ。雨が降りだしたのは山沿いだけということだろう。駅に到着する頃にはウェアも自転車も乾いた。
一日かけた激坂トレーニングのはずが、結果として正午直前にゴールする朝練になってしまった(^_^;)。雨男パワーに加えて、うっかり雨乞蛙のいるコースを組んでしまったせいで、参加者の大事な自転車を雨中走行で汚してしまった。特にわざわざ滋賀からお越しいただいたお二人には、中途半端な走りになってしまい、申し訳ないことだった。いずれリベンジする機会を設けたい。
せっかくなので近くのショッピングセンターで昼食をご一緒し、自転車談義に花が咲いた。すっかり長居をして、店を出ると鳳駅周辺も本降りの雨・・・。また一緒に走る機会を頂けるようお願いして、皆さんとお別れ。どうせ一度濡れた体だし、自宅までわずか3.5km。レインウェアを一度出すと干したりする手間が面倒くさいので、ずぶ濡れになりながら帰宅した。
帰宅後は濡れたついで、雨を利用して洗車した。自転車のついでに、今年はじめて自家用車も洗車(笑)。自転車は大事にするが、自動車は雨ざらしで放ったらかし。主に使うのはヨメさんだし、走って曲がって止まれば良しという扱いだ。メカとして興味が無いわけではないが、入り込んだらキリがないし出費もかさむ。自転車でさえやりたいことのほんの一部しかできていないので、あえて車には興味を持たないように心がけている。
洗車注油を終えて、シートポストを抜き、逆さして水抜き乾燥。クロモリバイクはできるだけ濡らしたくないが、クリーニングするいい機会なったと思うことにしよう。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/06/30 8:15:01
完了: 2012/06/30 12:05:48
バイクタイム: 2:36:23
停止時間: 1:14:16
距離: 53.76 km
平均スピード: 時速 20.62 km
最高スピード: 時速 48.83 km
登り: 1153 メートル
カロリー: 1363 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 56.7km
消費カロリー:1908kcal
計測時間:5:01:33
平均心拍数:129
最大心拍数:189
平均速度:20.3km/h
最高速度:47.4km/h
平均ケイデンス: 79
最大ケイデンス:109
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:3:44:14
ターゲットゾーン内時間:0:39:23
ターゲットゾーン以上時間:0:37:56
走行時間:2:47:04
累計走行距離:3885.8km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム
信貴の寅に甲子の虎の加護を乞う [十三峠-信貴フラワーロード-信貴山-誉田八幡宮]
今週は梅雨と台風の連続で雨ばかりだったが、今日は晴れた。今週も体調はもうひとつだが、例年のこの時期に比べればずいぶんマシなので、自転車トレーニングに出た。
今日は近所の友人と一緒に、6:30頃出走。今日は一発目十三峠に上ることにして、適当に北東に向かい、大和川の土手に上がり東進。早朝からサイクリングロードは歩行者と自転車がいっぱい走っている。
柏原市役所近くの安堂交差点で一般道に降り、R170旧道を北進。
ルートがわかりやすい所では友人が引いてくれたのでペースは結構早く、8時過ぎには十三峠への登り口、大竹7丁目交差点に到着。平地では友人に引いてもらうパターンが定着してきている(^_^;)。
小休止している間にも、次々とロードバイクが上っていく。我々もアタック開始したが、やっぱり調子はもうひとつ。心拍計の調子が悪いこともあって目安もなく、ペースも一定しない、序盤で抜いたロードバイクが後ろに迫ってきて、慌ててペースアップ。ヒイヒイ言いながら、急坂を上っていく。
しばしの苦闘の末、十三峠に到着。タイムは24分18秒。
十三峠は大阪中心部を見下ろすなかなかの眺望。夜景スポットでもある。自転車乗りも多く、次々上ってきて峠で休憩している。
すぐに友人も上がってきた。何とかヒルクライムでは先行できるが、平地では完全に置いて行かれるようになってきた。いつまでヒルクライムで優位に立てるか・・・。
しばらく休憩してから奈良側にしばし下り、山の中腹を走る信貴フラワーロードに入った。アップダウンを繰り返すこの道は、十三峠で力を使い果たした身にはかなりキツく、完全に友人に置いて行かれる。
終点で県道236号線に入り、ひと上り。信貴山朝護孫子寺に立ち寄った。本堂までは階段もあり、ビンディングシューズではキツイので、参道の巨大な寅の張り子(大寅、世界一福寅)にお参り。寅の縁の朝護孫子寺は阪神タイガースの守り仏でもある(?)。最近不甲斐ない甲子(きのえね)の虎(甲子園のタイガース)に加護を乞う、表題のような川柳も出てくるというわけだ。
お参りの後は表参道でにある開運橋を渡った。以前も一人で通ったが、珍しいカンチレバー構造で国の登録有形文化財になっている。カンチレバーブレーキを装着した自転車でカンチレバー橋を渡るというシチュエーション。
府県境を越えて大阪府に戻り、府道183号線を進む。ここもアップダウンを繰り返す信貴フラワーロードの続きのようなルート。今日はまだ涼しいし、だんだん下り基調になっていくので気持よく走れたが、夏の炎天下に逆ルートを取るとかなりツラいルートだ。
急傾斜の細道である堅下集落付近を避け、より東の2車線道路を下って行くと亀の瀬地すべりの対策工事の行われている地域を通って、峠集落近くで大和川沿いに出てきた。周辺には地すべり防止のために何百本もの巨大な鋼管が打ち込まれているので、壮観だ。
ロードバイクの友人には申し訳ないが、大和川の北岸を通る細道や、河内堅上駅付近の田畑間の歩道を通って西進。ペースが上がらず走りにくかっただろうが、ついついランドナー的な走り方をしてしまう。
再び府道183号線と合流し、大和川沿いを飛ばす。R170旧道で大和川を渡り南進。府道31号線に入るための近道として応神天皇陵の南側の細道に入ったら、誉田八幡宮があったのでお参り。友人としばし歴史談義。
ここまで細道を辿ることが多かったが、ここからは幹線道路をかっ飛ばし、ペースを上げて一気に帰還。もっとも、私はほとんど友人の後で風圧から逃げていたが・・・。ロードバイクの走り方はこうだな、と思い知らされた。
体調不良でなかなか本格的なトレーニングをできないままではあるが、昨年などと比べれば自転車に乗り続けていられるだけマシだ。恐らく7月に入れば体調も回復すると思うので、乗鞍に向けて頑張っていこう。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/06/23 6:31:27
完了: 2012/06/23 12:00:26
バイクタイム: 3:05:05
停止時間: 1:57:13
距離: 69.50 km
平均スピード: 時速 22.53 km
最高スピード: 時速 68.75 km
登り: 1014 メートル
カロリー: 1650 kcal
POLAR CS200CADの記録
※センサー不調につき正常なデータなし
■本日のフォトアルバム