遅々として 進まぬ作業 日は短か [新フレーム乗せ換え作業その2]

【化粧終え 秋晴れの日に来ぬ 四代目 [新フレーム引き取り&乗せ換え作業その1]】からの続き
本日も引き続き、新フレーム猛虎四號の組立作業。それに先立ち、朝イチにまずは昨日パーツをほとんど外した猛虎参號の重量測定。
猛虎四號の測定時と同じく、ヘッドパーツ付きの状態で2765gなので、現状で145gの軽量化ということになる。焼き入れパイプを用い、ホイールベースもつめたスケルトンなので、もう少し軽くなってくれると嬉しかったのだが、まあ仕方ない。アヘッド化したステムによる軽量化も見込めるし、長いヘッドコラムを切断すれば、もう少し重量は減る。
そのコラムカット作業は、しっかりした金ノコと、パークツールのソーガイドを持っている近所の友人に応援を頼んだ。私の持っている金ノコは安物ですぐ刃が外れるし、ソーガイドも安物。小さな万力はあるが、しっかり固定する場所がない。
友人宅近くの公園で作業開始。万力は固定する場所がなかったが、二人いれば、手で押さえることもできる。
スチールなので、それなりに大変だったが、ほどなくコラム切断完了。作業後はちゃんとお掃除。
何て書いてるが、私はフォークを押さえていただけで、切断作業も掃除も友人がやってくれた。なんてやつだ(^_^;)。帰宅して切断後のフォーク重量を図ると770g。40gの軽量化だ。フレームとヘッドパーツを合わせると、2580gになったということだ。
ひとまずのポジションでステムを装着したが、20mm長めにしていることもあって、スペーサーが合計63mmにもなる。手持ちのカーボンスペーサーだけでは足らず、アルミスペーサーも動員。
本当はステムは水平かやや前下りにしたいところだが、スペーサーが長いのもみっともないし、重量的に不利。80度ステムで我慢したほうがいいだろうか? ちなみに画像のステムは誤って上下
逆さにつけてしまった時のものなので、実際にはもう少し前上がりは少なくなる。
パーツ類は基本的に乗せ換えのつもりだったが、友人から「いま使わずに、いつ使うのだ!(byクシャナ殿下)」と言われたことで思い直し、この機に手持ちのあるパーツは惜しまずにつぎ込むことにした(友人はシマノパーツを使えという意味で言ったのだが、思いっ切り曲解)。巨人兵みたいに短期間で壊れてもらっては困るが・・・。
以前からスペアパーツとして確保していたシュパーブプロのRメカは8S対応の最終型(と言っても7Sで使用するが)、Fメカは直付用のため、装着用バンドを用意した。ブレーキレバーもシュパーブプロのBRS対応最後期型。7Sリアコグ、SEDISのチェーン、トラ柄バーテープは新品。先日イトーサイクルで購入した前ギアも新品。シュパーブプロのブレーキアーチは手持ちの中古品だが、BRS対応ではない。シートポストは友人からもらったシマノXTRの中古品。
猛虎参號から載せ替えるパーツのクリーニングを開始。スギノPX最終型はギアを外して汚れを拭き取ったが、長年の使用で傷だらけ。一部足が当たってアルマイトが剥がれてムラにもなっている。
そこで、金属磨きNEVR-DULLで磨いた。アルマイトが剥がれた部分はピカピカになったが、アルマイト部分は大して変化なし。残念。
諦めて購入したばかりの新しいギア板を装着する。ネジの数が多くて面倒だが、全てグリスを塗布してから組み付ける。
ギア板装着完了。これまで通り軟弱脚向けの42×26Tの超ワイドレシオ。Fメカのキャパシティぎりぎり。
続いてボトムブラケット。ワールドクラスのチタンBB、軸長113mm。
シールドベアリングなので、汚れを落としてやるだけ。本当はベアリング交換をしたいのだが、既成のプーラーなどが使えず、簡単にできそうにない。力任せに強引に行くか、方法を検討中だ。
インデックスのない左でさえ、これだけの部品点数。
インデックス付きの右側は、まずCリングで封印されており、開けるにも覚悟がいる。
開けると部品がこんなに! 小さなベアリングまであるので、慎重に作業したが、根気のいる作業だった。
悪戦苦闘の末、ようやくグリスアップ完了。
いよいよパーツの組み付けを開始。まずはボトムブラケットから。
ところが、ワンをある程度まで入れると抵抗が非常に大きくなって、入らない。ところが、試しに普通のBBを入れてみるとちゃんと収まる。
軸長の短いワールドクラスのBBは、通常のBBより奥までワンが入るため、ネジ山がそこまで切れていなかったようだ。
私の心の中でサンダーバードのテーマが鳴り響く中、友人がBB用タップを持って到着。これは、さすがに私も持っていない。というか、何で個人でこんな工具まで持ってるねん?
タップをBBシェルの奥まで切り直して、無事作業終了。
友人のお陰で無事にBBの装着ができ、クランクも装着して、前後ホイールやシートポストを装着。ここからは、ディスプレイスタンドにセットして正立した状態で作業を続行。
ブレーキアーチがBRS(ブレーキ・レスポンス・システム。シマノのSISに相当)非対応なので、ブレーキレバーからBRSスプリングを外し、ついでにグリスアップ。
昨日計測した位置にレバーを装着し、ハンドルバーをフレームに装着する。角度はiPhoneで計測。
キャリア、ブレーキ、サドル等を仮装着し、自転車らしい姿になってきたが、まだまだこれから。
糸を垂らして、サドル位置をセット。BBを基準に、猛虎参號のと大体同じポジションになったはず。フレームが変われば、適性ポジションは変化するだろうが、ひとまずここを基準にスタートしよう。
この時点で17時近くになり、本日の作業終了。丸一日掛けても、なかなか進まない。変速関係パーツや、ワイヤー類、マッドガードなどの大物が残っており、先は長い。
家の中には作業できる場所もなく、マンションの公共スペースで作業している。従って、作業途中で放置することもできず、準備と片づけにも時間がかかる。こうなると週末にしか作業はできず、さて完成はいつになることやら(^_^;)。
【部屋籠り 天高き空 我れ誘い [新フレーム乗せ換え作業その3]】に続く
■本日のフォトアルバム
化粧終え 秋晴れの日に来ぬ 四代目 [新フレーム引き取り&乗せ換え作業その1]

予想外に早く新フレーム(猛虎四號)の再塗装が完了し、今日自転車工房エコーさんへ引き取りに行ってきた。ムラのあった部分を塗り直し、上から全体にもう一度クリヤー塗装をかけたのか、前より輝いているように見える。
私と同じく今日納品予定とのオーダーフレーム自転車は、マッドガード付きロードいう私とほぼ同じコンセプト。サイドプルブレーキでも、マッドガードが装着できている。
買い手がつき、引き取り待ちのトライアル車。新たなオーナーは自転車処ぽたりんぐぅの當眞店長。
集合ステーのシートラグ周り。
「猛虎四號」のロゴが輝くヘッドパーツ付近。
ハンガー周辺。下部はラグにワイヤーリードが整形されているタイプ。メンテナンス性や摩擦抵抗などを考えるとプラ製のワイヤーリードのほうが機能的だが、やっぱりスチールの造形は美しい。
店長の唯さんに御礼をいって、いそいそと帰路についた。
帰宅途中にまたイトーサイクルさんに寄って、23Cサイズに合う旧マークの本所製軽合マッドガードを入手。最初は手持ちの軽合ガードを使うつもりだったが、押入れの奥から引っ張りだすと、ちょっと幅が広いことが判明。
猛虎参號で使用中のプラガードも丈夫でなかなか良いのでこちらを再購入することも考えたが、スチール製松葉ステーがやや重い。軽合ガードは無加工なので、自分の好みの取り付け位置に装着できるのも長所だ。
帰宅して14時過ぎから作業開始。まずは重量測定。
フレームのみ(ヘッドパーツのワンのみ装着のまま)で1775g。
当然のことながら、最近のカーボンフレームとは比べるまでもなく重いが、スチールバイクとしてはかなり軽いといえるだろう。
まず、サドルの角度を測定。これは、完全に水平。
バーテープを剥がしてハンドルバーの角度を測定。iPhoneを角度計アプリを使用。
ブレーキレバーの取り付け位置計測。
一番の問題は、BB、サドル、ハンドルの位置測定。
考えた末、トップチューブを基準に、重りをつけた糸を垂らし、金尺やメジャーなどを動員して大まかな位置を把握した。
新フレームに仮のBBを装着し、長いドライバーを貫通させて、猛虎参號のBBに挿入。BB位置を合わせてから、仮のステムを装着した新フレームを並べて、ハンドルバー位置を比較してみた。
結果、どうやら手持ちの120mmステムでは猛虎参號のポジションより、10 mmほど長いようだ。もう一つの80mmでは短すぎるので、ひとまず120mmを装着して組み立てよう。続いて、猛虎参號をバラす。
ヘッドパーツ以外はほぼ外して、本日の作業終了。
さて、明日も引き続き頑張らなくては。
【遅々として 進まぬ作業 日は短か [新フレーム乗せ換え作業その2] 】に続く!
■本日のフォトアルバム
朝ぼらけ 肌寒き道 一走り [ジョギング6.5km]

今日は新フレーム(猛虎四號)の引き取りに行き、午後から現行フレーム(猛虎参號)からのパーツ移植作業に入るつもり。そう簡単に作業が終わるとは思えないので、恐らく今週末と来週末は自転車に乗れないだろう。
そんな訳で早朝のうちにジョギングしておくことにした。
入念にストレッチとウォームアップをして、まだ暗いうちから走り始めた。最初はキロ7分程度のゆっくりペースで、その後もキロ6分程度ののんびりペースで距離を延ばすことを目指す。
5週目くらいでいつもと逆の右ヒザに違和感が出てきたが、やや左に重心をかけるようにして走るようにしたら、ひとまず解消。朝食前に全くエネルギー補給をせずに走っているせいか、いつもよりパワーが出ないが、それなりにのんびりと走り続けた。
以前もそうだったが、途中でiPhoneのCyclemeterの距離表示が止まってしまい、何キロ走っているかよくわからなくなってきた。スタートからの走行時間でたぶん何週目だろうと予想して走り続けた。
ラスト一周(500m)はペースを上げて、今日の目標は6km達成。と思ったが、後で記録を確認してみると13周回(6.5km)走っていた。最後は両ヒザに違和感が出てきていたが、フォームが崩れるほど強い痛みにならずに済んだ。まずまずの調子だ。
13周回する間、ずっと見守ってくれていたのが、この猫。どっしり座ったまま、首だけで私の姿を追っていた。終了後に近寄って撮影したら、さすがに警戒して立ち上がったが、逃げることもなくモデルになってくれた。
さて、これからお出かけだ。
■コースマップ
■本日の走行記録(ジョギング)
Cyclemeterの記録
スタート: 2012/10/13 5:42:17
完了: 2012/10/13 6:22:47
ランタイム: 0:39:41
停止時間: 0:00:00
距離: 6.20 km
平均: 6:24 /km
登り: 160 メートル
カロリー: 441 kcal
■ラップタイム(1周約500m)
ラップ01 0:03:22
ラップ02 0:03:20
ラップ03 0:02:30
ラップ04 0:03:04
ラップ05 0:03:14
ラップ06 0:03:08
ラップ07 0:03:18
ラップ08 0:03:06
ラップ09 0:03:06
ラップ10 0:03:08
ラップ11 0:03:05
ラップ12 0:02:54
ラップ13 0:02:26
今年もやります 串柿ツーリング2012 [11/24実施]

昨年好評だった(?)串柿ツーリングを今年も実施します。
和歌山県かつらぎ町の四郷地区は、古くから串柿の特産地として知られています。
毎年11月には和泉山脈の山間に点在する集落に串柿が吊るされ、一面がオレンジ色に染まります。晴れていれば青空との対比が美しく、心に残る風景です。道が狭いこともあり、車より自転車でこそ風情を堪能できると思われます。
11/24に実施(雨天予報のため11/23より順延)を予定しています。残念ながら11/23の「串柿祭り」には参加できなくなりました。
堺市内から府県境の峠を超えて四郷に入り、また峠を超えて堺まで帰ることになると思います。集合時間は8時くらい。最終的には輪行組の到着時間に合わせることになるでしょう。解散時間は当日の進行状況次第ですが、16~17時には帰ってきたいと思います。日の短い時期ですので、念のためにライトはお持ちください。
基本的にはロードバイク向けの全舗装ルートの予定です。コンクリート舗装の急傾斜や、荒れた路面も入ると思いますが、そんなところはごく一部なので、ゆっくり走ったり、押してもらえば大丈夫です。
詳細は参加者の希望で変動します。参加希望の方は、当ブログの「ご連絡」フォームや、アートサイクルティーエーズさん、ぽたりんぐぅさんを通じて、ご連絡ください。facebookやmixiでもカレンダーページを立ち上げていますので、そちらで内容を詰めていくことになると思います。
複数の自転車店さんに声を掛けていますので、色んな方が参加することになりそうです。どなた様も、ご遠慮なくご参加ください。ただし、当方も一自転車乗りに過ぎませんので、手に負えない大人数になった場合は制限させていただくかもしれません。
■実施要綱
- 開催日:2012年11月24日(雨天予報のため11/23より順延)
- 集合地1(自走・輪行組):JR鳳駅 8時集合 8:10出走
- 集合地2(車組):荒山公園(西側の駐車場) 8:20合流 [地図 http://yahoo.jp/hRAzU2 ]
- ルート: http://yahoo.jp/tC3pxg
■10/25追記
コース案をいくつか考えてみました。昼食場所、串柿まつり見物、コースの難易度を全て調整するのはなかなか難しいです。残念ながら、どれかを諦めるしかないように思われます。
昼食を持って走るか、串柿まつりを諦めるか、厳しいコースに挑戦するかの三択ということです(^_^;)。
ぜひ、参加予定者のご意見とご感想をお願いします。
コース案1 http://yahoo.jp/LqMgxb
コース案2 http://yahoo.jp/JLAnGS
コース案3 http://yahoo.jp/bYzVwp
コース案4 http://yahoo.jp/tC3pxgちなみに、串柿まつりは今年も11/23(祝)で確定とのことです。詳細は下記ご参照下さい。
http://www1.jawink.ne.jp/jakk1/kusigaki/k5maturi.html■11/08追記
そろそろ、実施予定日が近づいて参りました。ついては、まずは集合解散地、時間について決定したいと思います。
ひとまず、下記の通りと致しますが、もしご不自由のある方はお知らせ下さい。
・集合地1(自走・輪行組):JR鳳駅 8時集合 8:10出走
・集合地2(車組):荒山公園(西側の駐車場) 8:20合流 [地図 http://yahoo.jp/hRAzU2 ]
荒山公園の駐車場は北東側にもうひとつありますが、集合地は西側駐車場とします。普段は無料です(ただし、イベント等のあるときには有料になる場合があります)。こちらでの合流を希望する場合は、事前にお知らせ下さい。
解散については、各集合地に戻るコースとしますが、途中離脱もご随意にどうぞ。17時頃までには、鳳駅まで戻ってきたいと考えています。
ルートについては、できれば週末に下見をしてから決定したいと思います。串柿まつりの見学希望者が多いのですが、コースが厳しくなり、昼食場所も難しくなるため、悩んでいるところです。
参加者は現時点で12~13人の予定です。かなり多人数となり、女性や小径車もいらっしゃいますので、厳しすぎるルートは避けた方がよいと思われます。ただ、先導していただける方がいれば、2コースに分ける方法も考えられます。
引き続き、ご意見をお聞かせ下さい。■11/11追記
遅くなりましたが、今年のルートを最終決定しました。結論としては昨年とほぼ同じルートである「ルート案4」を採用します。
昨日の試走でルート案3を少し変えて昼食場所を確保するルートを検討したのですが、傾斜が非常にキツく、集団走行は危険と判断しました。
ついては、今年は「串柿まつり」の立ち寄りを断念します。多くの方に楽しみにしていただいたのに申し訳ありません。
当初検討していた串柿まつりを取り止め、昨年同様のルートにしたのは下記の理由からです。
・人数が増え、小径車や女性の参加もあること
・昨年よりスタートが1時間遅いこと
・上記2点の理由のため、距離や上りを増やすのはリスキーと予想される
・他のルートでは昼食の保証がない(串柿まつりには、軽食しかないかも)
・昨年走行済みのルートなら時間が読みやすく、私以外にも経験者がいる串柿まつり会場まで降りると、約200m余分に上らなければならず、距離も6~7km延びます。まともな昼食が得られる保証もないため、今年は安全策を取りました。ご参加の方には、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。今年の様子を見て、可能であれば来年はコースに含めていきたいと思います。
・ルート案1:集合地と解散地が異なるため除外
・ルート案2:距離75.1km / 獲得標高1398m
・ルート案3:距離74.7km / 獲得標高1398m
・ルート案4:距離68.3km / 獲得標高1199m鍋谷峠:標高670m
三国山・平分岐(最高地点):標高780m
蔵王峠:標高550m
文蔵の滝:標高330m
(串柿まつり会場:標高180m)
■11/14追記
ご参加の皆様に、お願いごとです。
・当日、JR鳳駅に集合される方は、「東口」にお集まりください。
・念のため、ライト類のご用意をお願いします。17時までには鳳駅まで帰ってきたいと考えていますが、トラブルがあった場合は遅延することもありえます。
・山間部はかなりの寒さが予想されます。防寒着の準備をお忘れなく。
・一部、路面が荒れているところがあります。特にナロータイヤの方は、替チューブ等の装備をお忘れなく。
■11/22追記
残念ながら明日23日(祝)の開催は諦め、翌24日(土)に順延致します。24日も曇(降水確率30%)のすっきりしない予報ですが、恐らく走行に問題はないでしょう。最終的な実行か中止のご案内は、あらためて差し上げます(23日20時までに)。
23日しか参加できない方もおり、一縷の望みを抱いて決断を送らせてきましたが、どうやら午前中の雨が避けられそうにありません。誠に心苦しいのですが、この時期に雨の中を走ることはかなり危険であり、ご理解を頂けましたら幸いです。
事前に参加表明を頂いた方は、個別にメールでご連絡しておりますが、万一未達の場合は、24日の参加可否をお知らせ下さい。逆に、24日なら参加できるという方も歓迎です。
ひこばえの 棚田 見下ろす坂の上 [淡路島ポタリング]

本日は自転車処ぽたりんぐぅさんの淡路島ポタリングに参加してきた。昨年はロングコース(約100km)班だったが、今年は腰の具合に不安があったこともあり、娘を連れてショートコース班(約54km)に参加することにした。
5時ごろに自宅を出走して、集合場所のぽたりんぐぅさんへ。まだ真っ暗で、半袖ジャージにレーパンでは、寒いほど。自転車に乗れなかったこの二週間で、一気に季節が変わってしまった。早くに起こされて、眠い寒いと言いながらも、娘は笑顔。不安はありながらも、楽しみなようだ。
5:30ごろ堺市駅前のぽたりんぐぅさん前に到着し、前後して参加者の方々も続々と集まってきた。
店長の當眞さんの簡単な説明を受けて、自転車はレンタカーのトラックに積み込み、人間はドライバー役を引き受けてくれた参加者の車に分乗して、出発したのは6:20頃だったろうか?
阪神高速と明石海峡大橋を渡って、淡路島北端に近い岩屋のBikers Cafe チルコロさんに8時過ぎに到着。チルコロさんは出発帰着の拠点になっていただき、着替え場所やトイレをお借りした。
海に面した店内にはたくさんの自転車が展示され、自転車用の整備スペースも設けられている。
中でもストロングライト49Dのクランクや、サンツアーサイクロンRメカが装着されたタンデムツーリング車に目を惹かれた。
何て解説はしているが、この時点で私はチルコロさんの店内をじっくり見る余裕はなかった。実は、車を降りて早々、出走準備をしているところで左手の薬指から何かが抜けていく感触。ヤバイッ、と指を見るとやはり結婚指輪がなくなっている・・・。
落下音がしなかったので、草むらに落ちたのだろうと探しまわり、娘や近くの参加者も探してくれたが、なかなか見つからない。私のことでイベントに支障が出てもまずいので、ひとまず諦めて帰着してから、また探すことにした。
結婚してすでに13年近く、子育てを通じてヨメさんと積み重ねた絆は、指輪の有無でどうにかなるようなものではないが、私にとっては結婚式で誓ったことを事あるごとに思い出すための大事な目印。逆の立場であれば、妻に嫌みのひとつも言うだろう。心に重荷を抱えたままの走りだしだったが、これでトラブルが終わるわけではなかった。
バタバタと準備をして、あらためて詳細な打ち合わせ。ショートコース班を2つに分け、私と娘はN崎さんご一家3人と一緒に走ることになった。
ロングコース班の出発に続いてまずは、ショートコース班も我々子連れファミリーグループ5人が先行して、8:48出発。
天気は晴れ。海沿いのR28はほとんど平坦。しかも追い風。子供2人がロードバイクなこともあって、意外にペースは早く、20km/h程度で巡航できる。
子供にはちょっとしんどい坂を上った先には、世界平和大観音が道沿いにすっくと立っている。経営者の死去後に閉鎖されて久しいが、存在感は圧倒的。敷地内にはなぜか自由の女神像も見え、敷地外ながらすぐ前には喫茶&レストラン「アメリカ」があるという、国も文化もゴチャ混ぜで違和感を禁じ得ない珍名所だ。
倒壊の危険があるとのことで地元では大問題になっているらしく、実際、手前の十重之塔の先端は折れて垂れ下がっていた。
停車して道路端から見物していると、後ろの班も追いついてきた。
世界平和大観音のある高台を下って海沿いに出て、景色のいいところでまた停車。スタートから50分走ったので、ちょっと長めに休憩を取った。その間にも、次々と自転車が通りすぎていく。
大人グループも追いついてきて、しばしのんびり。しんどいと言っていた子供2人だが、磯に降りていって海と戯れている(^_^;)。
ここまでは順調だったが、生穂集落の海沿いを走るR28旧道を通行中に、トラブル発生。私の後タイヤに「シュッ」と何かが当たる音がしたので振り返ると、正にその瞬間に娘が前のめりにひっくり返っているところ。車間を詰めすぎて、前輪を私の後輪に当て、バランスを崩したらしい。
慌てて停車して駆けよったが、自転車が身体の上に乗って絡まり、身動きが取れない様子。手を借りて自転車を除けると、痛いと言いながらも、泣きもせずに自分で立ち上がった。コロンと転がったせいか、幸いにしてヒザの小さな擦過傷だけで他にケガは無いようだったが、肝を冷やした。大人なら、あんな転び方をしたらただでは済まないだろう。
N崎さんご一家や、すぐ後を走っていた大人グループの方々にも手助けや、励ましの声を掛けていただき、恐縮。幸い、自転車もSTIレバーの角度がズレたくらいで、ホイールにも振れはなく、一見して問題はなさそう。STIレバーの位置を戻して走行を再開した。
大谷交差点のコンビニで小休止をして、娘のキズを消毒。念のため持ってきた救急セットが役に立った。ここから県道66号線に入り、海沿いから離れるとすぐに小径車や子供にはきつい登りが現れた。
朝が早かったので、すでにお腹が空いている。ひと峠越えて、下る途中でラーメン屋を見つけたが、まだ10:30過ぎとあって開店前。
坂を下りきったところに、創作うどん家ぜん丸を発見。11時開店とのことだったが、「入ってお待ちください」との暖かいお言葉に甘えて、早めの昼食とすることにした。
娘は釜玉うどん、私を始め多くのメンバーは「豪快丼」を注文。淡路島牛丼プロジェクト掲載メニューとのことだが、もはや牛丼ではない。牛丼+カツ丼+海老天丼を合わせた名前通り豪快な丼。ボリュームも多く、セット(うどん付き)にしなくてよかったというのが皆の共通意見。我々が出発する頃には店内はお客さんで埋まり、かなりの人気店のようだった。
暑くなく寒くなく、気持ちのいい気候の中、のんびりと走行再開。コンビニに立ち寄る間に大人グループに先に行ってもらう。
またひとつ峠を超えて、ゆるやかな坂を下って行くと伊弉諾神宮に到着。国産み神話で知られる伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島に構えた幽宮を元にすると言われるのが淡路国一宮のこの神社。
正面の鳥居は阪神大震災で倒壊したものを再建したものとのこと。
駐車場の脇に自転車を止めて参拝する。
整えられた境内には「古事記編纂千参百年」の幟が立ち並んでいる。
本殿の手前に大きな日時計と「ひのわかみやと陽の道しるべ」という石碑が立っている。太陽の運行と出雲大社や高千穂神社、伊勢神宮、熊野大社といった日本の大神宮の位置関係が記されており、興味深い。
もっとも、そんなことは関係ないし子供たちは日時計に登って遊んでいる(^_^;)。
本殿入り口に掲示された「頭髪感謝祭」の掲示に思わず吹き出した。どんな祭か知らないが、親族に頭髪の薄い者が多い呪われた血筋の人間としては、そっちを想像してしまった。まあ、私も笑ってはいられないが・・・。
やっと、拝殿にお参り。いつものごとく「家内安全」と、今日は「結婚指輪が見つかりますように」も加えて祈願。
売店などを覗いてから、再出走。ほどなく、西海岸沿いの県道31号線に突き当たり、右折して北上。尾崎では集落内の旧道を走ったが、今日は秋祭りのようだ。この集落は神輿を引いていた。
北上ルートは逆風なので、子供たちのペースもがくんと落ちる。15~17km/hがせいぜいだが、時間には余裕があるので大人グループに先に行ってもらい、のんびり進む。
13:40頃、枯木神社に到着。日本最初の香木伝来伝承地とのことで、珍しく海に向かった拝殿。淡路島は線香の産地としても有名だが、関連するのだろうか?
境内の裏には香木伝説とは全く関係無さそうな子宝石と、その伝承が記載されている。
疲れ気味だった子供たちだが、海に降りられる所を見つけると飽きずに遊んでいる。「適当に休んどきや」と言っても聞きやしない(^_^;)。
休憩している間にも、だんだん逆風が強くなってきた。雲も増えて空が暗くなってきたのも気になる所。ちょっと気がせいてきたので、14時頃再出発。
途中一回、育波のコンビニで小休止した後、富島の焼きあなごの有名店、魚増鮮魚店に到着したのは14:50頃。テラテラ光る鮮度の高い穴子を、目の前で焼いている。この臭いはもはや暴力だ。
焼きたての大きなあなご2尾で550円なり。油の乗った身は、ふっくらしてとても美味。昨年は到着時に売り切れで悔しい思いをしたが、1年振りのリベンジを果たした。
あなごパワーを注入して、さあもうひと頑張り。東海岸に戻る県道71号線の山越えだ。軽く考えていたら、魚増鮮魚店を出発して数百メートルで、目の前にいきなり急坂が出現。
私もちゃんと下調べしていなかったので予想外。當眞さんからは「2つの山の間を抜ける低い峠」と聞いていたので、なめてかかっていた。集団はばらけ、各自のペースで必死で上って行く。
坂の途中にあった富島八幡神社でも、今日は秋祭りで蒲団大鼓がずらっと並んでいる。後続を待ちがてら見物。
後続追いついてきたので、再出発。神社からしばらくは傾斜が緩くなったが、集落内の旧道(?)から県道71号線に合流したところに、傾斜11%の表示(汗)。皆から悲鳴が上がる。
直線的な急坂が続いていたが、その時点でも上りはすぐに終わるだろうと思っていた。様子見がてら先に行ってピークから声を掛けようと思ったが、少し先で急傾斜こそ一段落するがその先にはまだ上りが続いている様子。こりゃだめだと、皆の様子を見に引き返した。
女性や子供、小径車が中心のショートコース班ではあったが、急傾斜でも意外にみんな健闘している。娘はノリクラ用の低ギア比なので比較的余裕があったが、N崎さんの息子さんもロードバイクのギア比で押しもせずに頑張っている。
傾斜が一段落する地点で後続を待つ。皆さん予想外の急坂ながら、なぜか笑顔(苦笑?)。ここからは、蘖(ひこばえ)が茂る棚田や海が見下ろせる絶景。この辺りは石田の棚田として有名だそうだ。
全員揃ったところで、ピークを目指して再出発。最初の急坂を登った上は台地状になっており、傾斜はさほどキツくなく、住宅も点在する開けた風景。
上り切った後は、交通量が少なく傾斜が緩い気持ちのいい下りが待っていた。この写真の直後なのだが、ここはちょっとした上り返し。上り切った辺りで、後続を待つために止まろうとしたら、後ろから娘が声を掛けてきた。「お父さん、後の人らな・・・アッ」と声が途切れ、次の瞬間「ガシャーン」という音。振り返ると、娘が深さ1mほどの側溝に落ちてひっくり返っていた。
またも血の気が引いたが、とにかく駆け寄り娘を抱き起こした。今度はヒザに大きめの擦過傷を作ったが、他に大きな外傷はない。手足の関節や頭にも大した異常はないようだったのでひと安心。側溝の底に土が積もっていたもあって、ショックが和らげられたのかもしれない。
自転車は借り物だし、参加者の皆さんに迷惑をかけている負い目から、ついつい「今日二度目やで、何でなん!」と語気を強めてしまったが、娘は今回も泣きはしないで堪えている。思い直して「慌てんでいいから、落ち着いて」とできるだけ優しい声で事故の状況を尋ねた。
答えは「何でかわからんけど、端に行き過ぎてしまってん」とのことで、疲れもあったのかもしれないが、結局のところ単純な油断ということのようだった。私自身、4月に側溝に落ちる事故を起こしているので、偉そうなことは言えないが、親としては一日に何度も事故を起こされては気が気ではない。
私が娘を見ているうちに、自転車は参加者の方や當眞さんが見てくれていた。「自転車は大丈夫です」とのこと。二度の転倒にも大きな異常のない自転車の丈夫さに助けられた。体重の軽い子供に、24インチチューブラリムで14番スポーク36本はオーバースペックだろうと思っていたが、子供の自転車は丈夫であることが大事なのかもしれない
「あと少し、がんばろうな」と娘背中をさすってやり、再出発。16:30ごろ、久留間交差点で海沿いのR28に戻ってきた。
日没が近付き、道路上には自分の影が長く伸びている。後は朝に走った平坦な道を7kmほど引き返すだけだが、向かい風で道路も渋滞気味。気温もかなり下がってきた。一団となって走るには13~14km/hで巡航するのが精一杯。これらに加えて、娘には事故のショックもあるだろう。表情が硬い。
わずか7kmが結構長く感じたが、16:55に出走地点のBikers Cafe チルコロさんに帰ってきた。
すでにロングコース班も到着済み。今年は大きなトラブルもなく、スタートが早かったこともあって、明るいうちに帰ってこれたとのこと。
途中は苦しくても、走り終わればみんな笑顔。なのだが、「頑張ったな」と声を掛けても、娘だけは表情が沈んだまま。
チルコロさんで用意されたカレーを頂き、皆で今日の走りを振り返る。暖かい部屋で食事をして、ようやく娘の表情にも明るさが戻ってきた。
とは言え、私はのんびりしていられない。暗くなる前にもう一度指輪の捜索。しばらく探してみたが、やっぱり見つからない。自力捜索を諦め、すぐ近くに淡路警察署があったので、紛失届けを出すために場を離れる旨を當眞さんに伝えたら、「僕も探してみましょう」とのこと。
私の失敗の尻拭いを當眞さんにさせるのは筋違いだし、主催者の當眞さんは他にも用事がたくさんあるはず。遠慮したのだが、私が警察に言っている間にも捜索を続けてくれていた。
警察で紛失届を出して戻る途中に携帯電話が鳴り、當眞さんから「たぶん、ありました」との連絡。戻って確認すると紛れもなく私の結婚指輪。やはり草むらにあったとのことだが、なくした本人が見つけられないものを探しだしてくれた當眞さんには感謝してもし切れない。出したばかりの紛失届を取り消しに警察に再往復することになったが、まずはひと安心。神社の度に祈願したお陰だろうか、いつかお礼参りをしなくては。
ようやく落ち着いて席についたが、そろそろ帰路の出発時間。結局じっくりとチルコロさんを拝見することもできなかったのが残念だが、これは娘が撮ったワンちゃん。娘はワンちゃんと戯れ、子供だけサービスのデザートを賞味して、復活したようだ。
渋滞に巻き込まれて20:50頃ぽたりんぐぅさんまで帰ってきた。娘は、ほぼ寝っぱなし。初めての50km超ライドに事故連発で疲れきっただろう。ちょっと心配だったので、ヨメさんに車で迎えに来てもらい、娘と簡単にばらせる娘の自転車を載せて帰ってもらった。
私は最後のひと頑張り。自走で帰宅したが、自宅近くで地車に出会った。今週末は近所でも祭りだったのだ。今日はたくさんの秋祭りに出会う一日だった。
今回の淡路島ポタリングは、私と娘ばかりがトラブルを起こしてしまい、當眞さんや参加者の方々に迷惑をかけっぱなしだった。参加者の方々に充分楽しんでもらえただろうか? それが気がかりだ。
親の勝手な都合ではあるが、娘に嫌な思い出だけが残ることも心配。これに懲りず付き合ってくれればよいのだが。
■コースマップ
■本日の走行記録(自転車)
Cyclemeterの記録 (一部記録不正確)
スタート: 2012/10/07 8:48:44
完了: 2012/10/07 17:01:57
バイクタイム: 6:56:23
停止時間: 1:09:38
距離: 55.97 km
平均スピード: 時速 8.07 km
登り: 1502 メートル
カロリー: 2368 kcal
POLAR CS200CADの記録
走行距離: 54.4 km
消費カロリー:—-kcal(心拍計不調)
計測時間:8:08:18
平均心拍数:—
最大心拍数:—
平均速度:—-km/h
平均ケイデンス: —
最大ケイデンス: —
心拍数ターゲットゾーン:130-152
ターゲットゾーン以下時間:——-
ターゲットゾーン内時間:——-
ターゲットゾーン以上時間:——-
走行時間:3:36:21
累計走行距離:5053.3km(2010年12月10日より)
■本日のフォトアルバム